原作通りなのはペロロンチーノさんの合法ロリくらいかな……(笑)
※※作者はケモナーでもNTR好きでもありません、念の為。
また、性癖の解釈が本物の方と違っていても一般人の理解はこんなもんなんだろうな、とぬるく見守ってやって下さい。
リアルの話の無課金同盟がナンパする話の後のお話です。ゲーム内の会話なので、こっちに入れました。
「俺さー、絶対フラットフットさんは俺の同士だと思ってたんですよね。なのに、何で大人が好きなんですか!?つるペタと言ったらロリに決まってるじゃないですかっ……!!」
「……」
突然のペロロンチーノの言葉に、静まりかえった場。ちなみに、幸いなことに本日は女性陣は誰もインしていない。
「いや、俺は普通ですからね!?慎ましやかな胸の女性は好きですけど、ロリとかは犯罪でしょ!!」
と、猛然と反論するフラットフットに、ペロロンチーノは更に続ける。流石は失言王。後先を全く考えていない。
「YESロリータNOタッチって言う名言を知らないんですか?愛でるだけ、愛でるだけですよ。……それに、大人でつるペタって姉貴を思い出して嫌なんですよね、俺」
茶釜がこの場に居たのならサックリと殺されていてもおかしくはない大暴露やらかしている。確かに人気声優であるぶくぶく茶釜はメディアにも露出があり、皆その容姿も知ってはいるが……胸について話題に出すような命知らずはこのギルドには存在しない。空気を読まない男、彼女の実弟であるペロロンチーノ以外には。
笑顔アイコンを出しつつそう言うペロロンチーノに、今度はウルベルトが突っ込みを入れる。
「……ペロロンチーノさん、ロリが出て来るエロゲープレイしといてなに言ってんです?十分アウトですよ」
「アウトじゃないですー!!ゲームに出て来る幼女は全て十八歳以上なので問題ありませーん!!それに俺、三次元には手を出してませんよ!紳士なのでNOタッチです!!」
「出してたら即通報しますよ。いや、私が捕まえに行きますから」
とアイコンも出さずに冷ややかにそう言うのは娘が居るたっち・みーだ。そりゃそうである。幼馴染みの美人妻と結婚してもうけた最愛の娘に手を出すような輩なぞ、即排除に決まっている。
「い、嫌だなぁ、たっちさん。愛でるだけですよ?」
「そうである事を祈っていますよ。私だってペロロンさんと牢獄で再会とか嫌ですし」
二人のやり取りを尻目に、ウルベルトはぷにっと萌えと話している。
「……ぷにっと萌えさんもリアルだと結構ヤバイのでは?」
「いえいえ。俺は完全に二次元のみですので、萌えてるのは。三次元だと普通に可愛い美乳のお姉さんが好みですよ」
笑顔アイコンを出しつつそう言うぷにっと萌え。ユグドラシルでの名前こそアレだが、実は結構マトモだったりする。
「そう言えばウルベルトさんとモモンガさんはお二人とも巨乳好きだそうで。無課金同盟の間でも好みって別れてるんですね」
ペロロンチーノの方を見ながらそう言うぷにっと萌えに、モモンガも笑顔アイコンを出しつつ応える。
「えーっと、確かに俺とウルベルトさんは巨乳が好きですけど、女性の好みは被ってないんですよ?」
「そうそう。俺は妖艶な巨乳のお姉さんが好みなんですけど、モモンガさんは巨乳で清楚な感じのお姉さんがいいんですって。……何か滅茶苦茶騙されそうな好みだとは思うんですけどね」
……仮にもギルマスに、なかなかに酷い言いようである。
「あー!だからウルベルトさん、この前のナンパの時プロのお姉さん口説いてたんだ!結果は惨敗だったけど」
ペロロンチーノはこちらにも嘴を突っ込んでくる。バードマンだけに。
「通報され掛かってたペロロンチーノさんだけには言われたくないですね。俺、ちゃんとあの後店行きましたし何回かデートもしましたよ?」
「……ウルベルトさん、それって単なる同伴では……?」
遠慮がちにそう言うのはモモンガである。ナンパの時にペロロンチーノに巻き込まれた哀れな男だ。
「違いますよ、モモンガさん。仕事後のデートです」
「……それはアフターでは……?」
「違いますよ。……モモンガさんも見れば解ると思うんですけど、デート現場をお見せできないのが残念です」
その場に居た全員が、(絶対アフターだ……)と思っていたが黙っていた。皆いい歳した大人なので。意外と優しい。……それとも、単に自信満々なウルベルトを納得させるのが面倒くさいだけなのか。
「そーいえば、タブラさんとか弐式さんって好みの女性はどんな感じです?タブラさんはアレな気がしますけど、弐式さんとか武人さんはマトモな気がする!」
酒も入っていないのにこの話題をまだ続けるペロロンチーノ。エロゲーマスターなだけはある。
「失礼ですね、ペロロンチーノさん。私だって女性の好みは普通ですよ?」
タブラは溜息アイコンを出しながらそう答える。
「……あぁ、確かに女性の好みは、マトモかもしれませんが……」
そう意味深に言って、ぷにっと萌えは一度言葉を止める。
「タブラさん、寝取られ好きなんですよねー。俺には何がいいのか全然分からないですけど!」
そして。空気を読まないペロロンチーノがあっさりとタブラの性癖を全員の目の前でバラした。その、あまりにも特殊な性癖にざわつくギルメンたち。……その殆どが喪男で女性に夢見がちな者ばかりなのもあって、特殊な性癖持ちは少ないのだ。
「……タブラさん……。業が深すぎません?」
ドン引きしたようにモモンガがそう言えば、タブラは猛然と反論し始める。
「いいですか、モモンガさん!寝取られ……いえ、私の場合は寝取らせなんですけどね?私の事を想いながら他の男に抱かれる最愛を愛でるのが真実の愛だと、私はそう思ってるんですが」
「……いや、全然違い分かりませんし!って言うか、俺、好きな人が他人に抱かれるとか泣いちゃいそうなんですけど……!!」
既に涙声なモモンガに、タブラは更に熱弁をふるう。
「全然違いますよ!寝取られはですね、私自身の意志なんか無関係に他の男に最愛を奪われるってヤツなんですけどね、寝取らせは私と彼女の合意の上で行われる……」
まだまだ続きそうなタブラの話をぶった切るように、ウルベルトが口を開く。
「ぷにっと萌えさん。何処がマトモなんですか?」
「え?だって、タブラさんの好みってアルベドですから。見た目美人な巨乳ですよ?マトモでしょう?女性の好みだけは」
「……。それだけなら、マトモなんですけどね……。いや、他人の性癖をどうこう言うつもりはないんですが、モモンガさんが深刻なダメージを受けてるっぽいので、タブラさんそろそろ止めてあげません?せめて同好の士だけでやって欲しいんですが」
そっとモモンガを庇うように前に立ってタブラにそう言えば、タブラはしょんぼりアイコンを出して溜息を吐く。
「……仕方ないですね。モモンガさんが寝取らせの良さを理解したらまた語り合いたいものです」
「無理!!!無理ですっ、俺!!絶対良さとか理解出来ませんからっ……!!」
ブンブンと大きく首を振りながら否定するモモンガ。彼は童貞ではあるけれど、女性の好みと性癖は至って普通であった。
「そーだ!タブラさんはちょっとディープ過ぎたけど……弐式さんと武人さんならマトモっぽい!ってな訳で、好みはー??」
タブラの言葉に聞き耳を立てていたけれど、ドン引きしていたペロロンチーノはあっさりと他のギルメンに声を掛ける。……目の前に獣王メコン川が居るのに、スルーして。
「……ペロロンチーノさん。何で俺はスルー?」
「え?だってメコン川さんがケモナーなのは全員知ってるでしょ?今更聞いても……」
サラッとそう言われるが、メコン川はペロロンチーノに噛み付く。
「ペロロンチーノさん!ケモナーにも段階があるんですよ!」
「え?あ、はい」
その勢いに押されて、ペロロンチーノはメコン川の話を大人しく聞いている。
「ペロロンチーノさんは、猫耳幼女はいける口ですか?」
「勿論っ!!愛でますよっ!!」
ペロロンチーノは、メコン川のその問いに食い気味に答える。
「じゃあ、獣人の幼女はどうですか?」
「……うーん。どの程度の獣人です?」
アホな問いを真剣に考えるペロロンチーノ。
「耳と尻尾だけじゃなくて、マズル……ケモの口あり、モフモフですね」
「……幼女でも、俺的にはソレ幼女とは認識出来ないのでダメですかね……」
メコン川の答えに、ビジュアルを想像したのかペロロンチーノはそう返す。
「一般的に、ケモナーはそこからです」
「そこから!?」
メコン川のその言葉に、ペロロンチーノは驚愕する。
「え?じゃあ、猫耳猫尻尾好きは何て……?」
「俺としては、そんなほぼ人間を愛でてるヤツをケモナーとは認めたくないんですけどね……現状、指す言葉が無いんですよ。四つ足の獣好きには称号があるんですが」
「……それって単なるズー……」
「シッ!モモンガさん、下手に口出しすると巻き込まれますよっ!」
その言葉を口にしかけたモモンガを、ヘロヘロは必死に止める。
モモンガのその発言で色々と察した皆は、それは称号じゃ無い、と内心突っ込みたかったが、巻き込まれたくなくて口を噤んでいる。
「へ、へぇー……。そうなんですか。じゃ、じゃあ、弐式さんと武人さんはどんな子が好みですか?」
そう言うとペロロンチーノはメコン川の傍からダッシュで離れて弐式炎雷と武人建御雷の方に真っ直ぐに向かう。
「えっ?俺らはフツーですよ?元気な子が好きです」
そう言うのは弐式で、
「俺は大人しい子が好みですね」
そう答えたのが建御雷だ。
「胸のサイズはどれくらいが好みですか?あと、タブラさんとかメコン川さんほどアレじゃなくても、性癖もついでに暴露しちゃいません?」
更にそう問い詰めるペロロンチーノ。姉であるぶくぶく茶釜や女性陣が居ないのでやりたい放題である。
「いやーそう言われても……」
「普通の体型であればいいかなー、くらいですよ。そんなに巨乳とか拘ってませんし」
口々にそう言う二人に、ペロロンチーノは大きく溜息を吐く。
「えー?ガッカリですよ、お二人には。こう見えて実は!!的な意外性が無いとか、めちゃくちゃガッカリです!」
勝手な言い分のペロロンチーノに、弐式も建御雷も苦笑いするしかない。
「えーと、強いて言うなら、俺は健康的な脚の子がいいですね。筋肉の適度に付いた」
弐式がそう答えると、途端にペロロンチーノは羽根をばたつかせながら興味深げな顔になる。
「それですよっ!!武人さんは?」
「えっ?そんなのでいいんですか?じゃあ、俺は項が綺麗な女性ですかね。こう、大和撫子っぽい女性の項が綺麗だとドキッとするというか……」
「ほうほう!なーんだ、やっぱりお二人ともちゃんと好みあるんじゃないですかー!」
笑顔アイコンを出しつつ、ペロロンチーノは満足げに頷いている。
「じゃあ、ヘロヘロさんと……あれ?今日はるし★ふぁーさん来てない?」
「逃げましたよ。ペロロンチーノさんがメコン川さんに捕まってる間に。俺は、リアルがリアルなので……癒やし系の女性が好みですね」
そう答えるのは、さっきモモンガの失言を止めたヘロヘロである。
「そうですか……残念。でも、るし★ふぁーさんエロゲだと小悪魔系が好きだって言ってたからそういう好みなのかなー?」
「ちなみに、他の面子も逃げてます。……ペロロンチーノさん、茶釜さんが居ないからって自由すぎますよ。ほら、そろそろ狩りに行かないと。時間限定ポップモンスター狩るんでしょう?」
と、モモンガがそう言うと、ペロロンチーノは「!!」アイコンを出す。
「あ!忘れてた!じゃあ行きましょうか。皆さーん、続きはまた後で!!」
笑顔アイコンを出しながらそう言うペロロンチーノだったが、その場の全員が(次はねぇよ!!)と思っていた事には全く気付いていなかった。……さすがに、女性の在籍しているギルドで素面のままする話題では無かったからだ。
後日。逃亡者から茶釜にチクりメールが届いたらしく、インしてきた茶釜にペロロンチーノがこっぴどく叱られていたのをギルメンの何人かが目撃していたのだった。
が。ペロロンチーノは全く懲りずに、オフ会の時に酒の勢いであの場に居なかったギルメンたちに好みのタイプや性癖を訊きまくった。その結果、ツインテール好きとミニスカニーソ好き、眼鏡っ子萌えが居たことが判明したのだが、皆の反応は変わらなかった。メコン川とタブラの特殊性癖がインパクトが大きすぎたからだ。それに比べたら……という感じだったのだ。
当然、そんなペロロンチーノの行動はあっさりと茶釜にバレ。今度はリアルでも全員の目の前で正座をさせられて、懇々と説教されたのだった……。