天華百剣 ー禍ー   作:HK416

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んあー、今回のイベント大天狗も小烏丸もお一ちゃんもいないから周回が長引くなぁ。
しかし、ガチャを回す訳にはいかぬ。月末の絢爛ガチャを待つのだ。静まれ、静まれオレの右腕……!

んでは、ちょっと短いけど彼女達の登場です。どぞー!



新選組だよ! 一部だけ集合!

 

 

 

 

「はぁあぁ~~~~~、今日もダメだったなぁ……」

 

 

 夕暮れの日差しの中、みやこ屋の縁側に重苦しい溜め息が響いた。

 

 鶯丸との鬼ごっこは糸口こそ見えてきているが、思った以上に身体を想像通りに操れず、服を掴む事すら出来ずにいた。

 巴との実践訓練は相変わらず顔面岩石状態。せめて巴の太刀筋を目で追う程度は出来なければ、次の段階に進めない。

 

 人吉の才能や努力が巴の基準を満たしていないのは事実であるが、それ以上に巴の要求が高すぎるのも問題だ。

 これほどの過酷な訓練を投げ出さずにいられる者が何人いるか。彼女の息子である小太郎や小次郎でも、疾うの昔に音を上げているだろう。

 

 小烏丸や鶯丸は影で巴を諌めようとしてはいたが、彼女達の言葉は右から左、暖簾に腕押しと言った具合で何の効果も上げていない。

 

 無論、巴にも言い分がある。

 ただの巫剣使いであれば、巴も此処まで過酷な訓練を課さなかっただろう。

 巫剣使いに求められるのは稜威を巫剣に供給する事、己の身を守れる事。いや、稜威の総量が多ければ後者すらも必要なくなる。

 稜威を送り込む事で巫剣は無敵の刃となる。少なくとも、最前線における巫剣使いの役割は(もっぱ)ら巫剣の強化であって、自ら刃を振るう事ではない。

 

 しかし、人吉には禍祓いという体質があった。

 後方で支援に徹するよりも、最前線で巫剣と肩を並べて戦った方が最大限最効率で彼という戦力を使用できる。

 

 何より、人吉は例え一人であろうとも禍憑と戦う選択を迷わずに下す確信があった。

 既に一度はその選択をしている。当時は無知故の蛮勇であったかもしれないが、次に機会が訪れれば人としての勇気と優しさを以て断行するだろう。

 

 それが巴にとって心配の種であり、小烏丸と鶯丸も感じているが故に強く出られない理由であった。

 

 

「なんだなんだぁ? 新入りが入ったって聞いて来てみりゃあ、随分とシケた面してやがんだな。葬式かよっ!」

 

「…………?」

 

 

 地面に視線を落とし、今日の訓練を振り返っていた人吉が顔を上げると目の前には一人の少女が立っていた。

 華美さを配し、実戦のみを意識した黒と白の戦装束。見るも鮮やかな黄金(こがね)の長髪が風に揺れている。

 男勝りな口調に見合った凛々しい顔立ちには男勝りな笑みが刻まれており、明朗快活な性格がそのまま現れているかのようだ。

 

 己の内側に沈んでいて気が付かなかったが、意識を向ければ巫剣である事が分かった。

 

 

「局長、局長ー!」

 

「マジで亡くなってるんですよっ! それもご家族全員っ!」

 

「局長、昔からそういう配慮に欠けてますよね……」

 

「お・ま・え・ら・なぁ~~~~~!」

 

(何だか面白い人達だなぁ……)

 

 

 二人から離れた位置にある葉も落ちた桜の木から顔だけを出した三人の少女達が、口々に金髪の少女に呼びかけていた。

 

 一番上の少女は赤毛のポニーテールを揺らして焦り顔。

 二番目の少女は短い黒髪に額に冷や汗を流しながら蒼い顔。

 三番目の少女は美しく白い長髪で覆われた頭を掻きながら呆れ顔。

 

 串団子のように顔を出した少女達と目の前で慌てだした少女を見比べながら、人吉は彼女達の焦りに反して呑気にしていた。

 彼に特段の怒りはない。家族の死は事実であるし、何よりも彼女達の雰囲気からして、人を笑うために来たわけでないのは察せたからだ。 

 

 

「もっと早く言えよぉ! こ、これじゃあ俺が血も涙もない鬼みてぇじゃねぇか!!」

 

「実際そんな感じですよっ!?」

 

「だから鬼神丸さんを待とうって言ったじゃないですかぁー、もぉー!」

 

「申し訳ありませんね、喪中に」

 

「いえ、そんなことは……ええっと、皆さんも巫剣の方、ですよね?」

 

「はい。僕達はめいじ館の方に所属させて貰っています」

 

「へぇ、あの……!」

 

 

 金髪の少女が長曾根虎徹、ポニーテールの少女が鬼神丸国重、黒髪の少女が加州清光。

 そして騒ぐ三人を余所に謝罪とそれぞれの説明を済ませた白髪の少女が菊一文字則宗と名乗った。

 

 人吉も人伝ではあるが噂は聞いている。めいじ館は上野にある御華見衆の支部の一つである。

 本来、巫剣と巫剣使いは一対一の関係。“鞘入れ”という契約の儀式を行った巫剣の力を引き出せるのだが、長い歴史の中では複数の巫剣と契約を行った剛の者も居る。

 大抵は一軍の将であったり、或いは歴史に名を残る大剣豪が大半であるのだが、それでも二振り三振りが良い所にも拘わらず、めいじ館に配属された新任隊長は既に十を超える巫剣と契約をしているのだとか。

 更には三ヶ月前に突如として帝都に出現した伝説級の禍憑にして彼岸五将の一角、緋墨と交戦して生き延びていると言う。

 

 自分とは比較にならない巫剣使いとしての素養と実績を前にしても、人吉は感心するだけだ。

 妬みや嫉み、対抗心もなく、素直に称賛を向けていた。彼の中ではめいじ館の隊長は、もはや筋骨隆々で聖者の如き精神を持った英雄のイメージしか浮かべられなかった。

 

 

「わ、悪かったな。そっちの事情も知らずによ」

 

「いえ、構いませんよ。初めまして、間ヶ原 人吉です。よろしくお願いします!」

 

「そう言ってくれると助かるぜ。オレはぁ……って、紹介は菊の方がしてくれてたな」

 

「はい。めいじ館の皆さんは仲が良いですねぇ。今日はどうかしたんですか?」

 

「局長がさぁ、新入りの巫剣使い見習いがいるから、みやこ屋へ湯治のついで行かないかって話になってさぁ」

 

「はぁ、そうなんですか…………って局長? 長曾根さんって、御華見衆の役職の方ですか?」

 

「いやいや、こんな人が役職持ったら下の人が大変になっちゃいますから違います。新選組だった時の名残りみたいなものですよぉ」

 

「おいおい、加州。いくら何でもそりゃ酷いだろうが」

 

「僕も同じ意見ですよ、局長」

 

「右に同じー」

 

「お前らなぁ! いくらオレでも泣くぞコンチクショウ!!」

 

 

 彼女達の仲の良さに、人吉はにこにこと笑顔を浮かべた。

 人が仲良くしている様を見るのは気持ちが良い。心が安らぐ種類の人間だ。

 長曾根に対して辛辣な態度をとってこそいるが、それは信頼の裏返し。何があったとしても自分達の絆が揺らぎはしないと誰もが確信しているからこそなのだ。

 

 今日初めてあった人吉でも分かるほどの信頼関係。見ていて不快になる筈などなく。

 

 此処まで仲の良い巫剣達は、みやこ屋において藤四郎という共通の生みの親を持つ鯰尾達姉妹くらいのもの。

 他の巫剣達も仲が悪い訳ではないのだが、それでも何処か心に壁があり、節度を守った態度を取る。新選組の巫剣達に比べると一段下がる印象だ。

 

 

「ははは…………んん? あれ? あれぇ?」

 

「どうかしましたか?」

 

 

 新選組は主に帝都の守護をめいじ館の隊長から任されていた。

 御華見衆は万年人手不足。巫剣使いともなれば更に人員は少ない。隊長は禍憑の調査や討伐支援のため、巫剣を連れたって地方の支部へと出向く場面も少なくない。

 彼女達はかつて京の都にて治安維持と禍憑討伐を経験しており、市街地や人の多い場所での集団戦法を心得ており、長曾根はかつて新選組において個性豊かな巫剣を纏め上げた実績がある。

 そうした背景から隊長不在に際して帝都の守護を担うのが新選組であり、臨時の司令塔として動くのが長曾根であった。

 

 みやこ屋とは違っためいじ館の実情に世間話を交えながら会話をしていると人吉は小首を傾げ始めた。

 

 

「あの、もしかして鬼神丸さんと加州さんと菊さんって、縮地とか使えます?」

 

「……おい、ちょっと待て。何で俺には聞かなかった?」

 

「え? 使えるんですか?! なぁんだぁ、オレの勘違いかぁ……」

 

「いや、使えねぇけど。なんか、俺だけ仲間外れにされてるみたいじゃねぇかよ」

 

「まあ、局長は僕や加州さんと同じ天然理心流ですけど、割と力押しな部分がありますから」

 

「菊、さっきからお前の言葉に棘があるんだが!? お前になんかしたっけぇ!?」

 

「嫌だなぁ、僕は大体こんな感じですよ」

 

(菊さんから微妙に怒ってる匂いと音がするぞぉ……!)

 

(この前、居酒屋で酔い潰れて迎えに越させた挙げ句、着物を汚されたの怒ってるんだろうなぁ……)

 

 

 天然理心流は剣術のみならず、居合、柔術、小具足術、棒術などが合わさった総合武術であり、剣術での戦いだけではなく実戦を強く意識した流派である。

 だが、宗家の早世によって一門の中に免許皆伝を許された者がいなくなる憂き目にもあっており、そのせいもあってか使い手の肉体的な特徴や才気が色濃く反映される。

 

 長曾根は全身の筋肉から絞り出される剛剣を。加州と菊は驚異的な柔軟さと瞬発力による迅剣を。

 唯一、鬼神丸だけが流派が違うが、縮地に通ずる技術は身に付けている。

 

 人吉自身も何故それを見抜けたのか説明せよと問われても答えられない。

 常人と達人の違いは日常の中にも現れる。多くの武術が常在戦場の心得を語るのだから当然だろう。彼女達は無意識下においても周囲を警戒した状態にある。

 筋肉の張りと尽き方、使用している筋肉が疲労している匂い、骨と筋肉の駆動音。数値化できないほどの微細な変化を自己認識すら超えて五感が捉えているのだ。

 

 鬼神丸、加州、菊の三名はそれぞれに違いがあるものの共通点があるように感じ、長曾根だけが外れている気がする。

 

 

(気の所為じゃないと思う。三人と長曾根さんの違い。それがそのまま縮地を身につけるためのヒントになってる筈なんだ)

 

 

 突然、ほんわかとした表情を厳しく引き締めた人吉に、三人は顔を見合わせ、一人の視線だけが鋭さと冷たさを帯びる。

 

 人吉は五感に集中していた。

 この数ヶ月で人吉が学んだのは、巫剣が非常に優秀な教師であること。

 何も語らずとも様々な技の足掛かりを与え、武の真髄や術理の意義を証明する体現者。

 少なくとも彼の如く逸脱した五感を有する者であれば、紛れもない事実であった。古来、武術家が動物の動きから拳法の編み出したように。

 

 困惑、当惑、疑問、狼狽、混乱、戸惑――――一際強い警戒と猜疑。

 

 膨大な量の情報に集中し、いま己が求めるものを手を伸ばす。真夜中の海に飛び込み、何かを探すような感覚。

 気が遠くなるが、何の事はない。今まで何度だって続けてきた。父の舞を学ぶ時も、五虎退の虎を探す時とやっている事自体は大差などない。

 

 そしてようやく、求めていたものに手が届く。

 

 

「あぁあああああぁぁぁ――――っっっ!!!」

 

「「「「…………っ!?」」」」

 

「そうかっ! そうなんだっ! 呼吸だっ! 呼吸が違うんだっ!」

 

「お、おい。どうしたんだよ、急に?」

 

「縮地の使える人の呼吸は似てるっ! 舞の中でも動き易くなる呼吸もあったっ! 今までは呼吸がダメだったんだっ!」

 

「ちょ、ちょちょちょ、人吉さん? 何を言って……?」

 

「それが分かれば走り込みだっ! いぃぃやっほぉぉーっ!!」

 

 

 急に声を張り上げて、飛び上がった人吉に、ビクッと身体を震わせる一同。

 今まで神妙に押し黙っていた青年が突如興奮して大声を出せば、驚くのも無理はない。

 

 しかし、人吉はそんな彼女達の様子に一切気付いていないらしく、その場から駆け出す。

 向かった先はみやこ屋の玄関であった。興奮した様子の人吉にぎょっと目を見開く客達であったが、相手が人吉であると分かると元気ねぇと笑みを浮かべる。

 

 巫剣使いの訓練を積む傍ら、みやこ屋の手伝いもしていた。

 女性客しかいないみやこ屋では男の従業員など目の敵にされるものだが、持ち前の真面目さと快活さで今やすっかり顔馴染みである。

 

 

御津(みと)さんっ! オレ、ちょっと走り込みに行ってきまーすっ!」

 

「えぇっ、この時間からっ!? ちょ、急にどうしたの!? もうすぐ夕ご飯の時間だよ?! ちょっとーっ!」

 

「まあまあ、良いじゃないの。若いんだから、そういう時もあるわよ」

 

 

 普段から客の受付や金の勘定と管理を任されている御津と呼ばれた少女は、勘定台から身を乗り出して人吉を止めようとしたものの叶わず、受付をしていた年配の御婦人に諌められてしまう始末であった。

 無論、彼女も御華見衆の一員だ。みやこ屋で従業員として働きながら、観察方として巫剣や禍憑の情報を収集している。ただ、上司からの評判は、間が抜けていて扱いづらいとの事である。

 

 砂煙を巻き上げながら玄関を飛びでると、そのまま開け放たれた門へと消えていった人吉に、置いてけぼりを喰らった四人はポカンと口を開けるばかり。

 

 

「行っちゃいましたねー……」

 

「あ、いや、戻ってきやがったぞっ!」

 

「忘れてたーっ! 皆さん、ありがとうございましたー! お礼はまた今度ーっ!!」

 

 

 出ていった時と同じ勢いで戻ってきた人吉は門と玄関の中央辺りで立ち止まると深々と頭を下げ、満面の笑みを浮かべて去っていった。

 塀の外側ではありがとうございましたー、という声が何度も響き渡り、次第に遠ざかっていく。まるで感謝の山彦だ。

 

 

「何だか、元気な人でしたねー……」

 

「いや、変な人でしょ、あれじゃあ」

 

「ハっ、まあいいじゃねぇか。悪い奴じゃねぇことだけは分かったよ」

 

 

 勢いに押されるばかりだった加州と菊は何とも言えない表情であったが、長曾根の言葉に頷いた。

 少なくとも悪人には見えなかったし、落ち着きが欲しいところではあるが、嫌いにもならなかった。

 

 四人が此処へ来たのは、人吉という巫剣使いを見定めるためであった。

 

 過去、巫剣を悪用した人物も確かに存在した。有名所では幕末における四大人斬りの一人、岡田 以蔵か。

 彼女達も直接的な面識はない。新選組が本格的に活動を開始した頃には、既に彼は土佐藩に捕縛されており、後に獄門に処されている。

 彼の傍らには肥前忠宏という巫剣の姿があり、暗殺の実行犯は彼女であると新選組は見ていた。しかし、捕縛された時には彼女の姿はなく、行方は今もなお杳として知れない。

 

 巫剣使いの素養を持つ者は御華見衆となる以前に丙子椒林剣を頂点とする観察方によって身元を調査される。

 その後、人格、経歴、評判から強大な力を持つ巫剣を悪用する人物ではないと認められた上で、ようやく巫剣使いとして一員となる。

 

 観察方の調査を信じていない訳ではなかったが、みやこ屋を拠点とする巫剣使いは有事の際には共闘する可能性が高い。

 長曾根側としても、相手の人となりを知って置かなければ共闘も何もない。最悪の場合は、致命的な不和が生まれかねない。

 背中を預けるに足る味方なのか、それとも互いに距離を保つことで互いの身を守るのか。それを決めるために今日は此処まで来たのだった。

 

 結果は御覧じろ。

 実力の程は定かではないにせよ、手を借りるにも手を貸すにも不足のない人物と認めた。

 

 

「………………」

 

 

 ただ、彼女達の中で一人だけ、もう一つ別の目的を持つ者が居た。

 三人が困惑する中で、強い警戒心と猜疑心から注意深く、それでいて周囲には悟られぬよう冷酷に人吉を射抜いていた者――鬼神丸国重であった。

 

 

(アレが禍祓いの間ヶ原 人吉、ね。副司令が言っていた要警戒人物か)

 

 

 彼女にはめいじ館所属の巫剣としての顔以外にも、もう一つの顔がある。

 それは丙子椒林剣の直属の部下であると同時に、諜報・粛清といった汚れ仕事の代行者としての顔だ。

 元々、新選組でも斎藤 一の愛刀として、共に似たような任務へとついていた。仲間ですら知らぬ、知っていたとしても知らぬふりをしている裏の顔。

 

 椒林からの指令は、要警戒人物として監視を行う事だった。

 しかし、この手の任務にしては優勢順位が酷く低く設定されていた。監視を行うのはたまさか出会った時のみ、必要以上は不要との事。

 裏切りであるのか、何らかの犯罪に加担しているのか、禍憑が化けたものなのかまでは彼女には分からなかったが、要警戒ということは椒林には何らかの確信がある筈なのだ。 

 

 

(一番考えられるのは、あの子の内側に封印されてる宿儺の指――実とか言う禍憑を警戒しているんでしょうね)

 

 

 多くの悪党を、多くの禍憑を斬り捨ててきた鬼神丸にも、人吉は悪人には見えなかった。

 もし、彼が闇の側に転ぶ可能性があるとするならば、実という禍憑が彼を唆した時しか考えられない。

 

 椒林は多くを語らなかった故に、鬼神丸はそう結論づけざるを得なかった。

 

 

(しっかし、ああいう周囲を巻き込む感じは苦手かなぁ、あたしも半分飲まれてたし。その上、あたしが警戒してるの察した上で何も言わなかった感じもあるし。善人で勘が鋭いってすっごくやり辛い。あー、もう、副司令も面倒な仕事回してくれちゃってまあ)

 

「おーい、なに呆けてんだぁ。さっさと来いよー!」

 

「あー、はいはい、ただいまー! それから局長、風呂上がりに股に手拭いスパーンってやる奴止めて下さいよね、恥ずかしい」

 

「やらねぇよ! 俺は男勝りだが、其処までおっさんじゃねぇっつーの!!」

 

「あー、前やってましたよ」

 

「僕も見ました。酔ってましたから記憶ないでしょうけど」

 

「えっ? 嘘ぉっ?! マジかっ!? いや、お前ら他人の振りすんなっ!! 本当っぽいだろっ! 止めろぉっ!!」

 

 

 差し当たって今の彼女に出来たのは、やり難い仕事に気を重くするよりも、気心の知れた仲間達と共に日々の疲れを癒やす事だけだった。

 

 

 

 

 




ほい、という訳で新選組(一部)登場&人吉縮地にまた一歩近づく&鬼神丸ちゃん仕事中、の回でした。

新選組の子達は全員めいじ館に所属。聖十郎の下で剣を振るっている設定。出てきていない和泉、大和守は後で多分登場する。自分に扱いきれるか分からないけど。

そして長曾根さんのキャラが男前キャラってよりかはイジられキャラ化していく。でもでぇじょうぶだ、カッコよく決めるところでは決めるから。

では、次回もお楽しみにー!

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