傷だらけの戦士   作:黒死牟

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前回のあらすじ
カドラとの戦闘で深手を負ってしまった悠介、曜に手当をしてもらうが、今度は学校に怪物が現れ…


第8話 笑顔

浦の星学院

ザ「ウゴオオォ!」

ザインはあちこち突進しながら暴れ回っている

千「このままじゃ…学校が!」

私は曜ちゃんにこの状況を知らせるために電話をかけた

 

 

曜の家

私は悠介君と対面したまま動けずにいた

彼の目は怒りと悲しみの感情が入り乱れていて、とても複雑な顔をしている

その時、私の携帯が電話の着信を知らせた

私は一瞬電話を取ろうか迷ったが、悠介君が一歩後ろに下がり目で合図をしたので私はそれに従う

電話の相手は千歌ちゃんのようだ

曜「もしもし、千歌ちゃんどうしたの?」

 

千「曜ちゃん!学校が大変なの!怪物が…」

 

曜「怪物?何がどうなってるの?」

私の怪物という言葉に悠介君が反応した

千「このままじゃ、学校が壊されちゃう!」

千歌ちゃんの声から危機迫る状況が読み取れる

曜「そんな…学校が壊されちゃったら、私達…」

学校が無くなればラブライブにも出られなくなってしまう、でも私に何が出来るっていうんだろう…でもこのまま放っておくなんてできない!どうしたら…

私が思い悩んでいると悠介君が声をかけてきた

悠「学校に怪物がいるのか?分かった、俺が倒す」

 

曜「だめだよ!悠介君怪我してるのに…そんな体で戦ったら、死んじゃうよ!」

 

悠「こんな怪我、大した事ない」

 

曜「なんで、なんで悠介君が傷つかなくちゃいけないの?なんでそこまでして…」

もう彼には傷ついてほしくない、私はその思いでいっぱいだった

悠「俺が傷つくだと?そんな事はどうでもいい!俺が傷つくだけで誰かの笑顔が守れるならそれでいい、俺が傷つくだけで誰かの平和が守れるならそれでいい!そのためにこの力を手に入れた、俺は大切な人も大事な物も全て無くした、もう失うのもなどない、だからこれからは誰かの大切な人や物を守っていくと心に決めた!だから俺は戦わなければいけない」

そういうと悠介君は私の部屋から出ていき、学校を目指して行ってしまった

私は彼の言葉を聞いて涙が止まらなかった、なぜそこまでして…

曜「誰かの笑顔のため、か…」

だったらこれからは私が悠介君の笑顔を守ってみせる!

そう心に決め、学校に向かった

 

 

浦の星学院

ザインは運動場にある倉庫などを破壊し、尚も走り続けている

私達はそれをただ、見ているしかなかった

千「どうしたらいいの?このままじゃ…」

するとザインは屋上に私達に気づいたのかこちらを見た、そして次の瞬間、学校めがけて走り出した、先程暴れていた時よりもスピードが速い

もうだめだ!そう思ったその時

1台のバイクがザインに突撃した、そのバイクに乗っているのは

ク「もうお前の好きにはさせねえ!俺が相手だ!」

仮面ライダークウガ マイティフォーム

千「悠介君…」

私は居ても立ってもいられず、屋上から駆け下りていた

梨「ちょっと千歌ちゃん!危ないわよ!」

 

ダ「千歌さん!どこに行くんですの!」

 

果「ちょっと千歌!」

 

ル&花「千歌ちゃん!」

 

善「ちょっと何してるの!」

他のメンバーも千歌を止めようと屋上から降りていく

 

 

私は急いで自転車を漕ぎ、悠介君の後をおっていた

息が上がっている

曜「はあっ、はあっ、悠介君!」

やっとの思いで学校着く、私は裏門から入り校舎の影から中を覗いた

そこには運動場のど真ん中で、「変身した」彼とサイのような怪物が睨み合っていた

私がその光景を見ていると、校舎から誰か降りて来た

千「曜ちゃん!」

千歌ちゃんを先頭に、Aqoursのメンバーが来る

曜「千歌ちゃん、みんな!大丈夫?」

 

ダ「私達は大丈夫ですわ、ただ、あれは一体…」

そういうとダイヤさんはクウガと怪物を交互に見る

曜「大丈夫、彼は…味方です!」

私はそう言い切り、戦いを見守った

 

 

クウガとザインは睨み合い、お互いの出方を伺う

ザインが先に動き、気合いと共にクウガに突撃する

ザ「ウゴオオォ!」

クウガはザインを反転ジャンプで交わす

ザインも振り返り、再びクウガ目指して走る

クウガはもう一度避けようとするが胸に痛みを感じ、その場から動く事が出来ない

ク「くっ、くそっ!」

クウガは何とか避けようとするが叶わず、猛スピードで突進してくるザインの突撃を喰らった

ク「ぐあぁ!」

その前大きく後ろに吹っ飛ばされる

ザインはさらに反転し、クウガ目掛けて走る

これも避けられず、また吹っ飛ばされてしまった

ク「があっ!、く、くそっ、体が、思うように動かない」

ザ「ウガァァァァ!」

ザインは天に向かって吠え、こんどは大きな助走をつけて走り出す

次の瞬間大きくジャンプし、頭からクウガに突撃した

クウガは立ち尽くすことしか出来ず、避ける事が出来ない

ク「がぁぁっ!」

再び後方に吹っ飛ばされ、変身が解けてしまう

悠介はその場に倒れ込み、余程のダメージを受けたのか立ち上がる事が出来ない

悠「くっ、ここ、までか…」

ザインは悠介にトドメを刺そうとこちらに近づいてくる

その時、ザインの肩に石がぶつけられた

ダ「ほーら、こっちですわよ!」

ザインは怒りを露わにし、ダイヤに狙いを定める

しかし今度は違う方向から石が飛んでくる

鞠「はーい!こっちよ!」

次は鞠莉に狙いを定めるが、さらに石が飛んでくる

梨「こっちよ!」

 

果「こっちこっち!」

 

千「今度はこっちだ!」

 

悠「お前達、何を…」

一体どういうつもりなんだ

すると倒れている悠介に曜が近ずき体を起こす

曜「悠介君!大丈夫?」

 

悠「渡辺…なぜ?」

 

曜「悠介君、私達の事をどう思ってもいい、でもこれだけは分かっていて欲しい。悠介君は決して1人なんかじゃない、悠介君はこの町の人達の笑顔を守るために戦っている、私達はスクールアイドルとして町の人達の笑顔のために毎日頑張っている。皆と手を取り合って助け合いながら成長して行く、それはとても大切な事だよ?私達がいる、私達がついてる、だから全部1人で背負い込もうなんて思わないで!」

 

悠「だが、俺は…」

 

曜「悠介君は怪物なんかじゃない、だって私達の事を守ってくれたでしょ?いつも真っ直ぐで、全ての事に一生懸命で、悠介君は私にとって、私達にとって、ヒーローなんだよ!」

私は今自分が思っている事の全てを悠介君に伝えた

私の、私達の本当の思いを…

悠「そうか、そう、だよな…」

俺は渡辺の話を聞いているうちに、自分の心にこびり付いていた黒い物がだんだん取れていく様に感じた

それまで本当の俺を隠していた物が、消えて無くなっていく

加えて心の中が軽くなったように感じる

悠「渡辺、今まで酷い事言って悪かったな、そう、だよな…俺は、俺は、1人なんかじゃない!」

もう俺は、運命から逃げたりしない!

悠介は自らの心にそう誓い、気合いで立ち上がる

その目に迷いはなかった

悠「渡辺、ありがとう、お陰で目が覚めた。俺は戦う、この町の人達の笑顔を守るため、お前達の夢を守るため、だから見ててくれ!

俺の、、、変身!」

腹に手を当てアークルを出現させる

そして腕を大きく前に出し、変身の構えをとった

ザインは悠介の覇気を感じ取り、こちらに迫って来る

それと同時に悠介も走り出し、体も変わっていく

仮面ライダークウガ マイティフォーム

 

 

クウガはザインの突進を間一髪で避けそのまま反転し、背中に蹴りを入れた

ザインは大きく倒れ込む

ザ「ガァァァ!」

ザインは怒りを露わにし、今度は殴りかかってくる

クウガは避けようとするが反応が鈍り、パンチを喰らってしまう

ク「くそっ…体が思う様に動かない…」

クウガは1度間をとり、様子を見た

何か勝つ方法はないのか…

その時ザインの角に目がいった、そこにヒビが入っていたのだ

あそこに的確に蹴りを入れられれば!だが、やれるのか…

悠介が考えていると、周りから声が聞こえてくる

曜「悠介君!頑張って!」

 

ダ「敵は弱ってますわ!今のうちです!」

 

果「突進に気をつけて!」

 

千「悠介君ファイトー!」

 

鞠「あなたなら勝てるわ!」

 

梨「自信を持って!」

 

花&ル「頑張れー!」

 

善「貴方なら出来るわ!」

悠介はその声を聞き、我に返る

そうだ、俺は1人じゃない、必ず勝つ!

よし、次に奴が突進して来た瞬間を狙って角に蹴りを叩き込んでやる!

悠介は一歩後ろに下がり、必殺の構えをとる

ザインも後ろに下がり、突進する準備をした

次の瞬間、両者は同時に走り出す

ザインが突進するために角を上に少し傾けた瞬間、悠介は素早くジャンプ、反転し、必殺技をザインの角に叩き込んだ

ザインの角は折れ、クウガの刻印が顔面に浮かび上がる

ザインは苦しそうな声をあげ、破裂音と共に爆発した

ク「はあっ、はあっ、や、やった…勝てた」

クウガが変身を解くとAqoursのメンバーが彼に近づく

千「やったー!悠介君が勝った!」

 

ダ「お見事ですわ!」

 

花「かっこよかったずら!」

 

ル「うゆ!」

 

鞠「victory!」

 

果「ナイスだね!」

 

梨「すごかった!」

 

善「素晴らしい勝利だわ、ギラン」

Aqoursの面々が声をかける

曜「かっこよかったよ!悠介君!」

 

悠「ありがとう、正直お前達がいなかったら負けてたかもしれない」

悠介はこと戦いを通して彼女達から多くの事を学んだ

仲間と助け合う事、助け合う事

そして、自分は1人じゃないないということを

千「曜ちゃん!言うなら今だよ!」

 

曜「うん、悠介君、1つお願いがあるだけど…」

 

悠「なんだ?」

 

曜「私達の、Aqoursの、マネージャーになってくれない?」

悠介は曜の言葉をを聞き、少し考えた

悠「いいのか?俺なんかにそんな重大な仕事が出来るのか?」

悠介の言葉を聞き、曜はとびっきりの笑顔で答えた

曜「大切なのは出来るかどうかじゃない、やりたいかどうかだよ!」

悠介は彼女の言葉を聞いて少し目を瞑り、そして開いた

彼の目にもう迷いはない、いい「笑顔」をしていた

悠「分かった、やるよ!」

悠介の答えを聞き、9人は声を揃えてとびっきりの「笑顔」で言った

「悠介君、ようこそ!Aqoursへ!」




今回はここまでです!
とうとう仲間になりましたね!次回からラブライブ本編とミックスしながら話を進めていきたいと思っています、その中でクウガの他のフォームも出していこうと考えています!
次回もよろしくお願いします!
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