2学期が始まり、本格的に学校に行く事になった
この1ヶ月、本当に色々な事があった。
俺はこの街に来ると決めた時から誰とも仲良くなるつもりは無く、学校に行く事もためらっていた
でも、曜や千歌や梨子と出会い、Aqoursと出会えた事で俺は変われた
彼女達が懸命に輝きを求める姿を見ている内に、自分の殻に閉じこもっている自分が情けないと思った
Aqoursと出会えた事は、俺にとって…
次の瞬間、大きな声が聞こえてくる
曜「悠介君!おはヨーソロー!」
そう言って布団を剥ぎ取られた
悠「うわぁ!なんだ曜か…え、なんでここにいるんだ!?」
曜「悠介君が起きるの遅いから起こしに来たの!あ、おじいちゃんには許可貰ってるよ!」
じいちゃん…まぁ俺は寝坊助だから起こしに来てくれるのは逆に有難いかも、それに…こんなに可愛い子にモーニングコールされるなんて幸せすぎんじゃん
曜「ん?どうしたの?私の顔に何かついてる?」
悠「いんや、今日も曜は可愛いなーって」
曜「え、ホントに…?」
曜は顔を真っ赤にしている、やばい可愛い
悠「それにもう恋人同士だろ?」
曜「もう、相変わらず、ずるいんだから…」
曜は小声で呟く
悠「ん?なんか言ったか?」
曜「なんでもないよー、ただ…」
そう言って俺の横に座る
曜「私も悠介君と一緒にいれて、とても幸せだよ?」
俺の肩に頭を倒してきた
曜の甘える様な顔と女の子特有の匂いがして、理性が少しずつ削れていく…
朝から可愛すぎだろ
曜は俺の背中に手を回し、抱き合う形になった
そして唇と唇が触れ合おうとした瞬間、外からバスの音が聞こえてきた
悠「やばい!バス来たぞ!」
曜「ほんとだ!」
俺は全速力で制服に着替え、曜とバス停に走った
悠「はぁはぁ、何とか間に合ったな…」
曜「危なかった〜」
俺達はシートにもたれ、ぐったりとしていた
朝からハードだな…
昼休み
千「よし、お弁当たべよー!」
千歌はそう言って弁当箱を勢いよく開けた
そして袋の中からみかんも取りだす
梨「千歌ちゃん本当にみかん好きよね〜」
梨子の弁当は、栄養のバランスが良さそうでやっぱり体型に気を使っている感じがした
千「だって美味しいんだもん!」
曜「内浦のみかんは甘くて美味しいからねー!」
悠「さーて、俺も弁当を」
そう思って鞄の中を探るが、弁当箱は見つからない
もしかして…
悠「弁当忘れた、終わった…」
梨「そんなこの世の終わりみたいな顔しなくても…」
曜「あははっ、私が少し分けてあげるよ!」
千「私の弁当も分けてあげる!」
梨「私のも食べる?」
美女3人衆に弁当分けてもらえるなんてすげえ幸せすぎんじゃん…
悠「ありがとう!じゃあ頂くよ!」
曜「せっかくだから、アーンしてあげようか?」
悠「いやー流石に恥ずい…」
曜「いや…?」
上目遣いで見てくる、これは断れないやつだ
悠「じゃあお言葉に甘えて」
曜は卵焼きを1つとり、俺の口へと運ぶ
卵焼きはほんのり甘く、微かに塩気が聞いていて本当に美味しかった
曜「おいしー?」
悠「美味しいよ、ありがと!」
俺達は照れくさく笑い合う
恋人同士になったとはいえデートにすら行ったことないし、恋人らしい事は殆どしていないが、こんな何気ない日常が何よりも幸せに感じた
幸せに浸りながら横を見ると、千歌がムスッとしている
千「曜ちゃんが取られたー!」
曜「だいじょーぶ!千歌ちゃんと私は永遠に親友だから!もちろん梨子ちゃんも!」
梨「曜ちゃんらしいわね、私も2人とは永遠に親友よ!」
梨子はニッコリ笑顔になる
千「私も!これからもずっと一緒だよ!」
3人は互いに顔を見合わせて笑いあった
この笑顔を俺は守っていかなければならない
俺は心に強く決心した
その時、俺の指先に電流の様な刺激が走る
反射的に持っていた箸を落としてしまう
曜「どうしたの?大丈夫?」
曜は心配そうな顔で見てくる
悠「あぁ、大丈夫だ、ちょっとびっくりしただけだから」
俺は自分の手を見つめる
さっきの電流は一体…
放課後
バス停で曜と別れ、俺はその足で椿さんの家へと向かう事にした
要件は、俺の体の事
あれから何度かふとした瞬間に手や足に電流が走る事があった
流石にこれは只事ではない
ちょうどいい事にAqoursの活動も休みだった
椿邸
椿「いらっしゃい悠介君、何かあったのかい?」
悠「はい、実は最近、俺の体に妙な電流が走る事があるんです」
椿「電流ん?それはいつからだい?」
悠「うーん、多分、キノコのデモスを倒した時くらい?」
椿は悠介の言葉にある可能性を感じた
椿「確かあの時、君が心肺停止になってそれを戻そうとして心臓マッサージとAEDを…そうか、AEDだ」
悠「どういう事ですか?」
椿「通常、AEDを使用したとしても後に手足に痺れや痛みが残るなんて事は無いはずだ、でも君にはその症状が出ている」
椿は少し考え、話し始めた
椿「これは仮説の段階だけど、君の中のアマダムがAEDの電流を受けた事で何かしらの変化が生じた可能性がある、つまり、力を吸収したんだ」
悠「俺もそんな感じはしました、何か新しい力を得た様な…ちょっと変身してみてもいいですか?今なら力を出せる気がします」
椿「わかった、じゃあ実験室に行こう」
悠介が通されたのは、1つの個室
ガラス越しに椿が座る
椿「君が力を1番出せる様な姿の方が変化が顕著に現れやすいかもしれない、紫の戦士がいいんじゃないか?」
悠「わかりました!じゃあ、いきます」
悠介は片手にトライアクセラーを持ち、変身の構えをとる
悠「変身!」
悠介の姿が鋼鉄の装甲に覆われた戦士へと変わる
持っていたトライアクセラーがタイタンソードに変化し、先端が伸びた
仮面ライダークウガ タイタンフォーム
クウガは精神を統一し、力を引き出そうとする
次の瞬間、クウガの体に電流が走り、姿が金淵の装甲を持った戦士へと変わる、持っていた剣も先端部分に金色の刀身が現れた
椿は悠介の新しい姿に目を見張る
椿「これは…」
その神々しい姿に、椿は驚きの表情を隠せない
クウガは変身を解いた
悠「椿さん、やりました!」
凄い、この力は一体…
椿「君の体に何が起きているのかはまだ分からない、でも、古代の碑文に何かヒントがあるかもしれない、ちょっと調べてみるよ」
悠「お願いします!」
悠介は深々と頭を下げて椿の家を後にした
俺が自分の家に入ろうとした時、誰かから声をかけられた
曜「悠介君!」
悠「おぉ、どうした?」
曜「うん、ちょっと会いたいなーなんて思ったりして…!」
曜は恥ずかしそうにはにかんだ
悠「でももう夕方だし、流石に遊びには行けないぞ?」
曜はもじもじしながら答える
曜「私の部屋に…来ない?」
顔は真っ赤っかだ
曜の家に入ると、お母さんが出迎えてくれた
母「あらーいらっしゃい、貴方が悠介君ね?話は曜から聞いてるわよ」
悠「はい!大堂悠介といいます!」
母「これからも曜と仲良くしてあげてね?」
悠「もちろんです!」
母「それにしても曜も隅に置けないわねーこんなにイケメンな彼氏がいたなんて」
曜「もーママったら!悠介君いこ!」
曜は嬉しいような恥ずかしいような顔をしながら俺の手を引っ張って行った
曜の部屋
悠「曜のお母さん、とってもいい人だな!」
曜「うん!自慢のお母さんだよ!」
悠「羨ましいよ、ほんとに、俺の家族は…」
ふと涙が溢れてくる
私は悠介君をそっと胸に抱いた
曜「泣いていいんだよ?」
悠「ごめん、やっぱり寂しいんだ、俺…」
曜の力が強くなる
曜「悠介君、最近ずっと寂しそうな顔してたから、彼女として元気づけてあげたいなーって、ずっと思ってたんだ」
俺はまるで赤ん坊の様に泣いていた
悠「ありがとう…本当にありがとう」
次の日 練習終わり
俺達はいつもの様に2人で並んで歩いている
付き合い始めの頃はそれだけでも照れくさく、お互いに遠慮していたのだが今は違った
お互いを深く理解し、お互いを信頼し合っているからこそ、今の私達があるのだろうと常々思っている
そして、ゆくゆくは…
その時、目の前に巨大な鎌を持った女が立ちふさがった
ガ「見つけたぞクウガ、さぁ勝負だ!」
次の瞬間、女はカマキリに似た怪物へと変身した
曜「か、怪物…」
悠介君は私の前に立ち
悠「曜、隠れてろ」
曜「悠介君…気をつけてね?」
悠「あぁ、大丈夫さ!」
そう言って悠介はサムズアップをする
ガ「我が名はガリマ、お前を殺す!」
悠「上等だ、行くぞ!」
悠介は変身の構えをとる
悠「変身!」
仮面ライダークウガ マイティフォーム
ガリマは大鎌を振り回しながら近づく
ク「でかい鎌だな、まともに喰らったらやばい」
クウガは距離を取る
ガ「はあっ!」
次の瞬間、ガリマはクウガ目掛けて鎌を振り下ろす
間一髪で避けたが、ガリマはしつこく追いかける
そして、至近距離で切りかかった
流石に避けきれず、なんとか両腕で鎌を止めるが、装甲の無い腕に大鎌が食い込み鮮血が流れる
ク「くっ、おらっ!」
クウガは大鎌の真ん中を蹴り、真っ二つに
ガ「な、なに?」
クウガは2つに折れた鎌の片方をもぎ取った
クウガは構える
ク「よしっ、いくぞ!超変身!」
仮面ライダークウガ タイタンフォーム
持っている鎌がタイタンソードに変化した
ガ「おのれ…」
ガリマはクウガに切り込むが、力では勝てずに押される
両者は激しく武器を撃ち合いながら戦う
再び組み合った時、タイタンソードに電撃が走った
クウガはガリマの顔面を殴って吹っ飛ばし、力を引き出す
レッグコントロールオーブが金色に輝き、体の装甲が強化され、タイタンソードに金色の刀身が現れた
仮面ライダークウガ ライジングタイタンフォーム
ガ「コケ脅しだ!」
ガリマはクウガ目掛けて走り出す
切りかかろうとするが、その前にクウガがガリマの腹を貫いた
ライジングカラミティタイタン
封印の紋章が現れ、ガリマは苦しみの声を上げる
クウガは剣をさらに深く押し込んだ
ガ「があっ!」
ガリマはそのまま爆発
ク「ふぅ、勝てた…」
クウガは変身を解いた
曜は悠介に駆け寄る
曜「やったぁ!悠介君!」
そのまま抱き着く
悠「おっとー、何とかな!」
曜は満面の笑みを浮かべながらこちらを見て来る
いい笑顔だ
この笑顔を俺は守り続けなければならない
遥かなる未来へ向けて!
今回はここまでです!