(こ、ここは……何処?私は一体……)
周囲には物一つない暗く狭い空間の中で紅はどうして自分がこんな所に居るのか分からずにいた。
(確か……私は、演習場の森の中で……担当するあの子達を……)
何故かハッキリとしない頭を押さえながら紅は自分が今まで何をしていたか思い出そうとする。
しかし、背後から突如現れた二本の腕により紅は思索を中断する事を余儀なくされた。
『へっへっへ、よう姉ちゃん。こんな所で何してるんだよ』
(う、嘘!?この私がこんな簡単に背後を!?え?か、体が……体が動かない!?)
突然現れた男に抵抗しようと腕に力を入れても指一本動かせず、紅は男のなすがままにその豊満な乳房を揉みしだかれてしまう。
『エロい身体しやがって…まるで男に弄ばれる為に生まれてきた様な女だな』
紅が抵抗出来ない事をいい事に男は紅の上着を剥ぎ取り、鎖帷子を切り裂いて乳房を露わにする。
(そ、そうか!!これは幻術!!だったら……)
紅は目を閉じ、幻術を解く為に自らのチャクラの流れを止めようとする。しかし、男はそうはさせぬとばかりに再び紅の乳房に手を伸ばして綺麗な桜色をした先端を摘んだ。
(あうっ!!う、嘘……今、確かに乳首を摘ままれた感覚が……)
もしこれが本当に幻術であるならばここまでリアルな感覚を感じる訳がない。
幻術のエキスパートであるが故に生じてしまった疑問であったが、それは致命的といっても良い隙を生み出してしまった瞬間でもあった。
『幻術だと思ったか?残念ながらここは現実だぞ。良く思い出してみろよ。忘れたのか?お前は俺達に捕まって尋問されてる真っ最中なんだよ』
すると紅の目の前にもう一人。顔は面を被っているので分からないがそれ以外は何一つ身につけていないので、否が応でも男と認識出来てしまう相手が現れ、背後で胸を揉んでくる相手と同様に紅の体を蹂躙する。
(い、嫌っ!!くうっ!!こ、これは……この感覚は確かに……はぁんっ!!)
紅は目の前の面の男から与えられた感覚が恋人……と言うにはまだ心許無い相手である猿飛アスマと一度だけ、酒に酔った勢いで行なった行為と同様の感覚であった事に戦慄を覚えた。
唯一違う所と言えば下半身に伝わってくるその大きさの違いであるが、それを補って尚アスマとは比べ物にならない快楽を与えられた紅は、自分が木の葉隠れの上忍である事を忘れて一人の只の女に戻ってしまいそうになった。
(う、嘘よっ!!わ、私がこんなっ……んぅ!!これは幻術?それとも現実なの?)
二人目の男が急に現れた状況からいって幻術に掛かってる事は間違いない。だが紅は二人の……いや、何時の間にか更に増えている男達から与えられる快楽に抗う事が出来ず、いつしか幻術を解こうとする事よりもその快楽に流されてしまわない様に耐え忍ぶ事を選んでしまうのだった。
「ぅあっあっあんっ!!や、やめっ!!んぐっ!!んぅ……ふぐっ……むうっ!!」
「ほらほら紅先生。どうしたんですか?早く幻術を解かないと何時までもこのままですよ」
演習場の森の中で、俺は最後の気力を振り絞って発動させた影分身の術を使い、紅が見ている幻と同じシチュエーション通りの事を現実でも行っていた。
紅が幻術の中で感じていた感覚は現実でも実際に与えられている物であり、俺は現実で起きている事が幻術とリンクされれば紅といえど混乱して幻術を認識出来ないのではないかと考えた。
その結果は見事に成功であり、サクラ達の封印術のアシストが有るおかげとは言え現に紅は俺の掛けた幻術を解くことは出来ず、幻と現実の両方でその大人の色気に満ちた体を蹂躙されていた。
「ね、ねえサスケ君……流石にそろそろ限界かも……」
「わ、私も……もう術を……維持出来ない……」
その声に視線を向けると、やはり初歩的な基本封印術とはいえアカデミー卒業したての下忍には長時間維持し続けるのは困難らしく、サクラとヒナタは息を絶え絶えにしながら限界を伝えてきた。
「そうか、済まなかったな。このお詫びは今夜たっぷりしてやるからもう一踏ん張り頑張れるか?」
その言葉に奮起したのか、もう限界と言ってた割りに更に封印術の力を強め、俺は影分身と共に紅の服装を元通りに整えると、最後の仕上げとばかりに虚ろになった紅の目を見据えて写輪眼で幻術の上書きを行った。
『おらおら!!もっとしっかり動きやがれ!!』
『休んでる暇なんかねえぞ!!今度は俺の番だ、口をさっさと開けろ!!』
未だサスケの幻術に囚われ続ける紅は、自らの前後と咥内を蹂躙する男達の存在感に既に意思とは関係なく身体が勝手に快楽を求め、それに引きずられる様に徐々に精神も征服されつつあった。
しかし、それでもあと一歩踏み止まっていられるのは上忍としての矜持と猿飛アスマへの思いであった。
(悔しいけど……この幻術に私は諍えない……でも、せめて心だけは……)
『なんだ紅もう諦めたのか?やっぱりお前に上忍なんて務まる訳無かったって事だな』
その声に驚嘆する紅の目に映ったのは今まで被っていた面を外し、その代わりに煙草をくわえて自らの身体を蹂躙する猿飛アスマの顔であった。
(あ、アスマ!?ど、どうしてっ、ぐぅ!!こ、これは……さっきとは違って全然……)
面の男が素顔を見せた途端、今まで紅に与えられていた快楽とは一転して苦痛が全身を襲い、何より激しい嫌悪感が紅の頭に掛け回った。
『ん?どうした紅。さっきまであんなに喘いでたのに俺の顔見た途端にこれか?』
するとアスマは激しく体を揺さぶり始めるが与えられるのは苦痛のみであり、紅は先程までの快楽を与えてくれない目の前の男に次第に苛立ちと不快感を増していった。
(な、なんて強引なの!!独り善がりに動くだけで私の事を全然っ!!)
『紅、お前の価値は俺を満足させる事だけなんだよ。分かったらさっさと……』
その瞬間アスマの首が斬り落とされ、あっけにとられる紅を一人の男が優しく抱きあげた。
(だ、誰?見た目から言って私より年下の筈なのに凄く安心出来る……)
顔は暗くて良く見えないが紅を抱くその手から伝わる温もりと、何よりその瞳に心を奪われた紅は自らその男に跨りアスマから与えられた不快感を取り払って貰おうと激しくその裸体を上下させるのだった。
「……はっ!!こ、ここは……私は一体何を……」
「目が覚めましたか紅先生?幻術勝負は俺の勝ちって事で良いですか?」
ようやく幻術から解放された紅にそう宣言すると、暫く呆けていた様子であったが先程までの光景を思い出したのか、俺が目の前に居るのも忘れて自らの服の乱れを確認し始めた。
(やっぱり……と言う事は、私は幻術の中でも現実でもこの身体を……)
「どうしましたか紅先生?サクラとヒナタだったら疲れたのかあそこで寝て……」
すると俺が言い終わるのも待たず、紅は鬼気迫る顔をして俺を押し倒して馬乗りになると、その手に持った苦無を俺に向けて怒気を含んだ声で俺に詰め寄ってきた。
「な、何するんですか紅先生。みっともないですよ。いくら自慢の幻術で負けたからってこんな八つ当たりじみた事しちゃ」
「黙りなさい!!あ、貴方よくも私にあんな事っ!!」
怒りに満ちた紅の顔を見て俺は最後の刷り込みが失敗したのかと内心死ぬほど焦ったが、それを表情に出してしまえば確実にこの場で殺されてしまうと思い何がなんだか分からない風を装う事にした。
「あ、あんな事?一体どんな事なんですか?」
「惚けても無駄よ!!服は元通りにした様だけど、この身体に残った感覚は間違いないわ!!アナタ、私を幻術に掛けてそれで……」
そこまで言った所で紅は押し黙ってしまい、訝しんだ俺は何とか逃げ出そうと体を動かすとそれに反応して紅も体をビクつかせて微かに喘ぎ声を上げる。
(これは……そうか。身体が覚えてるなら確かにこの状況は紅にとって……)
どうせこのままでは紅に殺されてしまう。それなら一か八かの可能性に賭けようと思い、馬乗りになっている事で丁度紅の下半身が触れている俺の部分を再び固くさせ、その感触に驚いた表情をした紅の乳房を下から鷲掴みにする。
「あああっ!!あ、貴方この状況で何をっ!!ひゃうっ!!」
「何って言われましても紅先生から言いましたよね?私にあんな事してって。正直言ってもう限界だったんですけど先生が答えを知りたいようですし、今度は意識がはっきりした現実で何をしてたか教えてあげますよ」
そう言いながら俺は先程は幻術に影響が有るかもしれないと思い封印していた柔拳の技術を使い、チャクラを五指に集めた状態で紅の胸を攻め立てた。
「や、やめなさっ!!ひあっ!?な、何よこれっ!?凄く、気持ちいぃ」
思わず発してしまったその言葉を聞き逃さず、俺は紅が幻術世界の俺にしてきた事をする様になるまで紅の調教を続けるのだった。
「う~ん……サスケく~ん、そんな所触っちゃ駄目ぇ~」
「サスケ君…私、影分身と一緒よりサスケ君一人の方が……」
紅が上忍の意地でサスケより先に参らない様に激しく体を揺らしていた頃、すっかり暗くなった森の中でサクラとヒナタはそれぞれの夢の中でサスケを相手にして身悶えていた。
「あ、あの子達もまだまだね。あんっ、忍者が熟睡して隙だれけ……はぅ!!」
「く、紅先生も人の事言えない様にしてあげますよ。」
(い、何時になったら終わるんだ?流石上忍、凄い体力だ)
サスケと紅の勝負の結果は限界を超えに超えたサスケの失神で幕を閉じ、紅は辛くも幻術勝負の負けを取り戻したのであった。
紅があっさり堕ちてしまったかもしれませんが、そこはご都合主義という事でご了承下さい。