前回のあらすじ
強敵、バヅーを新たな力で撃破したクウガ。Aqoursもラブライブの予備予選に向けて練習を重ねるが?
沼津駅 改札前
千歌との話し合いで、東京のピアノコンクールに出場する事になった梨子、今日は全員でその見送りに来ている
梨「じゃあ、行ってきます!」
鞠「チャオ、梨子」
花「ふぁいとずら!」
ダ「東京に負けてはダメですわよ!」
悠「梨子、お前なら出来る、お前の精一杯を出して来い!」
梨「ありがとう悠介君!頑張ってくるね」
そう言い、がっちり握手を交わす
梨「皆の事、よろしくね!特に千歌ちゃん…」
千「それどー言う意味ー!」
千歌は隣で喚いたが、すぐ笑顔に戻り
千「梨子ちゃん、次のステージは…絶対一緒に歌おうね!」
梨「もちろん!」
そういうと梨子はホームに向かって走って行った
それをと見届けて、残りのメンバーは帰り始める
果「よし、これで予備予選で負ける訳にはいかなくなったね!」
鞠「んん〜なんか気合が入りまぁース!」
ダ「早速帰って練習ですわ!」
曜「私達も頑張ろ!ねっ!千歌ちゃん」
そう言って私は後を向いたがそこに彼女の姿はなかった
曜「あれ?千歌ちゃん?」
不思議に思い、私は改札の方を見た。彼女は梨子ちゃんが言った方向をずっと見つめながら立ち尽くしていた
曜「千歌ちゃん…」
浦の星学院 屋上
その後Aqoursは学校へ戻り、予備予選へ向けて練習をしていた
しかし…
課題は、抜けてしまった梨子の位置に曜が変わりに入ったのだが中々千歌とタイミングが合わないようなのだ
果「ワン、ツゥー、スリー、フォー、ワン…」
その時、2人の肩がぶつかる
千「あちゃっ!」
曜「私が悪いの…早く出過ぎて、」
千「いやー私が曜ちゃんにタイミング合わせられなくて…」
ダ「とにかく練習あるのみですわ」
その後、練習を重ねたのだが、上手くいく事はなかった
帰り道
あの後、私が千歌ちゃんの動きに合わせる事によって上手くいく事ができた。確かによく出来たのだが、私の心は曇ったままだった
曜「これで、よかったんだよね…」
私がとぼとぼ歩いていると…後ろから人影が近づいて来た
次の瞬間、胸を捕まれ
?「うりゅっ!おおー!これは果南にも劣らぬ逸ざ…」
曜「とりゃー!」
私はセクハラかと思い、相手の腕を掴んでそのまま投げ倒した
?「アウチっ!」
我に返り、その人物を見てみると
曜「ま、鞠莉ちゃん!?」
曜「千歌ちゃんと?」
鞠「はぁい、上手くいってなかったでしょう?」
曜「それなら大丈夫、あの後ちゃんと練習して…」
鞠「いえ、ダンスの事ではなく、千歌っちを梨子に取られて、ちょっぴり、嫉妬ファイア〜が燃え上がってたんじゃないの?」
曜「そんな事…」
次の瞬間、鞠莉ちゃんは私のほっぺを掴んでつねった
鞠「ぶっちゃけトーク、する場ですよここは?それに、悩んでるのはそれだけじゃないでしょう?話して」
曜「はあっ…」
私は今悩んでいる事を全て鞠莉ちゃんに話した。千歌ちゃんとの事、梨子ちゃんの事、Aqoursの事、そして…彼への事」
鞠「友達には、本音でぶつかった方がいいよ、大好きな友達を2年間放ったらかしにしてた私が言うんだから、間違いありませんっ!」
そういうと鞠莉ちゃんはニッコリ笑った
鞠「そしてもう1つ、曜、貴方は悠介の事が好きなのね?」
私はその質問に戸惑う
曜「それはもちろん…悠介君はいい人だし、優しいし、本当にいい友達だよ」
鞠「友達?曜にとって悠介はただの友達なの?」
曜「えっ、どういうこと?」
これは…曜ってば自分の気持ちに気付いてないのね…
鞠「それは自分で考えなさいっ、あなたのためよ」
鞠莉ちゃんはとても真剣な顔で言った
鞠「とにかく、友達には本音でぶつかりなさいっ」
そういうと鞠莉ちゃんは帰って行った
本音か…
次の日の練習後
結局、その日の練習で千歌ちゃんに何も話す事は出来ず、私は帰り支度をしていた
曜「今日も練習ダメだったな…」
私がしっかりしないといけないのに…
身支度を終え、部室を出ようとした時、誰かが部室に入って来た
曜「悠介君!どうしたの?」
悠「ちょっと忘れ物をな、今から帰るのか?」
曜「うん、ちょうど今終わった所だよ」
悠「そうか、なんだし一緒に帰るか?」
曜「え、いいの?」
悠「もちろん、鞠莉さんから聞いたけどなんか悩んでるんだって?俺でよかったら相談のるぜ」
曜「悠介君…ありがとう」
私達は沼津に帰る途中で喫茶店に寄り、そこで話す事にした
沼津 喫茶店
私は千歌ちゃんとの事を話した
悠「そうか、どうりでダンスが上手くいかないわけだな」
曜「うん、私って弱虫だよね…皆に迷惑かけて…」
私は思わず涙目になる
悠「何言ってんだよ、曜ほど友達思いな奴なんて中々いないよ?そんな風に考えるのも千歌の事を思ってだろ?だからもうちょっと自信持てよ!」
彼の言葉を聞いた瞬間、涙が溢れて止まらなくなった
曜「グスン…悠介君の…ばかぁ…」
悠「え、俺なんかまずいこと言った?ごめん…」
というかこんな可愛い子泣かしてるのめっちゃ罪悪感あるじゃん…
周りの視線が痛い痛い
曜「ううん、大丈夫だよ。元気出た」
私は涙を拭きながら答える
悠「そいつはよかった、そんなに気になるんだったら千歌に聞いてみたらどうだ?」
曜「私に、聞けるかなぁ…」
悠「曜なら出来るさ、自信持てよ!」
悠介君はそう言いながら私の肩をポンポンと叩いた
曜「ありがとう、頑張ってみるよ」
悠「俺も曜には助けられたからな、曜に出会えたお陰で俺は少しだけど変われた、少しだけど強くなれた。お前のお陰だよ、曜」
曜「私も悠介君に出会えてよかったって思ってる、命も助けて貰ったし、今こうして相談にも乗ってくれてる、感謝してもしきれないよ、ありがとう」
曜は、今日のお礼と言わんばかりのとびっきりの笑顔で答えた
夜 曜の家
私、どうしたらいいんだろう…
本音をぶつけるって、どうしたら…
私は頭の中で想像を膨らませる
千歌ちゃんに壁ドン
「千歌ちゃん、私と梨子ちゃんどっちが大切?ハッキリして!」
…って、嫌々違うよね…なら!
木の木陰で
「千歌ちゃん、私の事あんまり…好きじゃないよね、」
これもちがーう!、なら!
某水族館の着ぐるみを着て
「私、渡辺曜は千歌ちゃんの事が、全速前進〜ヨーソロー!」
もぉぉぉ、なんか訳わかんなくなってきた…
私が変な妄想にふけっていると、誰かから電話来たようだ
ディスプレイを見ると「桜内梨子」と書いてある
私は意を決して電話に出る
曜「もしもし?」
梨「曜ちゃんが私のポジションで歌う事になったって聞いて、あんまり合わせちゃダメよ?曜ちゃんには曜ちゃんらしい動きがあるんだから」
曜「そんな事、ないよ…千歌ちゃんの隣には、梨子ちゃんが1番合ってると思う、だって、千歌ちゃん梨子ちゃんといると嬉しそうだし、梨子ちゃんのために、がんばるって、言ってるし」
目から涙が溢れてくる、耳から携帯を離し、涙を拭う
梨「そんな事思ってたんだ…千歌ちゃん、前話してたんだよ」
私は梨子ちゃんから、千歌ちゃんの本当の思いを聞く
その時、外から声が聞こえてきた
千「曜ちゃーん!」
曜「千歌ちゃん、どうして?」
千「練習しようと思って!やっぱり曜ちゃん、自分のステップでダンスした方がいい!合わせるんじゃなくて、1から作り直した方がいい!曜ちゃんと私の2人で!」
私はその言葉を聞いた途端、急いで階段を駆け下りた
その道中で、先程の梨子ちゃんの言葉を反響させる
「私、曜ちゃんの誘い、いっつも断ってばかりで、ずっとそれが気になってるって。だから、スクールアイドルは絶対曜ちゃんとやるって、絶対曜ちゃんとやり遂げるって!」
私は階段を駆け下り、千歌ちゃんの元へ辿り着く
後を向きながら近づき、千歌ちゃんの肩を触る
曜「汗びっしょり、どうしたの?」
千「バス終わってたし、美渡姉達も忙しいって言うし…曜ちゃんずっと気にしてたっぽかったから、いても立っても居られなくなって…」
私はとんでもない思い違いをしていたようだ、やっぱり、私…
曜「私、バカだ、バカ曜だ…」
私は我慢できず、千歌ちゃんに抱き着く
千「あぁ、汚れるよぉ」
曜「いいのぉ!」
千「風邪ひくよ?」
曜「いいのぉ!」
千「風邪ひくよ?」
曜「いいのぉ!」
千「なんで泣いてるの?」
曜「いいのぉ!」
やっぱり千歌ちゃんは、私にとって1番の親友だな
ラブライブ 予備予選当日
やれるだけの事はやった
梨子ちゃんの為にも負ける訳にはいかない!
私達は円陣を組む
千「さぁ、いこう!ラブライブに向けて、私達の第1歩に向けて、今、全力で輝こう!Aqours、サンシャイン!」
私は、分かった気がした。何故千歌ちゃんがスクールアイドルを始めたのか、千歌ちゃんにとって輝くという事は1人じゃなくて、皆で輝くという事、普通の皆が集まって1人じゃとても作れない大きな輝きを作り、学校や周りの人に広がっていく、繋がっていく、それが千歌ちゃんがやりたかった事、スクールアイドルの中に見つけた、輝きなんだ
私達は歌う、今、全力で…
「想いよひとつになれ」
今回はここまでです!
まさかの戦い無しでした笑
次回も頑張って書くのでよろしくお願いします!