約二年ぶりの投稿です。
ヨウツウモチデス
すこーし、すこーしずつまた投稿していきますのでよろしくお願いします。
俺は…どうすれば良かったんだ、どうするべきだったんだ…俺は、母さん
勇刀はあれから例の男との戦いの日々を過ごしていた
目覚めては立ち向かい、打ちのめされまた立ち向かうを繰り返していた
「可奈美をお願いね…お兄ちゃん」
母さんゴメン、俺っ
「でも一人で頑張り過ぎないでね、辛くなったら可奈美と二人で力を合わせて、頑張んなさい!」
勇刀の脳裏に在りし日の母、美奈都と交わした言葉が蘇ってきた
あぁ…そうだ、俺ずっと忘れて、一人で抱え込んでたんだ…
ふっ、俺も姫和ちゃんに偉そうな事なんて言えないな
(勇刀と可奈美なら大丈夫!アタシの自慢の息子と娘なんだから自信持ちなさい!)
うん、そうだ…俺は一人じゃない、可奈美がいる、皆がいる、俺には仲間がいる!!アンタがいる!
「・・・・・・・・・・」
「覚悟は決まったか、勇刀」
男は立ち止まり目の前に立つ男の眼を見た
その眼には今までの弱弱しさや怯えは一切無くなっていた、男の眼は力強く自分を捉えていた
「あぁ…決まったぜ、さぁ続きと行こうぜ」
「…いや、その必要はない」
「は?」
「お前は私が欲している物をもう手に入れている、今のお前になら私の名が聞こえるはずだ、さぁ行け勇刀」
男はそういって目の前から消えた
「あぁ、行こうぜ二人で…」
男が消えたのを見送ると勇刀は自分の胸に手を当て精神世界の空を見上げた
そして勇刀が目を閉じ、再び目を開けると布団で寝かされていた
「おはようございます。衛藤さん」
「浦原さん、俺はどれくらい寝てた?」
勇刀が目を覚ますと丁度浦原が部屋に入って来たところだった
「まる3日と言ったところでしょうか、それよりもお腹が空いたでしょう、今テッサイさんにお願いして食事の用意をしてもらいますから、少し待っていてください。」
そう言って部屋を出ようとした時、部屋へ駆け寄ってくる足音と共に「店長ーーーーーー!!!」という声が聞こえてきた、そして襖が勢い良く開け放たれたと同時に
「大変です!リョウメンスクナノカミが出現しました!!」
「っ!!」
起き抜け一発目に聞かされるにはあまりにも重い情報だった
勇刀が去った後の精神世界に人影があった
ったくあの野郎、ノロノロやりやがって
……………
おい、なんか言えよ、気まずいだろうが
俺が言うべき事など何もない、俺はただ彼の行く道が安寧であることを祈るばかりだ
はっ、ありえねぇな…それはお前が一番理解してる事のはずだろうが
それでもだ、それでも俺は祈らずにはいられないんだよ
そうかよ