無色と灰色の交奏曲   作:隠神カムイ

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Happy Birthday友希那さん!
ということでまたまたやります特別編。
特別編なのでいつもより短めですがやることは変わらないのでいつも通りの無灰ストーリーでお送りします。

前置きはさておき、僕のガルパにいるんですよ星4の雨衣装の友希那さん。
しかも初めてイベント衣装が揃ったのも雨衣装という凄さ!
そして安定のスキルマである。
これからも愛用するのでよろしくお願いします!

作者の勝手な自慢は置いといて本編始まります。


友希那誕生日特別編 ネコカフェ ノ ウタヒメ

本日は10月26日、僕達のバンドのリーダーである友希那の誕生日である。

本人を除くメンバーでその計画は密かに進められていた・・・

 

 

 

 

 

 

友希那side

今日もいつも通りの練習をこなし、ミーティングの時間となった。

今日は私の誕生日のため、燐子の時みたいにお祝いしてくれるらしい。

荷物を整理していると突然目の前が真っ暗になった。

「え、ちょっと?」

「ゴメン友希那!悪いようにはしないから!」

耳元でリサの声がした。

「り、リサ?これは一体・・・」

「と、とりあえず・・・移動するので気をつけてください!」

次は燐子の声だ。

そう言われると両腕を抱えられ、私は連行されるように連れていかれた。

 

 

 

歩き続けて5分、目隠しして歩いていると前が見えないのでかなり怖い。

「ね、ねぇリサ、私達は一体どこに向かってるの?」

「あと少しだからもう少し我慢して!」

とりあえずリサに従って歩き続けた。

歩き続けていると人の声やざわめく音が聞こえるが聞こえてきた。

どうやら商店街の辺りに来ているようだ。

するとカランと音が鳴った。

どうやらどこかの店の扉を開けたようだ。

「友希那さん着きました・・・目隠しを外すので目を閉じてもらえますか?」

燐子がそういうので従って目を閉じる。

すると目隠しが外された。

「友希那、そのまま目を閉じてて!」

リサがそう言うと周りから2人の気配が消えた。

「友希那、開けていいよ!」

許可が出たので私は目を開けた。

するとそこは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「ニャー」

「ニャーオ」

「ゴロゴロッ」

猫カフェだった。

「「「「「友希那、誕生日おめでとう!」」」」」

後ろからそう声がした。

後ろを向くとRoseliaのメンバーがいた。

「り、リサ・・・これは?」

「何って、誕生日パーティーだけど?」

「けど・・・ここって・・・」

周りに猫達がいるせいか私は声が震えていた。

「これ、奏多の提案なんだ~」

「奏多が?」

「友希那、猫好きだっただろ?それなら、誕生日ぐらい好きなものに囲まれてもいいんじゃないかなって思ってさ。」

「そ、その・・・」

「あこ達は先にここに来て準備とかさせて貰ってました!」

「湊さん、今日の主役はあなたです。思いきり楽しんでください。」

反論したいことは色々あったがそれより猫達のところへ駆け込みたいという気持ちを抑えられずにいた。

「あ、ありがとう。お言葉に甘えさせてもらうわ。」

私はみんなのことを忘れ、猫達のいるスペースへ駆け込んだ。

 

 

 

 

 

 

奏多side

練習が終わると僕とあこと紗夜は急いで猫カフェへ向かっていた。

手筈ではリサと燐子に友希那を任せ、その間に僕達で猫カフェで準備などをさせてもらうということになっている。

「宇田川さん、必要なものとかは?」

「はい!もちろん準備しています!」

「とりあえず店に入ろう!」

僕達は店に入った。

「いらっしゃいませ~ああ、九条くんか。」

「はい、マスター。今日はありがとうございます。」

「いや、君達の友達のためだろ?このぐらいお易い御用だよ。しかもその子はかなりの猫好きと聞いた。同じ猫好きとして話をしたいところだね。」

この店は最近出来た店で、友希那も来たがっていたのだがRoseliaの練習や家庭の事情で来れていなかった。

僕はお客さん第一号としてマスターに覚えられて今でもたまに来る。

「そろそろ来るみたいです!」

「わかった、急ごう!」

僕達は友希那が来る前に準備を終わらせるため各自準備を始めた

 

 

 

準備が終わった直後、リサと燐子が友希那を連れて入ってきた。

「お待たせ!」

「うん、危なかったけどなんとか間に合ったよ!」

「ありがと!それじゃあ友希那呼ぶね!」

リサが友希那に声をかけた。

友希那が目を開けると猫達が友希那を見て鳴いた。

すると友希那はあの猫を見た時のゆるい顔になった。

友希那と話している間も友希那は猫のところに行きたそうにしていた。

紗夜が猫達のところへ行くように促すと友希那はものすごいスピードで猫のところへ行った。

「・・・友希那のあんなスピード見たことないよ。」

「湊さん、運動苦手って言ってましたよね。」

「でもさっきからずっとりんりんがこの前の限定本渡した時みたいな顔してましたよね。」

「私・・・そんなにわくわくしてたんだ。」

燐子が少し恥ずかしがる。

その表情に少しドキッとしたが自分を落ち着かせて友希那のところへ向かった。

「どう?猫と過ごす誕生日は。」

「そうね・・・悪くないわ。」

友希那はクールにそう言っているが猫が頭の上に乗ったり膝の上に乗ったり周りを囲まれていたりと全身猫まみれになっていた。

「と、とりあえずマスターが話をしたいって。同じ猫好きとして。」

「・・・そう、マスターとは気が合いそうな気がするわ。」

「それにはその猫達をどうにかしないとね。」

「フフッ、そうね。」

友希那は微笑みながら返す。

「プレゼントはまた後で渡すから僕からお祝いの言葉だけ言わせて。」

 

 

 

 

 

Happy Birthday友希那

今日という日を楽しい1日にしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エピローグ

友希那の部屋にはこれまでのRoseliaの功績や出来事を飾る棚がある。

その棚の上には父から貰った銀のアクセサリーやみんなで撮った写真、修学旅行の時にみんなでやった特別ライブの時に貰ったものなどが飾られている。

その横に今日奏多に貰ったものが飾られていた。

それはRoseliaを象徴するものである青薔薇の花束だった。




友希那誕生日特別編どうだったでしょうか?

最後にもう1度言わせてもらいます


友希那さん、Happy Birthday これからもRoseliaのリーダーとして、メンバーを引っ張って最高の音楽を僕達に聴かせてください。

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