ということでHappybirthday!!!燐子!!!
この日をどれほど待ち望んだことかっ!!!
ケーキ代は法被とパーカーとアクスタに消えちゃったからこれで許してくだせぇ・・・
とりあえず前置きなんて捨てておけ!!!
本編どうぞっ!!!
本日はめでたき日だ!
私の最愛の人の生誕した日だ!!!
さて、どう祝おうどう讃えよう!!!
彼女が喜びそうなこと・・・何があるだろう!!!
・・・おっと失礼、我を失ってましたね。
皆様お久しぶりです、Kaiです。
私のことを知らない方は無窮の狭間をご覧下さい。
はてさて、本日は我が最愛の推しである白金燐子の誕生日となっております。
正直出しゃばる気はありませんでしたが時間と尺との関係で出ることになりました()
さぁ、無灰のキャラ達よ!そして読者の方々よ!この日を盛大に、そして永遠に祝うがいい!!!
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遡ること半年前。
僕は友希那に呼び出されていた。
みんなが練習に来る前、CIRCLEのいつものスタジオに僕と友希那はいた。
「呼び出しって珍しいね。何かあったの?」
「ええ、少し聞いておこうと思って。あなた、今年の燐子の誕生日はどうするつもりなの?」
僕はその質問に対して顎に手を当てて考えた。
去年はサプライズでいったので今年もサプライズでいいかもしれないけど・・・
とりあえず燐子が欲しそうなものを考えて、僕はひとつの答えを導いた。
「今年の夏に行われるNFOのリアルイベントの会場先着1万名限定特別シリアルコード付き『ファーリドラコート』イメージコートにしようかと。」
それを言うと友希那は片手で頭を抑えながらため息をついた。
「奏多・・・一応聞くけどどうやって手に入れるつもり?」
「早朝から並んで買います。」
「あのねぇ・・・そんな時間から並んで買ったことを燐子が知ったらどう思うのよ。」
「うぐっ・・・」
「別に買いに行くことを否定してるわけじゃないわ。あなただって欲しいだろうし。でも燐子はあなたの事とても気を使っているわ。この前それでお互いのこと気にしすぎて喧嘩になったじゃない。燐子に良いものを渡したいという気持ちはわかるけど、少し考えましょう。」
「ううっ・・・はい・・・」
「だから、燐子が喜ぶ『物』じゃなくて燐子が喜ぶ『もの』を探してみたらどうかしら?別に形に残るものじゃない、ひとつの思い出でも喜ぶものよ?」
「喜ぶ・・・もの・・・」
そこから悩みに悩んで今日に至る。
行くぞ九条奏多、財布の貯蔵は十分か・・・!
今日は練習がお休みの日であり、私の誕生日です。
私はこの日に奏多くんに少し出かけないか?とさそわれている。
去年みたいなNFO設定原画集完全版の特別仕様のような貴重な品ではなさそうなので少し安心した。
私は軽く準備を整えると玄関の方に向かった。
そこにはもう奏多くんがバイクと一緒に待っていた。
「奏多くん、おはよう・・・」
「おはよう燐子、誕生日おめでとう。」
「うん、ありがとう・・・今日はどこに行くの?」
「まぁ、行ってのお楽しみ?ってやつ。とりあえず乗って、こんな大切な時間を無駄にしたくない。」
そう言われると気恥しいものである。
奏多くんはたまに無意識でこうなるのが玉に瑕というかなんというか・・・
私はヘルメットを受け取ってしっかり装着し、バイクの後ろに股がった。
奏多くんの腰に手を回してしっかりつかまると、バイクを発進させた。
私はこうして奏多くんと近づけるだけでも十分幸せなのだが、これからどこに行くのだろうか・・・
燐子を連れてたどり着いた場所。
そこはいつものショッピングモールだった。
燐子の様子を見ると少し驚いた様子だった。
「燐子?どうかした?」
「ううん・・・ちょっと意外だなって・・・もっと凄いところに連れていくのかと思って・・・」
「そっちの方が良かった?」
「ううん、こっちの方が・・・私も楽できるかな・・・」
とりあえず中に入って中央広場を目指す。
中央広場にはもうほかのメンバーは来ていたようだ。
「あ、きたきた。おーい、ソーター!」
「奏多さーん!りんりーん!」
「2人とも声が大きいです。店内ではもっと静かに・・・」
「ともかく燐子、誕生日おめでとう。」
「友希那さん・・・それにみなさん・・・!」
「さて、今回燐子に対するプレゼントはね、ここにいる5人の服をコーディネートして欲しいんだ!予算上限は特になしで!」
「コーディネート・・・!それに予算上限無しって・・・」
燐子の目がキラキラ輝いている。
Roseliaの服飾を担当する燐子ならこれは食いつくと思って今回これにしたのだ。
「で、でもいいんですか・・・?予算上限無しって・・・」
「大丈夫!ここならそこまで高いのはないし、困ったらソータが出してくれるし!」
「無駄に貯金貯まってるからね〜こういう時に使わなきゃ。」
「最悪、私の独断でRoseliaの経費から下ろすわ。」
「湊さん!?」
「まー、そういう事だから!りんりん今日は楽しんでいって!」
「う、うん!ありがとう!」
ということでRoseliaメンバーのコーディネートが始まった。
まず最初にコーディネートしたのはあこ。
紫のズボンに白のロングTシャツ、その上から青いコートを羽織っている。
そしてたまたまコラボ品として見つけたのNFOウエストバックをかけている。
あこにしては少し大人っぽく見えるコーデである。
「うわぁ〜!めちゃくちゃカッコイイ!ありがとうりんりん!」
「ううん、カッコイイよあこちゃん・・・」
「燐子、ものすごい勢いで決めていったわね・・・」
「さすが白金さん、Roseliaの服飾をやって貰ってるだけのことはあります・・・」
「燐子、次アタシお願い!」
「わかりました!」
「燐子・・・めっちゃいきいきしてる・・・」
まぁ、燐子が楽しそうでなによりである。
さて・・・いくら消えるんだろ?
リサは白のファースリーブにスカート、そして帽子という組み合わせである。
いつものギャルっぽさは抑え目に、清楚な感じに仕上がった。
「おー、さすが燐子!」
「いえ・・・今井さんは・・・素材がいいので・・・とてもやりやすかったです・・・」
「次紗夜さんと友希那さんですね!」
「紗夜、先にいっていいわよ。」
「いえ、湊さんこそ。」
「こーらー、お互い譲り合ったら進まないでしょ?」
「僕ラストなのは決定済みなのね・・・」
大トリとか緊張するな・・・
すると燐子はなにも問題がないような顔をしてしれっと言った。
「安心してください・・・2人同時にやるので・・・」
「「「「「まじか。」」」」」
ということで紗夜と友希那。
紗夜は紺のジーパンにチェック柄のシャツ、その上から青のジャケットを羽織っている。
友希那は黒のシャツにロングスカート、ジージャンを上から着ている。
どっちも少し雰囲気が変わって綺麗である。
「2人ともカッコイイです!」
「2人同時って・・・燐子本気出してきてるね・・・」
「あんなりんりん、あことはじめてエンカした時、一緒にNFOやった時みたいだよ・・・」
「さて・・・ラストは・・・」
「奏多ね。」
「奏多くん、私・・・頑張るから・・・!」
「お、お手柔らかにね・・・」
燐子に任せて間違いはなさそうなのだが・・・
・・・なんだろう、ほんの少しだけ嫌な予感がする・・・
燐子にコーディネートを任せた結果、黒のTシャツにカーキ色のカーゴパンツ、深緑のロングコートにマフラーという服装に。
いつものパーカーから打って変わっての服装である。
いざコーディネートされると嬉しいものである。
これで全員分のコーディネートが完了し・・・
「まだ・・・まだやりたいことある・・・」
燐子の様子が少しおかしい。
なにか爆発前みたいに少し震えている。
「あの〜燐子?どうした?」
「私・・・奏多くんのレディース版をコーディネートしたい!」
「燐子!?」
「奏多くんってその・・・中性的な顔してるし・・・去年今井さんがやってたこと・・・私もやりたい!」
おのれリサ!去年の影響受けちゃってるじゃん!
助けを乞うため後ろを見る。
しかし、みんなほっこりとした顔つきをしながら友希那が代表して言った。
「燐子が嬉しいことをするんでしょ?」
「うぐっ・・・もう、お願いします・・・」
「メイクはアタシに任せて燐子はドーンとやりな!」
「はいっ・・・!」
Roseliaのみんなに連行されながら、僕はレディースコーナーへと押し戻されていった。
そして時間をかけてやった結果。
「・・・出来た!」
「おー、可愛いじゃんソータ!」
「普通に違和感ないですね。」
「奏多さん凄いですよこれ!」
「もうそのままでいいんじゃないかしら?」
「あは、あはは・・・」
選ばれたのは白いシャツに青のスリットスカート、黒タイツというどこかの青王の服装みたいになった。
これがベストなんだとか。
「とりあえず写真〜」
「ちょっとリサ!?」
「ふふっ・・・似合ってる・・・可愛い・・・」
「あー、あこも欲しい!」
「後でグループ送るから!」
写真争奪でてんやわんやしてる。
でも、みんな楽しそうである。
特に燐子の笑顔がすごい。
こんなに笑ってるのを見たの久々である。
「・・・まぁ、いっか。楽しいし。」
そう自分の中で決めて、僕はみんなの所に歩み寄った。
その後、それぞれの服を持って解散となった。
僕と燐子は1度バイクを自宅に戻したあと、羽沢珈琲店で一息ついていた。
「燐子、楽しかった?」
「うん・・・その・・・柄にもなくはしゃいじゃった・・・」
「確かに、あんな笑顔な燐子久々に見たかな。」
「もう・・・からかわないでよ・・・」
燐子が頬を膨らます。
他のみんなにはみせないような表情を見せる時がある。
そこがまた可愛く、キュンとくる。
気がつけば時間も遅くなる頃。
最近は夜も寒い。
早く切り上げた方がいいかもしれない。
僕と燐子は珈琲店から出るとお互いの家の道に続く分岐点まで話しながら歩いた。
そしていよいよ今日という日の燐子と別れのときである。
「今日はありがとう・・・本当に楽しかった・・・!」
「うん、また明日だね。」
「その・・・最後に一つだけお願いがあるんだけど・・・」
「ん?何?」
「少しだけ姿勢を落としてくれないかな・・・私の目線ぐらいまで・・・」
「こ、こう?」
少しだけ姿勢を落とす。
すると燐子は僕に近づくとそのまま自分の唇を僕の唇に重ね合わせた。
あまりの突然のことに頭が真っ白になる。
燐子はすぐに唇を離して2、3歩下がった。
その顔はめちゃくちゃ赤くなっていた。
「えっと・・・私にとって・・・これが一番の・・・プレゼント・・・かな・・・?」
「燐子・・・ふふっ、ならもう一度言った方がいいかな?
Happybirthday燐子、今日という日が幸せな一日でありますように。」
エピローグ
その後お互い自分の家に向かう道を1人歩いていた。
そしてお互い熱くなる顔を隠しながら帰っていたのは空を飛ぶ鳥のみぞ知る事だった。