前回のあらすじ
ガドラに敗北してしまい深手を負った悠介、曜は悠介を手当しようと自分の家に連れ込むが?
内浦の廃工場
グ「クウガと戦ったのですか?」
ガ「あぁ、手応えが無さすぎた、あんなのに負けちまうなんて下のやつも大した事ねえなぁ」
メ「クウガをあまり舐めない方がいいぞ、奴は進化している」
ガ「進化だと?俺にはわからねぇなぁ…」
メ「お前が1番わかっているだろ?気づかないとでも思ったのか?」
ガドラは黙り込む
メ「胸でも蹴られたのか?苦しそうだぞ?」
ガ「ちっ、バレてたか、メビオは欺けねえなぁ。ああそうだよ、奴の蹴りを喰らってから少し胸が痛えな、だが大したは事ねぇ」
メ「別に心配している訳では無い、ただ、用心はしておけ」
ガ「余計なお節介だ、俺は負けねぇ」
メ「ふん、まぁいい、今からクウガが通う学校にザインが向かうはずだ、さぁてどうなるか」
メビオは不敵な笑みを浮かべ、その場を去った
曜の家
私は自分の部屋の机に突っ伏して寝ていた
どうやら昨日悠介君の手当をしてから疲れてしまってそのまま寝てしまったらしい
曜「はぁ、寝ちゃってたか…今何時だろ」
時刻は午前5時、外はまだ薄暗い
悠介君を見てみるが、彼はまだ意識のないままだ
とりあえずお風呂に入ろうと思い、浴室に向かう
お湯に浸かりながら私はずっと考え事をしていた
曜「悠介君大丈夫なのかな…もう二度と起きないなんて事、ない、よね…」
あれが戦いなんだよね、あんなに体を傷つけられて…
見てられないよ…それもあの怪物に捕まってしまった私のせい…
私は目を瞑り、昨日の出来事を頭の中で思い出していた
曜「そう言えばあの怪物が悠介君の事をクウガって言ってたよね、クウガって何なんだろ?悠介君のあの姿の事なのかな?」
私は風呂から上がり、私服に着替えて自分の部屋に戻った
まるで深い闇の中をさまよっているようだ
どこまでも暗い闇、出口などどこにもないように感じた
そう思っていると目の前に死んだはずの両親が見える
悠「父さん、母さん!ここは一体…」
そう思っていると、母さんが俺に囁いた
母「悠介、こっちにいらっしゃい、母さん達の所へ」
優しく語りかけてきたが、母さんの目は血走っており言いしれぬ恐怖を感じた
父「そうだ悠介、また一緒に暮らそうじゃないか」
そう言い、手を差し伸べてくる
俺は思わずその手を取りそうになるが、俺は我に返る
父さんと母さんは死んだんだ…それに俺はまだそっちに行く訳には行かないんだ
俺がそう思った瞬間、父さんと母さんが怪物に変身し、俺に襲いかかってきた
父さん達の言う事が聞けないのか?じゃあ力ずくで聞かせてあげるわ
悠「やめろ、やめてくれ!こっちに来るなぁ!」
うわぁー!
俺はそこで目が覚め、飛び起きた
悠「はあっ、はあっ、なんて夢だ…ここは、どこだ?」
俺は昨日デモスの幹部と戦って…それから…ダメだ、思い出せない
そうこうしていると、部屋に誰か入って来た
曜「あ、悠介君気づいたんだ!よかった、もう起きないかと思ったよ…」
悠「渡辺…一体なぜ?」
なぜ渡辺がいるんだ?一体ここはどこなんだ?そう思い、部屋の中を見渡す。部屋に雰囲気やインテリアなどからして、どうやらここは女子の部屋のようだ、まさか…
曜「なぜって、ここは私の部屋だからだよ」
え、嘘だろ…
俺は渡辺の一言から全てを察した、俺は昨日敵に敗北してそのまま気絶し、近くにいた渡辺に家に連れていかれたという訳か…
悠「帰る…」
そう思って体を起こそうとするが、胸に激しい痛みを感じた
曜「だめだよ!悠介君は大怪我してるんだからまだ寝てなきゃ…」
悠「問題ない、こんな傷直ぐに治る、それも俺の力のひとつだ」
悠介はそう言って胸に巻かれた包帯を取ってみせた
そこには昨日まであった傷はなく、ただのアザの様になっていた
曜「すごい、もうこんなに…」
悠「だが体への負担も大きい、自然の流れに逆らっているからな」
悠介は気合いでベッドから起き上がった
悠「怪我の手当をしてくれた事には礼を言う、だがもう俺に関わらないでくれ、昨日で懲りただろ?俺と友達になるなんて無理なんだ…俺もあいつらと同じ、怪物なんだ」
曜「そんな事ないよ!悠介君は私達を守ってくれた、その行動に偽りはないでしょ?私は信じてる、悠介君の中の正義の心を」
私は今自分が感じている事を素直に彼に伝えた、でも彼から帰ってきた言葉は私の心を壊すには十分だった
悠「黙れ…黙れ黙れ黙れ!俺は醜い怪物なんだ、この間のお前達の反応がそれを物語っている、俺の姿に恐怖を感じたんだろ?だから逃げたんだろ?俺は人が信用できない、わかったような事言うんじゃねぇ!」
私は黙り込んでしまう、確かに初めて彼の本当の姿を目にした時は、言いしれない恐怖を感じた、それは紛れもない事実、変えることの出来ない真実…
2人の間に沈黙が流れる、外は明るくなり始めていたが、部屋の中は私にはとても暗いように思えた
その時、私の携帯が電話の着信を知らせた
浦の星学院 屋上
私達は朝練の前のストレッチをしていた
今日は土曜で学校が休みなので朝から練習する必要はないと思われるかもしれないが、ここ内浦の夏は暑い、そこで日が昇って気温が上がる前に練習をしようという事になっているのだ
梨「そう言えば、今日曜ちゃんどうしたんだろ?」
千「私もわからない、何かあったのかな、」
ダ「まったく、ラブライブも近いというのにサボりや寝坊は許されませんわよ?」
千「わかってますダイヤさん、でも曜ちゃんはそんな子じゃありません!」
ダ「もちろんわかっていますわよ、曜さんはとても真面目な方ですから、だとしたら何かあったのでしょうか?」
花「マルもちょっと心配になってきたずら」
ル「曜ちゃん大丈夫かなぁ…」
善「もしや、天界からの導き…ギラン」
花「それはないずら」
善「突っ込みはやっ!」
果「まぁ、確かに何か悩んでたみたいだけどね」
鞠「いつも元気一杯の曜ならNo problemよ!チカッチ、そんなに心配なら電話してみたら?」
鞠莉ちゃんの言う通りだ、わからなければ聞けばいいんだ!
私はそう思い、ポケットから携帯を取り出した
曜ちゃんに電話をかけようとした瞬間、大きな地響きが耳に届いた
浦の星学院 裏山
ザ「ウゴオオォ!」
ザインは大きな木に頭から体当たりし、木は大きな地響きを立てながら倒れた
ザインはそのまま走り続け今度は近くの岩に体当たりした
大きな爆発音がなり、岩は砕け散る
メビオはその様子を山の上から見ていた
メ「相変わらずの暴れっぷりだな」
ザインは色々な物を破壊しながら浦の星学院の敷地内へと入って行った
大きな地響きを耳にした私達は音が聞こえた方を見る、そこには倒れてしまった大きな木と学校に猛スピードで近づいてくる「何か」
学校の中に入って来たそれはまるでサイの様な出で立ちの怪物だった
千「あれは…」
梨「怪物…」
ダ「学校にあの様なものが…」
果「なにあれ?」
善「ねぇ、ちょっと流石にやばいんじゃない?」
花&ル「怖い(ずら)…」
鞠「What !?何あれ!?」
怪物は猛スピードで走り回りながらあちこちに突進している
千「学校が…私達の学校が…そうだ、曜ちゃんに知らせないと!」
私は曜ちゃんに電話をかけた
今回はここまでです!果たして学校とメンバーの運命は?
次回もよろしくお願いします