ポケットモンスターαサファイア私と君の物語
私は今カイナシティでロケ番組を収録している。
ロケをしていると町の人達が――
「おい!あっちでルチアがロケしてるぞ!」
「嘘マジか!行こうぜ!」
――コンテスト会場前に集まってきた。
だから集まって来てくれた人達に挨拶をする。
「みなさーん、こんにちは!」
ルチアちゃーん!
まだまだ駆け出しのアイドルだけど、こんなに集まってくれて嬉しいなぁ。
おっと、ロケハンをしてるのだからしっかりお仕事しないと。
「私、ルチアとチルタリスのチルルは、ここカイナシティのコンテストライブ会場に遊びに来てまーす!」
チルルー!
「じゃあ今日もさっそくいっちゃうよー!」
うぉーーーー!!
うーん…いつやってもこの掛け声恥ずかしいんだけどアイドルだからそんな事は言っていられない。
よし!
「キラキラー!くるくる~?」
くるくる~~~~っ!
ファンの人達も一緒にしてくれてる。嬉しいなぁ。
「ミラクル☆ルチアの!コンテストスカウトー!」
そう…今回のロケはスカウト。今までも何回もやってきてるけど――
キターーーーーーーー!!!
ルッチー!オレをカレシにスカウトしてくれー!
ルチアちゃーん!チルルーっ!
――あははぁ…嬉しいんだけど、中々慣れないものだなぁ…
それはともかく
「よーし!素敵なトレーナーさんをコンテストの世界に誘なっちゃうよ!」
えーっと……あ、あそこにいるのは…まだ駆け出しのトレーナーさんかな?でも…なんだか他の人とは雰囲気が違うような……これは…!
「不思議そうにこちらを見ているあなた!こんにちは!」
「俺?」
「そうあなた!コンテストはまだやった事ない?」
「うーん…名前だけは聞いた事あるけどやった事はないよ」
お、これはチャンス!
この時私はそう思っていた。
「それならよかった!」
「何が?」
私は間髪入れずに――
「ではではー今回は!こちらのトレーナーさんをスカウトしちゃいます!」
「マジか…」
「マジだよ。ピン!て来ちゃったから」
ホントに何か感じたんだと思う。今までにないくらいの何かを。
「ははっ何だそれ」
あはは~…笑われちゃった。まぁいいや…気を取り直して。
「えっと、お名前は…」
「ユーリ」
ユーリ君。カッコイイ名前♪
「皆さーん!この方のお名前はユーリ君です!よくみたらユーリ君、ジムバッジももってる強いトレーナーさんでした!」
言った後に気付いたけどホントだ。ジムバッジ2つもある。
ユーリー!
おぉ!会場の盛り上がりが一段と上がった。私の目に狂いはなかったかな?
あ、ここの事をまだ説明してなかった。
「この会場ではコンテストライブを楽しめるの!」
「誰でも参加できるって事?」
「そうだよ。是非、強さだけじゃないポケモンの新しい輝き!あなたに知ってほしいな!」
「強さだけじゃない…ポケモンの輝き…」
ユーリ君何か考えてるみたい。
「はいこれ。どうぞ!」
「これは?」
「持っていれば誰でもコンテストライブに出られるコンテストパスと、ポケモンにあげるポロックがきのみから作れちゃうポロックキット。これをあなたにあげます」
私はコンテストパスとポロックキットを渡す。
「ありがとう」
よーし!テンションも上がって来たしこれもやっちゃおー。
「ユーリ君の物語が今日始まりました!そう!タイトルをつけるなら…」
うーん…どんなのがいいかなぁ…うんやっぱりこれかな。
「突然の出会い!ミラクル☆アイドルスカウト!って感じだね!」
決めポーズもバッチリ決まった。ファンの人も喜んでくれてるみたい。ユーリ君は呆然としてるみたいだけど。
ふふっ。ちょっと可愛いなぁ。
「みんな!これからのユーリ君の活躍に期待しちゃおうね!」
このコンテストスカウト、たくさんの人と出会えて楽しい。こんなにもたくさんの人も集まってくれるから。
あ、そろそろ締めないと。
「それでは……ミラクル☆ルチアの!コンテストスカウトでしたー!ばいばーい!」
チルチルー!
やっと一段落した私はユーリ君に声を掛けてみる。
「ユーリ君。よかったらコンテスト挑戦してみてねっ!」
「あ、うん。分かった」
「昔と違ってどこの会場でも1番下のランクから受けられるから気が向いたらでいいからね。君の旅の邪魔はしたくないから」
「なるほど、昔は各会場それぞれにランク分けされてたのか」
ユーリ君理解が早い!
「そうだよ。って言っても私も実際に体験したことはないんだけど、何年か前かに変わったみたいなんだ」
「へーそうなんだ。物知りだね」
「まぁコンテストアイドルだからね」
「あ、そっかそうだよね」
あはは~。意外と天然なのかな?
「あ、旅をしてるんだったら一つ一つ会場を回ってみるのもいいかもしれないね」
「おぉーなるほど。それはいいかもな」
「興味があったらまずはシダケタウンのコンテスト会場に行ってみるといいかも。あそこの町が昔1番最初のノーマルランクコンテストが開催されてた場所だから」
「了解。寄ると思うから行ってみるよ」
「うん!是非♪」
それから私はユーリ君とコンテストの事の話をして別れた。
これが、私と彼の出会い。これから私は彼の凄さを知る事になる。
読了ありがとうございます。
空いた時間、暇な時にちょこちょこ書いて行こうと思いますのでよろしくお願いします。