「女の子の気持ちが知りたい? なら束さんに任せてよ!」   作:天道詩音

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※誤字訂正ありがとうございます!


その22

 

「私だよ? 湊だよー?」

「私の弟がそんなかわいい声な訳が無い!」

 

「箒の妹になっちゃったけど、私は湊だよ?」

「湊は私なんて言わなかった!」

「一夏と練習したの! 女の子っぽいかな?」

「女の子そのものだろ! えっ、本当に湊なのか?」

 

 双子なのに分かってくれないのー?まあ、仕方ないよね!それなら前回話した事を言っていってみようか。

 

「ならさ、この前ちょっとだけ話したけど、私と一夏が水族館に行ったときの話の続きを話そうか?」

「話してみてくれ」

 

 前回電話した時に話したのは、鈴が水族館でしか売ってないぬいぐるみが欲しいって言っていたのを聞いたから、鈴には内緒で一夏と一緒に買いに行った時の話なんだけど、

 一夏は鈴と行った方がいいんじゃないかって言っていたけど……サプライズで渡したいって思ったから、一夏と一緒に買いに行って欲しいって言ったら、仕方ないなって付いてきてくれたんだよね。

 

 箒は『鈴って子は湊と水族館でデートしたかったんじゃないか?』なんて乙女な事を言ってたけど、ぬいぐるみが欲しかっただけだよねぇ。少女漫画の読み過ぎだよ箒!

 

 それで箒に話したのは、電車で水族館で行ったところまでだったからその続きかな。夜はすぐに眠くなっちゃうから夜11時には絶対に寝てるんだよね。この前電話した時も眠くてまた今度ねって言っちゃったんだったね。

 

「この前は電車に乗ったところまでだったからその後からだね。水族館に入るとね、すごい大きな水槽があってたくさんの魚が泳いでいたんだよ! イワシの群れが集まって泳いでいたけど、まとまって泳ぐから一匹の大きな魚みたいに見えたの! すごくない?」

「テレビで群れで泳いでいるイワシは観たことがあるが、目の前で見たらすごいかもな?」

 

 銀色の群れが泳ぐから反射でキラキラしててすごい綺麗だったからしばらくの間、一夏と一緒にぽけーっと眺めちゃった。

 

「その後にクラゲがふよふよしてる水槽があってね、かわいくて癒やされたんだよー……水の中でゆらゆらしてて気持ちよさそうで、もし生まれ変わったらクラゲになりたいよね!」

「同意を求められても困る……クラゲでは剣は握れないからな」

 

「本当に剣術が好きだよね。私は剣を扱うのは苦手だから、篠ノ之の剣を継ぐのは箒に任せたよ?」

「任せてくれ」

 

 箒の剣って綺麗なんだよね。根が真っ直ぐで、芯が通っているから、太刀筋が綺麗になるんだろうね。私は剣術は全然ダメで、姉さんは天才だし、やろうと思えば簡単に極められるんだろうけど、興味が全く無さそうだからねぇ。

 剣は箒に任せよう!一夏も篠ノ之流の剣術を極めようと頑張ってくれてるし、私は応援しててるからね!

 

「クラゲコーナーをどれくらい見たのかな? クラゲの水槽が沢山あったから、二十分くらい見たかもね。だよねーいちかー?」

「だな。ブルージェリーってクラゲが可愛かったよな」

「かわいかった! ミズクラゲが私は好きになっちゃった! また観に行ってくれる?」

「あ、ああ。今度行こうな?」

 

 楽しみだね!次に水族館に行ったら、イルカショーが見たいな-!この前は時間が合わなくて、見れなかったけど、絶対イルカもかわいいよね!

 

「おい。二人でイチャつくのは止めてくれ」

 

「いちゃ!? イチャついてなんかいないよ! もう! 一夏と私は親友なんだから、イチャついたりなんかしないよ? あっそれでね、クラゲの次は、深海エリアを見て、平ったくておちょぼ口の赤い魚がかわいかったなぁ。その後は太平洋エリアでカクレクマノミが居たんだよ、箒も知ってるでしょ? すごいかわいいよね!」

「テレビで見たが確かに可愛いな」

「だよね! イソギンチャクに隠れて、少しだけ顔を出していたんだけど、それがすごいかわいかったの!」

 

 カクレクマノミって家で飼えないかな?でも海水の魚って飼育するのが大変って聞いたことがあるからね、また一夏と見に行けばいいかな?

 

「その後はなんとね! カワウソ、ペンギン、アザラシ、カピバラってかわいい動物達が居たんだよ! みんなかわいかったから、後で写真を送るね!」

「気になるな。後で見せてくれ」

「うん。それでイルカショーは時間が合わなくて見れなかったから、もう一度館内を見て回って、ペンギンのぬいぐるみを買って帰ってきたんだー」

「そうか。ちょっといいか?」

「あ、うん。何か質問かな?」

 

「なんか……湊と一夏がデートした話にしか聞こえないんだが……まさか付き合ってるのか?」

「なんでよ! 付き合ってないよ!」

 

「まあいい。その天然は湊だと何となく伝わったが、何をどうしたら女になるんだ?」

「何したんだろう……姉さんじゃないと分からないよね?」

 

 

「みーちゃん呼んだ? 束さんのことを呼んだよね!」

「えっ? 姉さん? ーーーー電話切れちゃた! 箒が切ったよね……」

 

 

 突然姉さんが会話に交ざってきたから、びっくりして切ったのかな?あっ姉さんから電話掛かってきた。

 

「みなとぢゃあああん! ほうきちゃんに電話切られちゃったああああ!」

「まあ、いきなり姉さんが喋ったから箒もびっくりしたんじゃない?」

「びえええええええん! きらわれちゃったよおおお!」

「大丈夫だから、泣かないで姉さん。いつか仲直りできるよ!」

「うん……ありがとね……」

 

 まあ、箒も姉さんが悪いわけじゃないって分かってはいるんだろうけどね。一家離散の原因になっちゃったから、複雑なんだろうね。いつか仲直りできるように、たまーに姉さんの話をしてるんだけど、機嫌が悪くなっちゃうし、まだダメそうだよねぇ。気長にがんばろうかな!

 

「じゃあ、箒との電話に戻るけど、ちゃんとフォローしておくからね! 私は姉さんのこと大好きだからね! おやすみ!」

「うぅ……みーちゃん! 私も大好きだよ! おやすみ!」

 

 姉さんも元気が出てくれたみたいでよかったよ……さて、次は箒だね。

 

「湊も板挟みになっていて大変だな……」

「まあ、どっちも悪いわけじゃないからねぇ。一夏も二人の仲良し計画に協力してくれる?」

「ああ! 出来ることがあったら言ってくれ」

「ありがとうね! 取りあえず箒に電話するね…………あ、もしもしー」

 

「電波が悪かったのか、幻聴が聞こえたんだ。すまない」

「ちゃんと肉声だったけどね! 姉さんも箒と話したかっただけだよ?」

「いきなり来たら、反射的に切ってしまうんだ。まあ姉さんの事はいい」

 

 あ、うん。姉さんの事はいいんだ……姉さんどんまい!ごめんねフォローできなかったよ……!

 

「取りあえず性別も話し方も変わったが、湊は湊だと思ったからな。これからもよろしく頼む」

「う……うん! よろしくね箒!」

 

 

「そろそろ電話は切るが、最後に一つ聞いていいか?」

「うん! なんでも聞いて!」

「一夏と本当に付き合ってないのか?」

「付き合ってないからね! 箒のバカ! またね!」

 

 どうしてそうなるの!水族館に行ったときは男同士だよ!男女で行っていたらデートかも知れないけど、仮に次に一夏と行っても親友同士なんだから、デートじゃないからね!だから、クラゲを見に行こうね一夏!




水族館デートは男同士で行ったんですよ!
でも私の脳内では湊(女の子)と一夏のデートとして、再生されてましたけど!
江○島の水族館が舞台でした。クラゲがかわいいですよ!

今回で二日目は終了です!二日目は五話で終わりましたね。

活動報告にも書いたのですが、明日の12日から15日まで、仙台に行きます。忙しいかもなので、その間に更新ができないかもしれません。
その後は必ず更新しますので、すみません!

読んでいただきありがとうございました!
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