木場裕斗GX   作:柳ノ介

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プロローグ

「裕斗!こっちでお茶会しましょう!」

「はい、お伴します。部長」

「裕斗君、お茶を入れましたわ〜。どうぞ、飲んでください」

「ありがとうございます。頂きますね、朱乃さん」

「裕斗先輩、お菓子いりますか?」

「ありがとう、小猫ちゃん。いただくね」

「ゆ、裕斗先輩!一緒にゲームしませんか!?」

「うん、やろうか、ギャスパーくん」

 

 やぁ、こんにちは。僕の名前は木場裕斗。この春高校2年生になったばかりの16歳だ。そんな僕には世間の人たちとは大きく異なる点がある。それは僕が悪魔であるということだ。僕はこの駒王学園で二大お姉さまと呼ばれているリアス・グレモリー様の眷属なのだ。

 

 さらに、その眷属の仲間たちにも隠していることがある。僕はいわゆる転生者という存在なのである。だが、別に前世で死んだあと、神様に出会ったとか、特典を貰ったとかそういった事は一切ない。さらにはこの世界が実は物語で、その原作を知っている訳でもない。本当にただただ第2の生を得たというだけなのである。

 

 という訳で、転生してからこれまでについて、すごいザックリ説明しよう。タラタラ過去編とかやっても長くて飽きるしね。

 

 まず、僕は別に前世の記憶を急に思い出した訳じゃない。物心ついた頃には何となくわかっていたという感じだ。そんな僕は4歳まで普通に暮らしていた。僕の両親は教会関係者で特に不自由なく暮らしていた。

 

 そんなある日、家になんか汚いおじさんが来た。よくわからないが、計画がどうだの、聖剣がどうだの言っており、とりあえず僕はこの汚っさんに引き取られるらしい。両親は何か「がんばるのよ!」、「すごく名誉な事だぞ!」などと言っており、快く送り出してくる。汚っさんの目は僕にはどうにも気色悪く見え、ついて行きたくないなぁと思っていたが、両親がノリノリなためどうにも逆らえない。という訳でそのまま連れていかれてしまった。

 

 そこからの地獄が始まった。訓練と称して意味わからないほどの戦闘を繰り返し、計画のためとか言いながら人体実験を繰り返す。そんな日々を乗り越えられたのは僕の他にも多くの子供が頑張っていたからだ。みんな心折れそうになりながらも頑張り続けていた。そんな中僕だけが諦めるわけにはいかない。

 

 一年経った辺りから余裕ができ始め、周りの子たちの模範となれるよう、様々なことを率先してやっていた。自惚れでなければこんな僕にみんな付いてきてくれて、辛いが頑張って来れた。

 

 もう一年経った辺りで、唐突にその日はやってきた。ガスマスクを付けた大人たちが「お前たちはもう用無しだ!!」と叫びながら何かを撒いていく。子供たちが血を吐き倒れていく。状況を飲み込んだ僕は皆んなに逃げるよう叫ぶ。僕含め全員が一斉に逃げ出した。しかし、結構な数の子供たちはさっき撒かれた何かを吸ってしまっておりどんどん倒れていく。そんな倒れていく子供たちは「君は逃げて」と叫ぶのだ。僕は泣きながら雪の上を裸足のままかけていく。走って走って走っていくうちに、僕もどうやら何かを少し吸ってしまっていたようで、雪の上に倒れた。そして死を覚悟したが、頭の上から声が聞こえた。

 

「おや、随分とボロボロじゃないか。大丈夫かい?」

 

 その人物は僕に話しかけているようだが、返答する元気もない。

 

「ふむ、神器持ちか。ここで出会ったのも何かの縁だろう。よし、君を助けてあげよう。これから頑張ってみたまえ。願わくば、僕や僕の家族のために働いてくれるようになって欲しい」

 

 この時出会ったのが僕の最初の主、《紅髪の魔王(クリムゾンサタン)》ことサーゼクス・ルシファー様だった。

 

 そこから3年間僕はサーゼクス様の眷属である沖田総司に師事し、修行を重ねた。ある程度師匠に認められるようになった頃、僕は9歳になっていた。そのタイミングで僕はリアス・グレモリー様の眷属になった。リアス様とは修行中にちょいちょい会っていたので、ある程度仲良くなっていたので、これは素直に嬉しかった。

 

「イザイヤくん、君はとても強くなった。そこで、年も近いしリアスの事を任せたい。これからはリアスの騎士として支えてあげてほしい」

 

「わかりました。これからはリアス様の眷属として、騎士として精一杯頑張ります。サーゼクス様に助けていただいたこの命、決して無駄にはしません」

 

「うむ、頑張りたまえ。リアスは人間界の日本で暮らしている。あと、君の他にも眷属の子が1人いるので、仲良くするように。あとは、そうだな。これから日本で暮らしていくんだ。名前くらいは日本名がいいだろう。木場裕斗と名乗りたまえ」

 

「はい。木場裕斗、日本で頑張ります!

 

 ......ちなみに何故その名前なんですか?」

 

「ん?特に意味はないよ。なんとなくだ」

 

 そう言ってサーゼクス様は笑っていた。なので深く突っ込まないことにした。

 

 そこからはあっという間だった。部長「リアスと呼びなさい!」...リアスと、朱乃さん「あらあら、朱乃と呼び捨てにして下さい」...朱乃と三人で1年ほど過ごした後、小猫ちゃん「...小猫でいいです」...小猫が新たに仲間に加わった。

 

 さらにそこから3年が経ち、ギャスパーくん「ギャ、ギャスパーと、呼び捨てにして下さい!」...ギャスパーが仲間に加わった。

 

 またまた3年が経ち、現在に至る。気付けば僕はグレモリー眷属の皆んなととても仲良くなっていた。そう、とても、仲良くなっていた。どうしてこうなった。

 

 

  ...なんで回想してただけなのに、僕が呼び名変えてるのバレたんですかね…。

 




はじめまして、柳ノ介と書いてりゅうのすけと読みます。
処女作なので優しくしてください、何でもしますから!!
ぎゃーくんをtsさせるか悩ましい。
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