石「今日から転校生が来ます、それじゃあ入って来てー」
俺は教室に入っていった、生徒達ががやがや騒いでいる
俺は教壇の前に立ち、自己紹介をした
悠「大堂悠介といいます。よろしくお願いします」
言い終わると同時に、静かになった
あれ?俺変な事言ったか?すると先生が
石「え?それだけ?」
と言われたが、他に言うことも無い。
悠「はい、そうです。自分の席はどこですか?」
石「あ、えっと、後ろの窓側の席ね」
そう言われると悠介は自分の席にいった。
朝のホームルームが終わり、ぼーっとしていると、俺の周りに人が集まってきた。
「ねえ!どこから来たの?、彼女とかいるの?、前の学校はどんなだった?」
と、質問攻めを受けたが、悠介は1つも答えなかった。
ここに来た時から誰とも仲良くならないと決めている、俺が何も言わなければ皆飽きてどこかに行ってしまうだろうと思っていた
それでも質問を辞めないため、怒鳴ろうとした瞬間
「はーい、席ついてー授業始めるよー」
と、先生の声がした
生徒達は文句を言いながらも、それぞれの席へ帰って行った
「それでは授業を始めます。大堂くんはまだ教科書を持ってないよね?今日は隣の渡辺さんに見せてもらってね」
まあ教科書見るぐらいならいいかと思い、隣に席をくっつけた
彼が教室に入って来た瞬間、私は目をみはった
今朝のバス停にいた彼だったからだ
曜「大堂悠介君って言うんだ、なぜあんなに悲しそうな目をしてるんだろう」
席は私の隣だった、休み時間に話しかけようかと思ったけど他のみんながいたのでやっぱりやめといた。
隣にいる彼に向かって私は少し話しかけた
曜「あの、初めまして!私、渡辺曜っていうんだ!よろしくね!」
悠「大堂悠介です、よろしく」
彼は私の方を見ずに答えた、返事を貰えた事が嬉しかった私は続けて話しかけた
曜「悠介君って家はどこら辺なの?私は沼津に住んでるんだ!それで…」
私が言い終わらないいうちに彼が私の言葉を遮った
悠「ごめん、話しかけないでくれる?」
曜「あ、えっと、その、ごめん…」
彼はそれ以上口を開かなかった
時間は過ぎ、昼休みになった
悠介が自分の席で弁当を食べていると、誰かが近づいて来た
千「悠介君!初めまして!私、高海千歌っていうんだ!一緒にご飯食べない?」
悠「………」
悠介は何も答えなかった
梨「千歌ちゃん、いきなり言ったら迷惑よ…」
曜「………」
千「あれ?聞こえてないのかな?おーい悠介く…」
悠「うるさい、俺に話しかけるんじゃない!」
千歌の声を悠介が遮った
あまりの迫力に、千歌は言葉を失った、教室じゅうが騒然となっている
千「えっと、その、ごめんなさい…」
悠「わかればいい」
そう言うと、彼は教室を出て行ってしまった
部活の練習前、私がストレッチをしていると千歌ちゃんが話しかけてきた
千「曜ちゃんは悠介君のことどう思う?」
曜「え、どういうこと?」
千「だってあんな悲しそうな目をしてるんだよ?それなのに話しかけるなって、」
千歌ちゃんの言う通りだ
彼はとても悲しそうな目をしている。まるで本当の自分を隠しているかのような…
千「あそうだ!今度じっくり話を聞いてあげよう!ね?曜ちゃんもそれがいいと思うでしょ?」
梨「千歌ちゃん、無理に質問したら大堂君また怒っちゃうよ?」
千「そうだよね〜、でも絶対 勝ってみせる!」
梨「そういう問題じゃないでしょ…はぁ」
そうしていると、屋上の扉が開いて、1年生、3年生が入ってきた
鞠「チャオ〜今日も頑張って行きましょう!」
ダ「ラブライブ優勝目指して頑張りますわよ」
千「そうだね!頑張ろう!ね、曜ちゃん!」
曜「うん…そうだね!」
今はラブライブがあるんだ、気を抜かずにしっかり頑張らなきゃ!
私は心の中でそう強く思うのだった
俺は1人、帰り道を歩いていた
今日学校で怒鳴ってしまった。あいつらは何も悪くないのに…
いいんだ、どうせ仲良くなったって俺の本当の姿をみれば、皆俺に近寄らなくなるだろう。仲良くなった後に嫌われるより、最初から話しかけられない方がまだマシだ、これで…よかったんだ…
そう思いながら歩いていると、なぜか目から涙が溢れてきた
あれ?なんで泣いてるだ俺?ひょっとして寂しいのかな…
そんな事を思うが頭を振ってその感情を押し殺した
そんな訳ない、俺の心に優しさはもうない、憎しみの感情しか…
突然、悠介の耳に女性の悲鳴が響いてきた
「きゃー!誰か助けてー!」
途端に悠介はその方角目掛けて走り出した
そうだ、今は悲しみなんて感じてる暇はない、奴らを殲滅する、
それが今俺のやるべき事だ!
200メートルほど走ると、道端に女性が倒れているが目に入った
悠介は急いで駆け寄り、声をかける
悠「おい!大丈夫か!おい!」
女性は気を失っているだけのようだ、悠介は女性を近くのベンチに寝かせた
すると突然、近くの林から何かが走ってくる音が聞こえた、そして悠介の目の前まで来ると不気味な声で吠えた
「ガァ…ガガガガガ」
その姿はまるでカマキリの様で、両腕に大きな鎌、口には大きな牙をだし、大きな目をギラつかせて悠介を威嚇する
悠「ついにでたな、俺が相手だ!」
そう言うと悠介は自分の腹に手をかざした
すると腹から「アークル」がでてくる
悠介は手を前に出し、「構え」をとった
悠「お前らにもう人は殺させない!いくぞ!」
そして叫んだ、「変身!」
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