傷だらけの戦士   作:黒死牟

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今回は少し長めです!楽しんで読んでいただけたら幸いです!


第4話 熾烈

悠介は自宅のリビングでテレビを見ていた、今日じいちゃんは町内会の集まりのため、家には悠介1人だ。

悠「今日倒したデモスは言葉を話さなかった…つまりただの戦闘員だな」

怪物のデモスは2種類が存在していて、言葉を話さない戦闘員のような者と、言葉を話し高い知能を持った者がいる。その中でも高い戦闘力を持った者が幹部という訳だ。戦闘員のデモスは基本幹部の言う通りに行動する。

悠「戦闘員がいるという事は幹部もいるはず…ただ今日倒した奴は何かを探しているようだった、一体何を…」

謎が謎を呼び、頭が混乱するばかりだ。そんな事を思っていると、テレビのニュースの声が耳に届いてきた。

「…さて、続いてのニュースです。今日の午後6時頃、沼津市の内浦で怪物が女性を襲うという事件が発生しました。怪物の正体なども未だわかっておらず、その場に居た女性の証言から明らかになっている事は、その怪物は赤い体に大きな角を持っていたとの事ですが未だ詳しい事はわかっておらず…」

悠「ちっ、なんで、なんでなんだよ…俺はただデモスを倒しただけなのに怪物扱いかよ」

悠介はテレビを消し、自室に戻って寝た。

 

 

次の日 曜の家

私がはいつものように起きて学校に行く準備をして、バス停に行った。

曜「大堂くん…昨日とても悲しそうな顔をしていたけど大丈夫なのかな?」

そんな事を思っているとバスが来たようだ。

 

千「曜ちゃん!おはよー!」

 

梨「おはよう曜ちゃん」

 

曜「二人ともおはよう」

 

千「あれ?曜ちゃんなんか元気ないよ、何かあったの?」

 

梨「そうよ、曜ちゃんらしくないわ」

 

曜「うん、実はね…大堂くんの事が気になって」

 

千「え!曜ちゃんそれってもしかして…恋?きゃー!」

 

梨「千歌ちゃん…今の曜ちゃんの言い方的にそれはないと思うよ…」

 

曜「うん、確かにそういう訳じゃないんだけど、何かとても寂しそうな目をしてるなーって思って」

 

梨「確かにそうね、きっと昔になにかあったんじゃない?」

 

千「よし!今日学校で聞いてみよう!」

 

梨「千歌ちゃん…昨日もそれで大堂くんに怒られたでしょ?」

 

千「そんな事ばっかり言ってられないよ、寂しそうな人がいたら話を聞いてあげる、当然でしょ?」

 

曜「千歌ちゃんの言う通りかもしれないね、今日少しだけ聞いてみようかな」

 

梨「二人とも…でも確かにそれも1つの手かもしれないわね、沢山の人の心を開いて楽しんでもらう、それが私達スクールアイドルの大切な役目だからね!」

 

千「そうだよ!梨子ちゃんの言う通りだよ!それに私は大堂くんにAqoursのマネージャーになってもらいたいって思ってるんだ!」

 

曜「それは結構大変じゃない?何か押し付けるみたいで…」

 

千「そうじゃないよ!私ね、ずっと思ってたんだ、みんなでダンスの練習して歌を歌って評価し合うのもいいと思うんだけど、やっぱり他の人からの意見も聞きながら練習したいなーって!そういうのって大切じゃないかな?」

 

梨「確かに千歌ちゃんの言う通りかもしれないわね、じゃあ私も手伝う!」

 

千「ありがとう梨子ちゃん!曜ちゃんはどう思う?」

 

曜「私もそれはとてもいいと思う、そうだね、そうだよね!それが私達の役目だもんね!よしっ!いっちょ頑張ってやりますか!」

 

千「うん、頑張ろう!」

そうこうしていると学校に着いたようだ。

教室に向かって歩いていると、大堂くんが歩いているのが見えた。

すかさず千歌ちゃんが話しかける。

千「おはよー!大堂くん!今日もいい天気だね!」

悠介はピクリともせず足を止めない。そのまま教室に走って行ってしまった。

千「やっぱり話してくれないか…でも、諦めたらそこで試合終了だっ!」

 

曜「さすが千歌ちゃん、めげないね笑」

 

梨「それが千歌ちゃんだから笑」

 

2年生の教室

千「なんで話してくれないのー?もしかして私の事嫌い?」

悠介は何も答えない。

千「ねー、私はあなたの事が知りたいの。なんでもいいから話してくれない?」

 

悠介「俺は人が信用できない。だからもう話しかけないでくれ。何も話したくないんだ」

3人は悠介の言葉に唖然とした。すると曜が口を開いた。

曜「大堂くん、私達はあなたの事が知りたい。あなたの心の闇をとって明るくしてあげたいんだ。何があなたをそうさせてるの?」

 

悠「お前らなんかに、俺の気持ちがわかってたまるか!」

悠介の言葉に千歌が怒った。

千「なんでそんな言い方するの?確かにあなたにとって私達はただのお節介かもしれないけど、私達はそうは思ってない。大堂くんを1人の人間として、友達として接してみたいなって思っているの!だから、お願い…」

千歌の言葉に悠介は唖然とした。ここまで悠介の事を思い、1人の友達として接したいと言っている人間を見た事が無かったのだ。

悠「お前達、そこまで俺の事を…わかった、俺の全ては、話す事はできないが、少しなら…話してやっても、いい…かな」

千「本当?ありがとう!よかったね!曜ちゃん!」

 

曜「ありがとう、千歌ちゃん!大堂くん、これからよろしくね!」

 

悠「ああ、こちらこそよろしくな」

 

曜「1つお願い、いいかな?名前で呼んでもいい?」

 

悠「ああ、別に構わない」

 

曜「本当に?ありがとう!あ、私の事も曜でいいからね?」

 

千「私も千歌でいいよ!梨子ちゃんは?」

 

梨「あ、うん、私の事も梨子でいいよ…(何か恥ずかしいな…)」

 

悠「ああ、わかった」

それから私達は色々な事を話した。お互いの事や、スクールアイドルの事、他のメンバーの事を。

悠「へえ、お前達、あのラブライブを目指してるなんて凄いな」

 

千「でしょ?そこで悠介君にお願いがあるんだ!」

 

悠「なんだ?」

 

曜「私達のマネージャーをやってほしいの!」

悠介は言葉に詰まった、俺にそんな重大な事が務まるのか?迷惑になってしまうんじゃないか?

悠「すまん、少し、考えさせてくれ」

 

千「うん、いつか答えを聞かせてね」

 

悠「ああ、わかった。ちゃんと答えを出す」

 

そうして学校が終わり、俺達は4人でバス停まで歩いていた。その間、曜達のたわいもない話を聞いていたがなぜか楽しいと思う自分がいた。

俺は今、楽しいのか?でも、確かに曜達と話していると気が楽になる。

 

そんな事を思っていた瞬間、それは現れた。

林の中から飛び出した、それは蜘蛛のような出で立ちの怪物だった。

スパイダー「クウガミツケタタオスメビオサマカラノメイレイ」

 

千「きゃぁぁぁ!」

曜「怪物…」

梨「これは、一体…」

 

悠「くっ、こんな時に!」




今回はここまでです!次回はいよいよ3人の前での変身です!
お楽しみに!
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