なんやかんやあっておたえとふたりっきりで勉強会をすることになった沙綾。


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なんかよくわからんけどおたえと沙綾はふたりっきりで勉強会やってます(雑な導入)


「私は好きだよ。沙綾の――」

「う~ん。う~~~ん…………うん。」

 

「お、解けた?」

 

「わかんない」

 

「あ、あはは……」

 

「教えて?沙綾」

 

「もー、しょうがないなぁ。そこは最初にこっちで式を作って――」

 

おたえは、勉強ができないわけじゃない。たぶん、授業を聞いていなくて単純にやり方を知らないだけなんだと思う。

 

「う~ん?うん……よし、できた!次も……やり方は一緒なのかな」

 

だから勉強を教える、と言っても最初にやり方教えるだけで、あとは自分でどうにかしてしまうから、おたえに勉強を教えるのはとても楽だ。香澄と違って。少し教えれば区切りが来るまでは黙々と解いているから、その間に私は自分の分を進めて、つまづいたらおたえがまた質問してくる。

 

(あのプリントのあの辺だと、応用とか過去問ばっかりだからしばらくは一人で大丈夫かな?)

 

そう判断して、自分の分を進めるために手元へ視線を降ろす。

 

「……」

 

問題を見つめる視界の端に映る自分の手。ドラムの練習や家の手伝いで中々に荒れている、私の手。

放っておけばアカギレサカムケヒビワレと血だらけになってしまうし、何よりオンナノコなのだ。手がガサガサなのは恥ずかしいから嫌。

もちろん、ちょっといいハンドクリームを使ったりワセリンラップを試したり、色々と対策はしているのが功を奏してかそれなりには見れるようになっていると思う。とはいえこうして至近距離でふと目に入ると、どうしても指先の細かい爪周りがカサついていたり、ドラムの練習でできたマメの痕だったりが目に入ってちょっとイヤになってしまう。

 

(ああもう、このままじゃ勉強進まないって!おたえは集中してるんだから私も頑張らないと!)

 

無理矢理自分の手から視線を剥がし、ついでにおたえはどこまで進んだだろうか、と目を向ける。

 

「う~んと?ここはこっち。これはこう。じゃあここにこれを代入して?」

 

ぽつぽつと考えていることを呟きながら着々と問題を解き進めているおたえ。

 

(おたえ、考えてる時は手が口元に行くんだよね)

 

さっきまで自分の手について考えていたからか、おたえの指先に視線が吸い込まれてしまう。

 

おたえの手は綺麗だ。私の手と比べたら、本当に同じ女子高生なのかと疑ってしまうくらい、本当に綺麗だ。指は長くほっそりしていて、たまに「練習してたら切っちゃった」と絆創膏を巻いているときもあるが、今はそれもない。ギターを弾く人はタコがすごいとよく聞くが、おたえはそうでもないタイプのようで指先もすべすべのようだ。

 

(ちょっと触ってみたいな、なんて。……勉強中に何考えてんだろ私)

 

そろそろ一度休憩にした方が良いだろうか、と切り出そうとした矢先。

 

「沙綾。私の手に、何かついてる?」

 

おたえがシャーペンを置いて、両手をパーにして、自分で手の甲、手のひらと見て首を傾げたのち、私に見せるように差し出しながら問いかけてきた。

 

「えっ!!?う、ううん。何もついてないよ!?」

 

「そうなんだ、よかった。沙綾がずっと私の手を見てたから、何かついてるのかと思った」

 

「あ、あはは……」

 

「でも、何もついてないならどうして沙綾は私の手を見てたの?」

 

「え、えーっと……それは」

 

「……私の手、どこか変?」

 

「え!?そんなことないって!」

 

「じゃあ、なんで見てたの?」

 

「そ、それは……」

 

「それは?」

 

(あーーー。うわぁ、どうしよ。そんなに長く見てたっけ?ちょっとぼーっとしすぎてたかな?やっぱり疲れてた?いやそこじゃなくて今はおたえに何て言うか考えなきゃ……)

 

少し落ち込んだような顔で、首をかしげるおたえ。開いて私に見せていた手を引っ込めて、左手は右手の肘へ添えて、右手は胸元で緩く握っている。いつもなら右手は指先で口元を触っているのにな、というところまで考えて、おたえが動かした手を、つられて目で追ってしまっていたことに気づいた。

 

「……また見てた」

 

「え、えっと、それは」

 

「…………言えないくらい、変?」

 

「そ、そんなことないっ!」

 

「じゃあ、なんで……?」

 

「う……」

 

「……」

 

「そ、それは」

 

「それは?」

 

「…………ああもう!言う!言うから!言うってば!おたえの手が綺麗だから見とれてたのっ!!」

 

涙目でジッと視線を送ってくるおたえに根負けして、ついに本音を言ってしまった。流石に恥ずかしい。

 

「え」

 

「わ、悪い?」

 

「ううん、悪くない。……うれしい」

 

ふわっと笑いながらそう言うと、おたえは私の手を握ってきた。

のだけど、おたえに私の手を見られるのが恥ずかしくてとっさに手を引いてしまった。

 

「え…………わたしのて、さわりたくないほどいや?」

 

「い、いや違うって!」

 

(いや、びっくりするでしょ!ていうかおたえの目に光がない!ていうかおたえの手超柔らかかったし!!)

 

「じゃあ、なんで?」

 

(そのままの顔で首傾げるの超怖いんですけど!?どうしよう下手な言い逃れしようとしたらおたえが戻ってこなくなりそうだしここはどうにかして話題を)

 

「ねえ、なんで?」

 

錯乱して一瞬動きが止まっていた私に、身を乗り出してもう八割方押し倒しているも同然のような格好で迫ってくるおたえ。しかし目に光がない。超怖い。

 

「えっいやっちょっそうじゃなくて!そうじゃなくて!ね!?」

 

「そうじゃなくて?」

 

「いやっ私の手ってボロボロだからおたえにみられるの恥ずかしかったっていうか触られるが恥ずかしかっただけっていうか」

 

「…………なんだ、そうだったんだ」

 

(た、たすかった……っていうか私超恥ずかしいこと言っちゃったよね!?)

 

「それなら、心配ないよ」

 

そう言って、優しい顔で、大切な宝物を扱うような手つきで私の手を取って、

 

「私は好きだよ。沙綾の手。いっつも頑張ってて、何をするにもみんなのこと考えてて見守ってて、演奏だってそう。沙綾が導いてくれるから、私はちゃんと弾けるんだ。そんな頑張り屋さんな沙綾の手、私は大好きだよ」

 

なんて。なんてことを。なんて言葉を。そんな柔らかな笑顔で私の手にほおずりしながら無造作に放り投げてくるの。

 

「どうしたの?沙綾」

 

赤面しながら「なんでもない」と返しつつ。

 

(あー。どうしよう。そんなこと言われたの初めてだし、凄い気恥ずかしいんだけど……超嬉しい。ていうかおたえまだ私の手握ったまんまだし)

 

「あーもー!勉強再開するよ!」

 

「え~、もうちょっと~」

 

「ダーメ。ほら、課題終わらせるんでしょ?」

 

「は~い」




おわれ

いやでもこの後勉強に身が入らずおたえがめっちゃイチャイチャしてくるのでもいいぞもっとやれ。

はい。

いやね?仕事してたらなんかふわっと
「たえさあやだったらどっちがタチかなやっぱりおたえかなだって指細くて長くてきれいそうだしイロイロと都合が良さそうだよねってそう考えたら沙綾の手って家事とかドラムとか凄い荒れてそうだし凄い頑張って手入れしてそうだけど一回カサつき始めたら凄い治りにくいから超頑張り屋さんな手してるんだろうなでもおたえはそんな沙綾の手でも好きとか軽率に言い放って沙綾落ちそうだな」
っていうのが降臨したので居てもたってもいられずクソ雑魚語彙力をひねって絞ってなんとかかんとか形にしました。
普通に書いてる人って頭どうかしてるんじゃないのほんと。
導入もクソ雑だし誰かちゃんと書き直して_(:3」∠)_

11/20追記
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1541294750/
ああああああああああああああああああああああああ(いいSSないかなーとなんとなくあさってたら心構えもないままに心臓えぐりだされる衝撃とともにあまりの尊さに目が灼ける人の図

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