白霧から現れた者たちは自らを白の民と名乗った。
文明人のようで文化を持ち集落を形成している。
対して黒霧から現れた者だが特に自らの呼び名はないらしい。
生活はというと・・世紀末?
なんか力こそ全てだとばりに暴れまわっている上に同族同士で争い食い合っている。
ミニオンは彼らのことを妖魔と呼んでいたので、私もそれに倣ってそう呼ぶことにしている。
コイツらは白の民を見ると優先的に殺りに行く。
地上を見ると、妖魔五匹が一人の白の民に襲い掛るところだった。
相手は長い銀髪を1本に編み混んだヘアースタイルの女性で青と赤に分かれた服を身にまとっている。
武装は弓を使うようで妖魔に向かい一矢放つ。
飛んだ矢は五つに分かれそれぞれが妖魔を貫き吹き飛ばしていく。
まさに瞬殺
余裕で薙ぎ払っている様子だ。
印象的だったのが戦闘中より終わってからのほうが苦しそうであったことだ。
「八意様お気をたしかにっ!」
戦った者は別の白の民に付き添われ集落へと戻っていく。
「八意永琳」
先ほど弓で戦っていた者だ。
なかなかの人物のようで基本は薬師をしているようだが、現場指揮や調査開発など何でもこなせる。
この集落で欠かせない存在になってるようだ。
また、先ほどのように白の民は皆戦いが終わると体に不調をきたすがその正体も彼女が解明している。
“穢れ”
白の民は殺生を行うと穢れが身に宿り不老でいられなくなる。
すぐに不老が解かれることはないようだが、負荷はキッチリ体にかかる仕組みらしい。
でだ
懸命な諸君の中にはなんでそんなに詳しいねんと疑問に思う方もいるのではなかろうか?
「えいりんさまー、残りの妖魔もやっつけましたー」
トテトテと聞き覚えのある声が駆け寄っていく。
「そう、ありがとうヒポくん。」
「最近は襲撃が増えて人手が足りてなかったから助かるわ」
そう言いながら頭に手を置きふんわりと撫でる。
「ボクに任せてくださいー、何処かのニト神と違って私は頼りになるですから!」
えへへーと気持ち良さそうに撫でられている我が眷属。
神族にそんな方いたかしら?と不思議そうにしていたが、手が止まり目の前の、ほめてほめてーと訴える目を見て苦笑しながら再び撫でるのだった。
事のあらましはこうだ。
最初は白の民を面白そうに見ているミニオンだったがその時に八意永琳を見つけたらしい。
この娘は他の白の民と変わっているらしく、気に入ったミニオンは何かにつけてその行動を私に報告してきた。
そして、八意永琳のいる集落が劣勢なると
「主様!神らしいことしましょうっ」
あそこに困った人がいますよー、( チラッチラッ
とか直接干渉を訴えてくるようになる。
それを拒否したところ
「このニト神様!もう知らないですーっ」
と言い捨てついに地上に降りたのだ。
そして、その勢いで集落周辺にいる妖魔を殲滅し今にいたると言うわけだ。
ただ、仲が割れたと言うわけではない。
定期的に私の様子を見に来るので通いの生活になっていると言える。
基本的にはほんといい子だ。
正直な話、ミニオンには無計画に産み出してしまった負い目もあるため、多少は目を瞑っていいかなとは思っている。
問題は大地の力が干渉してこないかなぁと不安がある点だな。
今まで、こちらからは観察だけであったため初の直接介入になる。
あれにはずいぶん世話になった。
十分私も生きたし何かあった場合は後ろだてになってやらねばな。
お付き合いありがとうございます。
東方要素がついに登場!
そしてロマサガ新作はスマホですか。
どうか、いい感じで進んでくれるといいんですがねぇ‥
では次回
*追記
別口ですが穢れについて意見有りましたので補足
小説は未読でしたが、穢れを月夜見が見つけた設定は
知っておりました。
あえて「正体を解明した」としております。
紛らわしくて申し訳ない