この前怪盗ハロハッピーの薫さんと夜語りの星4ミッシェルを連続で引くという神引きを起こしたのでしばらく引けなさそ()
ということで小説本編ですが今回は前の話で奏多と別れたRoselia側(主に燐子side)メインで2作別れとなります。
ということで本編どうぞ!
「・・・ごめん、行ってくる。」
彼は・・・奏多くんはそう言い残すと駅の方へ向かって走り出した。
彼が言うにはなんと実の父親が命の危機に瀕しているらしい。
私達は何も言えずにそのまま見送ることしか出来なかった。
「・・・ねぇりんりん、ここから大阪までって何時間かかるの?」
「よくわからないけど・・・たぶん・・・3時間ぐらいじゃないかな・・・?」
「前に九条さんから彼のお父さんのことを聞いたことがあります。彼に似て疲れをあまり感じないタイプで九条さん以上に責任感の強い方だったみたいです。」
「そこから考えると・・・おそらく倒れた原因は働きすぎかな・・・」
氷川さんの説明に対して今井さんの言葉はここにいる全員に刺さった。
『九条さんに似て疲れをあまり感じない』ということは『奏多くんはお父さんに似て疲れを感じず、責任感が強い』ということになる。
だから奏多くんもお父さんと同じようにいつかのタイミングで倒れるかもしれないのだ。
「奏多・・・間に合うかしら・・・」
「・・・そこはアタシ達が心配してもどうにもならない事だよ、友希那。今は奏多のためにもSMSのための練習に集中しよ?ソータもすぐに帰ってくるって言ってたしさ。」
「そ、そうですよ!奏多さんが帰ってきた時にあこ達が元気なかったら奏多さんも元気でないですよ!」
「そうですね、私達は私達のできることをしましょう。」
「・・・そうね、明日も練習があるし今日はここでかいさんしま・・・」
すると全員の携帯から通知音が鳴った。
送り主は奏多くんだ。
「そ、ソータから!?一体何が・・・」
「もしかして何かあったのでは・・・!」
全員が息を飲んで携帯を見る。
そこには
『いきなりとび出たので言い忘れました。
どなたかうちのレインの世話をお願いします。
家の鍵に関しては燐子が預かっているので、世話のできる方は燐子に鍵を借りてください。
よろしくお願いします。
九条奏多』
と、書かれていた。
「なんだ・・・驚かさないでくださいよ・・・」
「っていうかりんりん奏多さんの家の鍵預かってたの!?」
「う、うん・・・もしも何かあった時にって・・・」
お正月のあの日の帰りにそう言われて奏多くんから預かっていたのだ。
まさかこんなすぐ使うとは思わなかった。
「ソータの家の猫の世話か・・・」
「猫の世話なら私がやるわ。昔買っていた時の道具は残っていると思うし。」
友希那さんがそう言った。
確かそんなことを前に言っていたっけ。
「リサ、出来ればついてきてくれないかしら?奏多の家から猫用の物を色々持っていきたいのよ。」
「わかった!」
「友希那さん・・・これを・・・」
私は鞄の中から奏多くんから預かった鍵を渡す。
本当は私の家で世話をしてあげたいのだが私の部屋にはなんせパソコン機材一式だのグランドピアノだのあるので猫を飼うには向いてない。
ここは諦めるしかなさそうだ。
「それじゃあアタシ達はレインちゃんを迎えに行くから!また明日!」
友希那さんと今井さんが奏多くんの家の方向に向かって行った。
なので残った3人で帰ることにした。
「そういえば紗夜さんNFOにたまにログインしてますよね?」
「・・・っ!何故そのことを!?」
「フレンド登録をしていたら・・・いつログインしたのか、プレイヤーレベルはいくらなのかなどを見ることが出来るんです・・・」
「紗夜さん少しの間に結構レベル上がってましたけど結構やりこんできてますね!」
「・・・別に、息抜き程度でやるだけよ。」
息抜き程度であれほど上がるわけないのだが、そこはあえて言わないでおいた。
代わりに別のことを言ってみた。
「なら・・・今度一緒にクエスト・・・行ってみませんか?・・・今井さんみたいに・・・何かを作るってことは・・・できませんが・・・」
「いいねりんりん!紗夜さんやりましょうよ!」
「そうですね・・・考えておきます・・・」
氷川さんが少し真面目な顔をする。
もしかしたら行けるかもしれない。
「そうですか・・・行く気になったら言ってください・・・氷川さんと・・・私と・・・あこちゃんと・・・そして奏多くんとでやりましょう・・・」
(氷川さんだけではなく友希那さんや今井さんともまたNFOが出来ればいいな)
あの日のことは忘れることは出来ない。
また、あんなふうにめいっぱい笑ってみんなで何かを出来たらいいのに・・・私はそう思った。
今回めちゃくちゃ短いですがここまでです。
次回はいつもより多く書こうと思ってますのでお楽しみに!