傷だらけの戦士   作:黒死牟

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今回も頑張って書きます!
感想、お気に入り、どんどんお待ちしております!


第25話 波紋

鞠「えぇー!でも、!」

電話を取った途端、鞠莉はびっくりしたような声を上げる

果「今度は何?」

 

悠「いい知らせではないようだな」

鞠莉は少し俯き、切り出した

鞠「実は、学校説明会が1週間延期になるって…」

 

ル「そんな…」

 

花「1週間延期って」

 

善「翌週の日曜って事?」

 

鞠「Yes.昨日の夕方に降った雨の影響で、道路の復旧に時間がかかるので、1週間後にした方がいいと…」

 

梨「確かに、その考えはわかるけど…」

 

曜「よりによって…」

その時、千歌が足取り良く屋根の上を歩く

千「どうしたのみんな!その分もっといいパフォーマンスになるよう頑張ればいいじゃん!」

 

ダ「どうやら状況が分かってないようですわね…」

 

曜「問題です!ラブライブの予備予選が行なわれるのは?」

 

千「学校説明会の次の日曜でしょ?」

 

梨「で、す、が、その説明会が1週延びるという知らせが届きました」

 

曜&梨「2つが開かれるのはさて、いつでしょう?」

 

千「そんなの簡単だよ〜!ん?ああっ!」

どうやらようやく気づいたようだな

朝っぱらからうるさくしたせいか、家の中から美渡さんが出てきた

美「ちょっと!うるさいわよ!」

片手にはお茶碗

次の瞬間、バランスを崩した千歌が美渡さんの上に落下する

千「同じ日曜だ!」

 

 

浦の星学院 体育館

とりあえず考えようと言う事になり、ステージの上で沼津の地図を広げている

果「ここが、ラブライブ予備予選が行なわれる会場」

果南が地図を指さす

千「ここ?」

 

善「山の中じゃない…」

 

ダ「今回はここで特設ステージを作って行われるのですね」

 

曜「それで、学校は?」

 

果「こっちの方角だけど、バスも電車も通ってないから…」

 

梨「じゃあそっちに向かって電車を乗り継いで…」

 

ダ「あぁ〜ごちゃごちゃごちゃごちゃしてきましたわ…!」

 

鞠「到底、間に合いまセェん」

 

花「空でも飛ばなきゃ、無理ずらね…」

その時、善子が後で笑い出す

善「クックック、なら、この堕天使の翼で!」

 

ル「おぉ〜その手があった」

 

花「堕天使ヨハネの翼で、大空から会場入りずら」

完全にからかってるなこの人達

悠「どうすりゃいいんだろな…」

 

 

沼津 カジノ店廃墟

ガドラとグレムはチェスをしている

戦局は同等と言った所か

ガドラ「ブウロを殺すとはクウガもやるな」

 

グ「ゲブロンさえ見つかれば…ゲームを開始できるのですが、次は誰にやらせるのです?」

 

バ「べミウに行かせた、やつなら…」

 

ガドラ「だが、クウガは新しい力に覚醒している、どうするんだ?」

グレムは相手のクイーンを取ると同時に声を出す

グ「彼女のムチは、さながらタクトです」

 

メ「人間の音楽に興味を持っていたな、あれは確か…」

 

 

内浦 船着場

薄暗い船着場に急に電気が灯り、5、6人の若者達が音楽をかけ始める

ラジオから鳴らしているようだ

若者達は思い思いに踊り、声を上げる

男「やっぱり踊るのは気持ちいいぜ」

 

女「だね!」

楽しんでいる彼らに、黒い影が近づく

髪の長い女で、暗い青色のドレスを着ていた

男は女を見て口笛をふく

男「姉ちゃん、活かす服装してんじゃん!一緒に楽しもうや」

女は男には目もくれず、無言でラジオのチャンネルを回し始めた

男「ちょっ、何勝手に変えてんだよ!」

それを無視し、ある音楽がなった所で手を止めた

 

ショパン 「革命」

 

男「何してんだよ!」

女の肩を掴むがあっさり振り払われ、逆に吹っ飛ばされる

女「ちょっと、やばいよこいつ…」

 

男「に、逃げろ!」

若者達は一目散に逃げ出した

女「安心しろ、命までは取らん、失せろ」

吹っ飛ばされた男も、その声を聞くやいなや逃げ出して行った

 

女はラジオに向き直り、静かに曲を聞いている

女「クウガ…お前は私が殺す、このべミウがな」

べミウはその場を立ち去った

 

 

曜の家

俺はいつものように帰った後、曜の誘いで彼女の部屋にいる

悠「しっかし、どうなるかな」

 

曜「うん、今回ばかりはね…」

 

悠「所で、何で俺を呼んだんだ?」

何気なしに聞いたが、曜は顔を俯かせた

曜「なんでって、2人きりに…なりたかったから…」

顔が真っ赤になっている

曜「ほら、最近練習とか色々で遊びにとか行けなかったじゃん?だから…」

曜は俺の肩に首を傾ける

 

胸の高鳴りが聞こえ、ドキドキがとまらない

曜「悠介君…私の事、好き?」

 

悠「あぁ、大好きさ」

 

私は心の中から充実した気分に覆われた

曜「私も、好きだよ?」

その言葉に嘘偽りはない

私は彼の背中に手を回す

曜「こうしてるとさ、なんか、温かいね!」

 

悠「そうだな、確かに温かい」

というかむしろ熱い、恥ずかしくて顔から火がでそう…

その時、曜が突然切り出した

曜「悠介君はさ、私と…キスしたいとか思う?」

 

悠「ええ!そりゃ…思ったり、?」

俺の言葉を聞くやいなや、曜は目を瞑り顔を近づけてきた

おちつけ俺、俺達は恋人同士なんだ、何もやましい事なんて…

キス待ちの曜の顔が可愛すぎて写真に取りたいくらいだった

 

ええい、もうどうにでもなれ!

そう決心した次の瞬間、俺の携帯が鳴り出した

悠「いい時に誰だよ」

ディスプレイにはじいちゃん

じ「悠介!夕飯が出来たぞ!早く帰ってこい!」

 

悠「分かったから電話越しで大声は辞めてくれ」

俺は電話を切った

悠「曜、続きは…また今度な」

曜は大きくうなづく

曜「うん、待ってるね!」

今日1のとびっきりの笑顔で答えてくれた

 

 

浦の星学院 屋上

私達はいつものように練習している

だが、いつもの様な活気は感じられない

皆それぞれ悩んでいるのだ

理由は1つ、学校説明会とラブライブ、どちらに出るかという事

果「それで、どうするか決まった?」

少し間を置いて、梨子が答えた

梨「二手に分かれて歌うしか無いんじゃないかな…」

 

悠「二手?」

 

千「うん、昨日梨子ちゃんと話し合ったんだけど、私達は9人いる、学校説明会とラブライブ、二手分かれて歌えば両方には出られる」

 

曜「でも、それって…」

 

ダ「全員揃っていない私達をAqoursと呼べるのか…」

 

悠「それに、4人でラブライブを突破出来るかも分からない」

 

千「あ〜ん、どうしたらいいのー!」

 

梨「幸い、まだ少し時間があるからもう少し考えてみよ?」

 

鞠「前途多難デスねぇ」

 

その時、急にピアノを引く音が聞こえてきた

 

悠「あれ?誰が引いているんだ?梨子はここに居るし」

 

梨「他に音楽室使う部活ってあるの?」

 

曜「吹部とか軽音とかあるけど、こんな時間まで練習はしてないはずだよ?」

 

果「じゃあ、だれ?」

 

梨「それにこの曲…」

 

悠「なんの曲だ?」

 

梨「ショパンの革命、難しい曲なのに、こんなに綺麗に引いてる…」

 

ダ「そんな逸材が学校に?」

 

千「見に行ってみよー!」

言い終わる前に千歌が走り出す

悠「ちょっ、千歌!」

俺達は2階の音楽室に向う

勢いよくドアを開けたその先にいたのは…

 

暗いドレスを着た、髪の長い女…

 

女はかなりの美貌で、スタイルも良かった

梨「それにしても上手ね…」

千「貴方もこの学校の生徒?」

千歌が近ずくが、「何か」を感じた俺は彼女を静止する

悠「待て千歌、何かが変だ…」

悠介は1人女に近づき、声を上げる

女はピアノを引く手を止めない

悠「お前は誰だ?」

 

次の瞬間、女は手を止め、ゆっくりと悠介を見た

口元が妖しく歪む

そして立ち上がり、なんと教室の空いた窓から飛び降りた

ル「そんな!」

 

花「まずいずら!」

 

善「ここ2階よ!?」

悠介が窓から下を見ると、そこには青黒い鱗に覆われた海蛇の様な怪物が立っていた

べ「来い、クウガ」

 

悠「舐めやがって!」

 

悠介は変身の構えをとる

窓から飛び降りながら叫んだ

悠「変身!」

仮面ライダークウガ ドラゴンフォーム

クウガが降り立つ前に、べミウは走って逃げ出す

ク「待て!」

 

曜「悠介君!」

 

果「曜!危ないよ!」

私は果南ちゃんに静止される

ダ「兎に角追いかけましょう!」

 

浜辺まで来た所で、べミウはこちらを振り向いた

べ「死のコンダクター、べミウだ、いくぞ!」

そう言うと胸の装飾品を1つちぎり、ムチに変化させる

クウガも落ちていた流木を手に取り、ドラゴンロッドに変化させる

ク「こい!」

ロッドを振り回すが、軽い身のこなしで避けられてしまう

動きは素早く、まるで攻撃を受け付けない

べ「無駄だ」

べミウはムチを振りかざしてロッドに巻き付け、一瞬で氷漬けにした

ムチから冷気が出ているようだ

ク「な、なんだと!」

クウガも負けじとべミウの腹にロッドを突き立てるが、体に当たった瞬間バラバラに砕け散った

ク「くそっ!」

ロッドを投げ捨て殴り掛かるが、簡単に避けられる

武器を壊された焦りか、フォームチェンジする事も忘れていた

べミウは一瞬の隙をつき、クウガの足を凍らせ、続けて腕も封じた

これでは身動きが出来ない

べミウは次にベルトに狙いを定める

べ「…トドメだ!」




今回より、登場した敵のちょっとした紹介をしたいと思います
べミウ 海蛇種 怪人
人間態は青黒いドレスを着た華麗な女性、冷徹で目的遂行のためなら手段を選ばない。自らを「死のコンダクター」と名乗る。ショパンの「革命」に興味を持ち、ピアノを弾く技術も身につけている
怪人態は鱗に覆われ、胸の装飾品を武器に変えることができる
武器のムチから零下130度の冷気を発して、敵を一瞬で凍らせる
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