本作のオリジナルキャラ、独自設定の作者が忘れないための資料集です。
今後も追加していく可能性あり。
・人物
本作のオリジナル主人公。十六歳。原作におけるみやこ屋の小次郎、めいじ館の聖十郎に並ぶ、禍憑との戦いを終わらせられるかもしれない三人目の人物。
性格は前向き、社交的。名前の通りのお人好し。困っている人を見たら放っておけない、自分が困ると人に助けを求める事を躊躇しないタイプ。良くも悪くも真面目であり、真面目過ぎて天然気味。
赤味がかった黒髪に、赤味がかった黒瞳。優しさだけで出来たような暖かな笑みが特徴。それ以外には特徴らしい特徴はない。女性に受ける顔立ちではないが、男らしい精悍さがある。
その優しい性格故に、老若男女好かれる愛されキャラ。炭が飛ぶように売れた質の良さもあったが、その性格のお陰でもある。
父を早くに亡くし、長男として母と共に家族を守ってきたが、禍憑の襲撃によって全てを失う。
家族を殺した禍憑に対して少なからず憎しみを持っているが、それ以上に禍憑という存在に対する哀れみと悲しみが強い。それでも禍憑を断つ事に躊躇はしない。
死に方は分からないが、生き方では決して後悔はしない。
自分と同じ思いをする者を一人でも減らすために刃を振るう。
彼の戦う理由はその二つだけ。
禍祓いという他の者にない特別な力を持っていると分かっても、そんなものは
間ヶ原家に伝わっていた舞と呼吸、更には宝剣。宿儺と禍祓い。
絡まり、複雑にもつれ合う運命の糸が見えたとしても、彼は最後までブレないだろう。
因みに非常に優れた五感と異常な回復力を持つが、禍祓いとは一切関係がない。
五感は野生の獣に匹敵するか凌駕するレベル、回復力に関しては和製ターミーネーターこと船坂軍曹並。
本作の相棒&便利キャラ枠その一。宿儺が何らかの目的と悪意を以て自らの禍魂と共に分けた二十本の指の一つ。ようは禍憑。
本来、指は自我など持たないが、人吉という禍祓いの肉体に取り込まれることで奇跡的な確率で自我を獲得。
彼の抱く怒りは自我から生まれたものではなく、宿儺に生じた赫怒。自分でも訳の分からない怒りではあるのだが、それは間違いなく世界の全てに向けられている。特に、七星剣と丙子椒林剣には憎しみすらも抱いている節が在る。
唯一の例外は人吉である。彼曰く、奴の馬鹿さ加減に呆れたからとの事。ぜったいうそだよ……。
彼が人吉と御華見衆に手を貸すのは、自我の獲得という奇跡を宿儺に消されるのが嫌だから。
禍憑である以上、禍祓いの封印から逃れる事は出来ないため、どうせこのまま消えるのであれば、唯一の“
基本、彼は人吉の身体から出る事は出来ないが、家族と町を襲った禍憑を斬って禍魂を取り込み、人吉が実を敵ではなく友として認識している事を利用して、禍祓いの封印を短い時間だけ超越できる。
とは言え、取り込んだ禍憑の量が少ないので現実世界に干渉はまだ出来ない。精々、虚像を投影するのがやっと。
当人としては人の世などどうでもよく、滅べばいいとすら考えているが、人吉が死ねば一蓮托生の間柄故に手を貸す。ぶっちゃけツンデレ。男のツンデレとか犬でも喰わねーよ!
宿儺の記憶を持ち、千五百年前に何があったのか。宿儺が如何にして生まれたのかを知る唯一の人物。でも、当分語ることはないだろう。
本作の師匠枠その一。美夜古の名字はオリジナル設定。天下百剣-乱-の主人公である小次郎の母親。原作では名前しか登場しておらず、作中開始時には故人。
本作では二度の出産が超ド級の難産であったため長時間の戦闘に耐えられない身体に、其処で運命が変わった。性格なども作中で書かれなかったのでオリジナル。
物腰柔らかで、いつもニコニコと笑っているが、ドS、剣士らしい狂気と怜悧さを秘めている。顔立ちのイメージはホリックの壱原侑子さんをもっと優しくした感じ。
小烏丸の巫剣使いであり、御華見衆最強の巫剣使いでもある。
彼女の稜威能力は『金色八咫烏』。美也比家に代々受け継がれる能力でもあり、簡単に言うと物体の超観測能力と巫剣使い+巫剣の瞬間移動が可能。
一線を退いているものの、未だに剣の腕、稜威能力ともに衰え知らず。その御蔭で息子である小太郎は原作以上に拗らせている。
かつて息子二人と不肖の弟子の三人を巫剣使いとして鍛えているが、人吉にはそれ以上に厳しく、厳しく、更に厳しく接している。小烏丸がドン引きするレベル。
と言うのも、三人以上に過酷な運命が待ち構えているのを察している故の厳しさである。あと、人吉が人並み外れて頑丈だから楽しいと言うのも理由の一つ。そういう所だぞ!
此処だけ話。
旦那である武蔵とする時は常に上。小太郎の時も小次郎の時も、あなたが種を付けるんじゃないの、あなたの種で私が孕むだけよと言い切った。アマゾネスかよ!
完全なるカカア天下であるが、夫婦仲は良好の模様。
千五百年前に都を襲った四腕の大禍憑。
禍憑の代名詞たる彼岸五将、災禍ですら凌駕しかねない力を有しており、邪悪さも禍憑としての存在意義を満たすための邪悪さではなく、宿儺という個として邪悪さであるため、比較対象にならない。
その邪悪さと強さたるや尋常ではなく、ただ力だけでも責め滅ぼせたにも関わらず、人間の呪術を模倣する賢しさを見せ、人間を言葉巧み操って互いに殺し合わせ、腹の底から笑うほど。
しかし、その邪悪さ故に禍祓いの一族が都に到着する時間を与えたこともまた事実。
初代巫剣使いと七星剣、丙子椒林剣に多大なトラウマを植え付け、その他多数の人々を絶望と恐怖のどん底に叩き落とした。
最後の決戦時、禍祓いによって封じられたと七星剣と丙子椒林剣に思われていたが、実態は違った。
力の大半を封じられながらも生き延び、自らの指を世にバラまき、自らは闇に隠れ潜み、自身の大望成就の瞬間を狙っている。
・異能
自らを餌に魔を誘い、魔を喰らい、自らもまた魔と成りて、魔を祓う者。
千五百年前、宿儺に蹂躙されるばかりであった都に突如としてやってきた一族とその長。
彼等は生来、禍魂を自らの肉体に封じる特異体質を持っていた。更に戦士としても非常に優れており、一時は都から宿儺と禍憑を追い払ったほど。
特に、当時の長の強さは凄まじく、宿儺をして化物と言わしめる、人のまま人を超えた超人であった。
宿儺との最後の戦いに際、全てが死に絶えた――かに思われたが、生き残りがおり、時代を超えて七星剣と丙子椒林剣の前に現れた。
人吉の禍祓いとしての性能は当人は自覚していないものの最高峰であり、宿儺どころか全ての禍憑を生み出す凶禍すらも封じられるもの。まるで時代に望まれて生まれたかのよう。
しかし、実、七星剣、丙子椒林剣ともにまだ語っていない秘密があるようだが……。
間ヶ原家の舞、呼吸法
間ヶ原家の家長にのみ伝えられる舞と呼吸法。
新年の初めに、この舞を剣神に捧げ、その年の厄除けを願う。
舞は半日以上にも及び、それを可能とするための呼吸法。
どちらか一方だけでは成り立たず、二つ揃って初めて意味を成す。只の舞、只の呼吸法ではなく、戦闘にも応用が可能。
これについては実も知らないようであり、禍祓いとは何の関係もないようではあるが……。
間ヶ原家の宝剣
間ヶ原家に代々伝わる宝剣。刀身には禍災覆滅の四文字が刻まれている。
刃長2尺。刀身の反りは深く、鍔元太く鋒細し。標準的な太刀。形状と刃紋から打たれたのは平安時代と思われる。
由来は分かず、刀自体、刀匠の銘もない。亡くなった人吉の祖父は、戦国時代に合戦跡から拾ってきたものではないかと言っていた。
しかし、菊華刀としての力を有している謎の刀。
こちらも実は把握していない。ただ、七星剣と丙子椒林剣は何か引っかかるものがあるようだ。