魔竜転生アクノロギア 意図せず原作をブレイクするようです。ただし別のな!   作:前虎後狼

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中二病(ATフィールド)、全ッ壊☆


あくのろだいありー3 副題:神は言っている、俺に死ねと

・月-日

 

流石にやりすぎた。反省も後悔もしている。

つい先日の俺ことあくのろさんドラゴン大虐殺事件(犠牲者不明)の折に力を解放しすぎて地面を滅茶苦茶してしまった。

いやだって出会い頭にぶっぱなしてくるんだもん。初対面のドラゴン相手にさ。だからついカッとなってやった。目には目を歯には歯を、ブレスにはブレスを。ハンムラビはやっぱり正しかったんや。

ギル様といいバビロニアの王様賢王ばっかりだったのでは?いや知らんけど。某運命に出会うゲーの知識程度やけども。

えっ?お前のそれは過剰火力だろって?安心しろ、自覚はある。

 

しかしまぁ、あくのろさんロールプレイ(笑)にますます磨きがかかることはおいといて、現状にも目を向けるとしよう。

 

先に述べたあくのろさん暴走の巻の時に盛大に暴れまくったせいか、なんか変な世界に迷い込んだみたいなのよね。

あれかな世界の法則が乱れてあくのろさん裏世界進出みたいな?若しくは世界がヤバいやつ認定して排斥にかかったとか?ハハハ、笑えねぇよ······

 

まあ、いかにも異世界ってか異界みたいな感じではないのよね。

景色も普通に森があって山脈が並んでて、ごく普通の自然が息づいているし。

じゃあ何が違うのかって?

なんかこう、どう言葉にしていいか分からないんだけどもね?

空気が違うというかさ、真水と海水くらい違う感じのピリピリ感があるのよさ。

 

そんな違和感に晒されながらも、あくのろさんは引き続いて人のいる所を探すことにしましたとさ。いい加減休みたい。

 

 

 

 

☆月★日

 

マジックドラゴンあくのろさん!今日起こった三つの出来事!!

 

一つ、途中で見つけた泉の水を啜ろうとしたら視線を感じた。きさま!見ているなッ!

 

二つ、天から降りてきた見目麗しい乙女達と遭遇。ふつくしい······

 

三つ、やべー奴認定され光の槍を雨の如く投げられた。なんでさ。

 

 

あかん、マジで泣きそう。

ようやく人型の話通じそうなのと会えたのに、会えたのにっ···

この姿なら仕方ないけどさ!あくのろさんだからね、仕方ないネ!是非もないネ!って出来るけどさぁっ!!

そろそろメンタルがヤバいのよ!体の方はあくのろさんのチートスペックでどうとでもなるけど、心は貧弱一般人より格下のガラスハートなのよ!

どこかの弓兵さんよりも脆いんですよ!!

 

いい加減救いをくださいィィィ!!

 

 

 

追記、例の女の子達からは魔竜の咆哮(音撃バージョン)で混乱させている内にトンズラさせていただきました。可愛いは正義、可愛い女の子は至宝。これ、世界の理な。

 

 

 

 

 

 

 

(たす)(ひく)

 

お友達が出来ました(白目)

 

それもとんでもなくおっかない魔剣(ドラゴンキラーEL)ぶら下げたとびきりのヤベー奴に。

 

っべーよマジべーわ。どんだけっべーのかというと織田信長が女性化されすぎてほんとに信長女性だったんじゃね説が打ち建てられんくらいに。

是非も無いよネって言いながら三千世界(さんだんうち)ブッパしてくるよ。たぶんあくのろさんでも死にかねんわ。

 

んで、何があったかと言うとね。また人間と出会ったんですよ。

いきなり攻撃も仕掛けてこないし割と友好的な人なのよさ。口調固いけど。なんならあくのろさん補正が効いた俺も超偉そうな話し方だけども。

 

それだけなら良かったのにさぁ······その人が握ってる長剣から漂うそれが恐ろしいことこの上ないんだよ。

殺してやるっていう明確な殺意が剣の方からダダ漏れなんだもん。

魔法ですらないからあくのろさんにもどうにも出来へんがな。

 

何とかなりはしましたがね!生きた心地がせんかったとよ!!

 

やはり言葉は偉大である。言葉を尽くせば分かってくれるんやなって。

まああくのろさん翻訳でかなり勘違いされた気がしなくも無いけどな!

 

 

まあ、それはどうでもいいんだ。重要な事じゃない。

 

一番の問題がさ、その当人だったのよね。人格がとかじゃなくて。

 

ドラゴン抹殺剣っていったら大体思い浮かぶのはジークフリートのバルムンクかシグルドのグラムのどっちかかなって。

FAIRYTAILの世界にこっちの神話の英雄がいたのかなんて知らんけどもさ。

んでそのどっちかだろうって当たりを絞って推察してたんだけどさ、残念なことに一発で分かっちゃったよ。

 

節子、それジークフリートやない 、シグルドや。

 

え?なんでわかったのかって?

彼の身につけてるものが特徴的過ぎたんですよ。

 

ガネメが着いてた、ガネメが。

 

叡智の結晶こと眼鏡付けた、声が社長の竜殺し。

 

もうお分かりですよね?つまりそういう事です。

 

 

 

この世界、FはFでも妖精(Fairy)ではなく運命(Fate)の方だったみたいです。

 

 

 

えぇ·········(困惑&絶望)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日、英雄は未知に出会った。

 

 

その英雄は紛れもなく、最強の戦士だった。

 

力、頭脳、すべての技能に於いて余人に勝る、無双の英雄として語られる兄弟の中でも、最も優れ、気高き戦士の王と讃えられた男。

 

最高の神馬スレイプニルの子、グラニを永遠の友として、地上の何処までも駆け抜けてみせる人間。

 

かのジークフリートと並ぶ、北欧最強の英雄。ジークフリートと同根の大本を持つとも、時には大本そのものだと言われる英雄。

 

大神の持つ神槍グングニルにより打ち砕かれた、大神の試練を克服したシグムンド王の魔剣グラムを新たに打ち直し、新生させた、驚異の剣士。

 

フンディング王に連なる軍勢を打ち倒し、父王シグムンドの仇討ちを成し遂げた歴戦の猛者。

 

そして、グニタヘイズの貪欲なる輝きの悪竜現象(ファヴニール)を単身で討ち果たし、竜の心臓を口にして、無敵の力と神の智慧を手にしたという勇士。

 

最強の竜殺し。その名を、シグルドという。

 

誰も並び立つことの叶わない無双の英雄。

北欧の神々や戦乙女(ワルキューレ)達が惚れ惚れする洗練された武技と気高き魂を持つ、当代最高の魔剣使い。

 

その内面は極めて堅く、感情が表情に現れることは殆ど無い。

まるで氷のように冷ややかな者だと、人によってはそう評すだろう。

 

 

 

そう評されるのも頷けるほどに、いまの彼の表情は冷たく、強ばったままだった。

 

彼が相対する存在が、自然と英雄をそうさせた。

 

「───名も知らぬ竜よ、貴殿に問いたい」

 

『···············』

 

見上げねば視界に収めきれぬほどの巨躯、空をも覆い尽くせる闇の翼、見るものに絶望を与える紫の刻印。

そして、視線が交差して初めて知覚する、深淵の底のような黒き■。

 

それが竜であることは誰でも理解できる。

 

否、アレは竜では無い。

貪欲なる悪竜を斬り伏せた彼だからこそ、気づけた。

竜であって、竜ではない。

もっと違う別の何か。

 

恐ろしい力を有している。

 

凄まじい圧が雪崩込む。

 

だが、悪意が感じられない。

 

「貴殿は悪を是とする邪龍か?それとも──」

 

人に仇なすものでは無い。

 

戦士の王にはそう見えた。

この巨大なる幻想の奥底には何が沈んでいるかなど想像もつかないが、まるで、そうまるで──

 

 

 

──救いを求める幼子のように

 

 

『───ククク、我が何者か。とはな』

 

程なくして、深淵の如き巨竜から回答が返される。

 

『我は竜だ。求め、欲し、奪い、喰らう。黄金が如き強欲が意思を持ち、あるがままに碧天(そら)を翔け地に君臨する、魂宿りし天災。それが竜だ』

 

大いなる翼を広げて、絶対者は英雄へと告げる。

 

『我が何者か、そう問われたならば、我はこう返そう。竜殺し』

 

意思持った厄災、呪いと称される悪意。それが竜。

 

しかしこの時から、そう認識していた英雄は確かに変わり始めた。

この、悪龍でも邪龍でも無い、魔なる竜を友として迎え入れたその時から。

 

『我は絶対の個。同族(ドラゴン)を喰らい殺し、天上に座す傍観者(神々)にすら牙を向ける、竜の中の竜。我欲の究極、魔を統べる翼』

 

それは後に、あらゆる神話において突如として現れた謎の存在として語られる、黒き竜。

 

『我は竜、魔をすべし竜。名をアクノロギア──

 

 

 

 

魔竜、アクノロギアである!!!』

 

 

 

 

そして後に、その黒竜に初めて出会い、その名を初めて魂に刻んだ人間として語られる英雄シグルドとの、最初の邂逅であった。




あくのろさん、ようやく勘違いに気付く。(なお、新たに勘違いし連鎖が続く模用)
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