side 一誠
うっひょおおおおお!!!今の気分は最高にハイ!って感じだぜ!!なんとなんと、オカルト研究部の合宿に行くことになったぜ!!そう!!あの美女美少女しかいない(木場?知らない子ですねぇ...)部活のみんなとの合宿!!しかも10日間のお泊まりという長期間で!!
こんなのラブロマンスがあるに決まってる!!もう実質ハーレムと言っても過言じゃねぇ!!!最高 of 最高!!最 and 高!!!帰ってきたら松田と元浜に自慢してやろっと!!写真(お宝)をとって家宝にするんだ!!いや、写真なんて小さな目標じゃない!!必ず誰かのいや、全員の胸を、おっぱいを揉んでやる!!!!!!
と、思っていた時期もありました。この合宿で泊まる所は山の上、というか奥?にあるんだけど、そこまでは山の麓から徒歩で行くんだよ。しかも重りをつけて。40kgの。あれ?意外と軽くない?と思ったそこのあなた、二次元作品の読みすぎで感覚がバグってます。いや確かにちょっと歩くくらいなら40kgどころか60kgくらいでも持てますよ、最近ちょくちょく鍛えてますし。でもそれを背負って山を登るんですよ?いやーきついっす。さらに!俺の横で木場が明らかに俺より重いのを持ってるんですよ。そして!小猫ちゃんはその木場の倍くらい持ってるんですよ!つまり、疲れたー!とか、つれー!とか言えないんですよ!
こんな修行みたいな合宿なんて聞いてないぞ!!(←こいつが合宿という言葉に浮かれて聞いてなかっただけ)
俺のハーレム合宿の前途は多難だ......。
side 裕斗
兵藤くんが死にそうなりながら山を登りきり、リアスの別荘についた。うわぁ、大きいなぁ。これ屋敷じゃないのか......。それはともかく早速着替えて特訓を始めよう。時間は有限だ。
「それじゃあみんな着替えてきて。早速特訓開始よ!」
「「「「「「「はい(っす)!!!」」」」」」」
「俺は少し休んでから着替える......」
「わかったよ。兵藤くん...のぞかないでね?」
「誰がお前の着替えなんかのぞくか!!!!」
「えっ、僕は他のみんなの着替えのことを言ってたんだけど......。いや、その、趣味は人それぞれというか、うん、その、じゃあね!」
「はぁ!?ちょっ、ま、待て!!変な誤解したままどっか行くな、木場ああああああ!!!」
これが「どうやらマヌケは見つかったようだな......」ってやつなんだね。それにしても兵藤くんにそっちの気まであったなんて...。普段いっしょにいる2人ともそういう関係なのかな?
などとくだらない事を考えながら着替えを済ませ、屋敷の庭に集まった。各々動きやすい服になっているが、ほんとみんな綺麗でどんな格好をしても似合うなぁ......。
「なにボーっとしてんのよ。あ、もしかしてみんな可愛くて見惚れちゃった?」
「うん、本来ならジャージとかってやっぱり機能重視だから凄いオシャレ!ってことは無いはずなんだけど、みんな動きの邪魔にならない所でちゃんと可愛くしてるし、そもそも素材が凄くいいからね。似合ってて可愛いし綺麗......って、はっ!?思わず本音が///!」
うぅ、皆んなに見惚れてボーっとしてたから急に話しかけられて何も考えずに答えてしまった......///。
「あ、あんたは急にそういう事をいうんじゃにゃいわよ///!!」
「さすがにそこまでストレートに言われると照れるな......///」
「嬉しいっすけど、恥ずかしいっす......///」
「......裕斗先輩のバカ///」
「あ、あらあら、うふふっ///」
「え、ええ、そう言ってくれると嬉しいわ///」
「けっ、クソイケメンが!!」
「ん、んんっ!それじゃあ特訓を始めるわ!遠距離攻撃を得意とする後衛組と近接攻撃を得意とする前衛組に分かれて」
そう部長が言うと3つに分かれた。リアス、朱乃、レイナーレ、カラワーナが後衛組、小猫、ミッテルト、僕が前衛組に分かれ、アーシアと兵藤くんはどちらに入ればいいかわからず戸惑っていた。
「アーシアは私たちと同じ後衛組、兵藤くんは魔力がほとんど無いし前衛組ね。それじゃあ、それぞれの組で今後の方針を決めて?」
「分かりました。僕は昼間は兵藤くんの訓練に付き合うよ。2人は組手をやったり、1人で確認したいなら相手に言ってやったりすればいいんじゃないかな?僕も少しは見にこれると思うし」
「そうですね。お互いの実力の確認も含めてまずは組手しましょう」
「いいっすよ、うちの実力見せてやるっす!!」
「おい!勝手に決めんなよ!!なんでこんなに女の子がいるのに野郎のお前と2人で特訓しなきゃいけねぇんだよ!!」
「......兵藤先輩はここに何をしに来たんですか?」
「そりゃ女の子と楽しく過ごすためさ!」
「もういいっす。喋んないでもらっていいっすか?」
「な!?そんなひどい事言わなくてもいいじゃないか!」
「兵藤くん、昨日の僕の話聞いてなかったの?」
「合宿するとしか聞いてねぇけど?」
「はぁ......。きっと舞い上がって聞いてなかったんだね。この合宿は部長の、リアスの婚約をかけた戦いのための特訓なんだ。リアスが不満に思ってる婚約を破棄するために僕たちは戦うんだ」
「はぁ!?そんな事言ってなかった」「言ったよ!!全部説明した!君が聞いてなかったんじゃないか!!!......怒鳴ってごめん、今少し気が立ってるんだ。君は僕たちの保護下にある人間だし、最初に約束したから特訓は見るけど、みんなの邪魔だけはしないでね。お願いだから」
こんな事なら彼のことは呼ぶんじゃなかったかもしれない。いや、今から無理矢理帰すわけにも行けないし、そう言うことは考えないようにしよう。
「裕斗、大丈夫?」
「はい、大丈夫です。特訓を始めましょう」
「そうね、じゃあそれぞれ特訓を始めなさい!」
「「「「「「「はい!!」」」」」」」
「じゃあ兵藤くん、あっちに行こう」
「あ、ああ」
少し気不味いが、特訓が始まった。
「前にも言ったけど君の神器は君自身が強くなればなるほど効果を発揮する。そして君自身の能力を上げるには地味で大変で辛い筋トレとか走り込みを続けなきゃならない。そこまでは分かってる?」
「あぁ、もう何回も言われたからな。でもいつもと同じことをするわけじゃないんだろ?」
「ううん、継続が大事だって言ったでしょ?だから辛くても同じことを続けるんだ。でも今日からは負荷を増やすためにこれをお風呂以外では外さないで欲しいんだ」
そういって僕が取り出したのはリストバンド4つと重りだ。
「なんだこれ?」
「このリストバンドにはポケットがついてるんだ。そこに重りを入れて、手首と足首にそれぞれつけて。で、それを外さない。まずは1kgから、慣れて来たら500gずつ増やしていく。今後は特訓もこれをつけたままやってね」
「うっ、意外とくるな」
「そうじゃなきゃ意味ないからね」
その日は兵藤くんにはそのまま基礎トレーニングをやってもらうことにして、小猫とミッテルトの様子を見に行った。
「おぉ、やってるなぁ。流石にミッテルトは光を使ってないな。その分もあってか小猫が優勢かな」
一段落したところで話しかけた。
「2人ともお疲れ様」
「「裕斗先輩(さん)」」
「どうだい?お互い戦ってみて」
「そうですね、元々堕天使だったからか飛行に非常に長けていると感じました。これは結構転生悪魔に対しては重要なポイントだと思います。転生悪魔の中には元は飛べない種族だった方が多くいますから」
「うちが感じたのはやっぱりパワーっすね。油断したら一発で持ってかれかねないっすから」
「裕斗先輩からもアドバイスもらえませんか?」
「いいよ。まずミッテルトは飛行が得意ならヒットアンドアウェイ戦法を取ることになると思うんだ。だから飛行スピードをもっと上げられれば良いんじゃないかな?次に小猫は一撃で決められる威力があるならフェイントの練習をして誘いをかけて、確実に当てられるようにすれば良いと思うよ。あとは相手を逃さないように掴みが出来るようになるともっと戦術に幅ができるよ」
「なるほど、フェイント...。たしかに一撃で決められる分全部の攻撃を相手に当てようとしてしまっていたかもしれません」
「おぉ!なるほどっす!一撃離脱で一方的に相手に攻撃するっすね!さすが裕斗さんっす!」
「参考になったら嬉しいな」
「「ありがとうございました(したっす!!)」」
夕方になり兵藤くんに今日はもうお終いだと告げて僕も自分の特訓に入る。
先日のアーシアさんの件、ドーナシークにアーシアさんがさらわれた時確実に不覚を取った。実力的には僕の方が上だったのは別に自惚れでも何でもない純然たる事実だ。確かにサーゼクス様の眷属だった頃に比べて戦う機会が減って感覚が鈍っていたとはいえ、奴の接近には気付けたはずだ。それが出来なかったと言うことは......
「まだ、引きずってるのか......」
正直、アーシアの話を聞くまで自覚はなかった。僕の過去、僕のトラウマ、僕の教会側に対するアレルギー。そこに触れられ僕は思い出してしまったのだ。あの地獄のような生活とその最悪な結末を。だから動揺した。いや、違うな、教会を討つべきだと言う思考に脳内が染まったのだ。今思うとよくアーシアを慰められたと思う。きっとあの時敵対していたのが不審な動きをしていた堕天使のドーナシークじゃなく、教会側の誰かだったらアーシアを置いて復讐心に突き動かされるままに敵を斬殺しに行っていただろう。
あの施設の仲間たちのことを今でもふとした瞬間に思い出す。眷属の仲間と楽しく過ごしている時、一緒に辛い思いをしている時、様々な場面で思ってしまうのだ。ここに居たのはもしかしたら僕以外の誰かだったかもしれない。その他の誰かの方が上手くやれたかもしれない。仲間を幸せに出来たかもしれない。
そんな思考が混ざり合い、頭の中がぐちゃぐちゃになったのだ。その隙をドーナシークにつかれた。そしてみすみすアーシアの誘拐を許し、一度は死なせてしまった。
アーシアの話は悲惨で、聞くだけでも確かに辛いものだが、僕は聞いただけなのだ。その場面を見た訳でも体験した訳でもない。それなのにあれほど動揺し、隙を作ってしまったのは不味い。早く乗り越えないと少し教会の話を少し聞いただけで隙を生み、僕は負ける。そうしたら僕はまた誰も守れない。救えない。
とは言っても1日2日でトラウマを乗り越えられたら苦労はしない。どうすれば良いのかな指針も見つけられないまま、その日は剣術の型を高速で確認して終わった。
特訓を繰り返し、折り返しの5日目の特訓を終え、まず女子の皆んながお風呂に入って行った。
そんなタイミングでコソコソとお風呂に向かっていく気配を感じた。
「何をしてるのかな?兵藤くん」
「うおっ!?き、木場!?い、いやぁ、ちょっとな、トイレだよトイレ」
「そっちにはお風呂しかないよ」
「だ、脱衣所にもトイレはあるだろ?」
「なんでわざわざそこのトイレに行こうとしてるのかな?普通に他の場所にもトイレはあるでしょ。それにそれぞれの個室にもトイレはあるし」
「他のところのは全部故障してたんだよ」
「......はぁ、いい加減認めたらどうだい?のぞこうとしてましたって」
「...だーー!!!いいじゃねぇか、ちょっとくらいのぞいたって!減るもんじゃあるめぇし!」
「そうだね、確かに減るものは無いのかもしれない」
「なら!!」
「でもね、彼女たちの精神的負担が増えるんだよ。そんな人と1つ屋根の下に泊まってると思うとね。それはどうしても避けたいんだ。この合宿がどれだけ大切で重要なことかは初日に話しただろ?」
「バレなきゃ大丈夫だって!!」
「......そう言う問題じゃないよ!今は大事な時期なんだから余計なことはするなって言ってるんだよ!そんなことも分からないのかい!?それに、バレなきゃ大丈夫?君の実力で皆んなにバレないなんて無理に決まってるだろう!」
「はぁ!?それはお前がちゃんと俺の事を鍛えてくれねぇからだろ!いっつもいっつも筋トレと走り込み、たまにちょっと組手するくらいじゃねぇか!!そんなんじゃ強くなれるわけねぇだろ!」
「何度説明させる気だ!君が強くなるためには体を鍛えるのが1番の近道「もうそれは聞き飽きたよ!」
「本当は俺に強くなって欲しくないんじゃねぇか?俺が強くなったらオカ研の皆んなが俺の事好きになっちまうかもしれねぇもんな!」
「はぁ!?そんなの見当違いだよ!少なくとも変態行動を繰り返す君の事を好きになることは絶対ないよ!!」
「うるせぇ!!そんなの強くなんなきゃ分かんなぇだろ!!ともかく俺はのぞきに行く!!そこを退きやがれ!!!」
そう言って兵藤くんが神器を出した。しかしその形は普段とは少し違い、よりゴツくなり、色も普段の赤色が若干暗くなっている。
「まさか、
「あぁ?何のことかわからねぇが、とにかくお前をぶっ飛ばす!!」
『Boost!!』
やはり赤龍帝の籠手だ!しかしあれが強くなるには時間が必要だと聞いている。なので速攻で決めさせてもらう。
「あまり時間をかけるとめんどくさい事になりそうだから、すぐ終わらせてもらうよ」
やはり兵藤くんは直情型だ。組手の時から彼にも伝えていたんだが、何も考えずに真っ直ぐ突っ込んでくる癖が治らない。その突進してきた兵藤くんは籠手ついた左手で殴ろうとしてくるが、首を傾けるだけで躱し彼の腹部にカウンターの一撃を見舞う。要するに当て身だ。そのまま兵藤くんは気絶した。
一応確認のため本当に赤龍帝の籠手なのかを確認すべく籠手にふれる。そうすると頭の中に何者かが声をかけてきた。
『おい、そこの。聞こえるか』
『え、ええ。聞こえていますが、あなたは何者ですか?』
『ふん、察しはついているだろう。俺は赤龍帝、ドライグだ』
『やはりそうでしたか。ですが何故僕に話しかけたのですか?今目覚めたばかりなら僕ではなく所有者たる兵藤くんに語りかけるべきでは?』
『この小僧はダメだ。わざわざこの俺が語りかける意味もない。しかしこいつのそばに中々見込みがありそうな奴がいたからな。俺は運がいい。わざわざそいつが俺が語りかけられる為の条件を満たしてくれたんだからな』
『条件とは』
『所有者が睡眠、または気絶している状態で籠手に触れることだな。目覚めたにもかかわらず退屈そうだと思っていたところにこれだからな。本当に運がいい』
『それで、結局本題は何なんですか?』
『なに、簡単なことだ。こいつの代わりに俺の所有者にならんか?』
『そ、そんなことできるんですか!?』
『普通の神器なら無理だ。だが、俺のように何かの魂を封印している類の神器ならばその封印されているものの意思次第では可能ではある』
『でもその場合って、神器が所有者から無くなるということは......』
『そうだな。元の所有者は死ぬ』
『そんな、出来ませんよ!』
『いや、こいつはもうダメだろう。見込みは無い、向上心もない、鍛えてやってもやる気はない、あるのはスケベ心と他人に迷惑をかける能力くらいだ。こんな愚図、死んでしまった方がマシだ』
『僕はそこまで過激なことは考えてません!それに今は色々無くとも何かがキッカケで変わるかもしれないじゃないですか』
『言ってるだろう、そういった見込みが無いんだ。はぁ......。神もめんどくさいシステムを考えたものだ。前所有者がくたばったら完全ランダムで次の所有者がその後生まれてくる子供たちの中から選ばれるとは......。こちらにも多少の決定権をくれても良いとは思わんか?』
『確かに少し気の毒ですけど......』
『そこでお前だ。お前は中々強いし、今後もまだ伸びるだろう。俺はそういう成長してくれる相棒を求めている。白いのとの決着をつけるためにな』
『かの赤龍帝が僕のことを認めてくれるのはとても嬉しいし、非常に名誉だと思います。でも僕は彼が死んでも構わないと思ってません。僕は嫌われてると思いますし、仲も決して良好とは言えません。でもまだ希望はあると思ってます』
『......ふっ。そういうところもつくづく俺の好みだな。お前が相棒になってくれないのは非常に残念だ。とりあえず今は諦めよう。だが、その場合気をつけろよ。神器は所有者の思いに応える。応えてしまう。そこに俺の意思は介入できない。こいつに嫌われているならせいぜいその背中を撃ち抜かれないよう気をつけるべきだ』
『たしかに、あなた自身ではないとはいえ、あなたの能力と戦うのは骨が折れそうです。そうならないよう気をつけます』
『ではな』
『はい、またお話ししましょう』
そう言って赤龍帝ドライグとの会話は終わった。驚きの連続だったが、この事は今回のことが終わってからリアスに報告しよう。今はあまりリアスに負担をかけたくない。
このいざこざの後、兵藤くんはもう帰らせることになった。リアスが僕への負担が大きすぎるという理由で帰したのだ。彼は抵抗したが、強制的に家に魔法陣で送られてしまった。ちょっとだけありがたいと思ってしまったのは内緒だ。
side out
all side
今日は合宿9日目。10日目は軽い調整だけ行うので実質今日が最後の特訓の日であった。全員その日の特訓も終わり、食事と入浴も済ませた。6日目以降全員一緒にお風呂に入ろうと裕斗のことを誘っているのだが、修行どころでは無くなってしまいそうなので全力で断っている。もしそんな事になったら色々と、ねぇ?言わずともお分かりいただけるだろう。
裕斗は寝る前に喉が渇き、水をリビングの冷蔵庫から出して飲む。そのままリビングからベランダに出て空を見る。今日は満月だ。
「裕斗」
「リアス」
後ろからリアスが話しかけてきて、そのまま裕斗の横に並んで空を眺めた。
「裕斗は修行の調子はどう?感は取り戻せてる?」
「......バレてたか。確かにサーゼクス様の眷属だった時ほどの感の良さはここに来る前はなかったからね。取り戻すのに必死だったけどもう大丈夫。今ならあの時の僕と戦っても勝てるくらいにはなったよ」
「さすがね。全盛期を更新したって感じかしら」クスクス
「ふふっ、そうだね。リアスのための一世一代の大勝負なんだ。しかも僕は相手の王を取るという晴れ舞台。全盛期以上の力で臨まなきゃ失礼ってものさ」ニッコリ
「ポ-......はっ!?そ、そうね///、あなたにとっても大勝負って事なのね///!!よろしく頼むわ!」
「うん、任せてよ。......リアスの夢は昔から今も変わらないのかい?」
「えぇ、私は私を、グレモリーじゃないリアスを見てくれる人と結婚したい。私が持ってるのはこんなちっぽけな夢。昔変わらない幼い夢。幻滅したかしら?」
「ううん、そんな事ないよ。僕はリアスがリアスだから、今こうやって君の眷属になってるんだ。覚えてるかい?僕とリアスが会ったばかりの頃のこと」
「えぇ、もちろん。あの頃の裕斗はまだ暗かったわよね。だから私がなんとかしてあげないとって思ったのだもの」
「あの頃でも一応マシにはなった後だったんだけどね。でもあの時のリアスは面白かったなぁ。僕の世話を色々焼こうとして失敗して泣いちゃったりして」フフッ
「ちょっと!恥ずかしところを思い出さないでちょうだい///!!」
「えぇ〜、その後拗ねちゃって朱乃とグレイフィア様と僕の3人で一生懸命慰めたのも思い出しちゃダメ?」
「もう思いっきり思い出してるじゃない!!いつからそんなイジワルな事を言うようになったのかしら!」
「ふふっ、でもそんな事が何回もあったから、かわいい人だなって思えたから僕の心の傷も癒えていったんだ。それでサーゼクス様にリアスの眷属になってくれないかと言われた時に快諾したんだ」
「そ、そうだったのね、何だか私がポンコツだったから眷属になってくれたみたいで複雑だわ///」
「照れなくていいよ。そんな君だから僕はリアスのことが大好きなんだ」
「......えっ///」
「僕だけじゃないよ、朱乃も小猫も、今回は参加できないけどギャスパーくんも、まだ眷属になったばかりだけどアーシアもレイナーレもカラワーナもミッテルトも、皆んな君が大好きだ。だから僕たちはリアスのためならどこまでも頑張れる。だから僕たちは負けない」
「(勘違いしちゃう言い回しはやめてよ///!!!でも......)ありがとう、裕斗。私もあなたが、あなたたちが大好きよ。絶対ゲームに勝ちましょう!」
「はい!!......それじゃあ、僕は先に部屋に戻りますね」
「えぇ、おやすみなさい」
「はい......リアス!」
去ろうとしていた裕斗がリアスに話しかけた。
「どうしたの?裕斗」
「月が綺麗ですね」
「えっ?」
「おやすみなさい」
そう告げると裕斗はリアスの返事は聞かず立ち去っていった。そこには顔を真っ赤にしたリアスだけが残されていた。
2日後、リアスの今後の命運をかけた
どうも、おはこんばんにちわ。
11話目でした。昨日投稿できなくてすんませんっしたぁああああああ!!!でも月曜は今後も投稿出来ません!!何故かって?バイトで疲れてるからさ!!
まぁ僕のリアル事情は置いておいて特訓編完結しました(8501字)。ん?普段の倍くらいあるぞ?1話で終わらせるとはなんだったのか。まぁ2話分の文字数でも1話にぶち込めば実質1話だよ!誰も気づかねーって!!はい、この話はやめやめ。閉廷!!ラブアンドピース!!
本日も最後に、感想、評価、お気に入りしてくださった皆様、本当にありがとナス!!
次回もどーんと書いてすっと投稿するからパッと読んでな!
あ、本格的に次回云々のネタは尽きたのでどんどん適当になっていきます。