『恐山映』
個性:記憶投影
出身校:凝山中学校
誕生日:1月12日
身長:183cm
血液型:AB型
好きなもの:映画鑑賞(主な作品はホラーものだが、『ショーシャンクの空に』『レオン』などの古い名作も見ている。あとビデオ作品が多い)温かい蕎麦
嫌いなもの:性的な目線、両親に似た人物
・人物像
言動はサディスティックそのもの。初対面の相手に対して『どうしてどうして!』と全力で古傷をえぐる。相手の動揺する様を楽しみつつ、その人の本質を冷やかに見つめている。精神科医はそれを過去の虐待から他人に恐怖しており、相手の本性を引き出そうとする自衛行動と診断している。
奇抜な行動や気に入った相手には積極的に接するとか妙な行動力があるが、実は内向的で、そうではない者(記者)に絡まれると軽い鬱状態になる。投影したホラー映画の殺人者を心の拠り所にする一方で、嫌われたり失望されるのを常に恐れており、そうならないように日々努力している。
完全記憶能力に加えて高い知性があり、勉学では突飛した優秀な成績を残していたが、性格に問題があると見られ学校から推薦をもらえなかった。見たものをそのままに描くことも可能で、今まで読んだ本の内容を正確に音読できる。
ホラー映画に並々ならぬ執着があり、その登場人物やその役者に対し崇敬の念を抱いている。当然、それを馬鹿にする人間を許さず、強い殺意から即座に行動に出ることもある。
殺人者側に限らず、それと対峙する主役を物語を構成する重要なものだと考えて彼らも溺愛している。(死霊のはらわたのアッシュ・ウィリアムズなど)原作ファンに媚びただけの映画はあまり好まず、近年のアニメやゲームを原作とした作品はあまり好まない。
ビデオの回る音に趣を感じており、お気に入りはビデオ作品が多めで、一番はもちろん『13日の金曜日』。両親がレンタルビデオ店を経営していたことが関係するのか、おすすめと書かれてるものに弱く、ホラー以外の作品を手にとってしまうこともある。
オールマイトに依存したのはいずれ敵対するであろう人物の観察目的が大きいが、優しい親を知らなかったことで彼の底抜けた善意に影響されたのもある。物語のためにヒーローの象徴であるオールマイトを重要視しており、オールマイトの排除を計画するオール・フォー・ワンと何度か衝突した。
キラーに次いでオールマイトは大切に思われているが、キラー側が強く望むのならオールマイトの殺害も簡単に行う。そうならないのは深層心理内にあるオールマイトへの思いが歯止めとなって投影物に影響を与えているからである。キラーたちは彼女をどううまく唆そうか虎視眈々と狙っている。
普段からだらしがない格好しているが、実は八百万を超える体の美少女。おしゃれをしないのは性的な男の視線を避けるためであり、体のラインが分からないダボダボの服を着ている。分かりやすく例えるならHORROR美少女ジェイソン・ボーヒーズである。
・記憶投影
名前の通り記憶に存在するあらゆる物、生物、現象までをも現実に投影できる個性。八百万の個性の上位互換であり、彼女の場合は目が映写機のように光り投影する。同時に投影できるものには数に際限がなく、それこそ無限に出すことも可能。睡眠時はフレディの能力で夢の中から投影している。
元々正確な記憶や投影物に対する深い知識が必要だったが、それを凌駕する異常なまでの執着と妄信が高い再現度を引き出している。個性コピー系の人が使っても出来損ないの物が二、三できるだけだろう。そういう意味では本当に宝の持ち腐れの力になる。
投影する方法も様々あり、能力や人格だけを自分や他者に投影し、複数重ねがけすることも可能。ちなみに彼女は常にジェイソンの筋力を自分に投影しています。文字通り一心同体している。
・ホラー映画
個性の登場により今まで科学で証明できなかった超能力、心霊現象など超常的ものが解明され始め、ホラー映画業界は一気に落ち目となった。何の力もない人間が、能力や精神的に超越した存在に淘汰される恐怖の構図が破壊されたことも大きい。個性社会になった近年では登場人物はどれも個性を持っており、どうしてもバトル物の路線に走り始める傾向のB級じみたものが量産される。人々を恐怖し続けた作品は見る影もなく、レンタルDVDショップの端に追いやられているのが現状である。
《試験会場にて》
「うおー!キャッチ!!」
「うわ!き、君は!?」
「あ、私?私の名前は恐山映!好きなものはホラー映画と温かい蕎麦!どこかの一匹オオカミと違って冷たい蕎麦じゃないのが味噌ね!」
「一匹狼って何!?て、いうかこの高さまで一気に飛んで着たの!?」
「ねー!君って見た目は地味っていうか、完全にもずく並みな底辺の地味さだけどすごいね!まるでオールマイトみたいだったよ!私も増強系の個性だからなんかシンパシー感じる!L○NEの番号交換しない?」
「無視!?」