名付け親の零七さんありがとうございます!
ほかの方々もたくさんの意見ありがとうございます!
という訳でNFOメインの回となります。
それでは本編どうぞ!
ここは剣と魔法とロマンの世界がテーマのゲーム『Neo Fantasy Online』
数多のネットゲーマーがログインしているその世界にまた1人ログインする者がいた。
その者の名は『カナタ』、『両手剣使いのカナタ』として少し有名なプレイヤーだったが、相棒であるレアモンスター『ファーリドラ』のルナをテイムしてから『ファーテイマーのカナタ』と異名が変わり、初のファーリドラをテイムした人として有名となったプレイヤーである。
今日も仲間と共にモンスターを討伐しに行く・・・はずだったのだが・・・
「る、ルナ・・・?」
「キュ!」
ルナの御機嫌がめちゃくちゃ悪い。
撫でようとしたり好物のクッキーを上げようとしてもそっぽを向くのだ。
「・・・別にテイマーじゃなくなった訳でもないしな・・・」
ユーザーインターフェイスを見てもハッキリとテイムモンスターとして表示されている。
今までは撫でろと言わんばかりに顔を擦り寄せてきたしクッキーを与えるとほんの数秒で袋の中をカラにするほど大好きなはずなのに・・・何故今日に限ってこんなに機嫌が悪いのだ?
「でももし感情があるなら凄いよな・・・」
たかだか敵mobであるファーリドラ1匹にここまで感情をつけるとは考えにくい。
テイムモンスターは基本プレイヤーのサポート(と言っても指示通りには動きにくいのだが)やこういったたまに起こるお触りイベなどがメインなのだが僕のルナは指示は聞くしこういった『感情』のようなものがある。
「レアモンスターをテイムしたからかな・・・」
時計を見ると集合時間の5分前である。
「うわやばい!とりあえずルナ、行くよ!」
「・・・キュイッ」
ふてくされている様子を見せながらもついてくる。
ルナのことをしっかり知ることはまだ先になりそうだ。
何とか今回の集合場所『都市キャメロット』に到着する。
ここはNFOの中でもかなり大きな都市で、品物が豊富、そしてこの都市は高難易度クエストが多いせいで『ハイレベルプレイヤーの都市』とも言われている。
しかしこの都市は『NFOサーバーに最も近い都市』とも言われていてこの都市が一番早くNFOの新イベントの発表や更新の早さが他のところに比べて早いのだ。
という訳で新イベントの発表のためこの都市に来たのだ。
「あ、カナタさーん!こっちこっち!」
死霊魔術師の女の子のアバターが手を振る。
あのアバターの名前は『聖堕天使あこ姫』名前でわかる通りあこのアバターである。
「奏多くん遅かったね。やっぱりあの猫となにかしてたの?」
赤い服の魔法使いのアバターが話す。
彼女の名前は『RinRin』お馴染み燐子のアバターネームである。
「うん、ご飯食べさせたり寝床作ってたら時間遅くなった。」
「カナタさん猫の名前決めたんですか?」
燐子から事情を聞いたあこが質問してくる。
「名前・・・そうだな・・・雨降ってたし・・・うん、今決めたわ。」
「それで名前は?」
「猫の名前は『レイン』にするよ。」
自分でもなんだが相変わらずのネーミングセンスである。
レイの時といい何かのもじりや簡単な名前ばかりだ。
何故曲の名前を決める時以外はここまで酷いのか・・・
「レインかー!うん、いい名前じゃない?ね、りんりん!」
「そうだね!とってもいい名前!」
どうやら2人はそうは思わなかったようだ。
今頃レインはリビングに作った寝床でぐっすりと眠っていることだろう。
『運営よりNFO新イベントのお知らせです!』
電子声のアナウンスで都市全体に広がった。
待ちに待った新イベントの発表である。
「あ、発表始まった!」
「もうちょっと難しくてもいいのにな。」
「燐子、君に合わせるとみんなしんどいと思うけど・・・」
そう話しているとアナウンサーが本題に入った。
『さて、次のNFOのイベントですが・・・今回は古参の人から新人さんまで楽しめるイベントとなっております!それは最後のお楽しみとしてまずは新しいキャンペーンのお知らせです!』
まさか新イベントの発表と新キャンペーンの発表を同時に行うとは思わなかった。
RinRinも聖堕天使あこ姫も静かに聞いている。
『そのキャンペーンとは・・・友達紹介キャンペーン!NFOをやったことが無いリアルのお友達にNFOを紹介して一緒にクエストをクリアすると限定装備をプレゼント!』
すると画面に装備の画像とステータスが映される。
装備名は隠されているがどこかで見たことのある装備だ。
しかし今まで様々なクエストをやって来たせいでそのクエストがどのクエストか、そしてどんな使われ方をしたのか思い出せない。
しかしステータスとしては悪くない方だ。
耐久に最大魔法力にMP最大値アップなどと剣士の僕には合わないが魔法使いや死霊魔術師などにはうってつけのアイテムだ。
そして見た目がかなりカッコイイ。
これはあこ好みの装備だなと思いあこ姫を見るととても顔を輝かせていた。
しかし問題は誘える人がいるかどうかだ。
NFOユーザーは今や国内だけでもかなり多い。
僕の周りでは探すのは難しそうだ。
しかしどこか嫌な予感がするのは僕の気のせいだろうか・・・
次の日、いつも通りの練習が終わり、珍しくカフェにてくつろいでいる途中である・・・僕以外は。
メンバーのみんなはカフェにいるが僕はCIRCLEの受付でまりなさんと話していた。
内容としては次の予約日の相談であった。
いつも使っている時間はその日CIRCLEで大きなことをするらしくCIRCLEがその日中支えないので別日の相談である。
「どうする?スタジオは違うけどここならいつもの時間で行けるよ?」
「むむ・・・その日しかいい時間なさそうだな、はい、その日にします。」
「わかった、その日に予約入れとくね~」
「ありがとうございます、まりなさん!」
「気にしないで仕事だからね!」
まりなさんがその日に予約を入れる。
僕はそれを確認して外に出るとカフェでメンバーが談笑していた。
話を聞くとどうやら今日の練習の反省会のようなものをしているようだ。
「お待たせ、次の予約取れたよ。」
「ええ、いつもありがとう奏多。それと今日のあこの演奏、走りがちだったと思わない?」
それは僕も思った。
聴いていて少し走りがちだったので度々アドバイスを入れるが直してもすぐに走りがちになるのだ。
「うん、あこ今日どうしたの?」
「あ、あの・・・」
「あこ、アタシ達に話してみてよ!楽になるかもよ。」
「そうですよ。そのための私たちです。」
ということであこは僕達に昨日のNFOのキャンペーンのことを話す。
友希那はわからなさそうだったので僕が時々補足を入れた。
「・・・なるほど、そういう事ね。」
「だから・・・お願いします!」
「悪いけど断るわ。」
「私も湊さんと同意見です。ゲームとバンドは関係ないですし。」
やはり予想通りの反応だ。
しかもリサも「アタシはやってみたいけど正直パソコン操作苦手だからな・・・」と言っていた。
こうなれば奥の手を使う時が来たようだ。
「友希那、今NFOじゃあ新しいイベントで『猫大量発生!?ニャンニャンイベント』とかいうイベントやっているんだよね~現実世界にいそうな猫やそれこそゲーム限定の猫とかいっぱいいるんだけどな~」
まさか次の新イベントが猫祭りだとは思わなかった。
しかし難易度は少し高めなので面白そうだとは思ったがまさかこんな形で使うとは思わなかった。
「ね、猫・・・限定種・・・」
「あ、あと最近ネカフェがポテト大盛り半額フェアしているんだよね、ゲームしながら食べるポテトってまた格別なんだよな~」
「ぽ、ポテト・・・」
ここまで来たらおとせる。
ここで一気に畳み掛けた。
「けど今回のイベント時間短いしポテト半額も明後日までなんだけどな~」
「「行くわ!」」
ふたりが食いついた。
残すは・・・
「ゆ、友希那が来るならアタシも行く!」
「やったぁ!ありがとうリサ姉、紗夜さん、友希那さん!」
こうして新人3人がNFOにログインすることご確定した。
これは・・・ハチャメチャになる予感がした。
さて、今回レインちょっとしか出てこなかったけど。
そこは気にしないで!
という訳で次の更新日までCiao!