スパイダーを倒し3人を守った悠介、しかし3人に正体を知られた事で悠介は距離を置くようになる
そして悠介に不穏な影が近づき…
放課後、今日はAqoursの活動も無かったので悠介としっかり話し合うために私は彼の後をつけていた。
曜「一緒に帰ろうって言っても断られちゃうだろうし…あまりいい気はしないけど別にいいよね?家も近いみたいだし」
一昨日彼と話している中で、彼の家が私の家からそう遠くない事を知っていたのだ、私達は部活の朝練があるのでバスは彼より1本早いのに乗っている
悠介が住宅街を抜け海沿いに出た瞬間、曜に不気味な影が近づいた
今日も学校が終わり悠介は帰路についていた、別に何を考えるわけでもなくボッーっとしている
悠「はぁ、なんか最近やけにため息がでるな…寂しいのかな俺?」
そんな考えが頭をよぎるが、それを振り払うように頭を振った
悠「そんなわけない、父さんと母さんが殺されたあの日から俺の心の中には憎しみしかない、恨みの炎しかない」
悠介の両親は2年前、クワガタによく似たデモスに襲われ命を落としている
当時中学生だった悠介はその光景を目の当たりにし、絶句した
父さん…母さん…仇は必ずとる、俺達家族を引き裂いた奴を許しはしない!
その時、悠介の耳に悲鳴が届いてきた
曜「きゃぁぁぁ!やめて!離して!」
大男「やなこったぁ、お嬢ちゃんあの男に用があるんだろ?奇遇だなぁ、俺もそうなんだよ、まぁ理由は正反対だろうがな」
その声に気づいた悠介は後ろを振り返り、唖然とした
曜が大男に腕を掴まれていて、泣きそうな顔をしている
悠「なんだお前は?それに渡辺…俺になんの用だ!」
曜「悠介くんごめん、私のせいでこんな事に…」
大男「お前、クウガだな?この女を守りてぇなら、俺と戦え!」
そういうと大男は唸り声を上げ、鋭い爪に大きな牙、強靭な足腰をもつ虎によく似た怪物へと変身した、その姿はまるで…
曜「悪魔…」
ガ「そうだ、俺は悪魔だ、人間共に恐怖と絶望を与える存在、それが俺達デモスだ!さぁクウガ、俺と戦え!」
悠「くっ、やるしかないのか…」
こいつは見た目と口調からして恐らく幹部だ、勝てるかわからない…
だか、やるしかない!
悠介は覚悟を決め、変身の構えをとる
悠「お前を倒す!変身!」
悠介の体が光に包まれ変わっていく
仮面ライダークウガ マイティフォーム
ガドラ「さぁ、楽しもうぜ!」
そういうとガドラは掴んでいた曜の手を離し、クウガの前に立った
曜「悠介君、きっと大丈夫だよね…」
私は木の影に隠れて戦いの様子を見守った
ク「いくぞ!」
ガ「俺は鉄の牙、ガドラだ!」
ガドラはそう言うと獣のような雄叫びをあげた
クウガはガドラめがけて走り出し、ジャンプしながらパンチを繰り出す
ク「はあっ!」
ガ「無駄だ、クウガ」
そういうとガドラはクウガの拳を掴むとそのまま地面へ叩きつけた
ク「があっ!なんて、パワーだ…」
ガ「まだまだこれからだぜ?クウガ」
ガドラはクウガの首を掴んで無理矢理立たせると、手の爪を使って切り付けた
クウガは苦しみの声を上げ倒れ込む、切り付けられた胸には鮮血が滴っている
ク「はあっ、はあっ、強い…」
次の瞬間ガドラは大きくジャンプし、その大きな牙でクウガの腕に噛み付いた
ク「があっ!や、やめろ…」
クウガはガドラの腹に膝蹴りをいれ、なんとか離れる
ガ「どうした?もう終わりか?俺はまだ全然楽しんでないぜぇ」
ガドラは不敵な笑みを浮かべ、ゆっくりとクウガに近づく
ク「ふざけやがって、俺は負けない!はあっ!」
クウガは近づいてくるガドラに向かって走り、ジャンプから体を反転させ蹴りを繰り出した
マイティキックはガドラの胸を直撃、後ろに下がらせた、その胸にはクウガの紋章が浮かび上がる
ガ「ごおっ!く、苦しい…」
ク「俺を、舐めるな!」
クウガは勝利を確信したが、ガドラの表情にはどこか余裕が感じられた
ガ「なーんちって、こんなもの痛くも痒くもねぇ、ガァァァ!」
そういうとガドラは気合いで胸のクウガの紋章を消してしまった
ク「そんな、馬鹿な…必殺技が効かないなんて…」
ガ「葬ってやる、クウガ!」
ガドラはクウガめがけて走り出し、大きくジャンプする
ク「くっ、ちきしょう、体が、動かない…」
先程の必殺技で体力をすべて使い切ってしまい、クウガはその場から動く事が出来なくなっていた
ガ「ガァァァァルル!」
爪を大きく振りかぶり、クウガを切り付ける
あまりの力にクウガは後方に大きく吹っ飛ばされた
ク「がはっ…」
強大な力にクウガは屈してしまい、強制的に変身が解除された
悠介の体はボロボロになり、胸と腕に大きな傷が付けられていた
もう一度戦おうとガドラに近づいたが力尽き、そのまま倒れ込んだ
曜「そんな、悠介君が負けた…」
ガドラは元の大男に戻り、悠介に近づく
ガ「ガハハハッ!おいおい口程にもねえじゃねえか、大した事ねえなぁ、まぁいい、今日はここで見逃してやる。だが、次会う時はお前の最後だ!また会おうぜ、クウガ」
そういうと大男は去って行った
私は恐怖に震え立ち尽くしていたが、なんとか体を動かし悠介君へ近づく。悠介君は気を失っていて意識はなく、体にはいくつもの傷があった。
曜「早く手当をしないと…でも私、悠介君の家知らないし、そうだ、私の家に連れて行こう」
今日両親は二人とも用事で留守にしていて明日の夜まで帰って来ない
それに明日は土曜で学校は休みだ
私は悠介君を背負って自分の家に急いだ。水泳やスクールアイドルで鍛えた足腰がこんな風に役に経つなんて、人生何があるかわからないもんだね
そんな事を考えていると、自分の家に着いた
私はとりあえず悠介君を自分の部屋に連れて行き、ベッドに寝かせてあげた
曜「まずは手当をしてあげないとね、でもそのためには…」
悠介は全身に傷を負っている、手当をするためには服を脱がさなければならない
曜「別に仕方ないよね?やましい心は無いからね!ただ、手当するだけだから…」
私は自分に言い聞かせながら悠介君の服を脱がした
彼の体にはおびただしい数の傷がついていて、私は唖然とした
曜「こんなに体がボロボロになるなんて…」
私は彼の体を綺麗に拭いて、包帯を巻いた。傷に触れる度に彼は苦痛の表情を浮かべる
私があの怪物に捕まっちゃったばっかりに…
曜「悠介君、本当にごめんなさい…」
私は彼に謝ったが、彼から答えが返ってくる事は無かった
今回はここまでです!クウガの敗北、敵の圧倒的な力、そして学校に迫り来る危機、果たして悠介の運命はいかに…
次回もよろしくお願いします
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