ミニオンが地上に降りてからは地上はめまぐるしい。
白の民の姿に変化し能力もその範囲で暴れているようだ。
地上での活動に配慮してのことだろう。
それはいい。
だがな・・
「情報が駄々洩れやないかい!」
答えられないことに答えられませんじゃ、別の質問重ねればおおよそ推測できてしまう。
案の定、永琳とやらはタイミングを少しづつ変えて聞き出していた。
ならば、いっそ曖昧に伝わるよりはマシだと情報公開の許可を出した。
結果
ミニオンの血を解析されました。
なにが、「いいですよー、ばっちり許可出てますからー」だ。
そこまで許可出した覚えはないよ。
しかも、白の民
私が人間だった頃より科学技術ありそうじゃないか・・
ある日、ミニオンは永琳と同伴で都市へ血の解析のため行くこととなった。
ミニオンは私の分身でもあるため意識を共有することができる。
今回もまた何かやらかさないかと、不安を覚えた私は意識を同調させることにした。
その目を通して見た施設は高度な技術で形成された物だった。
DNA解析とかだいぶ前に完成してるらしい。
どこまで先へ進んでるかは、もう私が理解できるレベルではないのは確かだ。
さらに、驚いたことに衛星軌道上に何かを打ち上げている様子も見えた。
神殿から地上のほぼ全域を把握してるはずなのだが、隠匿して発射していたらしい。
これでは今まで観察していた都市の情報そのものが正しかったのか疑いを持ってしまう。
また、不可解なのが私の存在がばれる前からこの行為を行っているらしい。
私への対策でないのなら、いったい何を警戒してるというのだろうか・・
■“都市“統括本部にての出来事
永琳は緊張の面持ちで目の前の人物の言葉を待つ
「永琳 こたびの件、誠に大義でありました。」
上からかけられる労いの言葉は、自身の奏上が聞き届けられたのだと安堵する。
しかし、その考えはすぐに否定される。
「ですが、これを聞き益々に計画を実行せねばならないと結論に至りました。」
と予想外な声が掛かる。
「私の説明に不足があったようで、誠に申し訳ありません」
「なにか、ご懸念がありましたでしようか?」
完全な想定外だ、永琳は慌てて真意を確認しようとする。
損などない話なのだ。
ミニオンやその主たるサルーインの助力があれば、塗炭の苦しみのような日々から脱することが出来るだろう。
だが、目の前の人物は言葉を続ける。
「我らの母は我らを見捨てたもうた。」
「ならば我らは汚れなき世を作らねばならぬ」
必死に弁解しようとするが、
悲しげな表情で永琳の言葉を遮り告げる。
「これは我らや後に続く子孫達の安寧を獲るために必要な犠牲なのです。」
あけましておめでとうございます。
更新が大分遅くなりました。
なんとかえたらず続けていきたいでなぁ。