ソード・ワールド2.5(sw2.5)リプレイ風オリ主小説 蛮族退治はもう古い!? アルフレイムに響けあたしの平和な歌声! 作:すー2018
あたしたちはおなじみの「月明かりの夜亭」でくつろいでいた。
「まさか、俺達がイェキュラさまやドノンⅣ世陛下と会えるなんてなあ」とロッド。
「すっごいことだよね! あたし、とっても緊張したけど、ドノンⅣ世って本当は優しい人なんじゃないかなあ?」
「そうだな。外交に武力をちらつかせるとは聞いていたからな。確かに最初はそうだったが、実のところは懐の大きな御仁かもしれん」
「オレは砂上船に乗れて楽しかったぜ! "はきだめの"死骸魔動区で暮らしてたら、こんなこと、絶対に無かったからなあ」とリオンも感慨深げに言う。
「ワシも、ひとりではカスロット砂漠を越えることなど考えもしなかったじゃろうよ。ラージャハ帝国に行けたことは、あの世への良い土産話になりそうじゃ。旅はいいもんじゃのう」とザム爺。
「ショーのスタッフも、案外良かったわ」とナナも微笑んだ。
「月明かりの夜亭」の施設を使わせてもらって、あたしたちは鍛錬した。
あたしはセージを上げた。だんだんと知らないことが増えてきたから、勉強は必要だ。
ロッドは、今回レベルアップは無かった。今度の機会に、きっと努力は実るよ。
ナナはグラップラー技能を上げた。戦闘力が高くなっていくのは、パーティとしてもありがたいことだね。
リオンはソーサラー技能を鍛えた。
「これでアンロックが使えるようになったぜ。 お宝に近づいたな!」と本人もうれしそう。
あと、リオンは小型ハンマーとフックとくさびを買った。
「何が必要になるか分からないからな!」だって。
そんなにお値段がするものじゃないから、あって損は無いよね。
ザム爺のレベルアップも今回は無し。力を温存してるみたい。
そして……。
みんな、懐が温まったので、ひとり一個「能力増強の腕輪」を買いました! これは、得意な能力やすこし物足りない能力を補強してくれる素敵な腕輪なんだ。
一個1000Gするから、ちょっとお財布が痛かったけど、パーティみんなで同じアイテムを持つって、なんだか立派なチームに思えてくるじゃない?
そうそう、この間"冒険の紋章"をマチルダさんからもらって、冒険者として認めてもらったあたしたち。
今後は、ギルドにある掲示板に貼られた、自分たちに見合った依頼を選んで、ガッデンさんに話を聞きに行くスタイルに変わるみたい。
マチルダさんは、ちょっと前のあたしたちみたいな、ひよっこ冒険者のサポートを。
ガッデンさんは、すこし力のついた冒険者のサポートを。
それぞれ受け持って、仕事を振り分けているみたい。
「何があるかなー?」
あたしたちは、興味深々で、掲示板に貼られた依頼内容を見てみた。
見たとこ、やっぱり蛮族の討伐依頼とか、魔物の討伐依頼が多いなあ。
「うーん……討伐以外の依頼って少ないんだねえ」とあたし。
「おっ、これはどうだ?」とロッドが目を輝かせた。
「なになにー?」
「これは"奈落の魔域"の対処依頼だな。脅威度は俺たちと同じくらいだぞ」とロッド。
「うええ、魔神と戦うのー? まだ無理っぽくない!?」とあたし。
「おい、場所はユゴー村から三日ほど北東に行ったところだそうだぜ?」とリオンが依頼を見て声をあげた。
「ユゴー村って……ウルフの依頼の時、ご飯と一晩の宿泊をお世話になったところじゃない」とナナ。
「それは! 助けに行かねばなるまいて」とザム爺。
「ほんとだ! うう、分かったよ。この依頼、みんな受けてもいいよね?」とあたし。
異を唱えるひとは、いなかった。
パーティメンバー各種技能レベル
ピコ
バードLv4 セージLv2 フェンサーLv2
ロッド
ファイターLv3 プリーストLv2 エンハンサーLv1
ナナ
グラップラーLv4 スカウトLv2 エンハンサーLv1
リオン
スカウトLv3 ソーサラーLv3 フェンサーLv2
ザムザム
フェアリーティマーLv3 セージLv3