「女の子の気持ちが知りたい? なら束さんに任せてよ!」   作:天道詩音

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その28

 

「水族館に突入ー! わぁ……涼しいねー」

「だな! よし、どこから回るんだ?」

「まずは目の前のおっきな水槽! ほら行こっ」

 

 まだ繋いだままだった一夏の手を引いて少し先に見える大きな水槽の前に行く。水族館はエアコンのひんやりとしていて涼しくて、夏の暑さを忘れさせてくれる。

 

 そして目の前に広がるのは海の中! 

 悠々泳ぐ色とりどりの魚たち! 

 早く会いたいクラゲちゃん!

 

 最初に出迎えてくれたのはイワシの稚魚たちで、大きな水槽で大きな群れとなって泳いでいるのが目に入った。

 

「わぁ! 小さな魚が一緒に泳いで大きな魚みたいだね!」

「だな!」

 

 水槽の中では大小様々な魚たちが泳いでいて、水の青色の中を泳ぐ銀色の光が反射してきれいだと思った。

 

「あっ一夏! 砂場にも魚が居るよ! 細くて長いしアナゴかな?」

「ち、ちかっ……きっとアナゴだろうな!」

 

 一夏がなぜだか適当に話を合わせている気がするなーって思いながらも水槽の中を覗き続ける。

 

 こう泳いでいるのを見るとわたしも泳ぎたくなちゃうなぁ。

 

 もう女性の水着を着るのにも慣れてきちゃったし……一夏と弾を連れて今度は海かプールに行こうかな!

 

 水着はこの前姉さんが10着くらい送ってきてたから買わなくて済んでいるからいいけど……半分は紐みたいのだったり、布面積がほとんど無いようなやつで着れない水着だったから押入れの奥にしまい込んじゃった。

 

 着た写真を送ってとせがまれているけど無理なものは無理だからね!

 

「今は何を見ているんだ?」

「水着……じゃなくて、あの背中に黄色と青の模様が入っているあれだよ!」

「水着ってなんだよ……まあいっか。あれはマグロだな!」

「水着のことは忘れて! あの魚はマグロじゃないと思うよ……また適当言ってるしー」

 

 姉さんのせいで変なことをくちばしっちゃったよ!

 魚も見ていて飽きないよねー。いつまでも見ていたくなるけどクラゲがすっごく見たいし次に行っちゃおうか!

 

 水族館でカピバラ、カワウソ、ペンギンなどなどかわいい動物たちと触れ合いつつ、お目当てのクラゲさまの元に向かっていく。

 

「水族館にカピバラとかカワウソも居るとさ、動物園の存在価値が薄れると思うんだけど」

「動物園にもいいところはあると思うよ! クラゲはいないし、外を回るから夏だと暑いけどね!」

「いいところを一個も言ってないと思うんだが……」

 

 うーん、そう言われると動物園の良いところってなんだろう? 色々な動物たちを見れて触れ合えるのがいいところだと思うけど……あっかわいい鳥とかいるかも!

 

「えっとかわいい鳥が居る!」

「さっき見たペンギンが世界一可愛い鳥だって言っていなかったか?」

「言ってたけどね!」

 

 ペンギンってかわいいよね。よちよち歩く姿はかわいすぎだと思う。親鳥も雛鳥も最高にかわいいと思う。

 

「ほら次はクラゲだよ! 動物園はまた今度行って、いいところを一緒に見つけようよ!」

「お、おう! じゃあクラゲ行こうぜ!」

 

 動物園に行くのがそんなに嬉しいのか、ニコニコしてる一夏を引っ張って、クラゲの水槽があるコーナーに向かっていく。

 

 クラゲちゃん! いま、会いにゆきます!




読んでいただきありがとうございました!

ウマを擬人化した育成ゲームにハマっていた今日この頃です!
ハマり過ぎには気を付けないとですね!
課金は悪い文明です。
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