やはりおれたちがボッチ以外であるのは間違っている 作:30年度マナーブック
原作:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
タグ:オリ主 アンチ・ヘイト 憑依 THEボッチズム 冷静にHACHIMANを検証
同じクラスに、なんかよく解らないけどボッチなのがいた。
どう見ても冴えないのに、なんか偉そうだ。
底辺同士仲良くしようとは思わないが、同じ底辺だけに自分がカースト上位のように振る舞う底辺を見るのは痛々しさを感じる。
見たくないなら目を瞑って耳を塞げば良い。
そうすれば取り敢えず笑いものにされるのはボッチ集団全体ではなく、今わめき散らしているやつだけになる。
だから、取り敢えず無視しておくことにした。
すると、なんか勝手にイライラしだしたようだ。
「俺は八幡だ。この世界の主人公だぞ」
高校生にもなって厨二病患者な老け顔が陰気キャラなのにイキりだす。無理しすぎだろ。俗に言うキョロ充と言うやつだろうか?
まあ、無視でいいや。
そう思っていたらキレだした。
キモいな。
というか、主人公って何だ?
そもそも自分を主人公だと言い出すこと自体がおかしいが、こんな冴えないのが主人公ってのもあり得ない。
マジでキモいな。
「なんだとぉっ!?」
…声に出ていたようだ。
実際オレもクラスでは地味キャラだから気持ちはわからないでもないが、分を弁えるべきだとは思った。
リア充にはリア充らしい華やかな人生があり、ボッチにはボッチらしい山も谷もない人生がある。
無理にリア充ぶっても本物のリア充からは仲間に入れて貰えないだろう。せいぜいおもちゃにされるだけだ。
そして、キョロ充くんはリア充には強気にはなれないが、同族である地味キャラには強気に出られる。
今も何かオレにキレてる。
弱いやつを脅すオレは強いんだぞアピールご苦労様です。
そうやって、強い人間の側だとイメージ戦略したいのはよく解る。
でもな、オレがわかるぐらい何だから、頭の良い周りの人達はみんな気が付いている。
エリマキトカゲが威嚇しても恐竜の迫力にはなれない。
本当に無様極まりない。
…というか、コイツとつるんでいると思われたくない。
端から見れば、つるんでいてもお似合いな同類なんだろうけど、最低限の意地くらいはある。
取り敢えず、無視を続けてきたらオレにどなって脅して強さアピールを始めだした。
だが、正直聞くのも嫌だし、相手をしているのを見られたくもない。
そう思っていたら、周囲のボッチ仲間がおどおどしながら止めてくれた。
持つべき者は、ボッチを受け入れた仲間だと思う。
汚い見方をすれば、ガチの恐い人なら助けに来てくれなかったけど、恐い人アピールするザコボッチだと見透かせているからというのもあるのだろう。
だとしても、オレは感謝したい。
安いものしか買えない、安い友情に乾杯しよう。
僅かな力を振り絞って、僅かな力で勝てる相手にだけ立ち向かう、ボッチでザコで陰気で地味な友を尊敬しよう。
やはり、オレ達にはボッチらしい人生こそ似合っている。
ぶっちゃけオリジナルでやれないこともないような…