そんな思い付きが元になってます。
ちなみに
一槍とは初代ガングニール装者:天羽奏
二槍は2代目ガングニール装者:立花響
となっております。
「これでラスト!……そっちはどうだ、二槍」
「こっちもこれで終わった」
「なら、さっさと行くぞ。ダンナに見つかったら厄介だ……って、言った側からか」
「『口は災いのもと』って諺知ってる、一槍?」
いつも通りノイズを片付け、去ろうとする二人の前に一台の車が止まり、中から屈強な男性と真面目を形にしたような男性が降りると二人は何時でも動ける様に感覚を研ぎ澄ませた。
「またアンタ達か」
「あぁ。また俺達だ」
「お久しぶりですね、奏さん」
「アタシとしてはもうしばらくは会いたくなかったけどね」
「連れないことを言うな奏。何度も聞いたと思うが改めて言おう。戻ってこい奏。そして、ウチに来ないか響くん」
「そいつは聞けない用件だ、弦十郎のダンナ」
「私に居場所は必要ない。用が終わったならさっさと消えて」
弦十郎の誘いを何時もの様に一蹴すると二人は振り替向く事なくその場を後にした。
「聞いていたんだろ、人形」
「あら、気づいてたの」
「で、何の用」
「あら、拳の方は物騒ね。マスターから二人にお話があるから連れてこいって、お使い頼まれてね」
「なるほどな。どうする二槍?」
「行く宛も無いんだし丁度良い」
「てなわけだ。ほら、さっさと連れてきな」
「はいはい。じゃ、掴まりなさいな」
人形は1つの結晶を取り出し地面に叩きつけた。
そこを中心に描かれた陣は三人を囲み、その場から消えた。
ー異次元空間内 チフォージュ・シャトー内部ー
「マスター。装者二人、お連れいたしました」
「ご苦労だった、ガリィ。下がっていろ」
「了解しました。マスター」
「さて、二本のガングニール。来てくれて感謝する」
「そんな大層な前フリは要らないよ。整ったんだろ、世界分解の準備が」
「その通り。さしあたってお前たちに頼みたいのは」
「邪魔者の排除……でしょ?」
「話が早くて助かるぞ、拳の。先史文明の巫女は確実に邪魔をしにくる。そこをお前達二人ともう一振りの槍に願いたい。残りはオレの人形達に任せておけ」
「分かった」
「ところで、もう一振りの槍って誰なんだ? いくらアタシと言えど顔も知らない奴と手は組めないよ」
「安心しろ。そろそろ……っと、来たようだ」
キャロルが笑みを浮かべると二人の後ろに陣が現れ、二人はその陣から人が現れるのをただ静かに見つめていた。
「……貴女達が私と同じガングニールを持つ者ね。マリアよ。よろしく」
「奏だ。よろしくな」
「……響」
三人の槍の挨拶が終わったところでキャロルは立ち上がり宣言した。
「さぁ、世界の分解を始めよう。万象黙示録の為に」
「アタシは復讐の為に」
「私は世界を否定する為に」
「私は全てを終わらせる為に」
奏、マリア、響はそれぞれの想いを胸に動き出す。
人類よ……終焉への足音が聞こえるか