GOD EATER ~狼の追跡者~   作:黒槍

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GE2買った人、どんな感じ?
バレットエディット、どうなってる?
また疑似墓石とか作れそう?
バレットエディットが楽しみで楽しみで仕方ないんだけど!




 第1話(2) ルーキーのいない第零部隊の一ヶ月・前編

「…支部長が、本部に拘束されているだと?」

 

「…らしいね~…内部告発でもあったのかな~?」

 

 

 

 

 

隊長がフェンリルの長から出された条件は、フェンリル戦船支部の調査だった。

 

その理由については、調べれば分かるとの事で、二人は調査をアラガミ化からこちらに切り替える事にする。

 

すると、どうやら長の言う事は真実だったらしく、一般に公開出来る程度以上の情報が溢れていた。

 

「…これは…ひどいな。情報統制がまるで出来ていない」

 

隊長がそう言うと、紅茶隊員はやんわりとそれを否定した。

 

「う~ん…でも、これじゃあどこまでが正しい情報なのか、判断出来ないよね~…」

 

そう言われて、隊長は端末に表示されている資料を簡単に流し見してみる。

 

「…!これは…同じ実験の報告書だが、結果が食い違っている…?こっちは隊員名簿のようだが…日付と隊員の人数がおかしい。明らかに増減の差が開き過ぎているし、名前もところどころ入れ替わっている…」

 

確かにと唸りながら、隊長は端末に表示されているとんでもない数の情報を睨み付けた。

 

「ね~?…これじゃあ、どこから手を付けていいか分からなくなっちゃうよね~…だから、支部長を本部で拘束したままになってるんだろうけど~」

 

紅茶隊員は、同じ実験と思われる報告書のみを一か所にまとめると、その数は30を超えた。

 

「…え~と…これと、これと、あとこれかな~?読んでみて隊長~」

 

その内、三つを取り出して、後は全部弾いた。

 

「…神機に偏食因子を保存する方法とその結果…?何だ、これは?…こっちは、新しい偏食因子の構造と具体的作用について…?…偏食因子の多少が及ぼす理論値と測定値の差…?」

 

隊長は取り敢えず、内容には目を通さずにタイトルだけ読み上げる。

 

「…どれも偏食因子についての実験か…?」

 

紅茶隊員は、隊長が読み上げたタイトルに近いものを残りの報告書から探し出すと、他のものを弾いた。

 

「…はい、取り敢えずそれに関連した報告書はこれで全部だよ~…あ~喉渇いた~」

 

全部で10近い報告書を端末に保存させると、隊員はそそくさとティーポットからティーカップに紅茶を注ぐ。

 

「…ん~…生き返る~………」

 

紅茶で渇いた喉を潤すと、そのまま紅茶隊員は寝息を立てて寝てしまう。

 

「…これと、これが組み合わせになっているのか…こっちは、これとこれの実験を組み合わせて検証していて…これが、これとこれの実験の方法を変えて実験しているのか…すると…」

 

端末とにらめっこをしながら、隊長は偏食因子実験報告書を精査し始めた。

 

 

 

 

 

「…んん~…よく寝た~…」

 

紅茶がすっかり冷めてしまった頃、紅茶隊員は伸びをして目を覚ました。

 

眼鏡が絨毯の上に落ちる。

 

「…お~…眼鏡眼鏡~…」

 

イプシロンを二つ乗っけたような顔で眼鏡を拾うと、紅茶隊員は眼鏡を装着した。

 

「…あれ、隊長いない~…?」

 

今更のように隊長の存在を思い出した隊員は、端末の前にいるはずの隊長がいない事に気付いた。

 

「…ま~いっか~…」

 

紅茶隊員はベッドに飛び込むと、そのまま寝てしまった。

 

「あっ…トイレ行かなきゃ~…」

 

 

 

 

 

「…うーん…フェンリル戦船支部の支部長が、偏食因子についての研究に力を入れていた事は分かった。しかし…何かが欠けている…」

 

隊長は自室に籠って実験結果報告書から得られた、正しいか正しくないかは別として、情報をまとめていた。

 

「…仮に、これら全ての辻褄が合っているとしても、支部長が拘束されるような理由になるとは思えない…」

 

ベッドに背中からダイブすると、隊長は背伸びをした。

 

「…内部告発か………ん?…内部告発があったとしたら、内部告発をした奴は何らかの処分を受けている筈じゃないか…?」

 

ばっと隊長は体を起こすと、ベッドから降りる。

 

「…不審な処分を受けている隊員、もしくは研究員を探し、そいつが関わっていた部隊や研究から割り出すしかないな…なかなか、骨の折れる任務だ」

 

隊長は、紅茶隊員がやっていたのと同じ操作を、自分の端末から行う事にする。

 

「………よし。さて、隊員名簿と研究員名簿を………」

 

242件。

 

隊長の目が点になる。

 

ごしごしと目の周りを服の袖で拭うと、隊長は再び端末に視線を向けた。

 

242件。

 

「………ふふふっ………しっかりとした情報管理じゃないか。日付や人数の誤りと、名前の入れ替わりがなければな…!」

 

目の周りを拭った時に目にゴミでも入ったのか、隊長は目の端に涙を浮かべながら端末を睨みつけた。

 

この作業に一週間近い時間を費やす事になるとは、隊長はこの時は思いもよらないのであった。

 

 

 

 

 

「…あ~…隊長の代わりに、名簿整理してあげよ~…」

 

日付が変わった頃に目を覚ました紅茶隊員は、そんな事を言いながら紅茶を口に運び、

 

「…不味い~…」

 

すっかり冷めて、しまいにはゴミまで浮いていた紅茶を、口の端から零した。




あ、活動報告の方に雑談用の板立てておくので、感想欄には感想を書いてくださいね?絶対ですよ?

…お願いします。

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