「女の子の気持ちが知りたい? なら束さんに任せてよ!」   作:天道詩音

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予約投稿が勝手に仕事してました……
一年前に書いて予約投稿を一年後にしていたんですが、気がつけば一年経っていたんですね……

せっかくなので去年書いたあと二話も20日と21日にアップします!


その27

 

 天気は快晴。風は南南西から。

 私は行き交う人の波に揺られながら集合地点へ向かいます。

 クラゲは浮かぶぷかぷかと。

 気ままな君に今、会いに向かいます。

 

 かわいいクラゲちゃんへ会う気持ちを思い浮かべたら詩のようになっちゃった。寝る前に、この前の席替えで隣になった栞ちゃんから借りた詩集を読んでたせいか、私も詩を作りたくなったのかな、ふふふ。

 

 くらげーくらげーくらげ~ふふっ。楽しみだなー。待ち合わせの場所は……あと3分くらいだね。一夏はもう来てるかな?

 

 一夏が水族館に連れて行ってくれるって言うから楽しみで昨日はあまり寝れなかったなぁ。

 

 くらげに会うのが楽しみで!

 

 さーて、待ち合わせ場所に着いたけど一夏はどこかなー……あっ居た!

 

「一夏お待たせ! 待った?」

「お、おう……今来たところだ……」

 

 何故か下を向く一夏の顔を覗き込むためにしゃがんで顔を見上げる。

 

「ふふっどうしたの一夏?」

「おわっ! 何で見上げてくるんだよ!」

「だって、一夏が突然下を向くから気になるよー」

「いや、…わいすぎて……じゃなくて、なんでそんなおしゃれしてるんだよ!」

 

 前半部分が聞き取れなかったけど、おしゃれした理由はもちろんあれだよね!

 

「くらげに会うためだよ!」

「そ、そうか……好きだもんなくらげ」

 

 ミズクラゲ、ハナガサクラゲ、サカサクラゲちゃん達、他のクラゲ達にも会えるなんて幸せだよー!

 

「あと……そ、その服似合っているぞ……」

「ふふっありがとう! 今日のためにお姉ちゃんと一緒にコーディネートしてきたんだよねー」

 

 お姉ちゃんに一夏と水族館に行ってくる事を話したら、おしゃれしないとねって一緒に服を買いに言ってくれたんだよね。

 

「よし、早速行こうね!」

「ちょっ! 手が……!」

 

 一夏の手を引いて水族館に向かう。早くクラゲ達に会いたいなぁ。

 水族館の券売でチケットを買うために二人で並ぶけど、待ち遠しいなぁ。

 あ、次でやっと私たちの番だから券を買える。

 

「お待たせいたしました。どちらの券を購入されますか」

「中学生2枚でお願いします!」

「かしこまりました。では中学生2枚で2,400円となります」

「はい! ってあっ……一夏ごめん手をずっと繋いでたね……」

「い、いや気にするな! うれしかったから!」

「えっ! うれしかったの!?」

 

 うぅ、クラゲに会いたすぎて一夏の手をずっと握ったままだったよ……恥ずかしいよぅ……

 

「と、とりあえず俺が払うから! 店員さんこれでお願いします!」

「うふふ、はいかしこまりました。ちょうどお預かりいたします。チケットはこちらです。どうぞお楽しみください」

 

 券を買うために待っている間もずっと繋いでたんだ……カップルみたいじゃん……!

 周りからカップルみたいに思われていると考えて恥ずかしくなっちゃって下を向く。

 

「ほら、湊も下を向いてないで行くぞ。クラゲも待っているんだろ」

「あっ……そうだね! ありがとう一夏!」

 

 今度は一夏に手を取られて、水族館の入り口に向かって歩いていく。

 ちょっと気が動転して恥ずかしくなっちゃったけど、一夏とは親友だし手も繋ぐよね!

 

「一夏ありがとね! さすが私の親友だよ!」

「そうだな……じゃ、じゃあ行こうぜ! 親友!」




すみません、お待たせいたしました!
読んでいただきありがとうございます!

湊ちゃん
クラゲに会いたい気持ちで詩ができるくらいうきうき

一夏くん
湊ちゃんの私服姿にくらくら



以下後書き
これを書いていた時はsteamの某文芸部のノベルゲーにはまっていたなぁと冒頭の詩を読んで思い返してました。

次回もよろしくお願いします!
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