魔竜転生アクノロギア 意図せず原作をブレイクするようです。ただし別のな!   作:前虎後狼

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ここまでお付き合い頂きありがとうございました。

北欧神話編、終結。


征け、黎明のその先へ─────

 

全ての物事には始まりがあり、終わりがある。

如何なることにおいても、これだけは決して覆せない絶対の法である。

 

生命も、文明も、道具も、神のような空想ですら、何かしらの起源より生まれて、やがて終わりというゴールにたどり着く。

物語に起点があるならば着地点となる終点が必ず存在しているのだ。

 

世界はそうして回っている。

古きものが終わり、新しきものへとバトンを繋ぐ事で続いていく。

 

幾度となく繰り返される生命から生命への橋渡し。

 

終わる命から始まる命へと、人の意思は受け継がれていく。

そこに親しき者との決別が訪れようとも、人は悲しみを乗り越えられる。

残るのは絶望ではなく、明日への希望。

 

これを、愛と希望の物語と云う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今宵が······最後の夜となるか」

 

すっかり古びてしまった木のテーブルを指でなぞり、刻まれた小さな傷を指先で感じ取る。

 

本当にあっという間だった。シグルドの死を乗り越えて早四十年、それでも時間は進み続け子ども達も皆独り立ちするまでに成長した。

昔は子ども達の笑い声で溢れていたこの家も、今ではやけに広く感じてしまう。

 

いまやこの家に残っているのはロギアとグートルーネ、そして。

 

「どうにも、ならないのですか·········?」

 

そして、シグルドとブリュンヒルデの子アスラウグ。

親を亡くしたあの日より、アスラウグはロギア達とこの人の住む街から遠く離れた山奥でひっそりと暮らし始めた。

この四十年、魔竜と共に過ごした銀色の乙女は、最初に会った時と何ら変わらぬ姿でいる。

極めて高い神性を有するが故に常人の何倍もの時間を生きられるが、それに比例して身体の成長も極めて遅い。

小さな身体で魔竜を見上げる瞳には、親を失ったあの日の悲しみが灯っていた。

 

そうなるのも無理はない。なにせ今日の晩がグートルーネの最後、定命の者の運命の日だからだ。

 

「ならぬな。これは人の運命だ。定命の者は我等のように長くは生きられぬよ。まぁ、グートルーネならばたとえ命を長らえさせる秘術を聞かされたとて、一笑に付して断るだろう」

 

元より、人と人ならざる竜とでは歩む道のりの長さが違った。

 

人の生は精々が六十年と少し、長くても百を迎える頃には終わりを迎える。

対して竜は如何程だろうか、千年?二千年?それとも一万年?正確には分からないが、永遠に近い時を生き続けるに違いない。

 

そもそも、人と共に歩む竜というのが既に余程の変わり者である。

人の一生は竜からしてみれば一瞬の出来事に過ぎず、人に関わり過ぎれば要らぬ情を抱く。それを繰り返せば、竜はやがて狂い果てるだろう。

 

だからこそ一線を引くべきなのだ、人と竜は。

 

竜が人を愛してしまえば、一人取り残される悲しみに耐えられないから。

 

そして、アクノロギアの言葉にも嘘があった。

アクノロギアの滅竜魔法は魂を抜き取るモノ。即ち、魂に干渉できる魔法なのだ。それを用いてグートルーネの魂を抜き取り、別の器へと移せればグートルーネはもう一回分の生を謳歌出来る。

 

だが、それだけは出来ない。

何故ならば彼が述べた通り、そんな術があったとてグートルーネは断るに違いないからだ。

 

だから、アクノロギアは使わない。

この別離の運命すら覆しうる反則の力を。

 

「それにな、人というのはそれだけ長く生きてしまえばやがて魂が腐ってしまう。グートルーネのように高潔な魂を宿していてもだ」

 

そんなグートルーネの姿など、見たくはない。

勝手な願望の押しつけに等しいのかもしれないが、アクノロギアにとってグートルーネという女はそれだけ特別でいて欲しい人物なのだ。

 

「おじさんは·········悲しくないのですか?」

 

「悲しいとも。このような思いを抱く事など、決してないと思っていたのだがな······お前の父と母が伏したと知った時に、我は弱さを得てしまった······」

 

魔竜の表情は相変わらずの鉄面皮だ。それでも僅かに細められた瞳には、深い悲しみの色が見て取れる。

 

「儘ならぬものだな······人の生に、付き添い続けるというのは·········」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────無音。まるで自分以外の全てが水泡に帰したかのように消えてしまったような錯覚に陥る。

衰えた眼は最早ぼんやりとしかモノを映さず、腕を動かすことも叶わなくなった。

 

長い時を生きたものだ。

一国の姫という地位を降り、女としての幸せを諦め、魔竜の導きのままに空を巡った。

たくさんの知らないを知った。食べたことの無い食事に舌鼓を打った。

親を亡くした子ども達を育て、母として過ごせた。

 

多くの喜びを、少女は与えて貰った。

 

無論、悲しい事が無かった訳ではない。

愛した人に先立たれた悲しみは、今もこの胸の内に大きな疵を残している。

順風満帆とは言えなかったが、不思議と姫はこの生に満足していた。

 

思い残す事は───

 

「───ロ、ギアさま···?」

 

床に伏したグートルーネの近くに、一際大きな気を放つ誰かが立った。

その大いなる波動を、彼女は知っている。

ロギアだ。今この時まで共に歩み、見守ってきてくれた共犯者。

これから先も変わらずあり続けるだろう竜が、そこに居る。

 

「具合はどうだ?苦しくはないか······?」

 

何よりも強く畏怖される魔竜の放つ声には、いつものような覇気がなかった。今にも消えてしまいそうなロウソクの火を消してしまわぬように、最大限に気を使っているかのような、憂いを帯びた声色だ。

 

「だいじょうぶ、です······こほっ、まだまだ、だいじょう·········」

 

「無理をするでないグートルーネ·········もうその身体では、言を音にする事すら辛かろう」

 

魔竜は横たわる姫に視線を落とす。

瑞々しかった肌はかつての張りを失くし、顔には幾つもの線が浮き皺となってしまっている。多くのものを魅了した金の髪は色艶を喪い、すっかりと色が抜け落ちて雪のような白へと変じてしまっていた。

 

時間が経つにつれてグートルーネの体はどんどんと衰えていき、ついには一日中を床の中で過ごさねばならず、ほとんど寝たきりの状態になってしまった。もうじき、グートルーネは人としての寿命を全うし、その生涯に幕を閉じるだろう。

 

もう満足に体を動かせないでいる彼女に、ロギアはいつからか抱いていた疑問を投げかけた。恐らくはこの語らいが、彼女との最後の時間になるだろう。

 

「なあグートルーネ、お前から幸福を奪った我が言えることではないが······新しい恋を見つけるというのも、お前なら選べたのではないのか?」

 

グートルーネはこの生涯において、ただ一人の男だけを見つめ続けた。

後にも先にも、彼女が愛したのは一人だけ。それが実らぬ恋だと分かっても、その恋慕を捨て去ることだけはしなかった。

竜は、それが何よりも気掛かりだった。

たった一人に拘らずとも、一人の女としての幸せを手にしたいのであれば、新しい恋を見つけるというのも一つの道であるから。

しかし、彼女はそれを選びはしなかった。

ずっとずっと報われぬ思いを抱き続けるのは、とても辛く苦しいはずだ。

 

「ふふ······それは、ありえません。わたしには、彼しか·········シグルドさましかいなかったのです·········」

 

魔竜の率直な疑問に、グートルーネは淡く微笑んで返した。

絶対に変わる事ない永遠の想いを、その全容を明かした。

それは、とても簡単なことだった。

 

「わたしが、恋をしたのは······後にも先にも、あの人だけ·········この恋が、実ることはありませんでしたが·········その想いは、決して無駄ではないのです·········」

 

好きになった人を愛したい。それが実らぬものと分かっていても、その気持ちを偽りたくないから。共に在れぬと悟っても、この想いはただ一人だけに捧げたい。そんな、とてつもなく面倒な女(恋に一途な一人の少女)の、嘘偽りない真の愛だった。

 

「恋とは······報われる報われないでは、ないのです······愛とは、返す返されるでは、ないのです······たとえ、実らずとも······報われないのだとしても······誰かを、好きになったというのが、大切なのです·········」

 

悔しい思いもあっただろう、辛くもあっただろう。だが彼女は、過去を捨てずに胸の内に抱き続けた。

 

「見返りが欲しいのではないのです···········応えられなくとも、選ばれなくても、誰かに愛を届けられたなら·········その人を、好きになれたなら······それで、いいのですよ·········」

 

姫であった女は、ただ一人だけを思い続けた。

 

「笑ってくれて良いのですよ······?こんな、未練がましい女の、聞くに堪えない独白など······だってわたしは、ブリュンヒルデ様を······心底羨ましいと思っていたのですから······シグルド様の、けほっ·········隣に居るのが、わたしだったならと·········自分であきらめたもしもを、いつも夢想していました······わたしも、しょせんは俗物なのです······こんな、愚かしいおんなが·········」

 

「よせ、これ以上己を卑下するでない······」

 

今際の際に次々と溢れ出す、一人の女の心情。

涙を滲ませながら、あの時と変わらぬ微笑みを湛えて。

女の独白にやるせなくなった魔竜はもう上がらない老いた手を取り、握りしめた。

 

「嫉妬する事の何が悪い?それは人間が持って至極当然の感情だ。幸せを求める事の何が悪い?お前はそれを、愛する者のためとして自ら投げ捨てたではないか。でもそれでもと縋り付く事の何を恥じる?あぁしかし、やはりお前はお前なのだな。なんとも健気で、優しき女よ────」

 

グートルーネの零した弱音を否定するように、魔竜は言葉を捲し立てた。

魔竜の声は、震えていた。かつてない程に、それを自覚せぬまま。

 

「グートルーネ。お前は何よりも気高く、そして美しい。この我が認めたのだ。だから、もう己を卑下するな。これ以上は我が許さぬ」

 

ピントが合わない視界の中、グートルーネは確かに垣間見た。

恐れるものなどない魔竜の顔が、恐怖しているかのように酷く歪んでいたのを。親しき者との別れを経験した。しかし魔竜は、再びそれが喪われることをなによりも恐れた。数十年を共に過ごした者との永遠の別離を、恐れてしまった。

 

グートルーネは、ただただ嬉しかった。

自分の死をこれ程までに惜しんでくれる人が居るということに。

 

この竜ならば、人の生死すら如何様にも出来るかもしれない。嫌だというなら、その力を使えばいい。

だがそれをしないのは、グートルーネの意思を尊重しようという彼なりの優しさだった。

 

「アクノロギア様、私の最後の願いを、聞いて頂けますか·········?」

 

もう動かす事も難しいはずの手に、指に、ほんの僅かに力が籠る。

そして魔竜は悟る。彼女にはもう時間が無いと。この最後の懇願が、竜と姫の最後の約定だと。

 

「待てグートルーネ······まだ、まだ我は······!」

 

「どうか、人を愛してください·········私達を、人間の行く末を······見守っていてください······」

 

姫が竜へと掛けたのは、小さな呪い(祈り)だった。

 

「·········っ!」

 

「私達の何倍もの時間を生きて、多くを見続ける貴方に······子を慈しみ、愛する事を尊いと思う貴方に······どうか──」

 

掠れていく声がかろうじて形に成した、女の言葉を心に刻む。一言一句聞き逃すまいと、竜は───

 

「にんげんを·········こどもたちを···············みま、もって············」

 

何物をも掴む竜の腕より、姫の手が零れ落ちた。

そして、本当の静寂が訪れた。

共犯者の胸からは生命の鼓動が止み、一つの夢が幕を閉じたのだ。

 

「───良いだろう」

 

そして、竜は願いを請け負った。

愛に殉じた女の願いを、最後の(よすが)として。

 

「その祈り、このアクノロギアが聞き届けた───眠れ、姫よ······」

 

魔竜は零れ落ちた姫の手を掴み、自らの額に押し付けた。

その思いを忘れぬと、記憶に焼き付けるように。

それはまるで、幼子が親の手に縋り付き泣いているかのようで、何よりも尊大に見える魔竜が、迷子になった子供のように見えた。

 

 

 

 

再び掴んだ姫の手は、とても冷たかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黎明が過ぎ、白昼を超えて、夕方を経て、再び夜が訪れる

 

何度も何度も作り直された木組みの家の傍らに、木で作られた十字架が立つ。そこに、多くの子を慈しみ育てた、一人の女が眠っている。

 

その者の名を、グートルーネ。

愛に生き愛を貫いた、何よりも暖かく強かな乙女。

 

「人を、愛するか·········」

 

十字立つ墓の隣で、魔竜は満つ月を仰ぎ見る。

優しくも儚い光を放つ月に、昏い双眸は何を思うのだろう。

人の命の儚さか、それとも人の夢見る理想か。

それか、一人残される痛みと悲しみか。

 

「アスラウグよ、お前はこれからどうしたい?シグルドらのように武に生きるのか、それともグートルーネのように平穏を望むか」

 

すぐ隣で同じ空を見上げる友の忘れ形見へ、魔竜は問い掛ける。

 

「······まだわからないのです。自分の生き方も、願いも、目的も······」

 

しかし英雄の娘には、まだなにも見えていない。返すべき答えが見つかっていない。この四十年近く、

 

「だから、わたしはおじさんに付いていきたいのです。右も左も分からないから、手を引いて貰うのですよ」

 

だから、着いていく。

自分の生きる理由を探す為に。

見果てぬ地平への航路を、大空という大海を征く魔竜の背に乗り共に行かんと。

 

「フン、勝手にするがいい·········そして、何用だ?北欧の大神よ」

 

雷神を下した魔竜と親より神性を受け継ぎし半神半人。

二つの強大な存在が立ち尽くす草原に、幾つかの神性が降り立つ。

 

北欧の大神オーディン。

ワルキューレ統率個体。スルーズ、ヒルド、オルトリンデ。

 

ヴォルスンガの血族であるアスラウグからすれば己の祖であり起源。

血の始まりとされる大神の姿に目を剥く。

 

「こうして相見えるのはこれが初となるか、げに恐ろしき竜よ」

 

「我としてはな。貴様からすれば我の姿を拝むのは二度目ではないか?」

 

「クク······貴様にしてみればそうか······さて、魔竜よ。貴様はこれからどうするというのだ?」

 

「これから、か············」

 

北欧を揺るがす者。世界に破滅すら齎せる存在。

その答え次第では、大神は槍を振るわねばならない。

 

大神の問いに、魔竜は振り向かぬままで答えた。

 

「───我は飽きた」

 

示されたのは、静謐の終焉であった。

 

「この世界に飽きたぞ、北欧の大神」

 

「──その言葉を、どのような意味で紡いだ」

 

「そのままだ。我はもう、この世界に飽きた。留まる理由がない。壊す意味もない」

 

視線を星空に浮かぶ満月から、高く聳える山々へと向けた。

その先には、この家より旅立った子ども達がいる。

 

「だから、ここではないどこかへ。此方より彼方へと。まだ見ぬ世界へと。この大翼を広げ飛び立とうと思う。尽きることなき可能性をこの目に写し取るために」

 

あの子達ならば、きっと思い思いの未来を描けるだろう。

だから、もう子離れの時だ。ここに留まる意味もない。

 

なにより、グートルーネと交わした約定がある。

人を見守れと、人を愛せと。

ならば、そのように振舞おう。

ここだけではない、多くの世界を旅して。

潰えようとする可能性を、さらに広く大きなものに変えるために。

 

「案ずるな大神よ。我はもうこの世界より飛び立つ。貴様の悩みの種となることはない」

 

「そうか·········」

 

ここには多くの思い出を残しすぎた。

喜びも悲しみも、全てこの地に眠っている。

友との再会も、別離も。子ども達との思い出も。

 

「儂としても引き止める道理は無い。しかし、貴様に共をするのが我が血を引く子のみというのはな······故に、貴様にはお目付け役として我が娘達、スルーズ達を預ける」

 

「······なんだと?」

 

突然のことに、ロギアも動揺を露わにした。

どう話が繋がればそうなると、思考に空白が生まれるが、その説明が他ならぬ少女達の口から語られる。

 

「貴方という存在が周囲に与える影響は強大に過ぎます。もし他の神話においてもその力振るわれるとなれば、被害は如何程になるか」

 

「だからあたし達が君のストッパー······になれるか分からないけど、せめての見張り役として付いていこうって話」

 

「それにあの男······シグルドとブリュンヒルデお姉様と親しくあった貴方に多少の興味があります」

 

「そういう訳である。元より貴様の力をなんのしがらみも無く外に放り出せばどうなるか等想像に容易いのでな」

 

「······そういう事であるか」

 

当然の帰結であった。

不穏にして危険な因子を野放しにする事の危うさと恐ろしさを、オーディンは懸念している。実際にこの魔竜が好き勝手に暴れた際の被害がどれほどのものか、大惨事になることは間違いない。

 

「ふむ、まあ良いか。少々面倒ではあるが、飲んでやらんことも無いか」

 

一人納得したロギアは魔力を解放し、いつものように元の姿へと戻る。

吹き荒ぶ突風に目を瞑るワルキューレ達と、長い髭を荒風に揺られながらも残りし片眼で以てロギアを見詰め続けるオーディン。

 

オーディンは、漸くその魔竜の一端を知った。

 

「貴様、もしや元は人であったのか?」

 

『────さて、な』

 

叡智手にしたこの目で以てしても、見通すことの叶わなかった魔竜の深層。

その一端を、竜へと変じゆく中垣間見た気がした。

それを聞いたところで、この魔竜はのらりくらりと躱すのだろうが。

 

完全に姿を変えたアクノロギアにアスラウグは駆け寄り、その背中に飛び乗る。

 

「でっかぁ······」

 

「これが、私達が戦った······」

 

『では、征くとしようか。遅れるでないぞ、我が旅路に追従せんとするならば』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「永遠の旅人よ、貴様はいったい何処へ行くのだろうな」

 

遥かなる空へと竜と愛娘達は飛び出した。

 

果てない旅路に、竜の求めし答えはあるか。

 

それは大神の目で以てしても見通せぬだろうが、せめてもの報いがあることを祈る。

 

「征くがいい、黎明のその先へと。貴様の歩んだ後に、美しき花が咲くことを祈っておるよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは、壮大な世界を巡り回る、一匹のドラゴンの長い長い旅路の始まり。

 

 

 

 

 

 

 




あくのろさん物語第一幕。竜殺しと乙女、ここに完結。

次回のあくのろさんも見てくれよな!(露骨な閲覧推奨)

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