暗殺教室~28人の暗殺者と1人の戦争屋~   作:BIGBOSS0514

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さあて、修学旅行書きたい()


11話 テストの時間

「さて、皆さん。「「「「「始めましょうか!!」」」」」」

 

 

 

「「「「「いや、何を?」」」」」

 

 

 

殺せんせーに俺達がドン引きする。

 

というのも、殺せんせーはマッハで残像による分身を大量に作ってそれぞれの机の前に立っているのである。

 

 

 

「学校の中間テストが迫ってきました「そうそう」そんなわけでこの時間は「「「「「高速教科テスト勉強を行います!!」」」」」」

 

 

 

・・・何でもありだなその速度。

 

 

 

「先生の分身が一人ずつマンツーマンで「それぞれの苦手科目を徹底して復習します」」

 

 

 

「下らねぇ、ご丁寧に教科別にハチマキとか」

 

 

 

そう言う寺坂の前にも殺せんせーが付くが・・・

 

 

 

「つーかなんで俺だけナルトなんだよ!!」

 

 

 

「寺坂君は苦手強化が複数あるので」

 

 

 

「ちゃんと猫髭までつけてるし・・・」

 

 

 

不破さんが殺せんせーの細かさに感心していた。

 

 

 

 

俺の苦手教科は言わずもがな理系教科、数学はまだなんとかなるが、理科が厳しい。

 

殺せんせーに教えてもらいながら問題演習を進めていくと・・・

 

 

 

「ニュヤっ!?」

 

 

 

・・・殺せんせーの顔面がいびつな形になっていた。

 

 

 

「「「「「急に暗殺しないでくださいカルマ君!それ避けると残像が全部乱れるんです!」」」」」

 

 

 

「以外と繊細なんだこの分身・・・でも先生、こんなに分身して体力持つの?」

 

 

 

渚が殺せんせーに聞く。

 

 

 

「ご心配なく、一体は外で休憩させてますから」

 

 

 

「「それむしろ疲れない!?」」

 

 

 

俺と渚が見事にハモる。

 

 

 

そんなこんなで、勉強は進んでいき、俺も殺せんせーのおかげで大体の事は理解ができた。

 

 

 

「流石隼人君!ココの理解も速いですねぇ~千賀先生に教わっただけはありますねぇ~」

 

 

 

「!?なぜそれを・・・」

 

 

 

「千賀先生から理科の教材の相談を受けまして」

 

 

 

「千賀が・・・そこまでしてたのか・・・」

 

 

 

最近、自宅で寝る前とかに理科を教えてもらっていたのだが、そこまで考えているとは思ってなかった。

 

 

 

「これで呼び捨てできなくなりましたねぇ~」

 

 

 

殺せんせーがニヤニヤしながら言う。

 

 

 

「まあね。けど、あいつもそれはそれでくすぐったいだろうから、今まで通り呼び捨てさせてもらうさ」

 

 

 

満点の理科の演習プリントと一緒に殺せんせーにそう返した。

 

殺せんせーは満足げに頷いた。

 

 

 

そのほかのみんなも順調に勉強を進めていったようだ。

 

俺は勉強に没頭した。

 

 

 

 

 

放課後になり、みんなが帰宅する中で俺、渚、茅野、杉野は掃除をしていた。E組で掃除は当番制になっていて、放課後に当番になった班が掃除をして帰るという決まりだ。

 

 

 

「今日の殺せんせー凄かったねー!」

 

 

 

「うん!以前なら分身は四、五体が限界だったのにねー」

 

 

 

「そんなに気合い入れてどーすんのかねぇ」

 

 

 

「まぁそれはそれでいいんじゃない、プラスになるし」

 

 

 

今日の事を話している内に掃除は終わり、挨拶をして解散した。

 

椅子に座った俺は今日も一眠り・・・と言いたいところだが、職員室辺りから感じる黒いオーラで眠ろうにも眠れない。

 

しかも、このオーラを出す人物などあの教師を除いていないだろう。

 

俺は席を立ち、職員室へと向かった。

 

 

 

職員室の扉の前にはすでに渚が聞き耳を立てていた。

 

渚がこちらに気づいたようで、職員室の方を指差し、何か訴えている。

 

俺はサムズアップで返し、渚の後ろにピッタリと付いて中を覗き見る。

 

中にいたのは、烏間先生、イリーナ先生、千賀、そして・・・理事長だった。

 

何か話をしているようだった。

 

 

 

「まぁ、私には全て理解できる程の学は無いのですが、なんとも悲しいお方ですね。世界を救う救世主となるつもりが、世界を滅ぼす巨悪と成り果ててしまうとは」

 

 

 

(救う・・・滅ぼす・・・反物質の事か?)

 

 

 

俺は思考を巡らせながら話を聞く。

 

 

 

「いや、それをここでどうこう言うつもりはありません。私ごときがどうあがこうが、地球の危機は救えませんし。余程の事がない限り、私は暗殺にノータッチです・・・十分な口止め料もいただいてますし」

 

 

 

「・・・助かってます」

 

 

 

烏間先生が建前上の感謝を述べる。

 

 

 

「随分と割り切っておられるのね。嫌いじゃないわ、そういう男性」

 

 

 

イリーナ先生が探りを入れているようだ。

 

 

 

「光栄です」

 

 

 

そう言って理事長は殺せんせーの方に向き直ってしまった。

 

美女とは言えど流石に理事長には効かなかったようだ。

 

 

 

「しかしだ、この学園の長である私が考えなくてはならないのは、地球が来年以降も生き延びる場合、つまり、仮に誰かが貴方を殺せた場合の学校の未来です。率直に言えば、ここE組はこのままでなくては困ります」

 

 

 

「このままと言いますと、成績も待遇も最底辺という今の状態を?」

 

 

 

「はい。働きアリの法則を知っていますか?どんな集団でも20%は怠け、20%は働き、残り60%は平均的になる法則。私が目指すのは、5%の怠けものと95%の働き者の集団です。E組のようにはなりたくない、E組には行きたくない。95%の生徒がそう強く思う事でこの理想的な比率は達成できる」

 

 

 

俺は悪寒が走った。

 

確かに合理的であるし、実際戦場でもこの現象はよく見られるものである。

 

ただ、まだ未熟な中学生に行うものでは決してない。

 

 

 

「・・・それで5%のE組は弱く惨めでなくては困る、と」

 

 

 

「今日D組の担任から苦情が来まして、ウチの生徒がE組から凄い目で睨まれた、殺すぞと脅されたとも」

 

 

 

俺は、ちょっと前に渚が放った殺気の事を思い出した。

 

それにしても随分と誇張されてるなぁ・・・。

 

渚を見ると、渚も苦笑するしかなかったようだ。

 

 

 

「暗殺をしているのだからそんな目つきも身に付くでしょう。それはそれで結構。問題は、成績底辺の生徒が一般の生徒に逆らう事。それは私の方針では許されない」

 

 

 

その瞬間、理事長は、渚はおろか、俺の殺気よりも強力なオーラを発した。

 

俺は咄嗟に飛び退いたが、渚はもろに受けてしまって体が硬直していた。

 

 

 

「以後慎むよう厳しく伝えてください」

 

 

 

そう言って、席を立った理事長がふと振り返り、

 

 

 

「そうだ、殺せんせー。一秒以内に解いてください」

 

 

 

そういって放り投げたのは・・・知恵の輪だった。

 

 

 

「え!?あ!?いきなりぃ~!!」

 

 

 

・・・完全にテンパった先生は知恵の輪で地面にのたうち回るザマだ。

 

 

 

「噂通りスピードはすごいですね。確かにこれならどんな暗殺だって躱せそうだ。でもね殺せんせー。この世の中には、スピードで解決できない問題もあるんですよ」

 

 

 

地面にへばっている殺せんせーに理事長は見下しながら言う。

 

 

 

「では、私はこの辺で」

 

 

 

理事長が歩いてきたから俺は、まださっきの影響で自力で立てない渚を支え、俺の後ろに立たせた。

 

理事長が出てきて、こちらに気づいた。

 

 

 

「おや、隼人君じゃないか。中間テストは期待しているよ、頑張りなさい」

 

 

 

いつもの乾いた笑みを俺に向ける。

 

 

 

「ええ、頑張らせてもらいます」

 

 

 

俺は警戒しながら言葉を返す。

 

理事長はその場を後にした。

 

去り際の一瞬、いつものどす黒いオーラの顔が見えた。

 

・・・やはりあの男は恐ろしい。

 

 

 

「渚、大丈夫?」

 

 

 

ようやく回復した渚に俺は声をかける。

 

 

 

「あ、うん・・・。ありがとう」

 

 

 

「にしても、随分と殺せんせーもしてやられたね・・・」

 

 

 

「そ、そうだね・・・」

 

 

 

俺と渚は苦笑する。

 

 

 

「明日の勉強会はもっと大変になりそうだな・・・」

 

 

 

「僕もそんな気がするよ・・・」

 

 

 

 

 

翌日・・・

 

 

 

「おはようございます、皆さん」

 

 

 

俺と渚の思った通り、殺せんせーは相当気合が入っているようで・・・さらに分身を増やしていた。

 

 

 

「「「「「先生今日はさらに頑張って増えてみました」」」」」

 

 

 

(頑張る方向がおかしいだろ・・・)

 

 

 

(いや、増えすぎだろ・・・)

 

 

 

俺と渚は心の中でつぶやく。

 

 

 

「「「「「さぁ、授業開始です!!」」」」」

 

 

 

まぁ、始まったのはいいが・・・なんか残像が雑と言うか・・・ゴ○ウとかト○コとか両○とかいるし・・・もはや別キャラに・・・

 

 

 

「どうしたの殺せんせー?なんか気合い入り過ぎじゃない?」

 

 

 

昨日の事情を知らない茅野が聞く。

 

 

 

「ん?そんなことないですよ」

 

 

 

殺せんせーは平然と返しているが、おそらく心の中ではあの人への復讐で頭がいっぱいだろう。

 

まぁ、それを言うのも野暮だから今はおとなしく勉強に集中しよう。

 

俺は勉強に没頭した。

 

 

 

 

 

昼休みになり、しっかりと最後まで教え上げた殺せんせーは教卓で団扇を仰いで完全にバテていた。

 

 

 

「流石に相当疲れたみたいだな~」

 

 

 

「今ならやれるかなぁ~」

 

 

 

確かにそうだが・・・中村、ゲスイぞ。

 

 

 

「何でここまで一生懸命先生をすんのかねぇ・・・」

 

 

 

岡島が珍しく至極真っ当なことを言う。

 

 

 

「ヌルフッフッフッフッ、全ては君たちのテストの点を上げるためです。そうすれば・・・」

 

 

 

(((((・・・あのタコ、なにか良からぬことを企んでいるな)))))

 

 

 

みんながそう思った。

 

 

 

「いや、勉強の方はそれなりで良いよな~」

 

 

 

「うん、なんだって暗殺すれば賞金百億だし」

 

 

 

「百億あれば成績悪くてもその後の人生バラ色だしね」

 

 

 

俺はそんなことはないと言おうとしたが、その後の言葉が見つからず口籠ってしまう。

 

 

 

「にゅやっ、そ、そういう考え方をしますか!?」

 

 

 

「俺達、エンドのE組だぜ、殺せんせー」

 

 

 

「テストなんかより暗殺の方がよほど身近なチャンスなんだよ」

 

 

 

そう三村が言った時、教室の空気が変わった。

 

 

 

「なるほど、よく分かりました。今の君達には暗殺者の資格がありませんねぇ・・・全員校庭へ出なさい」

 

 

 

そう言う殺せんせーは・・・怒っていた。

 

 

 

 

 

校庭に出たみんなは、急に殺せんせーが怒った原因が分かっていないようで困惑していた。

 

校庭には事情を知らない烏間先生とイリーナ先生、そして千賀も呼ばれた。

 

事情を含め、殺せんせーの怒りの原因が分かるのは俺と、みんなとは離れて様子を見ているカルマだけのようだ。

 

 

 

「E組のシステムの上手い所は一応の救済措置が用意されている点だ。定期テストで学年186人中50位に入り、尚且つ元の担任がクラス復帰を許可すれば差別されたこのE組から抜け出せる。だが、もともと成績最下位な上、この劣悪な学習環境ではその条件を満たすのは難しすぎる。殆どのE組生徒は救済の手すら掴めない負い目から、えぐいさべうも受け入れてしまうそうだ」

 

 

 

殺せんせーは校庭の真ん中にあった朝礼台を端に寄せながら、淡々とみんなに言う。

 

 

 

「何なのよ、急に来いって」

 

 

 

イリーナ先生が校舎から出てくる。

 

 

 

「イリーナ先生、プロの殺し屋として伺いますが」

 

 

 

「・・・何よいきなり」

 

 

 

「貴方はいつも仕事をする時、用意するプランは一つですか?」

 

 

 

イリーナは一瞬戸惑ったが、

 

 

 

「いいえ、本命のプランなんて思った通り行くことの方が少ないわ。不測の事態に備えて予備のプランをより綿密に作っておくのが暗殺の基本よ」

 

 

 

そうすぐに答える。

 

 

 

「では次に烏間先生」

 

 

 

「・・・?」

 

 

 

「ナイフ術を生徒に教える時、重要なのは第一撃だけですか?

 

 

 

「・・・第一撃はもちろん最重要だが、次の動きも大切だ。強敵相手では第一撃は高確率で躱される。その後の第二撃、第三撃をいかに高精度に繰り出すかが勝敗を分ける」

 

 

 

「では、千賀先生」

 

 

 

「何だ?」

 

 

 

「千賀先生や隼人君の部隊では任務の時、一人が一つの役割だけに徹しますか?」

 

 

 

「いいや、違うね。確かにウチはメンバー全員が格闘とか狙撃とか機械とか何かしらのエキスパートだ。だが、いつも全員一緒に出撃するわけじゃないから、誰かが欠けても任務を全うできるように全員がエキスパートとはいかないまでも、各分野をかなりの練度で習得している」

 

 

 

「最後に、隼人君」

 

 

 

「・・・はい」

 

 

 

「君はいろんな分野の知識や言語を知っていますね。実際に役に立ちましたか?」

 

 

 

「ああ。・・・俺が社会に出た時、様々な言語や知識ってのは大きな武器になった。実際に、俺は見知らぬ戦場に放置されたことがあったが、その知識のおかげで生還することができた」

 

 

 

俺の経験談に驚きはするが、みんなの表情を見ると話の核心には辿り着けていないようだ。

 

 

 

「結局何が言いたいんだよ~」

 

 

 

前原が殺せんせーに尋ねる。

 

 

 

「先生方や隼人君が言うように、自信を持てる次の手があるから、自信に満ちた暗殺者になれる。対して君達はどうでしょう。俺達には暗殺があるからいいやと考えて、勉強の目標を低くしている。それは、劣等感の原因から目を背けているだけです」

 

 

 

殺せんせーはその場で高速回転し始め、俺達は先生の巻き起こす砂埃を咄嗟に腕で遮る。

 

 

 

「もし先生がこの教室から逃げたなら?もし他の殺し屋が先に先生を殺したら?暗殺という拠り所を失った君達には、E組の劣等感しか残らない。そんな危うい君達に、先生からのアドバイスです」

 

 

 

先生はさらに回転を速め、天にまで上る巨大な竜巻を巻き上げた。

 

 

 

「第二の刃を持たざる者は・・・暗殺社の資格なし!!」

 

 

 

巨大な竜巻は校庭の草木を根こそぎ巻き込み、地面を均していく。

 

 

 

竜巻が消え、砂埃が晴れた頃には・・・

 

 

 

「・・・校庭に雑草や凸凹が多かったのでね、手入れしました」

 

 

 

校庭は綺麗に整地され、サッカーゴールから、トラックのラインまでご丁寧に引いてあった。

 

 

 

「先生は地球を消せる超生物、この一帯を平らにする事等容易い事です」

 

 

 

この時、俺達全員が殺せんせーは本当に地球を消す超生物である事を嫌でも再認識せざるを得なかった。

 

 

 

「もしも君達が、自信を持てる第二の刃を示せなければ、先生の相手に値する暗殺者はこの教室にはいないと見なし、校舎ごと平らにして先生は去ります」

 

 

 

(また・・・大きく出たな・・・)

 

 

 

俺は心の中でつぶやく。

 

 

 

「第二の刃・・・いつまでに?」

 

 

 

渚が殺せんせーに聞く。

 

 

 

「決まっています、明日です。明日の中間テスト、クラス全員50位以内をとりなさい」

 

 

 

「「「「「えええええ!!!!」」」」」

 

 

 

俺達全員が声を上げて驚く。

 

 

 

「君たちの第二の刃は先生が既に育てています、本校舎の教師に劣る程、先生はトロイ教え方をしていません。自信をもってその刃を振るってきなさい。恥じる事なく笑顔で胸を張るのです、自分たちがアサシンであり、E組である事に」

 

 

 

全員がそのアドバイスを飲み込むのには、少し長い間が必要だった。

 

 

 

 

 

「それにしても、今日の竜巻凄かったな~」

 

 

 

千賀が自作のカレーライスを頬張りながら言う。

 

 

 

「ちょっと!食べながら喋るなんて行儀が悪いわよ」

 

 

 

イリーナ先生が千賀に説教する。

 

 

 

「まぁ、確かにあれは理事長も仰天しただろうな」

 

 

 

そう言ってから、俺はスプーンを口に運ぶ。

 

 

 

「けど、あのタコは本気なのかしら?こないだまで成績は底辺だったんでしょあの子達」

 

 

 

イリーナ先生が疑問を口にする。

 

 

 

「みんなの過去の事はよく知らない。けど、実際俺が教えてもらった限りでは、間違いなくみんなの刃は成長してると思う」

 

 

 

「ふ~ん、そう」

 

 

 

イリーナ先生は納得したようだ。

 

・・・おっと、電話だ。

 

 

 

「はい、もしもし」

 

 

 

「あら隼人、元気そうじゃない」

 

 

 

電話をかけてきたのはミレーナだった。

 

 

 

「なんだミレーナか・・・」

 

 

 

「何よ、私じゃ不満?」

 

 

 

「そんなんじゃねぇよ、で、何の用だ?」

 

 

 

「中間テスト、明日らしいわね」

 

 

 

「何故それを!?」

 

 

 

「千賀から聞いたのよ。で、ボスに言ったら『上位に入ってなかったら減給』だと伝えてくれって」

 

 

 

「何で余計な事言ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

 

 

「あら、そんなに喜ばなくても「喜んでねぇよ!!!!!」まぁ、そういう事だから、頑張ってね♡」

 

 

 

「あ!おい!?・・・切られた」

 

 

 

「ア、アンタも大変なのね・・・」

 

 

 

イリーナ先生が同情してくれる。

 

 

 

「・・・おい千賀。何でミレーナに言った?」

 

 

 

「・・・」

 

 

 

その後、マンションの一室が戦場と化したのは言うまでもなく、次の日登校したイリーナには、目の下に隈ができていた。




テストを二回に分けることになるとは・・・
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