そもそも歌要素がNFOでは吟遊詩人しかないのが問題なんだよな・・・
てなわけでほとんど別小説なバンドリ小説をお楽しみください!
燐子side
奏多君達と別れてから3分ほどでリンダさんのいる祭儀場に到着した。
当のリンダさんは祭儀場にある部屋の前でなにか準備をしていた。
「いたーー!リンダさんっ!」
「ホントだ!やっと見つけたー!」
リンダさんの頭の上にはクエストマーカーとリンダさんの名前が浮かんであるためわかりやすい。
「それじゃあ、あこちゃん。」
「うんっ!『手紙を渡す』!」
するとクエストが進んでリンダさんとの会話が始まる。
「あなた達は・・・え?ジェイクから手紙・・・?まぁ・・・ありがとう、そうだちょっと待って。」
そう言ってリンダさんが部屋の奥に行って戻ってくると何かを渡された。
それはさっきと同じような手紙だった。
「申し訳ないのだけれど、この手紙をジェイクに渡してほしいの。私は・・・まだ帰れないから・・・よろしくね。」
そう言って私達は手紙(5人分)を受け取る。
今度はこの手紙をジェイクさんに私に行くのだ。
「次はこの手紙を村に持って帰るのね。」
「まるで伝書バトですね・・・」
氷川さんがそう言って苦笑いする。
確かに言っていることは間違ってはいない。
すると今井さんが私に質問してきた。
「にしても、こんな近くなのにどうしてジェイクさんはリンダさんに会いにこないの?」
「それには深い事情があって・・・」
すると変わりにあこちゃんが説明する。
「リンダさんはここに強いモンスターを封印するために来ているんだ!でも、ジェイクさんみたいな旅立ちの村に住んでいる人はしきたり?で、この鉱山に入っちゃいけないんだって!」
「ジェイクさんとリンダさんはこうやって何万回も手紙のやり取りをしているのに絶対に会えないんです(TДT;)」
「そっか・・・なんか切ない感じなんだね・・・」
「そんなことより、ここでの用事はこれで終わりなんでしょう?」
「はい、あとはこの手紙を持って村に戻るだけです。」
「オッケー!あとちょっとだね!」
「はい、しかし・・・九条さん達は・・・」
確かに今頃奏多君達はどうしているのだろうか・・・
「・・・ぁぁぁああ!どんだけおってくるんだこいつ!」
「ゴーレムだからしつこいんだって!」
すると聞きなれた声が聞こえてくる。
声の主は奏多君と陰村さん、そしてさっきいたここのボスモンスターのドラゴニックゴーレムだった。
「そ、奏多君に陰村さん!?」
「あ、あこ!?奏多・・・もしかして・・・」
「い、1周してきてる!?」
「な、なにやってるんですか!」
「と、とりあえず燐子、カーテンはって!その間にあこは死んだフリ!」
奏多君が的確に指示を出す。
ここで友希那さん達を死なせる訳にはいかない。
「はい!『ブラインドカーテン』!」
奏多君が頼んだカーテンこと『ブラインドカーテン』は姿を少しの間、対象のプレイヤーを消すことができる魔法だ。
しかしその時間は短く、すぐに終わってしまう。
そこで使うのはあこちゃんのスキル、『アンデットプレイ』だ。
一定時間動けなくなる代わりに敵に感知されなくなるスキルで、簡単に言うと死んだフリである。
アンデットプレイは一定範囲のターゲットをつけられていない味方に効果があるので、奏多君と陰村さんには効果がないが私達には効果がある。
2人とボスが通り過ぎるのを見届けるとスキルの効果が消えて動けるようになった。
「い、今のって・・・」
「もしかしてずっと追いかけられてるの!?」
「そ、そうみたいだね・・・」
「燐子、2人のHPだっけ?大丈夫なの?」
「大丈夫ですけどさっきよりは少し減っています・・・」
逃げている途中に奏多君の相棒のルナがバブルブレスをしているのが見えたのでボスもほんの少しではあるがダメージを受けていると思うがまだまだボスは元気なようだ。
「・・・あこちゃん、3人を頼んだよ。」
「りんりん・・・まさか・・・!」
「私、2人のところ行ってくる!」
「あ、あこも・・・」
「あこちゃんはクエストを優先させて。それにあこちゃんも行ったら3人を守る人がいなくなるよ。」
「燐子・・・」
「あ、アタシ達も・・・」
「残念ですが、今井さん達のレベルではあのモンスターにはかないません。今はあこちゃん達とクエストの方を優先してください。これはあの2人と私のお願いです。」
「・・・わかったわ。」
「み、湊さん・・・」
「これは燐子の決断よ。このゲームのことはまだ良くわからないけど・・・燐子の本気はよくわかるわ。」
「・・・うん、頼んだよりんりん!」
私はあこちゃんに3人を頼むと2人の所に向かった。
奏多side
ステージを一周し、燐子達の前を通り過ぎると今度はさっきと違って広いことろに出た。
「やっと広いところに出た!」
「うん・・・けど・・・」
広いことろに出たのはいいが周りを見回すとさっき入ってきた道以外の道が無い。
つまりここは行き止まりということだ。
そして入ってきた道にはドラゴニックゴーレムが立ちはだかっている。
「炎・・・」
「しゃあねぇ!やるしかない!」
炎が戦闘態勢をとる。
僕も愛剣を構えて戦闘の準備をする。
僕達はドラゴニックゴーレムに向かって果敢に立ち向かった。
戦闘開始から10分。
僕達の体力ゲージは半分ほどになっていた。
互いに弱点の額の宝石に届くような攻撃はないので攻撃をかわしながらチマチマと体力を削っていたがやはり体が大きいのでかわそうとしても当たってしまうことが多い。
なので今は炎が殴っている間、僕は回復し僕が攻撃している間は炎は回復するという行動をしている。
ゴーレムは打撃属性の攻撃に弱いが斬撃属性の攻撃には強い。
僕の武器は両手剣のため打撃属性の攻撃はないことは無いのだが元々が斬撃属性のため剣の耐久力の減りが激しく、耐久値が0になるとその武器は壊れてしまい、二度と使えなくなってしまう。
そして僕の愛剣の耐久値はもうレットゲージになっていた。
「炎!こっち耐久値がやばい!」
「わかった!少し下がれ!」
僕が下がって炎が前に出る。
拳闘士のジョブは近接攻撃しか攻撃方法がない代わりに拳を使って闘うので耐久というものがない。
そのため攻撃を繰り出していくのだが武器とは違って己の肉体のためどうしても武器よりダメージが少ない。
そして攻撃を受けやすいのだ。
「なにか・・・代わりの剣・・・」
僕はウィンドウを出して代わりの剣を探す。
しかしこの剣と同等の剣は僕のストレージにあったかどうか覚えていない。
すると炎が飛ばされて僕と衝突する。
ウィンドウが消えて僕も一緒に飛ばされた。
「や、やばい!」
ドラゴニックゴーレムが大きく息を吸い込む動作をする。
あれはさっきから繰り出していた岩石弾より威力の高い技の『ストーンブレス』の動作だ。
このままでは2人ともやられる。
そう思った時だった。
ドラゴニックゴーレムの顔がいきなり爆風に見舞われる。
「2人とも大丈夫ですか!」
そこに居たのは燐子だった。
「り、燐子!どうしてここに!」
「2人が心配で・・・間に合ってよかった・・・」
燐子が回復魔法を使って僕と炎の体力を回復させる。
「あ、ありがとう燐子!これでもう1回殴りに行ける!」
するとさっきから空でバブルブレスをはいてもらっていたルナが降りてきた。
「キュイーッ!」
するとウィンドウに『ルナとの絆がMAXになりました。報酬が出ます。』とでる。
テイムモンスターは連れていくと絆が溜まっていき、MAXになると報酬が貰える。
基本はインテリアとかなのだが・・・
「貰えたのは・・・な、何これ!」
ウィンドウに出ていたのは武器で両手剣。
武器名は・・・『蹂躙せし滅龍の剣(グラム・バルムンク)』、このゲームの中では最高レアに当たる武器で効果は「龍特攻」やその他「攻撃力増加」や「HP自動回復」などものすごい性能だった。
「な、なんじゃこりゃ!?」
「こんな武器・・・初めて見た・・・!」
しかし一応ドラゴンのルナからこんな龍特攻の武器をもらっていいものなのかは考えたが今は目の前の敵に集中する。
ドラゴニックゴーレムはさっきの爆風で怯んでいたがその怯みが回復し、咆哮をあげる。
「みんな・・・行くぜ!」
炎の威勢に合わせて燐子は杖を、僕はさっき手にした剣を構える。
ゴーレムとはいえドラゴンはドラゴンだ。
おそらく特攻範囲に入るだろう。
僕達3人はドラゴニックゴーレムに向かって攻撃を開始した。
龍から貰えたのはものすごい龍特攻な武器でした()
なおグラム・バルムンクの名前は伝説で邪龍を倒したジークフリートとシグルドの剣の名前から来ています(ただくっつけただけ)
ということでNFO編の終盤です!
次回もお楽しみに!