木場裕斗GX   作:柳ノ介

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やって来た(こちらから襲った)はぐれ悪魔

「というわけで兵藤くん、特訓は学校のある日に早朝と部活の後、土日はどちらかでやったらどちらかは休みって感じでやろうと思ってるんだけど、どうかな?」

 

「あぁ、わかった。でも土日のどちらかってどうやって決めるんだ?」

 

「基本的には土曜日にやるつもりだけど、お互い何かしらの用事とかもあるかもしれないから、そこは柔軟に対応するよ。という訳で、連絡先聞いてもいいかな?」ニッコリ

 

「お、おう(か、顔が輝いてやがる...!?クソイケメンが!)ほら、LINEのQRだ」

 

「うん。...読み込めたよ。じゃあ、そっちも登録しておいてね」

 

「はいはい。...こっちも読み込めた。これで連絡できるな。それじゃあ俺は教室戻るな(周りの女子からの視線が痛いから、早く離れたいぜ...)」

 

「うん。授業が終わったら部室に来てくれればいいから、待ってるよ。それじゃ、特訓頑張ろうね!」

 

「おう、また放課後な」

 

 そう言うと兵藤くんはそそくさと教室に戻っていった。

 さて、察しの良い人はわかると思うけど今はアルジェントさんと出会った次の日の学校の休み時間。昨日伝えそびれた今後の予定を兵藤くんに伝えていたんだ。ちなみに昨日僕が彼を見つけられなかったのは、どうやら彼は昨日部室を出た後まだ校内にいたかららしい。なんと驚くべきことに、いつものようにあのいつもの三人組で覗きをしてたみたいなんだ。あんな事があった後なのにも関わらず、いつも通り変態行為を行う彼のメンタルの強さは見習うべきなのかもしれない。いや、気の迷いだな。無かったことにしよう。

 

 などとくだらないことを考えていると、あっという間に放課後になった。

 部室に行くとメンバーの皆んなはいたが、肝心の兵藤くんの姿がない。

 

「部長、兵藤くんはまだ来てなかったんですか?」

 

「そうね。確かに遅いわ。ちょっと見てみるからお茶でも飲んで待っててくれる?」

 

 うちの部活は学校を守るために監視カメラのような役割の遠見の魔法を学校のいたるところに設置しているのだ。

 

「はい、裕斗くん。どうぞ」

 

「ありがとうございます、朱乃さん」

 

「お菓子もどうぞ、裕斗先輩」

 

「ありがとうね、小猫ちゃん」

 

 と、即席お茶会をしていると「はー...」と部長が大きく深いため息を吐いた。

 

「どうしたんですか?」

 

「それがねあの彼、今まさに三人組で覗きをしてるわ...」

 

「本当ですか?」

 

「えぇ、本当よ。彼、自分が今どういう立場か分かってるのかしらね?裕斗以外全員女性のグループの保護下にあるのよ?それなのにそんな事してたらどういう扱いになるかわかりそうなものじゃない」

 

「いやぁ、彼は本能で動いてるタイプですから、あまり深いことは考えてないと思いますよ?」

 

「とにかく、そんな女性の尊厳を踏みにじるような行為は見ているだけで不快だわ。裕斗、止めに行ってちょうだい。場所は剣道場の裏よ」

 

「わかりました。いってきます」

 

 そう言って僕は剣道場の裏に向かった。

 

「君たち、何してるんだい?」

 

「うおぉ!何だ!?誰だ!?」

「ゲッ!?木場!?」

「何でバレたんだ!?」

 

「ちょっと、外から声聞こえない?」

「やだ、また覗き!?」

 

「うおい、バレたぞ!!」

「逃げろ!」

「急げ!!」

 

「逃がさないって。悪いことをしたんだからキチンと怒られないと」

 

 そういって僕は3人の襟をつかんだ。

 

「「「ぐげっ!!!」」」

 

 どうやら喉がしまってしまったようだ。まぁ自業自得だと思ってもらいたい。

 

「何すんだよ!」「いてぇじゃねぇか!」「ふざけんな!!」

 

「キチンと怒られないと、って言ったじゃないか。ほら、来たよ」

 

「コラァ!!!変態三人組!!って木場くん!?」

「今日は逃がさないわよ!!って木場くん!?」

 

「やぁ、村山さん、片瀬さん。3人は捕まえておいたよ」

 

「あ、ありがとう!///」

「いつも助かるわ///」

 

「ふふっ。それは言わない約束だよ」ニッコリ

 

「「(イケメンが人差し指を立てて口に当てて微笑んでる...///!?)」」

 

「(クソイケメンが!!)」

「(無駄に絵になってやがる!!)」

「(女子も顔真っ赤って、ふざけんな!!)」

 

「それじゃあ、職員室に3人を連れて行くから。部活、頑張ってね」

 

「「は、はい!本当にありがとうね!!」

 

 そう言って2人と別れた僕は3人を職員室に連行し、兵藤くんには説教が終わった後部室に来るように伝え、部室に戻った。

 

「ただいま戻りました」

 

「お帰りなさい、裕斗。こちらでも覗きを撃退する場面を確認してたわ。ところで裕斗、あの剣道部の女子たちとは一体どういう関係なのかしら?」ニッコリ

 

「あらあら、それは私も気になりますわ」ニッコリ

「私も気になります」

 

「(な、なにか悪寒が...)え?いや、あの2人とは三人組を捕まえる時に結構な頻度で会ってるうちに軽く話す仲になったんです。あの2人も可愛いですから、結構狙われるみたいで...」

 

「ふーん、そう。裕斗はああいう子がいいのね」プイッ

 

 何か不機嫌になってしまった。

 

「あの、皆んなも当然綺麗ですし、皆んなの方が好きですよ?ただあの三人組に狙われるのはあの2人も可愛いからっていうだけのことです」

 

「そっ、そう。///それならいいわよ」

「あらあら///」

「!?///」

 

 そういうと部長たちは頬を赤くしてそっぽを向いてしまったそういう所も可愛いんだけどなぁ。そんな事を思っていると

 

「ゆ、裕斗くん。どうぞ、お茶ですわ///」

 

 そう言って朱乃さんがお茶を出してくれた。「ありがとうございます」と伝え、お茶を楽しむことにした。

 

 お茶と会話を楽しんで、3時間が経過した。するとコンコンっとノック音が部室内に響いた。

 

「どうぞ」

 

「しっ、失礼します!!」

 

 裏返った声の主は兵藤くんだった。ようやく先生のお説教が終わったようだ。

 

「あなたねぇ、覗きなんてやめなさい!」

 

「うえっ!?何故その事を!?」

 

「あなたねぇ、この学園であなたが覗きをしている事を知らない人の方が少ないわよ。それより!あんな最低なことはやめなさい!!女性はあなたの性欲を満たすためにいるわけじゃないのよ!!」

 

「す、すみません。それでも俺は女体を求めます!!」

 

「はぁ、呆れた。言ってもわからないならもういいわ。勝手にしなさい」

 

「(あぁ、嫌われちゃったかなぁ...)」

 

「全く、少しは裕斗を見習ったらいいのに...」ボソッ

 

「(けっ!また木場のやつかよ!イケメンはいいよな!)」

 

「まぁまぁ部長。彼も今怒られてきた後なんですから、僕らからはあまり言わなくていいんじゃないですか?」

 

「ふぅ...。裕斗がそう言うなら...。ともかく、もうやらないこと!わかった!?」

 

「は、はい!!(勢いではいって言っちまった!!でもまぁ、こっそりやればバレないだろ)」

 

「今日は色々あって疲れただろうし特訓は明日からにしようか」

 

「あ、あぁ。助かるぜ」

 

「なら今日はあなたを保護している私たちがどれだけ強いのかを見せてあげる!!」

 

「はぐれ悪魔の討伐依頼でもあるんですか?」

 

「えぇ、その通りよ!大公からの依頼があったの。いい?兵藤くん。私たち悪魔の中には主人の元から離れ、色々な悪さを働くはぐれ悪魔と呼ばれる存在がいるの」

 

「ならそのはぐれ悪魔ってのは、先輩たちみたいないい悪魔たちが全員ぶっ倒すんすね?」

 

「いいえ、ただはぐれ悪魔と言うだけではだめなの。裕斗たちみたいに生まれた時からではなく、後天的に悪魔の駒(イーヴィルピース)というもので悪魔になった者たちを転生悪魔と呼ぶのだけれど、その転生は相手の同意がなくても出来てしまうの。これは無理矢理自分の眷属にできるということよ。そうやって眷属にされた悪魔たちまで殺してしまうのはどうなのか、という意見が最近ようやく認められてね、少しずつだけれど調査が進んでるの。

今回のはぐれ悪魔についてはもう調査もすんで退治してくれって大公からの依頼が来たの。だからその戦闘を見せてあげる」

 

「なるほど。よろしくお願いします!」

 

「なら早速行きましょう。居場所はもう突き止めてあるの」

 

「「「「はい!!」」」」

 

 というわけで、やって来ました廃倉庫。そこに入ろうとすると

 

「うまそうな匂いと不味そうな匂いがするぞ?どっちなのかな」

 

 と言いながらとても大きな、上半身は女性の裸で、下半身が異形の存在が出て来た。

 

「出たわね!はぐれ悪魔バイザー!!」

 

「な、なんだあいつ!?」

 

「力に溺れたはぐれ悪魔はどんどん姿が異形のものになっていくんだ」

 

 そんな説明をしていると

 

「まずはお前からだーー!!!」

 

 と言いながらその大きな拳を小猫ちゃんに振り下ろした!

 

「小猫ちゃん!?」

 

「大丈夫よ、小猫の駒は戦車(ルーク)。その特性は馬鹿げた防御力と攻撃力!!」

 

「吹っ飛べ。あと、名前で呼ばないでください兵藤先輩」

 

「ご、ごめん...」

 

 そんなやりとりをしていると倉庫の中まで吹き飛ばされたバイザーから悲鳴が聞こえる。そちらを見ると雷に打たれている姿があった。

 

「おほほほほほ!痛いですか!?こちらの方が痛いですか!?」

 

「ぎゃあああああああ!!!」

 

「うわぁ、こえぇ...」

 

「あれが最強の駒、女王(クイーン)。朱乃は最強のドS女王なの!

朱乃、それくらいでいいわ。後は私が消しとばしてあげる!」

 

「はい、部長。トドメはお任せしますわ」

 

 そう言ってバイザーに近づいていく。

 

「私は滅びの魔力を受け継ぐ、誇り高き(キング)!!リアス・グレモリーよ!!」

 

 そう言ってトドメを刺し、バイザーは影も形も無くなってしまった。

 

「それじゃあ、木場は?」

 

「ん?僕はね...」

 

 そう言って説明をしようとした瞬間、なんと倉庫の廃棄材の裏から人間の姿をしたバイザーが部長に向かって飛びかかった!!

 

「「「部長!!!?」」」

 

 しかし、その突進は地面から突然生えた剣に止められる。そして僕は怯んだバイザーを一刀のもとに切り捨てた。先ほど消しとばされたのはバイザーの下半身の異形の部分だけであり、外すことが出来たのだ。朱乃さんの雷で焦げた時に出てきた煙に紛れて隠れていたのだ。

 

「僕は部長の、リアス・グレモリーさまの騎士(ナイト)だよ。それより部長。油断しすぎです」

 

「うっ...。助けてくれてありがとう。でも裕斗も分かってたなら教えてくれてもいいじゃない!」

 

「いえ、僕はサーゼクス様に部長の教育を頼まれてますから」

 

「...ふふっ。というわけで、裕斗はうちで1番頼りになる騎士なの!彼に特訓をつけてもらえばきっと強くなるわ。頑張りなさい」

 

「...はっ、はい!頑張ります!」

 

 というわけで兵藤くんへの僕たちグレモリー眷属の紹介が終わった。

 

 sideリアス

 

「「「部長!!!?」」」

 

 っ!?まずい!死ぬことはないだろうけどそれでも一撃貰ってしまうことは確実だ。そう思って痛みをこらえるべく、ギュッと目をつむる。

 

 ...いつまでも痛みが来ないと思ってると

 

「僕は部長の、リアス・グレモリーさまの騎士(ナイト)だよ。それより部長。油断しすぎです」

 

 という声が聞こえて来た。その注意するような声の中に暖かさを感じて泣きそうになってしまう。バレてないだろうか...。

 

「うっ...。助けてくれてありがとう。でも裕斗も分かってたなら教えてくれてもいいじゃない!」

 

 そういうも

 

「いえ、僕はサーゼクス様に部長の教育を頼まれてますから」

 

 と、軽くあしらわれてしまう。だが彼は別に命令されているから私のことを見てくれているわけではない。彼はバレてないと思っていそうだが、長く一緒にいる皆んななら分かる程度に顔が赤くなっている。そう、照れ隠しなのだ。私は自分の意思で私のことを彼が見てくれていることを嬉しく思ってしまう。

 

「...ふふっ。というわけで、裕斗はうちで1番頼りになる騎士なの!彼に特訓をつけてもらえばきっと強くなるわ。頑張りなさい」

 

 だからこそ、嬉しくて微笑んでしまう。彼との小さな掛け合いも好きなのだ。これからも私のことを見ていてね?ゆ・う・と!




どうも、おはこんばんにちわ。
5話目でした。今回はvsバイザーでしたね。実際バイザーさんよく見ると、すごく...(胸が)大きいです...。って感じでエロくて好きです。見た目は。

ほ、ほげぇ!!評価バーに色がついてる!?ルーキー日間ランキングにもなってる!?やったねたえちゃ(以下略
いやほんといつも見てくれてる皆様のおかげです!!これからもオナシャス!!

本日も最後に、感想、評価、お気に入りしてくださった皆様、本当にありがとナス!!
次回を見ないというならば、俺はこの星を破壊し尽くすだけだぁ!(ブロリー感)

この次回ネタ、早速尽きて来たぞ...

あの、木場くんの名前が祐斗くんではなく裕斗くんになっているのが気になった方は活動報告の方に載せてますので、そちらをご覧ください。気にならない方は一切気にしなくて大丈夫です。
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