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前回のあらすじ
悠介と仲良くなりたいという千歌、曜、梨子の3人。それが上手くいっていた矢先、怪物が現れる。果たして4人の運命は?
スパイダー「クウガタオスメビオサマノメイレイ」
曜「怪物…怖い…」
梨「一体なんなの…」
千「いや、こっちに来ないで…」
3人は恐怖に震えていた
悠「こいつらを守らなければ、しかし…」
3人の前で変身すれば、間違いなく怖がらせてしまう…
悠介の心に過去のトラウマが蘇る
1年前
友達と遊んでいた最中に怪物が現れ、目の前に立ちはだかる。
悠介はクウガに変身し、怪物を倒す。
もう大丈夫だ、そう話しかけたが…
あなたも怪物だったの?いや、こっちに来ないで!
待ってくれ!俺は違うんだ!
他の人には言わないから、もう私に近づかないで!
そういうと友達は走って逃げて行ってしまった。
なぜ、なぜなんだ…俺はただ…
スパイダー「シャァァァガァ」
悠「ここは逃げるのが先決か!3人とも!逃げるぞ!」
曜「だめ、足がすくんで…」
千「これじゃ走れないよ…」
梨「どうしよう…」
そういうと3人とも地面に座り込んでしまった
悠「くっ、仕方ない、奴の狙いは俺だ!こっちに来い!」
悠介は敵を引きつけるために走ったが、次の瞬間スパイダーが口から糸を吐き、悠介の体を縛りつけた
悠「ちきしょう、これじゃ走れない…」
スパイダーは悠介に近づき、トドメを刺そうとする
悠「ダメだ、やっぱり戦うしかないのか…」
悠介は覚悟を決める
悠「3人とも、ごめんな、俺のためにこんな事に…だが、絶対守ってみせる!」
曜「え、どういう事?」
千「駄目だよ悠介くん!殺されちゃうよ!」
梨「そうよ!悠介君だけでも逃げて!」
3人の言葉が胸に響く
悠「俺は大丈夫だ、だから見ててくれ!俺の、変身!」
悠介は巻き付けられた蜘蛛の糸を気合いで引きちぎった
そして腹に手をかざし、アークルを出現させる。
変身の構えをとり、叫ぶ
悠「変身!」
悠介の体が光に包まれ変わっていく
仮面ライダークウガ マイティフォーム
曜「そんな、悠介君が…」
千「これって…」
梨「そ、そんな…」
3人は変身した悠介の姿をみて驚きを隠せない
ク「さあ来い、俺が相手だ!」
ス「クウガタオス」
スパイダーは再びクウガを拘束しようと糸を吐く
クウガはそれを体を捻らせて避けるが、腕に巻き付けられてしまった
ク「くっ、しつこい糸だな…」
スパイダーは手に持った糸を振り回し、クウガを地面に叩きつける
クウガは激痛の声を上げる
ク「うがぁ!」
スパイダーは手から鉤爪を伸ばし、クウガを引き裂こうと糸を引っ張り自分の方へと引き寄せる
クウガは何とか逃れようとするが、スパイダーの力に屈してしまいじりじりと引き付けられる
ス「コイクウガ、オマエヲヒキサイテヤル」
ク「このままじゃ、やられる!」
その時、スパイダーに石が投げつけられた
曜「化物!こっちよ!」
曜がスパイダーに石を投げつけ、気を引いたのだった
スパイダーはその行動に激昴する
ス「ナマイキナニンゲンメ、メニモノミセテヤル」
そういうとスパイダーは曜に向かって糸を吐いた
千&梨「曜ちゃん危ない!」
曜は覚悟を決め、ギュッと目をつぶる
糸が曜に巻つこうとした瞬間、クウガが盾となり曜を守った
ク「こいつらに手は出させねえ!行くぞ!」
次の瞬間、クウガは巻き付けられた糸を気合いで引き裂き、大きなジャンプしてスパイダーの顔面にパンチを喰らわせる
ス「ガァァァァ!」
スパイダーは顔を抑えて引き下がった
その一瞬の隙を見逃さず、クウガは必殺の構えをとる
これで終わりだ!
スパイダーめがけて走り出す、その足には炎が宿る
そのまま大きくジャンプし、宙返りからキックを繰り出す
ク「くらえ!」
マイティキックはスパイダーの胸に命中し、後方大きく吹っ飛ばした
ス「シァァ…」
スパイダーは苦しそうな声を上げ、大きな破裂音と伴に砕け散った
ク「はぁ、はぁ、なんとか…勝てた…」
かなりの強敵だったな、少しやばかった
悠介は変身を解き、後ろで座り込んでいる3人に近づいた
悠「おい、怪我はないか?」
優しく手を差し伸べるが、3人はその手をとることは無く後ろに引き下がった、顔は恐怖に怯えている
その顔は悠介の心を壊すには充分だった
悠「はっ、はははっ、そう…だよな…それが普通の反応だよな…そうだ!俺は醜い怪物だ!こいつらと同じような…もう二度と俺に近づきたくはないだろ?やっぱり俺と友達になんかなれないだろ?俺なんか…俺なんか…くっ!」
その瞬間、悠介は3人に背を向けて走り出した
俺は醜い怪物だ…もうあいつらに近づかない方がいいよな
悠介は一心不乱に走り続け、気づいた時には自宅についていた
曜「悠介君が、まさかそうだったなんて…」
千「確かにさっきの悠介君、とても怖かった…」
梨「なんでなんだろう…なんで悠介君が…」
曜「なんでかはわからない…でも悠介君、とても悲しそうな顔をしていた…」
せっかく友達になれそうだったのに、なんかとっても…悲しいな…
私達は今日の所は家に帰ろうという事になった
明日の学校で詳しい事を悠介君に聞こうと思っていた、でもそれはとても怖い事に足を踏み入れているような気がする…でも、きっと、大丈夫だよね、きっと…
次の日
私達3人はいつものように学校に行き、昨日の事を話していた
曜「悠介君のあの姿、確かこの間ニュースで言ってた怪物にそっくりだった」
千「でも悠介君は私達の事を守ってくれたよね?」
曜「うん、確かに見た目は怖かったけど、彼の目からは本物の正義の心が見て取れた気がした」
梨「そう思うんだったら1度話を聞いてあげたら?もしかしたら悠介君、それが原因で心が暗くなってしまったんじゃないかな?」
千「梨子ちゃんの言う通りだよ!困っている人が居たら話を聞いてあげる、当然だよね!ね!曜ちゃん!」
曜「でも、悠介君話してくれるかな…」
そうこうしていると悠介が教室に入ってきた
悠介は3人の顔を見るなり目を背け、自分の席に座り顔を伏せてしまった
曜「(やっぱり昨日の事を気にしてるよね…話しかけていいのかな…)」
私がそう考えていると
千「悠介くん!おはよー!今日もいい天気だね!」
悠「……」
悠介は黙ったままだ、それでも千歌は続ける
千「そうそう!昨日面白いテレビがあってさ!ずっと大笑いしてたんだ!それでね!…」
千歌が元気よく話しかけたが、悠介の声がその元気を遮る
悠「なぁ高海、なぜお前は俺になんの気兼ねもなく話しかけられるんだ?昨日お前らが見た通り俺は怪物だ、近寄らない方が身のためだぜ、だから二度と俺に話しかけるんじゃねえ、わかったか?」
千「え、その、ごめん…」
あまりの凄みのある声に千歌ちゃんは引き下がった、私もなにか声をかけようと思っていたけど、勇気がでなかった
曜「私って、意気地無しだな…」
その日の放課後
私達はいつものように屋上で練習をしていた
曜「ねぇ、果南ちゃん、」
果「ん?どうしたの曜?」
曜「うん、実はね…」
私は昨日今日起こったことを全て果南ちゃんに話した、最初はとてもびっくりしてたけど、とても親身になって話を聞いてくれた
やっぱり果南ちゃんは優しいな…本当のお姉ちゃんみたい
果南ちゃんは一通り私の話を聞いた後、こう言った
果「うん、話はわかったけどそれで曜はどうしたいの?それでもその子と友達になりたい?」
曜「うん、悠介君は私達を守ってくれたし、正義感もあるし…いやそれだけじゃないかも」
私は生まれて初めてこの様な感情を感じた。胸が苦しくなるような…
一体これは何なのだろう?
果「(曜ってば変な顔しちゃって…これは当たりかな)」
曜「私、どうしたらいいんだろう?」
果「曜が思う様に行動してみな?その子と仲良くなりたいんでしょ?だったら行動あるのみだよ」
確かに果南ちゃんの言う通りだ、自分の気持ちに素直になろう
曜「ありがとう果南ちゃん!頑張ってみるよ!」
果「うん!応援してるからね!」
やっぱり果南ちゃんは頼りになる
悠介は帰り道、ずっと考え事をしていた
俺は醜い怪物、あいつらはラブライブという輝きを求めて毎日頑張っている、ははっ…まるで月とスッポンだな、いや、それ以下かもしれない。俺があいつらの夢を邪魔してはいけない、そうだ、俺は奴らを潰すためにこの街に来たんだ、こんな甘ったるい事を考えてる暇なんてない、どうせ俺なんか…
闇が闇を呼び、悠介の心を沈めていった
内浦の廃工場
グレム「スパイダーもクウガに負けてしまったようですねぇ」
メビオ「あぁ、だがクウガの正体を知る事ができたからよしとしようじゃないかい」
ガドラ「クウガの正体?そんな事知って一体なんの得があるって言うんだ?」
メビオ「少しは頭を使いな、クウガの正体は普通の高校生だ、あいつの通っている学校を攻撃し、やつを精神的に追い込む」
グレム「なるほど、それは素晴らしいアイデアですねぇ、で、誰にやらせるんですか?」
メビオ「ザインにやらせよう、奴が適任だ」
ガドラ「なるほどザインか、奴ならいけるんじゃねえか?」
グレム「そうですねぇ、ではメビオ、ザインに報告を」
ガドラ「まて、その前に俺がクウガと戦う、久々に暴れてぇんだ、いいよなぁ?」
グレム「まぁいいでしょう、メビオ、後は頼みますよ?」
メビオ「わかったよ」
そういうとメビオは去っていった
海岸近くの岩場
メビオ「ザイン!出てこい!仕事だ!」
メビオがそう叫ぶと岩の影から何かが猛スピードで突進して来る
それに気づいたメビオはジャンプで別の岩に飛び移った
メビオが避けた瞬間、さっきまで乗っていた岩が大きな音と伴に砕け散った
メビオ「相変わらずの暴れっぷりだな、見事だ、ザイン、あの丘の上にある高校が見えるか?あそこにクウガがいる、3日後、あの学校を攻撃し、クウガを殺せ。わかったか?」
ザイン「ヴォォォオ!」
ザインは雄叫びをあげると近くの岩を吹っ飛ばしながら走り去って行った
メビオ「元気のいいやつだ、さーてどうするクウガ?ククク…明後日が楽しみだな」
今回はここまでです!学校に迫り来る怪物、果たして悠介の運命は?
次回もお楽しみに!感想、お気に入りなどして頂けたらモチベーション爆上がりですのでよろしくお願いします笑