これからも頑張りますのでよろしくお願いします!
私はいつもの様に学校へ行く為にバスを待っていた
最近のAqoursの練習も基礎体力作りで、体にも結構疲労が溜まっているが、心にも不安が募っている
曜「はぁ、悠介君…やっぱり私の事なんか好きじゃないのかな…」
彼は今千歌ちゃんの家に泊まりに行っている
千歌ちゃん曰く同じ部屋で寝たらしいけど、もしかして既に悠介君は…
私はブンブンと頭を振って考えるのを辞める
悠介君が私の事をどう思っているか分からないけど、私は彼の事が好き。この気持ちは絶対変わらない、だから…いつかきっと…
考えているとバスが来たようだ
千「曜ちゃーん!おはよー!」
梨「おはよう」
曜「おはよう曜」
曜「3人ともおはヨーソロー!」
いつもと変わらない悠介君だ、やっぱり私の考えすぎかな…
浦の星学院 校庭
果「はーい、ランニングあと1周ね!」
鞠「じゃあ競走ね!let's go!」
その瞬間、全員が最後の力を振り絞って全力疾走する
もう軽く5キロ近く走り続けているのでヘトヘトだ
戦闘は果南ちゃん、いつもは私が2番なのだけど今日は何故だが調子が出ない
結果的にゴールしたのは…最下位だった
膝に手をつき、肩で息をする
どうしたんだろう?体調も悪くないのに…
悠「曜どうしたんだ?いつもは果南さんと張り合うぐらいに走ってるお前が、どっか悪いのか?」
ダ「確かに曜さんらしくありませんわね、何かあったのですか?」
曜「いや、大丈夫です!ちょっと疲れが溜まってるみたいで…」
梨「あんまり無理しちゃダメよ?」
千「そうそう!休むのも立派な練習だよ!」
梨「千歌ちゃんは休みすぎ…」
曜「あはは…ありがとう、少し休もうかな」
練習終わり
花「じゃあまた明日ずら!」
ル「じゃあね!」
善「さらば、我がリトルデーモン…」
曜「おつかれー!また明日ね!」
私が帰り支度をしていたその時、悠介君が来た
悠「おつかれ曜、今日も大変だったな」
曜「うん、でもそっちの方がやり甲斐があるよ!」
悠「確かにそうだな、それはそうと今日体調でも悪かったのか?」
曜「えっ、どうして?」
悠「何言ってんだよ、マラソンでは果南さんとトップ争いをする程のお前がビリ、体幹も筋トレも終わるの1番最後だったじゃないか、なんかあったんだろ?話聞くよ?」
私は一瞬迷ったが
曜「わかった、じゃあお願いしようかな」
その時、部室のドアが勢いよく開いた
鞠「おつかれさまデース!突然だけど曜、話があるの、今から理事長室に来てくれる?悠介も今日は帰りなさい、貴方も疲れてるでしょう?」
悠「鞠莉さんが言うのなら…先に帰ります。曜、また明日な」
曜「うん、また明日」
私は小さい声で答えた
理事長室
鞠「取り敢えず、そこの椅子に座って」
曜「話ってなに?」
椅子に座りながら質問する
鞠「他でもない、悠介の事よ」
私はハッとする
曜「悠介君がどうしたの?」
鞠「とぼけないで、前にも話したでしょう?気持ちは伝えたの?」
曜「いや、まだ…でも、悠介君は私よりも千歌ちゃんの方が好きなんじゃないかって気がして」
鞠莉ちゃんはため息をつく
鞠「そんな事分からないでしょう?本人に聞かなきゃ」
曜「そうだけど、自信無くて…」
俯きながら答える
鞠「曜、まずは努力をする事が大切よ、今夜電話でもしてみたら?」
曜「でも…迷惑かもしれないし…」
言いかけた時、鞠莉ちゃんからほっぺを掴まれた
鞠「そんな事考えない、相手の気持ちを思いやる事も大事だけど、ある程度積極的にならないとダメよ?」
曜「そうだね、確かに私は今まで奥手過ぎたかもしれない。だから悠介君とあんまり話せなかったのかも。わかった、もうちょっと頑張ってみる!」
鞠「その調子よっ!」
そう言うと鞠莉ちゃんは私の背中を軽くたたいた
曜「所で鞠莉ちゃんはなんで私の応援をしてくれるの?」
鞠「恋する乙女を、放っては置けないのよ」
鞠莉ちゃんは笑顔で答える
鞠「話は終わりっ!今日はもう帰りなさい」
曜「わかった、鞠莉ちゃんありがとう!」
私は鞄を持って理事長室を後にした
鞠莉は曜を見送ると椅子に深く腰掛け、俯いた
鞠「曜、あなたなら悠介に昔の様な笑顔を取り戻してあげられる…あの笑顔をもう一度…」
私の脳裏に「あの日」の記憶が浮かび上がる
内浦に戻るために1度海外から日本に帰ってきた時、私と彼は出会った
浦の星に戻る事が決まり、新学期が始まるまで東京で生活していた
理事長就任の手続きや、事務仕事の説明を受ける合間を縫って遊びに出ていた時、彼に出会った…
私はホテルへ帰る道を間違えてしまい、暗い路地に迷い込んでしまう
鞠「調子にのってずんずん行っちゃったら迷っちゃった…携帯の電池も切れてるし、どうしたらいいの…」
私が途方にくれていると、目の前に身長が高くて大きな体をした男が立ちはだかる
男「お嬢ちゃん、こんな所で何してるの?」
鞠「い、いえ…ちょっと迷っただけで…」
恐怖で声が震える
男「こんな可愛い子がこんな暗い所にいると、襲われちゃうよ?俺とデートでも行かない?」
男は唐突に質問してくる
鞠「いえ、大丈夫です、」
男「いいじゃん、ちょっと部屋で楽しい事するだけさ」
次の瞬間男は私の腕を掴み、強引に引っ張った
男「だからさ、俺と来いよ」
男の力は強く、とても太刀打ちできない
鞠「離してよ!ねえ!」
私は必死に抵抗するが、男の手はビクともしない
男が私の胸を触ろうとしてくる
覚悟を決めたその時
「何してるんだ?」
声の先には、端正な顔立ちの少年が立っている
男「なんだ、お前?お楽しみを邪魔するんじゃねぇよ」
「離してあげろよ、嫌がってるだろ」
男「ガキはすっ転んでな!」
男は空いた方の拳で少年を狙うが、少年はその攻撃を華麗に裁き、逆にボディブローをいれた
男「がっ…」
男は一瞬怯んだが、すぐ向き直り
男「生意気なんだよ!」
男は掴んでいた私の胸を離し、少年に蹴りかかるが、またも避けられ今度は膝蹴りを入れられた
男「うがっ!」
男が膝をついた瞬間に少年は私の手を握り
「逃げましょう!走れますか?」
鞠「ええ!」
私達は全力で走り、気づくと表通りに出ていた
「大丈夫ですか?」
鞠「ありがとう、助かった…」
そう言うと少年は二カッと笑った
まるで太陽のような笑顔
「もう安全です、では僕はこれで!」
去ろうとした少年を私は呼び止め
鞠「待って!あなたの名前は?」
少年は振り返って答える
「大堂悠介っていいます!また会えたらいいですね!」
悠介は大きくサムズアップをして去って行った
鞠「大堂、悠介…」
昔はあんなに弾けた笑顔だったのに、今はどこか無理をしている様な笑顔をしている。確かに笑ってはいるけど、心の底から笑っている様には見えなかった
鞠「悠介…あなたの身に一体何があったの?それにあの力…」
私は悠介の変身した姿を思い浮かべる
変身して戦う程、彼の心は傷ついている、本当は暴力なんかしたくないのだろう、私にはそう見えた
沼津 カジノ店廃墟
グレムはダーツの矢を飛ばし、真ん中に突き刺した
グ「ダーツ、このゲームも悪くありませんね」
ガ「俺はこんなちまちました奴は嫌いだ」
ガドラは矢を4本鷲掴みにし、一気に放り投げる
矢は2本が命中、あとの2本は壁に突き刺さった
グ「相変わらずのバカ力ですね」
バ「遊んでる暇などあるのか?」
グ「ご心配なく、次の手も考えてあります」
そう言うと、入口の扉が開き、銀髪の男が入って来る
メ「ガメル、仕事だ」
ガメルと呼ばれた男は次の瞬間、緑色の体色を持ったカメレオンの様な怪人に変身した
ガ「いいよ、何をすればいいんだ?」
バルバはガメルに近づき、冷徹な口調で言う
バ「クウガの仲間をさらって人質にしろ、そして奴を呼び出し…殺せ」
グ「人質ですか、確かに悪くありませんね、仲間の命を握られていればクウガも思う様には動けないはずです」
ガ「わかった、まぁ見ててよ」
ガメルはそう言って出て行った
グ「しかしなぜクウガばかり狙うのです?先にゲブロンを探した方がいいと思うのですが」
バ「お前は何も分かっていないな、いいか?よく聞け、あれを復活させるためにはゲブロンだけでは不十分だ、もう1つ、クウガの持つ霊石アマダムが必要なんだ」
グ「なるほど、そういう事でしたか」
グレムは何かを企んでいるような笑みを浮かべた
その夜 曜の家
私は携帯と睨めっこをしながら、考えていた
曜「鞠莉ちゃんに言われたけども、電話してもいいのかな…」
あれこれ考えていたが、腹を決め、通話ボタンを押す
呼び出し音が鳴り、等間隔の機械音が聞こえてくる
出てくれるかな…やっぱり、出てくれないかな…
等間隔の音が更に緊張感を煽り、焦りと期待を誘発させる
次の瞬間、音が途切れ
悠「もしもし、曜か?どうしたんだ?」
曜「も、もしもし、こんばんは悠介君、ちょっと話したくなって…」
悠「そういや今日も話聞いてやれなかったな、なんか悩みでもあるのか?」
私は少し考え、覚悟を決めてから聞いた
曜「悠介君は…千歌ちゃんの事が好きなの?」
悠「へ?確かに千歌は元気で可愛いけど…友達として好きだな」
曜「なーんだそういう事かぁ〜」
私は気が抜けてしまった
悠「急にどうしたんだ?もしかして俺と千歌が付き合っているとでも思ったのか?」
曜「…うん」
次の瞬間悠介君の笑い声が聞こえてくる
悠「確かに昨日は楽しかったけど、そんな話はしてないよ、もしかして曜、嫉妬してんのか?」
曜「ちがうもん!ちょっと気になっただけ…」
私は必死に否定したが、彼の言っている事に間違いはなかった
確かに私は千歌ちゃんに嫉妬していたかもしれない…
悠「お、いつもの曜の声に戻ったな、少しは元気出たか?」
曜「うん、ありがとう」
悠「じゃあ明日も早いから切るな、おやすみ」
曜「うん、おやすみ、今日は話聞いてくれてありがとう」
そうして電話は終わった
やっぱり悠介君には適わないな…
いつか必ず伝えよう、この思いを
今回はここまでです!