W in RIDDLE JOKER /新たな世界とアストラルメモリ   作:タキオンのモルモット

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うーんちっとも進まねえ!


第四話:そしてRは覚醒する/ETERNAL is Back(?)2

 

 

大道克己は善良な人間だ。

 

友を愛し、親を愛し、真っ当に生きてきた。

 

────十歳の誕生日までは。

 

 

 

 

『さあ────地獄を楽しみな』

 

 

 

その日見た夢は、あまりにもリアルで、確実にそれは自分の体験で。

 

人を率いて、生きる為に色んな所を渡り歩いて、殺して、殺して、殺して、殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して────

 

 

最後に、自分が斃された。

 

 

「思い────出した⋯⋯」

 

────大道克己の、『風都史上最悪の犯罪者』としての、前世の記憶が、戻った。いつの間にか枕元にはロストドライバーとエターナルメモリが鎮座していた。

 

 

だがしかし、彼が変わるかと言えば、別に変わることは無かった。⋯⋯この場合、彼は変わった方が良かったのかもしれないが。

 

もう一度言おう。彼は善良な人間だ。

 

 

 

 

 

 

 

だからこそ、彼は彼等を切り捨てられなかった。

 

善良だからこそ、彼等を助けなければならないと行動しはじめた。

 

泉京水を、堂本剛三を、羽原レイカを、芦原賢を。あの島の人々を。

 

前世のようになった原因を取り除こうと。足掻いた。

 

放っておけなかったから。

 

 

幸いというか前世の縁が答えたのか。何故か場所がわかったので、助けるのはなんの問題もなかった。というかそもそも風都が無いだけで世界がほぼ同じだったから、場所だけでも把握出来たのが大きかった。幸か不幸か、日付も同じだった。

 

自分の歳だけが少し違うのが何とも言えなかったが。

 

 

そして全員を助けて、それで終わり。だと思っていたのに────

 

 

「⋯⋯何でこうなったんだ⋯⋯?」

 

自分はただ、見捨てられなくて助けただけで、傭兵としては全く活動する気がなかったのに。

 

「そんでこんな事になってるんじゃな⋯⋯」

 

 

気がついたら、傭兵の中で都市伝説になってるし、今回はドジを踏んで、犯罪に加担することになってしまった。

 

胃が、痛い。

 

「ま、まあいい⋯⋯京水とあの⋯⋯えーと、そうだ。暁君だ。暁君の言う事が本当なら、前世の俺を倒した仮面ライダーWが居るはずだ⋯⋯」

 

だとしたら、こっちを助けてくれるかもしれない。今はそれに賭けるしかない。問題は────

 

 

「⋯⋯俺が大道克己って信じてくれるのかなアイツら⋯⋯」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「⋯⋯で、指定された場所はここなんだよな?フィリップ」

 

「その筈だ。気をつけたまえ、いくら善人と謂われていても、大道克己は誘拐の実行犯だ」

 

「ああ、わかってる⋯⋯」

 

あの後、犯人の居場所を暁の持っていたケータイから、何故か大道克己がメールを打ってきた。

 

 

『仮面ライダーWへ

 

橘花総合病院跡地に二人だけでこい』

 

そんな内容だった。

 

なので来たのだが──────

 

「⋯⋯あれがあの大道克己?」

 

確かに、髪の毛の配色は紛れもなく前世の大道克己だ。

 

背丈やら年相応の顔つきやらなんやらは前世が年齢と一致していないから仕方ないとして。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「⋯⋯さあ、地獄を楽しみな!!⋯⋯違うな、前の俺はもっとこう⋯⋯さあ、地獄を楽しみなぁ!!⋯⋯なんか違うんだよなぁ⋯⋯」

 

 

 

「⋯⋯あんな可愛らしい行動をする辺り、恐らくNEVERとなる前の精神状態と見て良いだろうね。やはり黒幕は別に居る可能性が高い」

 

「それよりもあれに話しかけるの?すげえいたたまれないんだけど⋯⋯」

 

あまりにもあまりなシーンに出くわして話しかけるのを躊躇っていると、話し声に気づいたのか、ぐるっ!と勢いよくこちらに首を回してきた、が。

 

 

「⋯⋯⋯⋯⋯⋯なんだ、ガキか。おい、ここは危ないから早く親御さんのところに帰りな」

 

「お前が呼び出したんだろうが大道!!」

 

「⋯⋯は??????????」

 

まあ当たり前の反応と言えば当たり前なのだが。今のフィリップと翔太郎は10行くか行かないかの子供の身体なのだから。

 

「⋯⋯いやいや、え、嘘だろ?齢1桁台⋯⋯?マジで⋯⋯?」

 

「おーい?」

 

「⋯⋯確かめるしかないか⋯⋯」

 

ブツブツ言っている大道克己(推定)に話しかけるも、反応は芳しくなかった。が。

 

「⋯⋯お前ら本当に仮面ライダーWなんだな?」

 

そう返してきた。なので、翔太郎達はコクリと頷く。

 

「⋯⋯本当に仮面ライダーWと言うならば、それを証明してみろ!!」

 

大道克己は突然そう叫ぶとロストドライバーを装着した。

 

「「いやなんでそうなる!?」」

 

「うるせぇ!!まさかそのレベルでガキとは思ってなかったんだよ!!あと実力も試させてもらうからな!!」

 

『エターナル』

 

 

「変身!!」

 

 

『エターナル』

 

 

 

今一度、翔太郎とフィリップの目の前に。

 

仮面ライダーエターナルに変身した大道克己が立ちはだかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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