「行くぞ魔王! これが最後だ……!」
「来るがいい勇者よ! 返り討ちにしてくれる!」
「はああああああああああっ!」
「ぐあああああああああっ!」
と、こんな感じで魔王を討ち果たしたのも今は昔、今現在は
「…………」
TS転生しました。
ふ、ふはははははは! なんでや?!
しかも、メスオチTS転生ってなんや?!
転生してからじゃなくて、もう既に堕ちてます。
手間が省けてソッコですよソッコ!じゃねえんだよ、あの駄肉女神!
魔王倒して、ヒロイン達とヒャッフーな人生送って、天寿を全うして、なんか見覚えのある場所に来たと思ったら、
『貴女にはもう一度転生してもらいます。拒否権はありません。メスの悦びを刻み付けられてこい』
で、これだ。ほうら、手鏡を見ればメスオチ済みの理想のエロマンガヒロインがそこに……。
畜生、マジふざけんな。俺の股間の聖剣返せよ。鞘じゃねえよ、聖剣だよ、挿されるんじゃねえよ、挿すんだよ。
畜生、畜生、何が悲しくてこんな目に合わなきゃならんのだ。
成仏させてくれてよかったじゃん。なんで現実からファンタジー行って、また現実っぽい世界に戻らにゃならんのだ。
つーか、待て。待て待て待てよ。いや、マジで待って。
今、気付いた。隣町に篠ノ之神社ってあるじゃん……
え、嘘やろ?
マジ?
やだ、この展開知ってる。前々世で、ある意味親の顔並みに見た展開だ。
いや、待て。まだ慌てる時間じゃない。そう、あの『お』から始まって『ら』で終わる平仮名四文字、漢字二文字の名字が無ければ、俺の貞操は保たれる。
クソガバ世界のクソガバ主人公の聖剣を射されずに済むんだ。
頼む。無いよね。
『織斑』
あるやん……。
いや、待て。まだだ、いくらガバリティの概念に満たされた世界でも、そこまでガバってない筈だ。
つまり、俺が例の学園を受験しなければいい。
そう、そうすれば、俺の貞操は保たれる。
そう思っていた時期もありました。
父よ母よ、何故に私はここに居るのでしょうか?
何故に受験した記憶が無くて、気付けば例の教室に居るのでしょうか?
え? 世界の強制力?
ははは、畜生。居るよイケメン。足の間に聖剣提げたイケメンが、青い顔して座ってるよ。
なんだよ畜生、イケメンじゃねえか。
本当にイケメンだな。
マジイケメン。
抱けよ。
……はっ! 今、一体何を考えた。落ち着け、俺は俺だ。そう私はただ、発情期のオークの様に激しく種付けされたいだけだ。
………もうダメかもしれない。思考にメスオチ成分が混じり始めてるよ。織斑見ただけで、俺が私になったよ。
子宮が降りてるのが分かるよ。体が孕みに来てるよ。
くそぅ、見ただけでこれなら、もし会話したり触れたりしたら……、……確実に孕む。
ていうか胎が疼く。
なんかもう、体が完全に雌になってるよ。
父よ母よ、この際誰でもいいから助けてくださいよ。
このままだと、妊娠END待ったなしだよ。あまり表情変わらないから、誰にも気付かれてないけど、ヤバイよ?
なんかこう、体が義務と責務を果たそうと、理性である俺をマウント取って殴ってきてる。
ああ! やめろ! 知り合いを見付けたからって微笑むな!
その微笑みは私に効く! 全身が媚薬漬けになったみたいになってるから!
ああ! あああ! 胎が凄い脈打ってる!
くっ、織斑家の弟は化け物か?! 存在が孕ませに来てる。百年かけて、妃の一人も孕ませられなかった、クソザコ魔王とは違う。
奴は、存在が精子だ。私という卵子を授精させる為に存在しているに違いない。
ヤバイ。子宮がエロ同人みたいな事になってる。
よし、落ち着け。まずは深呼吸からのルート確認だ。
まず、パツキンドリルがチラチラ見てるが、なに見てるんですかね?
君もまさか、私と同じか? なら、この私は容赦しない。君は後、私が先だ!
時間はある。連れ去ってパンツ脱がして勃たせて、動いて出させて授精するには余裕過ぎる。何だったら三つ子孕む勢いで激しく動作してもいいぐらいだ。
大丈夫、落ち着け私。あの駄肉女神が言うには、私は発情期のオークが、挿れただけで腎虚で昇天する程度には名器らしい。
いや、大丈夫だ。あの存在精子なら、こっちが昇天するに決まってる。きっと、エロマンガみたいなもの凄いのを出して、卵巣から孕ませられるに決まってる。
つまり、私はこれから受精卵を排卵し続ける?
なんて鬼畜だ、もっとやれ!
さあ、それでは我慢の限界だ。孕みに行こう。