プーサー日記D×D   作:黒装束の人@活動休止中

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無かったので、
「無い? 無いなら作ればいいじゃない!」
という勢いで作ってしまいました。


0章 原作前
01


○月凸日

 不思議なことが起こった。

 寝て起きたら森の中だった。ファッ。

 季節は寝るまでは冬だったはずだけど、なぜかこの時は真夏のように暑かった。

 そうか、俺は夢遊病だったのか。……な訳あるか。完全に国超えてんだろ。

 あと、なんかどうも動きにくいと思ったら鎧を着ていた。おいおい物騒だなぁ。

 青い布地が特徴的な、曲線の多い鎧だった。首元には、厨二的な模様が書かれていた。正直ツッコミどころ満載だった。腰にはなんか青と金の鞘に入った剣もあった。銃刀法違反待った無しである。でも、なぜか鞘から抜けなかった。錆びてるのか。手入れを怠ったのか。

 なんとかならんのかね、この格好──なんて思ってたら青い裏地の白いスーツに格好が変わって、剣も消えた。どうなってんだこれ。まさか魔法使いになったのか俺? まだ30歳じゃないぞ……、でも童貞だしなぁ……。

 とりあえず森から出なきゃ何も始まらないから、少し歩いたら森から住宅街に出て、さらに先に歩いてたら公園に出た。

 なんかもう色々疲れたから、ここで寝よう。いい感じのベンチがあった。

 

 あ、そういえば街中で見たんだけど、ここはどうやら日本の駒王町という所らしい。国は超えてなかった。

 おやすみ。

 

 

 

○月☆日

 起きたら全身が痛かった。そりゃそうだ。

 あと、公園の水道で顔を洗ってたら視界に入ったから見てみたら、髪が金髪になっていた。黒髪だったはずなんだが。

 まさか、これは転生とかいうやつか。地獄巡った記憶とかはないんだが。閻魔大王も見た記憶はないし。

 そういえば、財布を持ってなかった。食料もない。住む所も無い。完全に無一文だ。ホームレスだ。どうしよう?

 居候になるしかない。そう思ってダメ元で頼み込んでいたら、受け入れてくれる家は割とあっさり見つかった。

 兵藤夫妻の家にしばらく居候することになった。住む所もお金も無いからしばらく家において欲しい、という主旨の説明をしたらOKの返事をもらった。

 いい人達だと思う。

 なんと、兵藤夫妻には子供がいた。一誠という名前だ。今は高校1年生らしい。

 一誠君が学校から帰ってきたときは、すごく驚いていた。見知らぬ金髪の男がいたのだから当たり前だ。

 ご飯までご馳走になった。俺がやりますと言ったんだけど、断られた。奥さんの豚カツはとても美味しかった。ちょっと涙が出た。

 お風呂も貸してもらった。

 1日ぶりのお風呂は気持ち良かった。

 どうやら神はここにいたらしい。兵藤夫妻は神だったのか。

 とりあえず今日はもう寝ることにする。ああ、布団が心地良い……。

 

 

 

○月〒日

 もう1つ、死活問題が発覚した。

 替えの服がない。白スーツ1着のみである。

 その事をお父さんに言ったら、近所のデパートに連れて行ってくれた。まさに至れり尽くせりだ。ありがたい。

 適当にパーカーを選ぼうとすると、「せっかくイケメンなんだから、どうせならもっといいものを着なさい」と言って2万くらいの白いGパンを勧めてきたが、さすがに遠慮させてもらって7000円くらいのGパンと青系のパーカー、あと適当にTシャツを数着買ってもらった。もうほんと申し訳ない。兵藤夫妻がいい人すぎて泣けてくる。

 帰り際に、デパートの近くで美人さんから変なチラシを貰った。

 なんでも、「あなたの願いを叶えます」だそうだ。おいおい、冗談言っちゃいけねぇよお嬢さん。

 

 

 

○月E日

 服を手に入れてから10日経って、お金のアテができた。

 就職がきまったのだ。

 戸籍だとかはなんか勝手に用意されていたっぽい。謎の存在X(笑)に感謝だな。

 就職先は近所の喫茶店だ。ちょうど店員を募集していた所に、頼み込んだ。そしたら即答でOKの返事をもらった。イケメンフェイスってすごいな。

 とりあえず、明日からすぐ仕事らしいから、今日はもう寝ることにする。

 

 

 

○月<日

 今日は初仕事だった。

 例のスーツで行ったら、その服で接客してくれ! と言われた。まじすか。

 客足はぼちぼちといったところだったが、満足げな顔で客は帰っていった。中には電話番号を聞いてくる女性客もいたが、電話は持っていないので丁重に断っておいた。

 店長は「これはリピーター間違いなしだ!」と言っていた。

 まあ、また来てくれるなら嬉しいが。

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