無色と灰色の交奏曲   作:隠神カムイ

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はい、燐子イベ来ましたね。
ちょっと本気出して頑張ります。

頑張って頑張ってガチャ回して虹きた!勝った!と思ったらお花見の有紗でした・・・
そっちじゃなぁぁぁぁぁぁい!ちげーよ!ありがとー!す、好きなんかじゃないから!←これが言いたかっただけだろ!
はい、作者の嘆きはそれほどにして本編始まります。


23話 イツモドオリ ト イツモドオリジャナイ

燐子side

 

私達は重い空気のままCIRCLEに入った。

 

いつもは九条さんがスタジオの予約とかをしてくれているが今日は友希那さんがカウンターへ向かった。

 

友希那さんが帰ってくるとその手にはパンフレットのようなものがあった。

 

「友希那さん・・・それは一体?」

 

「機材の貸出のパンフレットよ。どうやら今半額のキャンペーンをやってるらしくてね。」

 

「色々な種類がありますね・・・」

 

氷川さんがそのパンフレットを覗き込んだ。

 

私もあこちゃんとのぞき込んでみるとそこには色々な種類の楽器や機材があった。

 

「うわぁ!ドラムのシンバルもいっぱいある!」

 

「電子ピアノに・・・シンセサイザーもあるんですね・・・」

 

「ギターやベースも、いろいろな種類があるみたいですね。今までずっとこのスタジオに通っていたのに知らなかったわ。」

 

スタッフさんによるとCIRCLEはライブハウス併設のスタジオなので品揃えはいいらしい。

 

そのため、定番のものから変わり種まで色々な種類の楽器がある。

 

「あこ、どれかやってみたいです!」

 

「もし借りるとしても、いつも通り練習をしてからよ。スタジオに向かいましょう。」

 

そう言って友希那さんは先にスタジオに向かった。

 

いつも先導したり盛り上げたりしてくれる2人がいないからどうしても空気が重く感じる。

 

本当に今日の練習は大丈夫だろうか。

 

 

 

 

 

いつもの機材を準備し、練習前のミーティングの時になった。

 

「奏多とリサはいないけど、いつも通り練習を始めましょうか。」

 

「「「はい!」」」

 

友希那さんに全員が返事を返すと友希那さんは少し困った顔をした。

 

「・・・何から始めようかしら。」

 

「「「え!?」」」

 

その発言に全員びっくりした。

 

「練習内容、決まっていないんですか?」

 

「いえ、やりたいことは決まっているんだけど、こういうのはいつも奏多がまとめてくれていたから・・・少し待って、考えるから。」

 

そう言って友希那さんは考え始めた。

 

確かにこういうことはいつも九条さんがまとめてくれていた。

 

やはりまとめ役がいないのが大きいかもしれない。

 

「・・・そうね、新曲のコードを決めてきたから、まずはメロディを決めたいわね。」

 

「では、それをベースに考えてみましょう。」

 

「「はい!」」

 

とりあえず練習が始まった。

 

 

 

 

 

練習開始から10分

 

友希那さんはさっきからずっとマイクの設定をいじっていて、氷川さんは自由に音を出している。

 

あこちゃんは周りの様子を見ていて、そういう私は同じフレーズばかりを練習していた。

 

やはりあの2人がいないのは本当に大きい。

 

すると今まで様子を見ていたあこちゃんが提案した。

 

「あ、あの!」

 

「・・・!なに?」

 

「せっかく集まってるんだし、一緒にメロディ考えながら演奏しませんか?なんか・・・みんなバラバラで個人練習みたいですっ!」

 

確かにこのままではここに集まっている意味がない。

 

あこちゃんの発言に私はホッとした。

 

「・・・そうね、確かにあこの言う通りだわ。全員で練習しましょうか。紗夜、どこからメロディを決めていくのがいいかしら?」

 

「そうですね・・・・・・すぐに浮かびませんね。」

 

「そう・・・あなた達、何か良い案ないかしら?」

 

私たちに話を振られ、考えているとあこちゃんが発言した。

 

「はい!じゃあ、あこ、提案があります!さっきのパンフレットの機材、借りてみませんか?」

 

あこちゃんがさっき受付カウンター前で見たパンフレットの機材の話を持ち出した。

 

「機材?何を借りたいの?」

 

「あこ、ドラムのハイハット変えてみたいです!次の新曲は、シンバルの音を長く響かせてみたいんですよ。」

 

私も使ってみたい機材があったのでお願いすることにした。

 

「私は・・・シンセサイザー・・・使って・・・みたいです。電子音・・・入れると・・・新しい音になるし・・・いいメロディも浮かぶかも・・・」

 

すると氷川さんもそれに乗るように発言した。

 

「借りるのであれば、私は新しいエフェクターを試してみたいですね。今よりもっと音を歪ませるとどうなるか確かめてみたいですけど、湊さん、どう思いますか?」

 

「悪くないわね。新曲に合わせて新しい音を模索してもいいかもしれないわ。」

 

そう言って友希那さんはさっき貰ったパンフレットを差し出した。

 

「紗夜、あこ、燐子。このリストの中から好きな機材を選んで。」

 

それを受け取ってしっかりと見てみるとシンセサイザーだけでも結構な種類があった。

 

聞いたことある名前の機材や本当にライブで使うのかといった造形のシンセサイザーもあったが私は少し有名なメーカーの機材を借りることにした。

 

「私は・・・決めました。」

 

「ん~悩むけど・・・うん、これだっ!友希那さん決まりました!」

 

「では、私はこちらにしましょう。」

 

全員の借りたい機材が決まり、友希那さんがそれをメモして私に渡してきた。

 

「燐子、受付に電話をお願いできる?電話はドアの横に備え付けてあるはずよ。」

 

「わ、私ですか!?は、はい。」

 

メモを受け取ったはいいものの、電話をかけることは人と話すことが苦手な私にとってかなり緊張することだ。

 

(電話するの・・・緊張するな・・・ドキドキしてきちゃった・・・まずは・・・大きく深呼吸して・・・)

 

私は落ち着かせるために大きく深呼吸をした。

 

するとあこちゃんが尋ねてきた。

 

「りんりん、何してるの?」

 

「あ、あこちゃん・・・私・・・電話するの・・・苦手だから・・・深呼吸して、落ち着こうと・・・思って。」

 

「そっか!りんりん、頑張って!」

 

「うん・・・!」

 

あこちゃんから激励をもらい、電話の前に立つ。

 

深呼吸して落ち着かせたもののやはり手が震える。

 

いつもこういうことは九条さんにやってもらっているため慣れないことをするのは緊張してしまう。

 

ふと私は

 

(九条さんならどうしただろう)

 

と思った。

 

あの人も話すことが苦手なのにこういう作業をしている。

 

彼の行動をよく考えてみると、確かに声は少し震えている時もあるが落ち着いてゆっくり話している。

 

とりあえず九条さんのようにゆっくり話してみることにした。受話器を手に取り耳に当てる。

 

するとすぐに受付に繋がった。

 

『はい、こちら受付です。』

 

「あっ・・・も、もしもし・・・きききき機材の・・・レンタルを・・・」

 

『はい、レンタルですね。どの機材に致しますか?』

 

私はメモに書かれた機材を声が震えながらも答えた。

 

『わかりました、すぐそちらにお持ちしますね。』

 

「は、はい・・・よろしくお願いします・・・」

 

受話器を元に戻して私は安堵の息を吐いた。

 

するとあこちゃんが後ろから話しかけてきた。

 

「りんりん、しっかり話せた?」

 

「う、うん・・・話せたよ、あこちゃん・・・すぐ・・・持ってきてくれるって。」

 

「なら、来るのを待ちましょうか。」

 

友希那さんがそう言って私達は機材を待った。

 

 

 

 

 

5分後、若いスタッフさんが機材を持ってきたのだが・・・

 

「お待たせしました、ご注文のウクレレとパーカッションです!」

 

「「「「えっ!?」」」」

 

来たのは予想外のものだった。

 

「わ、わたし・・・ドラムのハイハットと・・・シンセサイザーと・・・ギターエフェクターを・・・頼んだつもり・・・だったんですが・・・」

 

「あれ?違いました?少しお待ちください、確認してきます。」

 

スタッフさんが困った顔をして受付に戻った。

 

「この楽器だと・・・ハワイアンのメロディが出来るわね・・・」

 

「・・・やります?ハワイアン・・・」

 

「・・・やらないわ。」

 

そもそもRoseliaの雰囲気にハワイアンが会うはずがない。

 

するとさっきのスタッフさんが戻ってきた。

 

話を聞くと、どうやらその楽器は隣のスタジオの人が借りる予定だったらしいものを手違えてこちらに持ってきたらしい。

 

その機材が来るまでまた待つことになったが場の空気は変な空気になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奏多side

 

「へっくしゅん!」

 

「あれ?ソータまた風邪?」

 

「いえ、そんなことは・・・え?」

 

「ソータ、どうし・・・うわ・・・」

 

友希那や白金さん達の元を離れ、僕とリサはコンビニに来たが、店が思ってた以上にお客さんが多かった。

 

たまたまそのコンビニのセールが始まったのと、うちの学校のソフトボール部がうちの学校で他3校との合同練習があったらしく駅から花咲川高校との中間にあるこのコンビニに飲み物やパンなどを買いに来たせいでこうなっているらしい。

 

店長が一人慌ただしくレジ打ちをしていた。

 

「あ、今井さん!九条くん!ごめんよ休みの日に!」

 

「て、店長!待っててください、今準備します!ソータ行くよ!」

 

「は、はい!」

 

リサが走って店裏に向かったので僕もそれに続いた。

 

急いで制服に着替え、リサはレジ打ち、僕は商品の補充を始めた。

 

 

 

20分後

 

他校の波が収まり、何とか捌ききった僕はかなり疲れていた。

 

「いや、本当にありがとう!一時はどうなることかと思ったよ。」

 

「い、いえ・・・今回は仕方ないですし・・・」

 

「そーですよ店長!日頃の恩もありますし!」

 

リサは少々疲れてはいるっぽいがそれっぽさを感じられない。

 

リサの体力はバケモノか。

 

「とりあえずあと2時間ほどだけどよろしく頼むよ!」

 

「「はい!」」

 

人が少なくなったコンビニもまたいつあのソフトボール軍団が来るかわからないので僕とリサはレジに立った。

 

するとリサは心配そうに呟いた。

 

「友希那達、大丈夫かな・・・」

 

「友希那なら何とかなりますよ。それに氷川さんもいますし。」

 

「うーん、でもさぁ・・・」

 

「とりあえず僕達は今の仕事に専念しましょう。」

 

僕も口ではそう言っているがやはりRoseliaのみんなが心配だ。

 

僕は立場上、周りをよく見ているからわかるがあの中でリサはかなり大きな役割を担っている。

 

周りの空気を盛り上げているし、提案事も大体リサが発端だ。

 

そのリサがいないRoseliaは恐らく空気が重くなっているかもしれない。

 

宇田川さんがいるから多少は大丈夫かもしれないが、あのメンバーの中だと宇田川さんにも限界があるだろう。

 

早く戻ってあげたい気持ちを抑えながら僕はバイトに専念した。




こう考えるとリサ姉って役割でかいな・・・
リサ姉の大切さを知ったところで次回へ続きます!
次は土曜日ですが恐らく朝早くの投稿となります!
つまり明日編集と作品制作をしなければならないこと・・・
さぁ、編集を始めようか!(ぶっちゃけこれが言いたかっただけ。)
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