今年もこの小説をよろしくお願いします!
ヨン様ガキ使出てましたね。
…あれは出てると言っていいのだろうか?
転校生
「お――す!オラァ!席つけ野郎共!!」
黒崎が学校に久々に登校して数分後、担任の越智がやって来た。が、
黒崎は虚を素早く倒し遅れてきた井上達と話していた。そんな姿を見ていた男が一人――。
「…黒崎…一護ね」
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「今日から転校生が来る!!後なァ…えーと、何だっけ?ああ、数学でこのクラスの副担任だった山下先生が家庭の事情で暫く来れなくなったからその紹介も入れる!!」
担任の越智がそう言うと一人の男子生徒が挙手をして言った。
「越智センセー!男ですかー?女ですかー?」
越智の眼鏡が光る。
「どっちも男だ」
「「キャァアーっ!!」」
女子達が嬉しさの悲鳴を上げる。一部の女子はガッツポーズをしているものも居た。
「ほら、入ってきな」
越智が言うと生徒が一人、入ってきたがそれだけだった。
「あれ?アンタ一人?」
「ん?俺以外に誰か居るんですか?」
金髪おかっぱ頭が言った。越智はめんどくさそうに「あー」と言って頭を掻くと「もういいや。君から自己紹介しちゃって」と言った。
「扁平足の“平”に小野妹子の“子”真性包茎の“真”に辛子明太子の“子”で
「うお――い。平子君、平子君。逆、逆!」
平子が自分で黒板に大きく名前を書いたのはいいのだが鏡文字となっていて非常に読みづらいものだった。それを越智が平子に知らせるのだが平子は「上手いことかけてるやろ?俺得意やねんで、さかさま」と斜め上なことを言ってきた。
打ち合うのも面倒になったのかそれを含めて自己紹介に入れ、と越智は言った。平子は一通り自己紹介をすると黒崎の隣の席へと移動した。
平子が話しかけるのも束の間、代行許可証が虚を知らせ黒崎はまた何処かへと行ってしまう。それを見た茶渡がすかさずフォローに入った。
「…すまん何と言うか…ああ言う奴なんだ」
「あァ、いや
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一護が教室に帰って暫くした頃。ようやく副担任の数学の先生が自己紹介をしに教室に現れた。
「今日から暫く数学を担当させて貰います、藍染惣右介です」
「「うお――!!」」
「「!!」」
「あっ、藍染さんだあ――!!」
黒崎、そして平子が雄叫びを上げ立ち上がる。石田や茶渡は静かに驚き、織姫に至っては藍染に手を振っていた。
藍染は営業スマイル(平子には物凄く黒く見える笑顔)で織姫に手を振り替えす。その時に一護と平子の眉間に向かって何かを投げた。
クナイだった。
クナイは一護と平子の眉間に一寸たりともぶれずに刺さる。一護の場合はクナイの先に吸盤がついていた為被害はなかったのだが、平子のクナイには吸盤などついておらず普通に眉間に刺さる。
ブシャアと大量の鮮血が平子の眉間から放出された。
「ひ、平子くん!?」
「す、すげー!!…藍染先生って忍者なのかな?」
「そんなこと言ってる場合か!!誰か手当てを!!!!」
「あ、なんかクナイの取っ手に絆創膏が吊るしてあるぜ!藍染先生の配慮なのかな?」
「藍染先生――!!明らかに怪我のサイズと絆創膏のサイズが合ってません!!」
生徒達が騒ぐ。藍染はそれを笑いながら静かに見ていた。そして口を開くとき、何故か教室は一瞬にして静かになった。
「まだ僕の自己紹介中です。黒崎くん、平子くん、静かにしてください」
「「は、ハイ……」」
黒崎と平子は藍染に言われておとなしく席に戻る。席に戻る際に平子が「なんで俺らだけなんやねん。織姫ちゃんとは大層な差があるやんけ」と愚痴をこぼしていた。勿論それは藍染に聞こえているため平子に第二擊目の攻撃がふりかかったことは言わずもがなだろう。
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「随分と滑稽な髪形になってますね…隊長……」
藍染はおかっぱ頭になった平子の髪形を見て肩をフルフルと震わせ、平子とは目を一切会わせず手で口をおさえながら言った。まあ要するに笑っているのだ。
「オマエ、久々に上司に合って一発目があれってあるか!?危うく俺死にかけたで!!」
「ちゃんと隊長のことも考えて絆創膏吊るしてたでしょう?」
「あんなのが使える訳あるか!!」
どうやら平子の怒りが収まらない様子。それを見た藍染は静かに「はあ」とため息をつくと平子の頭をガシリと鷲掴みし言った。
「なら俺も聞きますね?何故貴方は
ギロッと藍染の目が光る。
「…ぜーんぶ、理由も含めて教えてくれますよね?」
平子は考えていた。自分が少し瀞霊廷を離れていた間に一体何があったのか。少なくとも自分の知っている藍染はこんなに黒くなかった…と思う。
「あ、いやな?俺にも色々あってん。せやから労ってや。そんな脅しみたいなマネされても恐いだけやろ?ホラ平和的に行こうや。イマドキは平和に、これが一番やで」
藍染が誘導尋問しようとしたその時、チャイムが鳴り藍染はたまたま通りかかった学年主任に連れていかれてしまった。
「う、うっし!!逃げられた!!」
連れていかれた藍染を見て平子は本当に嬉しそうな顔でガッツポーズをした。しかし、藍染は平子を地獄に落とす言葉を口パクで残していった。
「『俺は忘れないからな。覚えてろよ』」
平子は暫く寒気と冷や汗が止まらなくて隣の黒崎に凄く心配された。
「お、おい顔色悪いけど…大丈夫か?井上呼ぶか?」
「……気分悪いとちゃうねん。ただ……死を覚悟しただけや…」
「おーい井上!!こいつ気分悪いらしいから見てやってくれ!!」
「はーい!!ちょっと待ってね!!」