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太陽がジリジリと照りつけ、アスファルトから熱気があがる。蝉がけたましく鳴き、夏の到来をしめしている。
この俺、大堂悠介は今年の夏から私立浦の星学院に転校する事になっているため、ここ静岡県の沼津にやって来た。
悠介の両親がある事が原因で他界してしまったため、これからの生活のために、沼津にある祖父の家に引っ越してきたのだ。
「それにしても暑いな…」悠介はボソリと呟いた。なぜなら電車を乗り継いでここ沼津駅まで来れたのはいいのだが、祖父がまだ迎えに来ておらず、歩いて行くにも祖父の家は遠いので仕方なく待っているのだがかれこれ30分が経過している。日陰で待っているとはいえ、夏場に外で30分も待っていれば、流石にまいってしまう。
「じいちゃん遅いな…熱中症になってしまいそうだ」そう言っていると、「悠介!待たせたの!」と聞き覚えのある声が耳に届いた。
「じいちゃん遅せぇよ!」
「すまんすまん、ちょっと自治会の集まりがあってな」
「ったくもう勘弁してくれよ」
「まあまあ、ともかくはやく家に行こう!」
悠介は文句を垂らしながらも、祖父の乗ってきた軽トラに乗り込んだ。
「悠介!沼津はどうじゃ?、海と山が綺麗じゃろ」とじいちゃんが話しかけてきた。
「ああ、そうだね」
悠介は素っ気なく言葉を返す。言葉にまるで生気がない。
「父さんと母さんの事は残念だったのぅ、でもこれからはじいちゃんがしっかりお前の面倒を見てやるから心配するな」
そう言った瞬間、
「父さん達の話なんかやめてくれ!」と悠介が怒鳴った。
「あんな事、もう二度と思い出したくないんだ!」
「悠介、じいちゃんが悪かった。確かに無責任だったよな。これからは絶対言わないようにするから。でもいつまでもその事を考えていても前には進めないぞ」
「そんな事、、分かってるよ…」
両親と悠介に何があったのか、それはこれから語られることになるだろう
15分程車に揺られていると、沼津の街中にある祖父の家に着いた。
「悠介!さぁ着いたぞ!ここがじいちゃんの家だ」
まるで海の家の様な出で立ちだが、外環はしっかり整備されている。
「どうじゃ?じいちゃんの家は?これでも若い頃建築家になりたかったんじゃよ。結局なれなかったが、それなりに勉強はしてたからのぅ。この家もじいちゃんが設計したんじゃ」
「ふーん、そうだったんだ」
「お前も明後日から学校なんだからしっかり頑張るんじゃぞ、元女子校に転校なんて夢があるのぅ、早くじいちゃんに彼女の顔を見せておくれ」
「そんなの、興味ない」
そうだ、俺は青春を謳歌するためにここに来たわけじゃない。奴らを、父さん達を殺し、人間を根絶やしにしようとしてる「奴ら」を潰す為に来たんだ。
三日後
「悠介!早く起きんか!今日から学校じゃろ!」
「わかった、わかったから朝から怒鳴るのは勘弁してくれ」
じいちゃんのけたましい声で俺は起きた。
「朝ご飯はじいちゃんが作っといたから、ちゃんと食べて行くんじゃぞ。それじゃ畑に行ってくるかの」
そう言ってじいちゃんは出て行ってしまった。
「はぁ、朝から怒鳴られる俺の身にもなってくれよ…」
ぶつくつ文句を垂らしながらも、俺は顔を洗って歯を磨き、じいちゃんが作ってくれた朝ご飯を食べる事にした。
「ん?じいちゃんって結構料理上手なんだな。まぁばあちゃんが死んでから結構経ってるからな、当たり前か」
悠介の祖母は彼がまだ幼い頃に病気で他界している。
じいちゃんが作ってくれた朝ご飯を完食し、新しい学校の制服に着替えた。
「今日から学校かぁ、さぁてどうなるやら」
というのも悠介が今日から通う事になっている浦の星学院は、去年から共学になったばかりなので、男子生徒は悠介しかいないのである。
「あんまり人と話さないようにしよう。どうせ仲良くなったって意味なんかねえんだから。まあ女ばかりだから俺に話しかける奴なんていないだろうな」悠介は元々人と接する事は嫌いではないのだが、両親が死んでからというもの、喋っけのある性格にすっかり影を落としてしまっている。
「さーて行きますか 確かバスにのるんだよね」
ここから浦の星学院まではどうやろ直通のバスが出ているらしい。
これは結構通学が楽だな
そんな事を思いバス停で待っていると、誰かがバス停に来たようだ。
今日もまた一日が始まる。
曜「今日も1日頑張りますかー!」
歩きながら背伸びをし、いつものバス停を目指す。
千歌ちゃんと一緒にスクールアイドルを始めてから、本当に毎日が充実している気がする。みんなと一緒に練習して、笑いあえる毎日が楽しくてしょうがない。
そんな事を思いながら歩いているとバス停についた。
曜「あれ?誰かいる?珍しいな」
私が学校に行くために使っているバス停は、朝はいつも私一人だけなのに。誰だろう?
そうするとある事に気がついた。この人が着てる制服は確かうちの高校の男子生徒のものだ。でもなぜだろう?共学になったのは今年からだけど、男子生徒は一人もいなかった筈なのにな。
もしかして転校生とか?
曜「ねぇ!あなたってひょっとして…」
言い終わる前にバスが到着したようで、私の声は遮られた。
バスの扉が開くと、その人はそそくさと乗って行ってしまった。
私もその後をおってバスに乗り込んだ。その人はバスの前の方の座席に座っていた。私はいつも一番後ろの座席に座っているので、そっちに行くことにした。
私はなぜか彼に目を惹かれていた。確かに顔はかっこいいがそういう事じゃない、何かとても寂しそうで、怖い目をしていた。
そんな事を思いぼーっと彼を見ていると、千歌ちゃん達がバスに乗ってきた。
千「曜ちゃん!おっはよー!」
梨「おはよう、曜ちゃん」
曜「千歌ちゃん、梨子ちゃんおはヨーソロー!」
いつもの様にあいさつをかわした。
千「今日も練習頑張ろうねー!」
曜「そうだね!ラブライブもある事だし、気合い入れなきゃね!」
梨「私も作曲がんばんなきゃ!」
3年生も加わって9人になったAqours、大会も近づいて皆も気合が入っているみたいだ。皆で力を合わせればなんだってできる!私達はそう信じていた。
そこうこうしていると、学校に着いたようだ
俺はバスから下りると唖然とした
なぜなら見渡す限り女子しかいない、まあ当然だわな
皆俺を珍しい目で見ていた。視線が痛かったので、俺は学校の職員室へと急いだ。
職員室に着き、扉を開ける
悠「失礼します、今日から転入する事になっている大堂悠介です」
そう言うと、職員室の奥の方から声がした
?「大堂くん、おはようございます。こちらに来てくれますか?」
悠介が呼ばれた方向に行ってみると、ジャージ姿の先生が立っていた
石「初めまして大堂悠介くん、私はあなたの担任の石川由美といいます。男子1人で心細いかもしれないけど、一緒に頑張って行きましょうね」
悠「よろしくお願いします」
石「あら?元気がないわね?まあ無理もないか、でもうちのクラスはとても明るいからすぐ馴染めると思うわよ!」
悠「はぁ…」
悠介は言葉が詰まった。ここに来た時から誰とも仲良くならないと決めていたからだ。それに、たとえ仲良くなったとしても俺の本当の姿をみれば、どうせ化け物だの怪物だのいって逃げていくに決まっている。それで傷つくくらいなら、最初から仲良くならなかった方がましだ。自分を守るためにも。
石「じゃあ早速教室に行こうか、挨拶考えておいてね」
先生に連れられ、2年生の教室に行く
挨拶なんて…まあ名前だけでいいか、どうせ誰とも話さないんだし
そんな事を思っていると、教室に着いたようだ
石「大堂くんは外で待ってて、私が合図したら入って来てね」
そういうと、先生は教室に入っていった。教室から声が聞こえる
石「はい皆おはよー!週末はどうだったー? 今日は皆にお知らせがあります。
今回はここまでです!なるべく早く投稿する事を心がけます。