そう!この俺だ!!ビクン!ビクン!(白目)
それではどうぞ
「さーて今日で決戦直前パワーアップイベントも最終日!経験値稼ぎも終わりだ!明日には折神家へ殴りこむ!準備は良いか!!」
毎日稽古をしていた神社の境内にいつもの7人が集合していた
「「「「「「はいっ!!!!」」」」」」」
威勢のいい返事に勇刀はにっこりと笑い
全員を見渡し少し間を置いて話し始めた
「正直言うと俺は剣士としてはまだまだ半人前だ、そんな俺が短期間で、それも他流派の門下生に手解きをして良いもんかと悩んでたんだが、どうやら俺の杞憂だったらしい」
勇刀は6人の顔と眼を一人一人確りと見つめ何かを確認していた
可奈美達の眼には確かな自信と力強さが宿っていた、
「強くなったお前等に御褒美だ、今日は俺達がお前等の相手をしてやる」
「俺達?」
可奈美が小首を傾げ聞き返すと後ろの階段から集団の足音が聞こえた
「お―居た居た!待ったか?」
「いいや、丁度いいタイミングだったよ」
「何だ?何だ?六刃将が揃い踏みじゃねーか、まさかご褒美って」
「おう!パワーアップイベント最後の〆は、俺達六刃将との集団模擬戦闘だ!!」
「「「「「「えぇええええええええええええええええ!?!?!?!?!?」」」」」」
境内に6人の叫び声が木霊した
そしてそのまま問答無用で始まった模擬戦闘は数回に分けて手を変え品を変え行われ、終わる頃には双方全身泥だらけになっていたが、誰一人下を向いている者は居なかった
そして女子一行は少し速いが露店風呂で汗を流していた
そして脱衣所に戻ってくると
「あれ?私達の服が無いよ!?」
「どういうこと?」
「もしかして、ねねか?」
「ねねっ!?ねねーっ!ねねーっ!」
籠の中に入れておいた自分達の服が無くなり真っ先に疑いの矛先が向いたのは…そう淫獣ねねだった
ねねは自分ではないと身振り手振りで必死に弁明するも疑惑は晴れなかった
「皆、上がった見たいね」
「孝子さん、私たちの洋服が」
「それなら洗濯に回しといたから、乾くまでこっちを着ていて」
孝子が取り出したのは浴衣だった
「それじゃぁ今日はお祭りだから遊んできなさい、外で皆待ってるから」
それを手際よく配り全員に着付け終えると脱衣所から出て行き、その後を追って外に出ると
「おっ似合ってるな、可奈美」
「本当!?お兄ちゃん!」
兄弟達が待っていた
「良く着付けられていますね、可愛いですよ舞衣」
「ありがとうございます。尊兄さん」
「ますます、母さんに似て来たな姫和、似合っているぞ」
「ありがとう…少し気恥ずかしいな」
「ヘーイ!アヤト!お姉ちゃんの浴衣姿はどうですかー?」
「すごく似合ってるよ、姉さん」
「よく似合ってんじゃん、馬子にも衣装ってやつか?」
「んー、我が弟ながらここまで女心が解らん奴だったとは、他の家をよく見てみろ、このままじゃ益子家も終わりだな」
「どう?…変じゃ、ない?」
「ぜんぜん変じゃないよ!すっごく可愛いよ!お姉ちゃん!」
それぞれが家族と会話を終えて縁日に繰り出して言った
勇刀達は写しを張った状態ではなく、普段着に着替えていた
「お兄ちゃん!私りんご飴食べたい!」
「解ったから走るな!転んだらどうすんだ!折角の浴衣が台無しだぞ!」
「早くはやくーーー!」
妹に振り回される兄が居れば
「舞衣は何か食べたい物はありますか?お金は全て僕が出しますから」
「じゃぁ…綿菓子が食べたいです」
妹とゆっくり縁日を回る兄が居れば
「ナカナカうまく掬えませんネ!」
「……それっ!!やった!掬えたーー!!」
「Oh!流石マイブラザー!!」
姉と仲良く金魚すくいに興じる弟がいれば
「やっぱ祭りと言えば飲み食いしながらまったり過ごすに限るな」
「そーだなー」
「弟よ、たこ焼き一つくれぇ」
「ホレ、熱いぞ」
「はふっはふっはふっ!!……中々いけるな、このたこ焼き」
「だろ?」
ベンチに座りラムネを飲みながら、焼きそばとたこ焼きを姉と一緒に仲良く食べている弟も居れば
「お姉ちゃん見て見て!!じゃじゃーん!!」
「海翔…カラフルで綺麗」
「この棒を繋げて……お姉ちゃん行くよーエイッ!」
「っ!…今の凄い綺麗だった…海翔もう一度、行くよ」
露店で売っていた、折ると光る細い棒を輪っかの様に繋ぎ合せて、フリスビーの様に姉と投げて遊んでいる弟も居た
其々が思い思いに家族との時間を楽しく過ごしていた
「ねえ、お兄ちゃん……」
「何だ?可奈美」
勇刀と可奈美は山の中にある小川のほとりで適当な大きさの岩に腰掛けていた
「お兄ちゃんは、どうしてそんなに強くなれたの?」
「そんなの決まってるだろ?可奈美や母さんを護る為だ、つっても結局母さんの事はどうしようも無かったけどな、だからせめて可奈美だけでも護れる様になる為に、俺は強くなったんだ」
「カナももっと強くなるにはどうしたらいいかな?」
「可奈美は今も十分強いぞ、少なくともあの6人の中で一番集中してるのは、可奈美と剣を合わせてる時だ、次いで沙耶香ちゃんと姫和ちゃんだな」
「まぁでも俺から言わせればまだまだ、だから当分の間は護る対象だけどな」
そう言って立ち上がり空を見上げて夜空に広がる星を眺める
「お前等刀使は荒魂に対抗できる唯一の希望なんだよ、俺達と違ってな」
「でもお兄ちゃん達だって御刀に選ばれて、私達と同じ刀使になったんだよ」
「俺達の力は何時失われるか解らない言わば付け焼刃だ、そんな力より今まで脈々と受け継がれてきたお前達の力の方が重要だ、だから俺はお前達を全力で護り育てる」
勇刀は振り返り可奈美をじっと見つめてそう言った
確かに可奈美の言う通り、勇刀達も御刀に選ばれ刀使と同等かそれ以上の力を手に入れた
しかし、この力についての文献や伝承は極めて少なく、情報量が圧倒的に不足している、そんな力を頼るよりも古来より連綿と受け継がれ確実に扱う事の出来る力を伸ばす方が確実だと勇刀は考えていた
「だから俺はお前達が巣立って行くのが楽しみだよ」
「私は何処にも行かないよ、お兄ちゃん」
「可奈美?」
「愛してるよ、お兄ちゃん」
「……そういう事は家族以外の、本当に大切な人にいうセリフだぞ、そういう奴に出会うまで取っとけ」
可奈美の急な告白に多少フリーズしていたが直ぐに持ち直した
が可奈美は眼に涙を溜めてて勇刀を見ていた
「カナにはお兄ちゃんが居る、違う…カナにはお兄ちゃんしか居ないの、お兄ちゃんは何時だってカナと一緒に居てくれた!一人で寂しくない様にって!小学校の時、クラスの男の子達に苛められてる時も何時もカナを護ってくれた!私はそんなお兄ちゃんが大好き!愛してる!私はお兄ちゃんとずっと一緒に居たい!!お兄ちゃんの隣にずっとっ…」
大きな瞳から涙を零しながら勇刀に抱きついて離さなかった
「可奈美……」
勇刀はこの時、可奈美の想いが家族に向けられる愛情では無い事に気がついた
それでもこの愛を受け取る事は出来なかった、それは自分と可奈美の関係が兄妹だったからだ
無論、勇刀はそれを確りと理解していた、故に返答は解りきっていた
「ありがとう可奈美、でも俺はその想いに応える事は出来ない、いや応えちゃいけないんだ、だって俺達は兄妹で家族だから、ごめんな」
その言葉を聞き可奈美は泣き崩れてしまった。
そんな可奈美を勇刀は優しく抱きしめて子供をあやす様に撫でる
その時だった、六刃将がこの里に近づく御刀の神気と刀使の気配を察知したのは
「「「「「「っ!!!!!」」」」」」
「尊兄さんどうかしましたか?」
「舞衣!今すぐ着替えてこの里から脱出してください!!」
「えぇっ!?」
「くっそ!!急に何だってんだよ!!」
「それはこっちのセリフだ!何があったんだよ勇仁!」
「姉さん速く皆と合流するよ!でないと手遅れになる!」
「What!?どういう事デスカ!?」
「結芽ちゃんがここに向かって来てる!!」
「親衛隊がっ……でもどうしてここが…」
「どういう事だ、親衛隊にも機動隊にも察知されたそぶりは無かった筈だ!」
「奴等どうやってこの場所を」
其々が自分の妹と姉を朱音の下へ集合させた
「皆さん一体どうしたのですか?」
屋敷でフリードマンとこれからの話し合いをしていた朱音が外へ出てきた
「直ぐにこの里から脱出しろ!親衛隊が来る!おそらく機動隊も同時進行で行動している筈だ!完全に囲まれる前に潜水艦で海へ出ろ!」
「どうやってこの場所を見つけ出したと言うんだ」
「恐らくノロのアンプルだろう、舞草の拠点を見つける為にワザと持ち出させ、泳がされたんだ、折神紫が抑え込んでいる大荒魂はその反応を探っていたんだ」
勇刀が仮説を述べるとフリードマンは確信めいた表情で頷き、それを見た他のメンバーは驚愕した
「じゃぁそれを長船に持って帰った学長も」
「あぁ、必ず何かけしかけてくる筈だ、そのまま潜水艦へ行け!着替えはそこで済ませろ」
「お兄ちゃん達は!?」
「俺達は間に合わなかった風を装って外の連中と合流する、手出しはしないから安心しろ、それじゃぁ可奈美達の事頼みましたよ」
「はい、それではまた…さぁ皆さんこちらへ!一刻も早く脱出しましょう!」
朱音は可奈美達を連れて脱出用の通路から潜水艦へ向かって行った
「勇刀君」
「あぁ、俺達はこれから外の機動隊と合流する行くぞ!」
五人は頷くと抜け道を使い里の外へ出て機動隊と合流し、入口から改めて里の中へ入ると機動隊が突入した後だった
勇刀は現状を把握する為、指揮車にいる機動隊の隊員に声をかけた
「酷いなこりゃ、状況は?」
「これは隊長殿!現在親衛隊の燕四席と共に機動隊員が内部へ突入し反乱分子の刀使と交戦中です!」
「そうか…このボウガン見たいな装備は?」
勇刀は上空からドローンで撮影されている映像に見た事の無い装備を持っている隊員を見つけた
「写シを張った刀使に対抗する為に新しく支給された装備です。この矢が当たると写シを半強制的に剥がす事が可能です」
「いつのまにそんな物を」
「予てより試作していた物を無理やり実用化させたようです。」
「…負傷者の数は?」
「想定以上に抵抗が激しく苦戦しており双方ともに負傷者は増加しています。」
「解った、負傷者の対応は任せます。俺達は里の周囲を個々で固めます。」
「はい!貴方達が居れば盤石です!ご武運を!」
そして勇刀達は里の周囲に散らばり手は出さずに状況を最後まで見届けた
里の制圧が完了し事後処理をしている時に事件は起きた
「………はぁなんだかなぁ」
勇刀は静かになった里を一人歩いていた、その顔は複雑な心境を露わにしていた
周囲を見渡すと縁日の名残りがあり、先程までお祭で賑わっていた事が嘘の様な静けさだった
「管理局も舞草も敵は同じ荒魂なのに、なんでこんな事になるんだろうな」
「キャーーーーーッ!!」
「っ!?」
勇刀がボヤキながら歩いていると何処からか女性の叫び声が聞こえた、それも複数の声が
ただならぬ気配を感じ勇刀は声のした方へ駈け出した。
「へへっ!いくら刀使って言っても今は御刀も没収された上に国に反旗を翻した逆賊だ、何したって文句は無ぇだろう!」
「長船の刀使は良い身体の奴が多いからな!ラッキーだぜ!」
「手錠で拘束されてるからヤリタイ放題だな!!」
「おい!お前等何してる!!」
勇刀が到着した時彼の眼に飛び込んできた光景は機動隊の隊員に犯されそうになっている舞草に所属し里で抗戦していた長船の刀使達の姿だった
「おぉ!六刃将の隊長殿!アンタも一緒にどうですかい?良い憂さ晴らしになりますよ」
「あれだけ勇ましく戦ってても御刀さえなければただの小娘だ、このギャップがたまんないんすよねぇ!」
「勿論この事は内密にお願いしますよ?この事がバレたらただでは済まないんで」
「ヒッ!?来ないで!来ないでぇ!!」
長船の刀使は無言で近づいてくる勇刀と今にも自分達を犯そうとする、隊員達に精一杯の拒絶を示すがその全ては徒労に終わるかと思われた
「テメェら……歯ぁ食い縛れぇ!!!!」
「がはっ!」
「ごほっ!」
「がぁっ!!」
「えっ……」
「どう…して」
刀使達は今目の前で起きた事に眼を点にしていた
自分達を襲おうとしていた男達を、六刃将の隊長が殴り飛ばした
そしてその男は、自分達を護る様に暴漢達との間に立っていた
「何しやがっ…る……あ、あぁ」
暴漢達が威勢よく顔を上げると視線の先にはフードの奥から自分達を睨みつける鋭い眼光があった
その眼から伝わる威圧感に体が小刻みに震え始めた
その圧は次第に大きくなり周囲の空気さえも変えてしまった
その圧を感じたのか尊達や結芽がその場に駆け付けた
「勇刀君!!」
「何々?何かあったの?」
「うわー勇刀お兄さん、もしかしなくても凄く怒ってる?」
「何て圧だよ…こりゃご当主様と同等かそれ以上じゃねぇかっ」
「っ………」
「こんなのを真正面から当てられてる、あの3人はたまったもんじゃ無いだろうね、ホント何したんだろ?」
そしてその圧に誘われて周囲にノロが溢れだし複数の荒魂が出現した
「丁度いい、お前等みたいな下衆野郎共を斬ったとあっちゃ、俺の御刀が薄汚れちまうからな、アイツ等に処理してもらおう」
「あんた、何言って…おぉい!やめろ!やめてくれぇ!!」
「おらぁ!!」
「「「「「!?!?!?!?」」」」」
勇刀は隊員達の襟首を掴み、そのまま荒魂の前に投げ込んだ
その光景を見たその場に居た全員が言葉を失った
そして荒魂達は投げ込まれてきた隊員達ににじり寄って牙をチラつかせる
「ちょっと勇刀さん!何してるの!?」
「自分が何をしたのか解っているのか!?」
「黙ってろ」
「アンタはっ!」
「黙れと言ったっ」
「「「「「「「っ!?!?」」」」」」」
勇刀に詰め寄った綾人と和人が諌めるが一言で一蹴され、そして二言目には直に殺気を当てられ後ずさった、彼の瞳からはいつもの温厚さは消え失せ、かわりに冷徹なまでの殺意で満たされていた
「ひぃいいいいいいいいいっ!!!!たっ助けてくれぇ!!」
「そうか、助けてほしいか、なら認めろ自分たちでは荒魂を祓う事は出来ないと、そこで認めて地べたに額を擦りつけて許しを請え、そうすれば助けてやる」
「そっそんな!ひぃいいいいいいいい!!!」
「くそ!このままじゃ!」
「誰一人、今居る場所を動くな、これは命令だ」
「でも早く助けてあげないとあの人達荒魂に」
「何も助けないとは言ってないだろ、アイツ等が俺の出した条件を満たせばすぐに助けてやる」
「勇刀君……」
「早く認めた方が身の為だぜ、でないと本当に死ぬぞ」
「解った!認める!認めるから!!俺達だけじゃ荒魂を祓う事なんか出来ない!こんな事二度としないから許してくれ!!助けてくれぇ!!!!」
その言葉を聞いた瞬間荒魂達が一斉に隊員達に飛び掛かった
「くそ!間に合わな…何時の間にあんな所に!?」
和人が御刀に手をかけた時、すでに勇刀は荒魂を切り裂いていた
素人目には何が起きたか視覚で捉えることすら出来なかったが確かに3匹居た荒魂は全て御刀で斬られノロの結合が解かれ液状になっていた
「最初からそう言え屑が!次同じ事やってみろ!そんときはその首即座に斬り落としてやる……解ったか!!!!」
「「「はっはぃいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」」」
「じゃぁ懲罰房で一月頭冷やして来い!!!!」
「「「了解しましたぁああああああああああああああああ!!!!!!」」」
隊員達はダッシュでその場を去り、自ら懲罰房のある車両へ閉じこもった
そして勇刀は被害にあっていた刀使達の所へ行き
「ゴメンな、俺がもっと早く来てれば怖い思いせずに済んだのに」
「そんなこと無いです、貴方は私達の事を確り護ってくれました!確かに少しやり過ぎだとも思いましたけど、それでも私達は確かに貴方に救われました!」
「そうか……大丈夫皆の事は悪い様には絶対させないから、刀使の力は絶対に必要なんだ、特にアンタ達みたいな年長の経験豊富な刀使は」
勇刀からは今まで纏っていた冷徹な雰囲気は消え、いつもの柔らかい状態に戻っていた
「綾人、和人驚かせて悪かったな」
「ほんとだよ!凄くビックリしたんだからね!」
「あぁ今回の様な事はもう止めてくれ」
「悪かったな、謝りついでにこの子達を護送車まで送ってやってくれ、お前等なら安心して任せられる」
「りょーかい!」
「あぁ、任された」
二人は刀使達を連れて護送車へ向かった
それを見送ったあと尊が勇刀に声をかけた
「勇刀君」
「何だよ尊、お前は初めてじゃないだろ?あの俺を見るのは」
「そうですね、君のそういう所はまったく改善されていませんでしたね、やはり許せませんか?あぁいう手合いは?」
「あぁ、人の想いを踏み躙って自分の欲を満たそうとする奴を俺は絶対に認めない、刀使達はあんな奴等の欲情を発散させる為に命を懸けてるわけじゃない、怖い思いをしてるわけじゃないんだ」
「そうですね、しかしそんな思いがあったとしても今回の君の行動は決して褒められた物じゃないと言う事は解っていますね?」
「解ってるよ、俺もまだまだって事だな、あ~ぁ久しぶりに怒ったから疲れちった、俺達は明日の朝になったら鎌倉に戻るぞ、結芽もそうだろう?」
「うん!それよりさそれよりさぁ!私と立ち合いしてよ!今回の人達ダメダメだったから不完全燃焼だったんだぁ!」
「鎌倉帰ったら付き合ってやるから今は勘弁しろ!」
「約束だからね!おにーちゃん!」
「はいはい、んじゃおやすみー」
こうして事態は着々と終結へと向かって行く
その頃、脱出した可奈美達は
「はっ!誰かがお兄ちゃんのこと、おにーちゃんって呼んでる気がする!!」
「可奈美さんは何を言っておられるのですか?」
「んー、カナミンはユウユウに対するシックスセンスが異常に発達してますカラ」
「要するに変な電波でも受信したんだろう」
「そうですか……」
「愛のなせる技という所かな」
初めて勇刀がブチ切れましたね。
いやー、どうやって怒らせようか、どうしたら怒るだろうかと悩みに悩みましたよ本当に!
それではまた次回!