ガンダムビルドParallel Re:ダイバーズ   作:白銀マーク

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Parallel.3 力を求める者と、力を求められる者

 暴走したサイコガンダムを倒してから少し時間がたった。あれからリクとユッキーはどこかに行っているらしく、連れて行ってもらえなかったアキラは一人、GBNをうろつくのだった。

「まったくひどいよなぁ、僕を置いて行っちゃうなんて」

 それは至極当然の感想であるが、考え直してみると完全初心者ダイバーと初心者(仮)みたいな操作技術を持つアキラとでは隔たりが生まれても仕方ない。

「今日は何しよっかなぁ」

 ボッチあるあるの感想。複数人だったらミッションを受けたりもするのだが、何せ狙撃砲撃特化の今のへカティアでは近接特化の機体は相手にできない。かといって装甲を装甲分離(パージ)するわけにもいかず、なかなかに悩みの種だった。

「ちょっといいか?」

 声の主は青い狼の顔をした人、青い狼男だった。

「はい、構いませんが」

「お前さ、リク達の知り合いだろ?」

 アキラは少し身構えた。といっても、緩めていた筋肉を少し動かせるように力を入れただけで、体裁は先程と全く変わっていない。相手は青い人狼、このゲームで遊んでいる以上、特殊なアバターは多いが、今回は珍しい。大体そういう輩はボッチには絡んでこないのだ。

「お二人が何か?」

「いやな、妙な奴のこと考えて修行してるからよ。そいつがどんな奴か気になっただけだ」

「誰から聞いたか知りませんが、僕が彼らに何かした‥‥とおっしゃるのですか?」

「あなたが? そんなわけないじゃなぁい」

 人が増えた、今度は‥‥‥オカマ?

「あなたは?」

「あたし? あたしはマギーよ、よろしくね」

「よろしくお願いします」

「リク君から話は聞いてるわぁ。あなた、凄腕なんだって?」

(彼らは僕のことをそんな風に伝えたのか)

「狙撃に覚えがあるくらいですから。彼らみたいな近接とか、中距離はからっきしですよ」

「あら? そうなの」

「僕の機体は狙撃やコロニーレーザーみたいな遠距離からの殲滅、援護に特化させた機体なので」

(‥‥‥実は近接戦特化の射撃皆無の機体です、なんて。口が裂けても言えないなぁ)

「ん、でよぉ。お前がこっちに来てちょいとあいつらと一緒にさ、修行してほしいんだわ」

「あぁ~、それで僕の元に来たわけですか」

 修行、つまりはこの電子体を使って何かしら体を動かすことをする、ということとなる。つまりは、

(僕の身体能力がばれる。想像した動きをしたら怒られるし)

「遠慮させていただきます。電子体を動かすのはいろいろと難点があるので」

「おぉ、そうか。悪かったな、呼び止めたりしてよ」

「いえいえ」

 彼は去っていった。

(あ、名前、聞き忘れた)

「ねぇねぇ、ちょっといいかしら?」

「なんでしょう?」

(マギーさん、そういえばいたね)

「あなたの実力知りたいんだけど、ちょっと付き合ってくれないかしら?」

「えぇっ! 僕近接戦闘皆無ですよっ!?」

(そういう設定なんだから、お願いだからやめてぇっ)

「だってあの子たちが、あんなに目を輝かせて報告してくるのよ? 気になるじゃない?」

「うぐっ」

(間違ってないけど。その理屈は間違っていないけども)

「遠距離狙撃手の僕はソロじゃあクエストに行っても」

「あたしがいるじゃない」

 そう言ってマギーは自らを指さす。

「‥‥‥わかりました。あまり期待せずに見といてください」

 アキラはマギーにパーティ申請を回した。




 さて、長らく時間を空けました。どーも、私です。
 今回はマギーさんとウルフとの絡み(今後の話を繋げやすk‥‥‥おっと誰か来たようだ)です。
 次回はもうちょっと早く書き終わるんで許してクレメンス。
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