今年の8月に沼津に行ってみようかと思います!
みかんどら焼き食べたい…
また、今回より、主人公の過去編を少しだけしようと思います!
それでは、どうぞ〜!
人が行き交う夜の街
その中を、1人の女が歩いていた
女の太腿には、豹のタトゥーが彫り込まれている
すると、路地からまた1人女が現れ、対峙する
女の額には、白い薔薇のタトゥー
バ「今までどこにいた……メビオ」
メビオは表情を変えずに答える
メ「別に、少し遊んでいただけだ」
バルバはふっと息を吐き、前を向く
バ「自由気ままな奴、あまり勝手に動くんじゃない」
メ「悪かった、次からは気をつけよう」
バルバは、メビオを威圧するように睨みつけた
朝のまどろみに、心がなんとも言えない気持ちに支配される
別に理由もなく心が癒されていくような感情になっていく
悠介はベットにからゆっくりと体を起こす
少し背伸びをして、無理矢理に眠気を払う
携帯見ると、メッセージが何件か来ていた
アプリを開いてメッセージを確認すると、Aqoursのメンバーからのものだった
起きたー?今着いたよ!
めちゃくちゃ寒い…
そう、俺がマネージャーを務めるAqoursは只今、北海道は函館に旅行中なのだ
なんでもあの Saint snow に招待されたんだとか
悠「いいなぁ、俺も行きたかったな」
携帯から目を離し、天井を見上げる
この時期の北海道は、既に白銀の雪に覆われているものだが、ここ内浦はそうでもない
同じ国でこうも気候が違うものなのか
窓の外で、冷たい浜風が通り抜けている
その風景を眺めながら、悠介は自身の脳裏に眠る「過去」の記憶を呼び覚ます
悠「あれから…もう半年も経ったのか…」
半年前 東京
荒い息が漏れる
体は疲れ果てていて、もう歩く気もしなくなっていた
悠「はぁはぁ……ここまで来れば…大丈夫…だろ」
小脇なか中くらいのアタッシュケースを抱え、額についた汗を拭う
悠「父さん…母さん…」
目から涙が零れ落ち、乾いたアスファルトを濡らす
頭の中に、血を流しながら倒れている父の姿が浮かび上がる
母さんの姿までは見なかったが、あの状況であればもう…
また、涙が零れ落ちた
悠「ちくしょう…なんでこんなことに…」
兎に角、夜が空けるのを待って、それからじいちゃんの所へ行こう
そのための資金もアタッシュケースの中に入っていた
それに、昼間になれば奴らもそう簡単に行動は出来ないはずだ
脳裏に、両親を襲っていた怪物の姿が浮かび上がる
なんなんだ…あいつらは…
そのおぞましい姿を思い出しただけで、背筋に悪寒が走る
その時、後ろから声をかけられた
?「坊や、こんな所で何をしてるんだい?」
振り向くと、背の高い男が心配そうにこちらを見つめている
悠「いや、ちょっと…」
?「こんな時間に一人でいたら危ないぞ?俺と一緒に来なよ」
そう言いながら、男は近づいてくる
?「いいから、そのアタッシュケースを渡せ!」
急に語尾を強め、悠介に掴みかかろうとした
悠介は男の手を間一髪で避けると、アタッシュケースを握りしめたまま全速力で逃げ出した
?「ちっ、逃がしたか」
男が踵を返すと、そこには1人の女が立っていた
?「グムン、しくじったな」
グムン、と呼ばれた男はふっと息を吐く
グ「違う、少し泳がすだけだ…そうしないと面白くないだろ…?…バルバ」
バルバは呆れたような顔をする
バ「まぁ…なんでもいい、あいつを捕まえて「ベルト」を奪え」
グ「任しとくんだな、直ぐに終わるさ」
グムンは舌を妖しく動かし、悠介が逃げた方向に駆け出して行った
バ「もしも奴がベルトを使い、「アレ」が復活するような事になれば…」
バルバは気を引き締めるように、唇を真一文字に結んだ
裏路地
悠介は兎に角、走る
奴らに捕まれば…絶対に殺される…
後ろから追ってくる者の姿はないが、悠介は見えない何かにずっと追われているような感情に支配されていた
背筋に冷たい汗が流れる
額からも大量の汗が落ち、Tシャツにポタポタと染みた
やがて、表通りの光が見え始め、路地から出ようとした…その時
?「悠介君?何してるの?」
声をかけてきた少女は、悠介と同じ位の年齢で、長い髪をポニーテールにしている
クラスメイトの高松由奈だった
悠「由奈か…ちょっと事情があってだな…お前こそこんな時間に何してんだよ?」
由「ちょっとおつかいにね、悠介君こそ何してるの?汗びっしょり出し風邪ひくよ?大樹君も心配してたし」
悠「大樹か…そう言えば今日学校にも行ってなかったな」
頭の中に親友の顔が浮かび上がる
悠「由奈…実は、俺の両親が…」
言いかけた時、背後からおぞましい声が聞こえてきた
グ「見つけたぞ、さぁ…鬼ごっこは終わりだ」
そう言って、グムンは蜘蛛のような怪物へと変身した
悠「くっ、そう簡単に捕まるかよ!由奈!逃げろ!」
由奈は頷くと、表通りへと走って行った
悠介は路地に逃げ込もうとするが、直ぐに行く手を阻まれる
グムンは右手を爪を伸ばして鉤爪にし、深く切り込んだ
悠介は間一髪で避けるが、アタッシュケースは真っ二つに割れてしまう
アタッシュケースの中に入っていたものが地面に落ちた
それはベルトのような物で、完全に石化している
悠「なんだ、これは?」
その時、悠介の脳裏にある景色が映り込んできた
ベルトを腰に身に纏い戦う、2本角の赤い戦士…
そうか……父さんはこれを俺に託して…!
「悠介、戦え!」
そう父さんの声が聞こえたような気がした
グ「これだ、これさえ壊してしまえば…!」
グムンがベルトに手をかけようとした時、悠介はグムンの腹に蹴りを入れ、ベルトを守る
グ「ぐっ、このガキがっ!」
怒りで体を震わせる
悠介はベルトをしっかりと手に持ち、自分の腹に近づけた
すると、みるみる内にベルトは悠介の腹に吸い込まれる
その瞬間、腹にこれまで感じたことの無いような痛みを感じた
悠「ぐっ、がぁぁ…」
グ「バカな?ベルトが…吸い込まれただと?」
悠「これは絶対に壊させない!これは大切な、父さんが……父さんが守ったものだから!」
グ「ほざけ!お前ごと殺してしまえば終わりだ」
グムンはそう言って、悠介に向けて鉤爪を振る
悠「負けてたまるか!」
悠介は腕で鉤爪を受けると、その箇所が鎧を纏ったように「変化」した
悠「変わった…!」
そう言って自分の腕を見る
続けてグムンの胸にパンチをすると、みるみる内に身体が変わって行った
腰にはアークルが浮かび上がってくる
仮面ライダークウガ グローイングフォーム
グ「な、なんだと…?」
クウガはその場に膝を付き、肩で息をする
最初の変身、身体のエネルギー消費は計り知れない
グ「角が小さいな、所詮その程度の力だ!」
グムンは鉤爪を突き立て、クウガのボディを切り裂く
その攻撃を両手で受け止め、グムンの腹に蹴りを入れる
しかし、力が足りないのかグムンはビクともしない
クウガの拳を掴み、そのまま軽々と投げ飛ばした
グ「弱い、弱い弱い…!それでも戦士か!」
クウガは激しく身体を打ち付け、苦痛に表情を歪める
弱い…確かに俺は弱い…でも
クウガは立ち上がり、グムンと対峙する
ク「そんなの…俺が1番分かってる……俺の弱さ、不甲斐なさ…今はそんなのどうでもいい!」
グ「ほざけ!弱者は強者の前に砕け散れ」
グムンは大きく前にジャンプし、クウガを狙う
クウガはグムンの攻撃を受け止めると、そのまま地面に叩きつける
グ「舐めた真似しやがって…!」
グムンは気合いの声を上げながらクウガに殴り掛かる
攻撃をもろに食らい、クウガは大きく飛ばされた
負けて…たまるか!
クウガの脳裏に死んだ両親の顔が浮かび上がる
ク「俺は負けられない、うぉぉぉ!」
勢いよく走り出す
グムンも同じように走り出した
クウガは次の瞬間大きくジャンプし、グムンの胸に蹴りを入れた
グローイングキック
胸に封印の紋章が浮かび上がるが、直ぐに消えた
グムンは苦しみの声を上げながら、その場に膝をつく
グ「ぐうっ…今日は冷めた、次は必ず殺す!」
そう言い残して、グムンは去っていった
クウガは変身を解く
体は汗でびしょ濡れだった
悠「はぁはぁ……なん…と…か……」
悠介は何とか歩こうとしたが、その場に倒れ、気を失ってしまった
今回はここまでです!
次回もお楽しみに!