なんだよ、そんなに私をキラキラドキドキさせたいのかッ!!!(Poppin’Party累計10人目)
しかもなんでかすありがそれぞれ3人ずつ揃ってるんだよっ!
香澄はクール、有咲はパワフルで全タイプ揃っちまうじゃん!
まあ、そんなこと置いといてこの章で無灰第1部「高校二年生編」ラストとなります!
この章終われば2章の「高校三年生編」やる予定です。
多分ネタの原案制作のため、この章終了後お休みをもらう予定ですが、それまでお付き合いしてもらえると幸いです!
では本編どぞ!
91話 オニイサマ
Roselia分裂危機からはや数日が過ぎた。
2月も中間を過ぎ、冬の寒さが緩み暖かくなってきた。
そして僕達学生には、この時期ある行事がある。
そう・・・学年末テストである。
本来テストというのは日頃から勉強しておけば、なんとかなる(?)ものなのである。
Roseliaも本職は学生なため練習時間を少しばかり減らし、勉強の時間にあてている。
練習が終わり、Roseliaみんなで仲良く勉強会・・・のはずだったのだが・・・
「これより、『Roselia強制勉強会』を始めます!」
どうしてこうなった・・・・・・!
原因は数日前へと遡る・・・
「そろそろ学年末テストが始まる。2年生の勉学の集大成でもあり、追試、留年がかかった最後のテストだ。みんな頑張るようにな。それではこれでホームルームを終わる。解散!」
期末テスト開始の1週間前の前日となったこの日、テストの範囲と提出課題一覧を配られた僕は軽く目を通したあと、練習のため学校を出る準備をしていた。
燐子は何やら最近学校でやることがあるらしく、遅れてくるのが増えてきている。
この前気になって尋ねたのだが、「えっと・・・その・・・あはは・・・」と誤魔化された。
正直追求しようか迷ったのだが、変に追求して困らせたくないので辞めた。
なので今日は紗夜と一緒にCIRCLEへ向かうことにした。
「紗夜〜そろそろ行こ〜」
「わかりました、私も準備を終えましたので行きましょう。」
ここまではいつも通りだった。
しかし、今回のあれの原因となったのはこの後からだった・・・
それは道中に話しているときだった。
「そういえば前々から気になっていたんですが・・・九条さんって成績の方はどうなのですか?」
「うっ・・・!!」
何気ない一言が、無色の少年を傷つけた。
「どうなのです?」
「はい・・・実は・・・」
僕はこれまでの成績を素直に話した。
こういう反応をしている時点で察しているとは思うが、僕は勉強が苦手である。
というか、得意教科と苦手教科の点差がヤバすぎるのだ。
得意教科は余裕で75点以上をキープ出来ている。
しかし、苦手教科はとことん苦手で多分平均すると45点あるかないかぐらいの危うい点数である。
赤点の教科も少なくなく、留年はないにしても追試がやばいかもしれない点数だ。
点数を伝えるうちにみるみる紗夜の表情が変わっていくのが見えた。
「・・・以上が僕の成績です・・・はい・・・」
「まさかそこまでとは・・・これは、1度徹底的に勉強会をした方が良さそうですね。」
「で、でもさ!勉強って本人がやる気を出さなきゃ身につかないって昔テレビで見たような・・・」
「でもやらないよりはマシですね。」
「ぐふっ・・・」
ド正論を言われて何も言い返せない。
すると紗夜はさらに話した。
「白金さんは大丈夫として・・・ほかの皆さんは大丈夫なんでしょうか。今井さんや宇田川さんは点数が少し低いイメージがありますが・・・」
確かにそんなイメージはある。
あこは今中学生だが、羽丘は内部進学ができるのでおそらく進学の面は大丈夫だろう。
けど進学出来てもそのあとの勉強が危うそうだ。
「とりあえず今日の練習の前に1度全員の成績を調べた方が良いですね。あなた以外に勉強させなければならない人もいそうですし。」
「は、はい・・・」
CIRCLEに足を進めるにつれ、僕の気は落ちる一方だった。
CIRCLEに着き、全員が揃った瞬間紗夜は全員の成績を聞き始めた。
紗夜、燐子、そして以外にもリサは成績がよく、全然大丈夫だった。
しかし、問題となったのは僕、あこ、そして友希那だ。
あこは悪い話想像通りだったが、友希那は予想外だった。
というか僕より酷い。
僕は得意教科は点が取れるため、ある程度のカバーは効く。
しかし友希那は、全体的に低いというやばいラインギリギリの所にいるのだ。
羽丘と花咲川では授業の進み具合も違う。
しかし、なんの偶然か今回のテスト範囲は羽丘も花咲川も似たような内容が出ることがわかった。
すると紗夜はみんなを座らせる(なお僕、あこ、友希那は正座である)と、話し出した。
「・・・ということで全員の成績を聞きましたが、そこの正座している3人の成績が危ういです。」
「はい・・・」
「ううっ・・・」
「・・・なんで私達、正座させられているのかしら・・・」
「・・・コホン、ということで次の練習の後、3人には強制的に勉強をしてもらいます。もちろん、私たち3人の監視の元に。」
・・・マジデスカ?
紗夜の考えに正座組は驚いた。
確かに成績は悪い、でも強制的にってキツくないです?
「まぁ〜こればかりはアタシも甘やかせれないかな〜・・・さすがに成績が危ういのはキツいしね〜」
「わ、わからない所があれば・・・教えますので・・・」
「ということで覚悟していてください。あ、1番成績が危うい湊さんは、私と個人授業を受けてもらいますので。」
「ううっ・・・」
「はい、わかりました・・・」
「・・・なぜ私だけ個人授業なのかしら・・・」
・・・てなことがあって、今に至るわけである。
場所は図書館、紗夜と友希那だけは別の机で個人授業中である。
あこと僕はそれぞれリサと燐子にわからない所を教えて貰っている。
僕は国語系が苦手なので、この中で1番国語の成績が良い(というか国語だけなら校内トップクラス)の燐子に教えて貰い、あこは「中学の範囲ならアタシひとりで何とかなる!」ということでリサに付きっきりで教えて貰っている。
国語の中でも僕は古典だけ本当に無理なのである。
基礎から全くわからないせいか、どう足掻いても理解することが出来ないのだ。
「そこは、原文だけで覚えるより・・・現代語訳と重ねて覚えた方が・・・」
「なるほど・・・」
燐子の説明はめちゃくちゃわかりやすい。
授業ではちんぷんかんぷんな所も燐子なりに噛み砕いて教えてくれるので、理解はしやすい。
でも、いざ問題を解けるかと言われたら多分解くことが出来ない気がする。
しかし、どうにか頑張らなければ・・・っ!
強制勉強会一日目が終了した。
結論からいえば、少し理解した程度だった。
燐子には、悪いけど覚えられる気がしないのだ・・・
「ごめんね燐子・・・全然理解が追いつかなくて・・・」
「うん・・・苦手教科って覚えるのしんどいと思うから・・・ゆっくり覚えていこ・・・」
「ううっ・・・」
燐子の期待には応えたい。
でも答えられる気がしない・・・
そして荷物をまとめてみんなで帰る途中にあった出来事が、2年生最期の波乱になるとは思わなかった。
それぞれの帰り道の道中にみんなは必ず僕の家の前を通る。
そこでいつも解散するのだ。
「あれ、奏多さんの家の前、誰か立ってますよ?」
あこにそう言われて家の方を見ると、確かに珍しく家の前に誰か立っていた。
見た感じあこぐらいの年齢の女の子だ。
けど・・・どこかで見たことあるような・・・
「・・・え、あ!もしかして・・・!」
そう言うと女の子は声に気づいたのかこちらを振り向く。
そして僕の顔を見るなり顔を輝かせてこちらに走ってきた。
「・・・お、お、お兄様ぁ!」
走った勢いそのままに、女の子は僕の首めがけて飛びついてきた。
女の子がそのまま抱きついてきて、僕はその衝撃を受け止めきれず、倒れてしまった。
「「「「「お、お兄様!?」」」」」
この子のことを知らないみんなが驚く。
まぁ、無理もない。
「お兄様ぁ〜キリは会いたかったです〜!」
「久しぶりだね、キリちゃん。あ、みんな紹介するよ。この子は
「はじめまして、九条桐花です!キリって呼んでください!」
するとみんなの表情が固まっていた。
「あれ・・・みなさん?」
「し、し、シゲさん結婚してたの!?」
どうやらみんなの驚くところはそこだったみたいだった。
次回、『セイトカイ』