魔竜転生アクノロギア 意図せず原作をブレイクするようです。ただし別のな! 作:前虎後狼
あくのろだいありー1(石版)
○月✕日
気が付いたらドラゴンになってました、まる。
·········マジでこれ以外に書くことねぇな。
いやホントに、なしてこげなことになっとるん?
わけわかめすぎて吐きそうなんだけども。
とりあえず現状整理と精神を落ち着かせる為にも、今日から日記をつけようと思う。とりあえず人間らしい事をしていれば自然と落ち着くはずだ。
さて、俺は誰だったか。
どこにでも居るふっつーうの日本人だったのは確かだが、その自分の名前も思い出せないでいる。
気が付いたらどこもかしこも森森森と、緑色の絨毯の如く広がっている樹海の上を飛んでいた。
というか、もしかして俺目覚めるまで居眠り運転よろしく寝ながら飛んでたのか?だとしたら超怖いんだけど。
そんでもって目が覚めた俺は何故か空を飛んでいる事、そして視界に映りこんだ大木かってくらいに太い異形の腕、ってか前足?を見たことで見事SANチェックに失敗。
いや、めでたくないけどもね?ふざけてないとやってられないのよ。
しかも落ち着いてから自分の腕をよく見てみるとさ、うん。
黒い体色に特徴的な紫色の紋様が浮かんでるのよね。
それ見た時にさ、もしかしてって最悪な予想が頭を過ったのよ。
これもしかしてアクノロギアじゃね?
アクノロギア。
それはFAIRYTAILという漫画作品に登場する最強の竜にしてラスボス
最も凶悪と言われた、というか最初はコイツがラスボスだろと思っていた黒魔道士ゼレフが「時代の終わりを告げる黒き竜」と称して恐れるほどの化け物。その正体は滅竜魔法を与えられ後に竜の王となった滅竜魔道士の人間。
そして多くの竜まで殺し続け、竜の返り血を浴び続けた結果、最終的に肉体が竜に変化してしまった。
率直に言おう。俺詰んでね?
俺が、というかこの身体が原作通りのアクノロギアだとすると既に竜王祭、アクノロギアが滅竜魔法を得たきっかけとなった竜同士の争いが終わった後ということになる。そんで悠々自適と飛び回っている所に俺という人格が憑依してしまったとしたら──(ここから先は文字にすらなっていなく解読不能)
△月□日
先日はまたSANチェックに失敗してしまったがもう大丈夫だ。
何も問題は解決してないけど気にしたら負けだ。うんそうだだからもう気にしないことにしよう。
それはそれとして、この身体が本当にアクノロギアというのなら試したい事が幾つかある。
それはもちろん滅竜魔法、もといアクノロギアのスペックだ。
アクノロギアの滅竜魔法はその悉くが謎であり、グランディーネが魂を抜き取る滅竜魔法を使うと言及したぐらいしか分かっていない。
それが本当なら易々と使う訳にはいかんしある程度の力を確認しておかないと今後どうするかの判断に困る。
というわけでまずはブレスを試すことにした。
もちろん砲口を向ける先は何も無い空、すなわち上へ向かってだ。
なにせこのブレス、島一つを容易に消し去ることが出来る威力を持ったトンデモ兵器だ。当時読んでた身としてはこんなんチートやチーターやん!と叫んだのはいい思い出だ。
このとき、虚空に向けてならちょっと力込めてもいいよね?って思った数分前の自分を全力でぶん殴ってやりたい。
空に向かって喉のところで溜めてた力を解放したら、ごんぶとの柱みたいなビームが空に向かって伸びた。
ここまでは予想通りだったんだよ。
んで、この後何が起こったかを簡単に説明すると。
空が割れた。
それも某白髭がグラグラの実の力使った時みたいに亀裂が入った。
しばらくしたら空も元に戻ったけども、かくいう俺は空いた口が塞がらなかった。
次からは自重しよう。