プーサー日記D×D   作:黒装束の人@活動休止中

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はい、第7話でございます。

ランキングを見ていたら何やら見覚えのある名前が。
見事にランクインしてました。あと評価バーがスイカバーになってました。と思ったらオレンジに戻ってました。
あと誤字報告がありました。ありがとうございます。

今話は基本的に説明及びイチャイチャ回と思ってください。
黒歌がチョロいです。
あと、主人公が話している時は一人称が「僕」で話している設定です。ロールプレイの様な何かだと思ってくださいね。


07

ω月C日

 クロが目を覚ました。

 生きててくれて良かった。いや本当に。

 素人の応急処置でもなんとかなるもんだな。あと、大まかな傷はセンジュツでなんとかなるらしい。なんか、知らない単語が出てきたんだが……。

 

 それと、色々とクロに聞いた。

 この世界には、天使や堕天使、悪魔の三竦みから構成される三大勢力をはじめとして、その他神話の神々や妖怪、化け物などが実在してるらしい。あ、前に出てきたやつはそれか。それをいったらクロが驚いてた。

 ちなみにクロは妖怪で、猫又の上位種の猫鞘だと言ってた。猫又に上位種なんていたのか。

 それから神器(セイクリッド・ギア)という、聖書の神が作った人間にしか宿らない道具があって、歴史上の偉人は大体持っていたらしい。神器(セイクリッド・ギア)の中でも特に強いものは、神を殺せる道具──神滅具(ロンギヌス)と呼ばれるのだとか。

 

 それから、クロを殺そうとしてたあの男。デュリオ・ジェズアルドという名前で、教会最強のエクソシストで、2番目に強い神滅具(ロンギヌス)煌天雷獄(ゼニス・テンペスト)の持ち主だとか。天候を操ることができるって……。チートや! チーターや!

 そしてクロは妖怪から悪魔になった転生悪魔で、主を殺して逃亡したはぐれ悪魔で、教会のエクソシストも何人も手にかけてるから悪魔と教会の両勢力からも狙われている、と言っていた。

 だからなんだというのか。

 優しいクロのことだから、おそらく主を殺したのも何か理由があるんだろう。

 クロの言ったことなら俺は信じる。クロは本当は優しいんだって知ってるからね。

 正直にいうと、クロのことがとても心配だ。

 今は良くても、いずれどこかで死んでしまうかもしれない。それが俺には我慢ならない。

 だって、クロがいるのが既に生活の一部になっているから。クロがいなくなるのは、すごく辛い。

 そこで俺は、いっそここに一緒に住まないか? そう提案した。

 それならずっとクロを見ていられるし、そばにいてあげられる。クロはどこか危なっかしいからね。俺は心配性なのだよ。

 するとクロが、「はぐれ悪魔だから、私を狙った悪魔に襲われることになるよ?」と言った。

 そんなの問題にならない。クロは俺が守ると決めた。

 それに俺にはコレがある。約束された勝利の剣(エクスカリバー)。この剣となら、クロに迫るどんな厄災でさえも斬り伏せてみせよう。

 するとエクスカリバーを見たクロが戸惑ってた。

 なんでも、エクスカリバーは既に存在して、古の大戦で折れて7本に分かれてしまったらしい。

 ウッソだろエクスカリバーあんのかよ。

 伝説ガバガバだなおい。

 ……この話は置いておいて、話を戻そう。

 俺はこの時、こう言ったんだ。

 

 クロがいない生活は、俺には考えられない。ずっと俺と一緒にいてくれないか?

 

 するとクロは泣きながら頷いてくれた。

 ずっと一緒だよ、だって。

 ……で、コレを書いていて気づいたんだよ。

 

 あれ、俺これプロポーズしてね⁉︎

 

 やっべどうしよう。

 あと、クロの本名は黒歌と言うらしい。紙一重だったな。

 

 

 

ω月D日

 起きたらクロが横で寝てた。

 ファッ⁉︎ ってなったよ。

 やっちまったか俺。と思ったけど違ったみたい。よかった。

 もう俺朝から心臓バックバクよ。

 クロ曰く、「肌と肌をくっつけることで気を循環させて傷の治りを早めていた」のだとか。ああ、そう。それなら構わない。理性が持つかどうかは別としてな!

 だってクロめっちゃエロいんだよ。

 着物をはだけさせて大きなバストの谷間を見せてるのはエロすぎる。それが寝起きなら見れたもんじゃない。

 結論、クロと一緒に住むのは理性との戦いでした、まる。

 

 

 

ω月E日

 クロが傷が粗方治ったと言っていた。日常生活に支障はないらしい。それは良かった。

 まあそれはそれとして、結構重要な問題に直面している。

 クロの替えの服がない。

 買いに行こうと思ったら、どうやら今までの拠点にある程度置いてあるらしい。

 なので取りに行ってきた。簡単な結界を張ってあって、見えないようになってるとか。便利なもんだ。

 んで、取りに行ってきたはいいんだが、下着が荷物の中に見当たらなかった。

 え、下着はつけてない? 着物はそういうもの? へー、そうなんだ。初めて知ったかも。

 

 

 

ω月H日

 昨日は寝ようとしたら同じ布団に潜り込んできた。

 心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却──!

 寝るだけならまだいいんだが、当たってるのだ。

 何がって、大きなメロン(・・・)が。

 このままじゃまじで理性が危ない。

 夫婦ってこういうものでしょ? だって。

 いやたしかにそんなようなこと言ったけども!

 とりあえず、オブラートに包みに包みまくって指摘すると、「……別に、襲ってくれてもいいのよ?」と。

 もう俺はダメかもしれない。

 結局一線は超えなかった。


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